第 28 回 アイデア対決・全国高等専門学校 ロボットコン

第 27 回 アイデア対決・全国高等専門学校
第 28 回 アイデア対決・全国高等専門学校
ロボットコンテスト2014
ロボットコンテスト 2015
■ルールブック■
(7 月 8 日改訂版)
全国高等専門学校ロボットコンテスト実行委員会
競技委員会
い ん
「陰 」の世界に気付こう
ロボコンの目的は、参加高専生諸君の「気付く力」を育てたいとい
う点にもあります。現代は、他が作った完成品の中から選ぶ社会に
成り下がり、自分が手を汚して材料から創り出すことを忘れていま
す。そのことの重大性を体験するのがロボコンです。
ところで刃物ひとつを見ても、切れる刃の部分(陽)と、切れない
柄(陰)とが協力して、はじめて安全に切ることができるのですし、
車でもアクセル(陽)と、それとは正反対の作用をするブレーキ(陰)
とがあってこそ安全に走ることができています。
この、正反対の二つが融合した「陰・陽」関係というものは、この
宇宙の根本原理ですから、ロボットを創作するにも、知る知識(陽)
と同時に、気付き考え出す知恵(陰)が不可欠です。今日はITの
せいで知識過剰になり、脳の空きメモリーが減って重くなり、知恵
が湧き出さなくなっています。
ロボコンには、参加学生諸君に、現代社会が忘れているこの「陰陽
関係」という天地の真理に目覚めてもらいたいという、願いと祈り
が込められているのです。
東京工業大学名誉教授
森 政 弘
高専ロボコン 2015 ルールブック目次
■はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
■競技の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
■競技課題・規程
Ⅰ. 大会形式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
Ⅰ-1 参加資格・チームの構成
Ⅰ-2 地区大会
Ⅰ-3 全国大会
Ⅰ-4 審査員・審判団
Ⅰ-5 「アイデアシート」の提出
Ⅰ-6 質問の受付・ロボコン事務局からの連絡
Ⅰ-7 テストラン・計量計測・安全対策チェック
Ⅱ. 競技環境 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
Ⅱ-1 競技フィールド
Ⅱ-2 ポールの装飾および電飾
Ⅲ. 競技の内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
Ⅲ-1 競技課題の進行
Ⅲ-2 輪の補充
Ⅲ-3 得点
Ⅲ-4 リペア
Ⅲ-5 競技課題の終了と勝敗
Ⅲ-6 反則行為と失格
Ⅲ-7 緊急時の競技中断
Ⅲ-8 競技の延伸
Ⅳ. ロボット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
Ⅳ-1 参加できるロボット
Ⅳ-2 ロボットの 大きさ・重量・エネルギー制限
Ⅳ-3 ロボットの移動方法
Ⅳ-4 ロボットのコントロール
Ⅳ-5 輪
Ⅴ. 安全対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
Ⅴ-1 安全管理担当者の役割
Ⅴ-2 ロボットの設計上での安全対策
Ⅴ-3 ロボット製作作業中の安全対策
Ⅴ-4 大会開催中の安全対策
Ⅵ. ルールの修正・追加 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
Ⅶ. 今後の予定および提出物の締切 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
はじめに
「安全」はすべてに優先します。
では、「安全」とは誰に対してでしょうか。
それは、
「ロボコンに関わる全ての人」です。
ロボット製作する学生の皆さんはもちろん、
ロボコンを楽しんで見てくださる観客の方々にとっても
「安全」ではなくてはなりません。
学生の皆さんには、大会期間だけでなく、
設計前の準備・製作段階、練習など、
あらゆる場面で安全に充分留意してください。
また、自分たちの作ったロボットは、
大会へ来られた観客の方々に
危害を及ぼすことがないような設計・作りになっているかどうか、
アイデア段階から配慮してください。
高専ロボコンは未来のエンジニアを育てる教育イベントとして、
「安全」への取り組みも重視しています。
大会では、安全対策が行われているかどうか、チェックします。
安全対策が充分でないと判断された場合は出場できませんので、
注意してください。
高専ロボコン 2015 を無事終了させるためにも、
そして 2016 年以降へと繋げていくためにも、
皆さん全員で「安全」に対し、真剣に取り組んでください。
1
競技の概要
■競技課題名
:
『輪花繚乱』(わっかりょうらん)
