日医発第579号 (法安84 ) 平成27年9月 18 日 都道府県医師会長 殿 日 本 医 師 会 会 長 横 倉 義 武 法務官署の医療への御支援と御協力 へのお願いについて (周知依頼) 平素より貴会管下における法 務官署での医療への御協力には、心より感謝申 し上げます。 さ て、 ご 承 知 の よ う に 平 成 27 年 8月 27 日の 衆議院本会議において 「矯正医官の兼業及 び勤務時間の特例等に関する法律」 が成立 し、 同年9月 2 日より公布 され、 矯正医官の他 の医療機関 との兼業やフ レックス勤務が可能となり、 矯正医官の不足の状況改善 が望まれ るところであります が、 ご承知のとおり、 法令官署での矯正医官の充足率は依 然厳 しい状 況下にあります。 そ の よ う な 状 況 を ふ ま え、 こ の 度、 上川 陽 子 法 務 大 臣 よ り 本 職 に 対 し、 同 法 律 の 成 立 へ の御礼と、 法務官署の医療 全般 への協力依頼の 申 し入れ がありま した。 つき ま しては、 本法律改 正の趣旨をご理解いただき、 貴会管下会員への、 法務官署での 医療に対する 理解と ご協力 への格別のお 取りはからい方、 お願い申 し上げます。 ◎ 平成27 年 9月1 1 日 法 務 省 法務官署の医療への御支援と御協力のお願いについて これ ま での御協力 への感謝 法務官署の医官については, 次のような危機的な状況にあります。 ( 1 ) 矯正施設 (刑務所, 少年院等) では, 本年8月1日の現員2 5 8 人 で 7 0 人もの欠員が生じている状況 ( 2 ) 入国者収容所 (茨城県牛久市, 長崎県大村市) では, 常勤の 医師が1人も 確保できておらず, 2人の欠員が生じている状況 このような中, 貴会からは, 都道府県医師会長宛て矯正医療の窮状に関する 周知文書の送付, 矯正施設・入国者収容所等視察委員会への委員の派遣など日 頃から様々な御支援を賜っており, 厚く御礼申し上げます。 2 勤務環境の整備 このような中, 「矯正医官の兼業及び勤務時間の特例等に関する法律」 が平 成27 年8月 2 7 日 に成立 し, 9月 2 日に公 布されま した。 この法律の具体的 な内容は, 兼業を柔軟に運用できるよう国家公務員法の特例を設け, フレック スタイ ム制を導入するものです。 当省 と して は, この法律により, 医師 が働 きやす い勤 務環境の整備, 兼業を 通じた地域医療への貢献が可能となることから, これを機に, 十分な矯正医官 の確保と併せ, 「地域医療に頼ってきた矯正 医療」 から 「地域に貢献できる矯 正 医療」 への転換を目指 して いき た いと 考えて います。 3 依 頼事項 貴会におかれましては, 当省のこうした方針に是非とも御賛同いただき, 貴 ‐ 1 ー 殿の強 いリー ダー シ ッ プの 下, 当省の 医官不足対策への具体 的 な御協力 ・御支 援についてよろしくお願い申し上げます。 特 に, 矯 正 医 官 特例 法 に つ いて は, 「同 法 律 の内 容」 と, 「矯 正 施 設 が 格段 に働きやすい, 魅力のある職場となること」 を傘下医師会を始めとする会員の 皆様に周知いただきますよう, 重ねてお願い申し上げます。 <添付資料> 1 矯正 医官の不在 状況等一覧表 2 法務官署における医療体制 3 入国者収容所等視察委員会 委員一覧 (焔 喝 ) 4 矯正医官特例法の概要等 ‐ 2 ‐ 資料1 刑事施設における矯正医官不在状況等一覧表 (平成27年8月 1日現在) 管区 種別 施設名 常勤医師 定員 帯広刑務所 釧路刑務支所 網走刑務所 福島刑務所 O 0 0 0 不在 0 0 2 欠員 不在 不在 0 2 1 ( ) I I 0 八王子医療刑務所 17 11 6 府中刑務所 横浜刑務所 横須賀刑務支所 横浜拘置支所 新潟刑務所 甲府刑務所 長野刑務所 静岡刑務所 川越少年刑務所 10 6 4 5 4 I I I 0 I I 0 2 O 2 I I 0 I I O 3 I 2 4 2 2 I I O 醜 I I O 11 9 2 I I 0 I I 0 2 2 0 I O I 3 O 3 I I 0 5 4 I 9 、 I 9 0 O I 三重刑務所 I I O 名古屋拘置所 3 3 O 富山刑務所 金沢刑務所 福井刑務所 岐阜刑務所 笠松刑務所 専門 岡崎医療刑務所 重点 名古屋刑務所 豊橋刑務支所 不在 0 4 立川拘置所 欠員 0 2 松本少年刑務所 東京拘置所 不在 . O 3 ・ 不在 不在 0 イ ー . 宇都宮拘置支所 前橋刑務所 千葉刑務所 市原刑務所 さいたま拘置支所 名古屋 イ ー f 朝醜 東京 3 不在 0 イ ー . 黒羽刑務所 0 イ ー1 lイ ー1 lイ ー . 福島刑務支所 盛岡少年刑務所 水戸刑務所 栃木刑務所 欠員 0 イ ー . 山形刑務所 O 2 イ ー . 秋田刑務所 仙台 6 イ ー .・ fィ 1 fイ ー ▼ イ ー .T t 14 ー1 lイ ー . 1 イ ー1 lイ ー1 lイ ー イ ー イ 7 O イ ー t f 函館少年刑務所 青森刑務所 重点 宮城刑務所 仙台拘置支所 O イ ー tイ ー . f 月形刑務所 O 状況 イ ー ▼イ ー ▼イ ー1 l 札幌 O 欠員数 イ ー1 l 旭川刑務所 4 ィ 十十 .イ 十 十 t イ ー イ ー .イ ー イ ー ー .イ ー1 Iイ ー イ ー .イ ー .イ 6 札幌刑務支所 札幌拘置支所 イ ー ・十 ・ 重点 札幌刑務所 現員 欠員 欠員 欠員 不在 ー 欠員 欠員 欠員 不在 不在 欠員 不在 管区 施設名 種別 常勤医師 定員 6 17 19 1 ) ( 2 ( ) 3 2 2 2 O 2 2 O O O イ ー. ・ f 2 8 O 3 3 O 3 2 0 I I 0 広島 置所 徳島押務所 重点 高松邪務所 松山邪 務所 I I 0 2 2 0 3 3 0 2 3 1 ( ) 西条刑務支所 I O I 高知邪務所 専門 北九州医療刑務所 重点 福岡押 務所 麓刑務所 佐世保刑務所 長崎刑務所 熊本刑務所 京町拘置支所 大分刑務所 宮崎刑務所 鹿児島刑務所 沖縄刑務所 那覇拘置支所 佐賀少年刑務所 福岡拘拘置所 小倉拘置支所 I I 0 5 5 0 7 4 3 I I O 合計 , 、 欠員 0 岩国飛 務所 , 欠員 O 5 ー1 l イ ー . fイ 尾道刑務支所 不在 O 8 ー . tイ ー . ・ 4 1 ▼イ 岡山刑務所 重点 広島刑務所 欠員 O 2 2 状況 O イ ー . ー 1 イ ー .イ O ー イ ー イ 福岡 0 5 イ ー f 和歌山刑務所 姫路少年刑務所 姫路拘置支所 奈良少年刑務所 京都拘置所 大阪拘置所 神戸拘置所 鳥取刑務所 松江刑務所 山口刑務所 高松 0 3 ー イ ー . イ 広島 2 3 イ ー .イ ー .イ ー .イ ー f 大阪 播磨社会復帰促進センター 2 イ ー ▼ 滋賀刑務所 京都刑務所 重点 大阪刑務所 専門 大阪医療刑務所 神戸刑務所 加古川刑務所 欠員数 現員 不在 欠員 I O I 不在 2 I I 欠員 2 0 2 不在 I I 0 3 2 I I I 0 2 2 0 I I 0 I I 0 I I O 2 2 O I I O 230 182 欠員 48 注) 支所については, 常勤医師の配置定員がある施設のみを記載して いる。 欠 員 庁 合 計:16 不 在 庁 合 計:16 ・ 少年院における矯正医官不在状況等一覧表 (平成27年8月1日現在) 管区 置賜学院 東京 0 O 3 不在 O O O O ・ O 0 欠員 2 0 O O 欠員 2 ィ 十 i 駿府学園 湖南学院 ーI 0 ” 1 1 ィ t t ′イ ー﹂ 有明高原寮 7 イ ー tイ ー .イ ー ー ー fイ 新潟少年学院 9 ー ー ー ^ 十 十イ ー i4 1 tイ 愛光女子学園 久里浜少年院 小田原少年院 神奈川医療少年院 O O ー イ ー fイ 多摩少年院 関東医療少年院 不在 O ﹂ ハ i i 榛名女子学園 市原学園 八街少年院 0 エ ーイ イ ーt fイ ー l﹂ ^ 十 十イ ー ▼イ ー. 茨城農芸学院 水府学院 喜連川少年院 赤城少年院 不在 O ﹂ “ 1 ▼ 東北少年院 状況 イ 十十 仙台 O イ ー T 1 tイ ー . ー ▼イ ー ▼イ 月形学園 盛岡少年院 欠員数 現員 イ ー f 帯広少年院 北海少年院 常勤医師 定員 へ 1 ▼イ イ ー 十4 1 1▲ 4 1 ▼﹂ 1 十﹂ ︻ 十 .ィ 1 1ィ i l﹂ 1 1イ 十 十イ 1 ▼イ ー・ 十イ ー .イ ー ▼ 札幌 施設名 不在 O O O 瀬戸少年院 名古屋 愛知少年院 豊ヶ岡学園 宮川医療少年院 I I I I O I 0 「 3 2 I 京都医療少年院 浪速少年院 lo lo 0 I I O 交野女子学院 I I O 和泉学園 2 I I 欠員 加古川学園 2 I I 奈良少年院 美保学園 I O I 欠員 不在 I I O 岡山少年院 I I O 広島少年院 I 0 I 貴船原少女苑 丸亀少女の家 四国少年院 松山学園 筑紫少女苑 I I O I I O I I 0 I I 0 I I O 福岡少年院 I 0 I 佐世保学園 人吉農芸学園 I O l I 0 I 中津少年学院 2 大分少年院 I 沖縄少年院 沖縄女子学園 合計 大阪 広島 高松 福岡 O 2 O 0 「 I I O I I 0 72 54 ‐ 不在 欠員 不在 不在 不在 不在 不在 18 注) 分院につ いて は, 常勤 医師の配置定員がある施設のみを記載 して いる。 欠員庁合計 不在庁合計 5 11 少年鑑別所における矯正医官不在状況等一覧表(平成27年8月1日現在) さいたま少年鑑別所 小倉(〉年鑑別支所 福岡 長崎{〉年鑑B 所 熊本{〉年鑑B 所 那覇{〉年鑑男 所 合計 O 3 状況 0 不在 0 0 0 0 ィ 1 f 福岡{)年鑑男 所 2 イ ー . t 横浜少年鑑宕所 静岡少年鑑ガ 所 名古屋 名古屋少年 別所 京都少年鑑男 所 大阪 大阪少年鑑男所 神戸少年鑑B所 広島 広島(〉年鑑男 所 高松{〉年鑑B 所 3 欠員数 イ ー .イ ー ▼ィ 1 f 八王子少年鑑別所 イ ー十 t f 東京 千葉少年鑑別所 東京少年鑑別所 現員 イ t 札幌少年鑑別所 仙台少年鑑別所 定員 イ t イ ー 札幌 仙台 常勤医師 イ ー . 施設名 イ ー . ・イ ー ー1 lイ fイ ー f 管区 欠員 O 2 2 0 2 2 0 2 I I 2 2 0 I I 0 I I 0 I I 0 I I 0 I I 0 I I 0 I O I 26 22 4 注) 常勤医師の配置定員がある施設のみを記載している。 欠員庁合計 不在庁合計 欠員 不在 法務官署における医療体制 施設名 323 192 主な医療機器 5 心 電図, 脳 波計,X線 86 19 5 心電図,脳波計,X線 6CT ,X線, 内 視鏡, , 人工透析 19 7CT ,X線, 内視鏡, , 人工透析 19 医師の専門性 17 MR1 ,CT , X線, 内視鏡, 人工透析 内科,外科,精神科,透析,麻酔科 17 CT,X線, 内 視 鏡“ 人工透析 内科,外科,精神科,透析,麻酔科 19 10X線, 内視鏡, 人工透析 19 18 19 5 CT,X線, 内視 鏡, , 人工透析 19 3X線, 内視鏡, エコー 19 7CT ,X線, 内視鏡, , 人工透析 72 11 CT ,X線, 内視鏡“ 人工透析 18 8CT ,X線, 内視鏡“ 人工透析 76 0∼19 16 0∼19 9CT,X線, 内視鏡, , 人工透析 5X線, 内視鏡, エコー 精神科,内科 精神科,内科, 婦人科 内科,外科,精神科, 透析 内科,外科,精神科,透析 内科,外科,精神科, 透析 内科,外科,精神科,透析 内科,外科,精神科 内科,外科,精神科, 透析 内科,外科,精神科 内科,外科,精神科, 透析 内科,外科,精神科, 透析 1∼5 X線, エコ ー, 心 電 図, 内科,外科,精神科, 透析 総合診療医,精神科,(婦人科) 1∼3X線, エコー, 心 電図, 総合診療医,精神科 98 ・ 一 82 9X線, エコー, 内視鏡, 110 10X線, エコー, 内視鏡, 内科,外科,精神科 内科,外科,精神科 53 心電計, 血圧計 I 心電計, 血圧計 総合診療医 総合診療医 46 0又 は8 11 O 4 19 0 1∼3 血圧計等 2 0 2 血圧計等 総合診療医 総合診療医 33 . 292 一 ・ 計 ・ 大村入国管理センター 合 ー 入国者収容所 ー 入管施設 東日本入国管理センター ” 小計(矯正施設) 一 定員非配置施設 医療専門 関東医療少年院 施設 京都医療少年院 少年院 定員配置施設 一般施設 うち, 医師不在施設 定員非配置施設 医師配置施設 鑑別所 一般施設 うち, 医師不在施設 定員非配置施設 . うち医師不在施設 ・ 一般施設 一 矯正施設 高松刑務所 福岡刑務所 東京拘置所 大阪拘置所 定員配置施設 一 広島刑務所 ー 名古屋刑務所 医療重点 刑事施設 施設 大阪刑務所 ” 府中刑務所 ・ 札幌刑務所 宮城刑務所 ー 北九州医療刑務所 . 八王子医療刑務所 医療専門 大阪医療刑務所 施設 岡崎医療刑務所 施設数 病床数 医師定員 294 328 0 O IX線,エコー,心電図,歯科治療器具 IX線,エコー,心電図,歯科治療器具 330 総合診療医 ※10月 から医師定 員2名となる予定 総合診療医 牽 矯正医官の兼業及び勤務時間の特例等に関する法律の概要 o矯正医療の問題点 矯正 医官 常勤 医官の激減 34 0 定 員 328名 320 刑務所,拘置所, 少年院等での医療業務 刑務官等の職員と協力して受刑者等に対応 感染症の発 生やまん延を予防 身体・精神疾患へのケアは再犯防止の基礎 ・ 受刑者等の処遇に関わる特殊な業務 F ー F 280 13 0 5 ・ ・ ・ ・ 2 9 8 9 4 9 1 2 2 9 1 2 26 0 3 0 1 2 9 6 r ー 2 6 「 7 r , 6 0 F 2 2 5 7 2 5 2 1 H22 H2 4H 5 H2 7 2 0 H2 3 H2 2 6H 2 H 17 H 18 H I9 H 矯正 庚官 激減の理由 ① 医療技術の維持・向上が困難な執務環境 ② 民間と比較して硬直的な勤務時間管理 ③ 地域工土壌関に貢献できない ④ 認知度が低く ,社会的な評価がされにくい ⑤ 欠員拡大→現職の不安増という負のスパイラル 矯正医療の在り方に関する報告書 矯正医官の継続的・安定的な 1 21有識者会議コ法務大臣に提出) (H26 . . ○ 医療技術の維持・向上のための研修 (研究)の在り方の見直し ○ 勤務時間の見直し ○ 兼業の許可の弾力的運用 ○ 矯正医官の待遇改善・執務環境の充実 ○ 定年年齢の見直し 人材確保のためには, 現行制度の運用では限界 ! 人材確保のため,有識者から 指摘された措置を講ずる必要 ! 人材確保のための特例法 勤務条件等 矯正施設の医療に対する低い認知度 広報・啓発活動等の活発化,勤務条件 の改善等を国の責務として明記 矯正医官の待遇改善の必要性 診療を行う兼業 内閣総理大臣及び法務大臣の許可を要する 法務大臣の承認により可能とし, 勤務時間の内外において柔軟に対応 勤務時間 矯正医官の働き方は多様であるにもかかわ 施設外勤務や症例の研究等をしやすい らず, 官執勤務( 8 30∼17 00)で管理 : : フレックスタイム制を適用 ー − − − − − −ミ ニ r [ ▲・ : ‐ ジ ー‐ 広報・啓発活動等による 社会的評価の向上 \ 「霧霧露「[ 稀 区に覆顔厩町− 矯正医官の兼業及 び勤務時間の特例等に関する法律によ ってで きること , 一 脇− − −−−」 −−− −−−−− − .− − −−ん』−』山…−− …−−−−剛∼【洲 槽 一−−− −」−−『 −− − − 現 一門 −−− − −− − −− − − −− − −−一 一 行 どうして刑務所なんかで 勤務しているんだろう? 国 ー 民 認知度・関心度が低い i ・r − −. − − −−.▼− − .h hr . ・‘ L・. ・I L ︲ ,Lr . ・ . ・ . . r, . 、、 てし忍つo てし参ろ . フレックスタイムで 対応できます お手 . ・ , ,. , ▲ . ,. I いいけど ▲ ‘ . ● ● うちのスケジュールに 従ってもらわないと 直 幅轄 ー 大学 病 院 」 ー 地域 医療 機関 」 参考資料 矯 正医官 の兼業 及び勤務時 間 の特例等 に関す る法律 矯 正 医官 の兼 業 及 び勤務 時 間 の特 例等 に関 す る法 律 こ の法 律 は、 矯 正施 設 に収容 さ れ て いる者 に対す る医療 の重 要 性 に鑑 み、 矯 正 医官 に つい て、 そ の ︵目 的 ︶ 第 一条 兼業 に ついての国家 公務員法 ︵ 昭和 二十 二年法律第 百二十号︶ の特例及びそ の勤務時間に ついての 一般職 の職員 の勤務時間、休暇等 に関す る法律 ︵ 平成六年法律第三十三号。第 四条第 一項第 一号及び第 五条 にお . 、 いて ﹁ 勤 務 時 間 法 ﹂ と いう 。 ︶ ・の特 例 等 を 定 め る こ と に よ り そ の能 力 の 維 持 向 上 の機 会 の付 与 等 を 図 り 、 も って そ の 人 材 の継 続 的 か つ安 定 的 な 確 保 に 資 す る こ と を 目 的 と す る 。 昭 和 二十 五年 法 律 第 九 十 五号。 第 矯 正施 設 に勤 務 す る 一般職 の職 員 の給 与 に関 す る法律 ︵ 刑 務 所 、 少 年 刑 務 所 、 拘 置 所 、 少 年 院 、 少 年 鑑 別 所 及 び 婦 人 補 導 院 を いう 。 こ の法 律 に お い て 、 次 の各 号 に 掲 げ る 用 語 の意 義 は 、 そ れ ぞ れ 当 該 各 号 に 定 め る と こ ろ に よ る 。 定義 ︶ ︵ 第 二条 矯 正 医官 一 矯 正施 設 二 四条 第 四項 及 び第 五条 第 二項 に お いて ﹁ 給 与 法 ﹂ と いう。 ︶ 別 表第 八 イ 医療 職 俸 給 表 H の適 用 を 受 け る 職 員 を いう 。 ー 国 は、 広 報 活 動 、 啓 発 活動 そ の他 の活動 を 通 じ て、 矯 正施 設 に収 容 さ れ て いる者 に対す る医療 の重 国 の責 務 ︶ ︵ 第 三条 . t ・ 国 は、 矯 正医官 の勤務 条 件 の改 善 そ の他 の矯 正 医官 の確 保 のた め に必 要 な 措 置 を 講 ず るよ う 努 めな け れ 要 性 に対 す る国 民 の関 心 と 理解 を 深 め るよう 努 めな け れば な ら な い。 2 ば な ら な い。 、 矯 正 医官 は、 部 外 診 療 ︵ 病 院 又は診 療 所 そ の他 これら に準 ず るも のと し て内 閣官 房 令 .法 務 省 令 で 国家 公務 員 法 の特 例 等 ︶ ︵ 第 四条 定 め る施 設 ︵これ ら の職 員 が 国家 公務 員 の身 分 を有 しな いも のに限 る。 ︶ に お い て行 う 医業 又は歯 科 医業 ︵ 当 該 矯 正 医官 が 団体 の役 員 、 顧問 又は評 議 員 の職 を兼 ね る こと とな るも の及 び自 ら営 利 を 目的 と す る私 企 業 を 営 む こ と と な る も のを 除 く 。 ︶ を いう 。 以 下 こ の条 に お い て 同 じ 。 ︶ を 行 お う と す る 場 合 に お い て 、 当該 部 外診 療 を 行 う こと が、 次 の各 号 の いず れ か に該 当 す ると き は、 内 閣官 房 令 ・法務 省 令 で定 め ると こ ろ に よ り 、 法 務 大 臣 の承 認 を 受 け る こ と が でき る 。 勤 務 時 間 法第 十 三条 第 一項 ︵ 一 そ の正規 の勤務 時 間 ︵ 次条 第 二項 の規 定 によ り読 み替 え て適 用 す る場 合 . 二 を 含 む 。 ︶ に 規 定 す る 正 規 の勤 務 時 間 を いう 。 以 下 こ の条 に お い て 同 じ 。 ︶ に お い て 、 勤 務 し な い こ と とな る場合 報 酬 を 得 て、 行 う こ と と な る 場 合 2 前 項 の承 認を 受 け た 矯 正 医官 が、 そ の正規 の勤務 時 間 にお いて、 当該 承 認 に係 る部 外 診 療 を 行 う た め勤 . 第 一項 の承 認 を受 け た矯 正 医官 が、 報 酬 を 得 て、 当該 承 認 に係 る部 外 診 療 を行 う 場合 に は、 国家 公務 員 な い。 務 しな い場合 に は、 そ の勤務 しな い時 間 に ついては、 国家 公務 員 法 第 百 一条 第 一項 前 段 の規 定 は、 適 用 し 3 法 第 百 四条 の許 可を 要 しな い。 4 第 一項 の承 認 を受 け た矯 正医官 が 、 そ の正規 の勤務 時 間 にお いて、 当該 承 認 に係 る部 外診 療 を 行 う た め 勤務 しな い場合 に は、 給 与 法 第 十 五条 の規定 に か かわ ら ず 、 そ の勤務 しな い 一時 間 に つき、 給 与 法 第 十 九 条 に規 定 す る勤 務 一時 間当 た り の給 与 額 を減 額 し て給 与 を支 給 す る。 法務 大 臣 又は そ の委 任 を 受 け た者 は、 矯 正医官 で人事 院 規則 で定 め るも のに ついて、 始 業 及 び終 業 ︵ 勤務 時 間 法 の特 例 等 ︶ 第 五条 ー の時 刻 に つい て矯 正 医官 の申 告 を考 慮 し て当該 矯 正医官 の勤務 時 間 を割 り振 る こと が 公務 の能 率 の向 上 に 資 す ると 認 め る場 合 に は、 勤 務 時 間 法 第 六条 第 二項 の規 定 に か かわ らず 、 人事 院 規 則 の定 め ると ころ に よ り、 矯 正 医官 の申 告 を経 て、 四週 間ご と の期 間 に つき勤務 時 間法 第 五条 に規定 す る勤務 時 間 と な るよ う に 前 項 の規 定 に よ り勤務 時 間 を割 り振 ら れ た 矯 正 医官 に ついて の勤務 時 間 法 及 び 給 与 法 の規 定 の適 用 に つ 当該 矯 正 医官 の勤 務 時 間 を割 り振 る こと が でき る。 2 。 , 前条 又は矯正医官法第 五条第 一項 ﹂ と いう 。 ︶ 第 五 条 第 一項 矯正医官法 平成 二十七年法律第六十 二号。 以下 ﹁ ︵ 矯正医官 の兼業 及び勤務時間 の特例等 に関す る法律 第六条第 一項 いては、 次 の表 の上 欄 に掲 げ る規 定 中 同表 の中 欄 に掲げ る字 句 は、 そ れ ぞ れ 同表 の下欄 に掲 げ る字 句 と す る 、 第 七条 又は前条 第 六条 第 二項 若 しく は第 三項 又は前条 第 六条 第 二項 若 しく は第 三項 勤務時間法第 第 六条第 一項 又は前条 八条 ・ 勤務時間法第 九条 1 勤務時間法第 十条 勤務時間法第 び前条 から第 八条 ま で、 第 十 一条 及 、第六条第 一項及び第八条並びに矯 正医官法第 五条 、 第 七条 又は第 八条 第 六条 第 二項 若 しく は第 三項 第 一項 第八条 又は矯正医官法第 五条第 一項 十三条第 一項 及び矯正医官 の兼業及び勤務時間 の特例等 に関す る られた勤務時間法 及 び矯 正 医官 法 第 五条 第 二項 の規 定 に よ り読 み替 え 二項 の規 定 によ り読 み替 え ら れ た勤務 時 間 法 矯 正 医官 法 ﹂ と いう 。 ︶ 第 五条 第 第 一項 に お いて ﹁ 平成 二十七年法律第 六十 二号。第十九条 の三 法律 ︵ 、 第 七条 及 び 、 第 七条 及 び 給与法第九条 の二第 四項 給与法第十九 則 条 の三第 一項 附 ︵ 施 行 期 日︶ こ の法 律 は 、 公 布 の 日 か ら 起 算 し て 三 月 を 超 え な い範 囲 内 に お い て 政 令 で 定 め る 日 か ら 施 行 す る 。 2 国家 公務 員 の育 児 休 業 等 に関 す る法律 の 一部 改 正︶ ︵ 平成 三年 法 律 第 百九 号︶ の 一部 を 次 のよう に改 正す る。 国家 公務 員 の育 児 休 業 等 に関 す る法 律 ︵ 第 十 九 条 の次 に 次 の 一条 を 加 え る 。 ︵ 育 児 短 時 間 勤 務 職 員 に ついて の矯 正医官 の兼 業 及 び勤務 時 間 の特 例 等 に関 す る法 律 の特 例 ︶ 平成 第 十九条 の二 育児短時間勤務職員 に ついての矯正医官 の兼業及び勤務時間 の特例等 に関す る法律 ︵ 勤務 時 間 法 第 六条 第 二項 ﹂ 二十 七 年 法 律 第 六 十 二号︶ 第 五条 第 一項 の規定 の適 用 に ついては、 同項 中 ﹁ ・ . 、 ﹁ 勤務 時 間 −− 育 ふ 平成 三年 法 律 第 百九 号 。 以 下 こ の項 に お い て ﹁ 国家 公務 員 の育 児 休業 等 に関 す る法 律 ︵ と あ る のは ﹁ ・ 児 休 業 法 ﹂ と いう 。 ︶ 第 十 七 条 の規 定 に よ り 読 み 替 え ら れ た 勤 務 時 間 法 第 六 条 第 二 項 ﹂ と 、 ﹁こ 育 児 休 業 法 第 十 七 条 の規 定 に よ り 読 み 替 え ら れ た 勤 務 時 間 法 第 五 条 ﹂ と 法 第 五 条 ﹂ と あ る のは ﹁ と が で き る ﹂ と あ る の は ﹁こ と が で き る 。 た だ し 、 当 該 矯 正 医 官 が 育 児 休 業 法 第 十 二 条 第 三 項 の規 定 に 育 児 短 時 間 勤務 ﹂ と いう 。 ︶ の承 認 以下 こ の項 に お いて ﹁ よ り 同条 第 一項 に規 定 す る育 児 短 時 間 勤務 ︵ 、 を 受 け た職 員 であ る場 合 にあ っては、 四週 間ご と の期 間 に ついて、 当該 育 児 短 時 間 勤務 の内 容 に従 い 勤 務 時 間 を 割 り 振 る も のと す る ﹂ と す る 。
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