■概要
今年はロボットによる「輪投げ合戦」です。
競技は、赤・青 2 チームに分かれて対戦形式で行います。
フィールドで戦うのは各チーム 1 台のロボットと 3 人の高専生です。
ロボットは太さや高さの異なる様々なポールに輪を投げ入れます。
輪の大きさは各チームが自由に決めることができます。
相手より先に 9 本全てのポールに輪を投げ入れたチーム、
もしくは競技時間 3 分終了後、ポールに輪を投げ入れて得た得点の多いチーム
が勝利となります。
どんな大きさの輪にするのか、それをどうすれば正確にポールへ投げられるの
か。
見ている人が驚くような独創的なアイデアや、確かな技術力で輪投げに挑戦し
て下さい。
そして、今年の競技は「対戦」です。
敵味方の輪が飛び交い、フィールドに散らばる環境の中でも、
正確に輪を投げ入れ続けることができる
「タフな」ロボットを目指してください。
いろいろな花が咲き乱れる様を指す「百花繚乱」という言葉は、
秀でた人が一時期にたくさん現れる場合にも使われます。
フィールドに赤や青の輪を咲かせられるユニークなロボットが
数多く登場することを願っています。
2
競技課題・規程
Ⅰ.大会形式
Ⅰ-1 参加資格・チームの構成
① 1 チームの構成
高等専門学校生 3 名(チームメンバー)と指導教員 1 名の計 4 名とする。
➁ チームリーダー
チームメンバーのうち、1 名をチームリーダーとする。
「エントリー」の際にチームリーダーを登録すること。
指導教員は競技に参加できない。
③ ピットクルー
各チームはピットクルー(学生)と協力して、ロボットの準備を行うことができる。
地区大会でのピットクルーの人数は、各地区の競技委員長が定める。
全国大会は 5 名以内とする。
④ 安全管理担当者
チームメンバーまたはピットクルーのうち、チームリーダー以外の上級生 1 名を安全管
理担当者とする。
Ⅰ-2 地区大会
北海道、東北、関東甲信越、東海北陸、近畿、中国、四国、九州沖縄
の8地区に分かれて開催。(日程・会場は「参加要項」参照)
① 参加チーム :各高専・各キャンパスから 2 チーム。
② 対戦方式
:トーナメント対戦方式とする。詳細については競技委員会が定める。
③ 表彰
:
優勝、準優勝
アイデア賞 :他に類を見ない独創的なアイデアを実現させたチームに贈られる賞。
技術賞
:ロボットの技術的な完成度が高かったチームに贈られる賞。
デザイン賞 :機能的な美しさや装飾に秀でたロボットを作ったチームに贈られる賞。
他、協賛団体による「特別賞」・「奨励賞」がある。
④ 全国大会への出場:
「優勝チーム」、「審査員推薦チーム」および「競技委員会推薦チーム」。
審査員の推薦は、競技の勝敗だけではなく、
競技課題の趣旨を反映したアイデアが実現されていたかどうかを審査し、総合的に行う。
競技委員会推薦チームは全国大会へ出場できなかったチームの中から、
地区大会において素晴らしいパフォーマンスを発揮した、
全国大会出場にふさわしい1チームを競技委員会が選出する。
該当チームがいないと判断した時は選出されない場合もある。
3
Ⅰ-3 全国大会
① 参加チーム:地区大会の「優勝チーム」と「審査員推薦チーム」、
「競技委員会推薦チーム」の最大 26 チームとする。
各地区の出場枠:( )はチーム数
北海道(2)、東北(3)、 関東甲信越(4)、東海北陸(4)、近畿(3)、中国(3)、
四国(2)、九州沖縄(4)、競技委員会推薦チーム(1)
➁ 対戦方式:トーナメント対戦方式とする。
③ 表彰:地区大会の表彰に加え、下記の賞を設ける。
ロボコン大賞 :アイデア・技術・デザイン全てにおいて
優れたロボットを製作したチームに対して贈られる最も栄誉ある賞。
アイデア倒れ賞:アイデアは優れているが、その真価を発揮できなかったチーム
に贈られる賞。
Ⅰ-4 審査員・審判団
① 地区大会:
a) 審査員:3 名。全国大会出場チームの推薦、各賞の選定、競技終了時に勝敗が決定し
ない場合の判定を行う。
b) 審判団:主審 1 名と副審 2 名。競技の判定はすべて審判団が行う。
② 全国大会:別途定める。
Ⅰ-5 「アイデアシート」の提出
① 決められた期日までに、規定の「アイデアシート」に記入して申し込むこと。内容が不
充分な場合は再提出を指示する。締め切りは「参加要項」を参照すること。
② 提出したアイデアに変更が生じた場合は、速やかにロボコン事務局に報告し、
「アイデアシート」を再提出または写真・動画の提出を行うこと。
③ 原則としてエントリー締め切り以降のアイデア内容の変更は認めない。
報告なく変更を加えられたロボットは 出場資格を取り消されることがある。
④ 「アイデアシート」に記載してあった場合でも、やむを得ず変更の必要が生じた場合、
ロボコン事務局に連絡すること。
テストランでルールに抵触すると判断されると修正を求める場合もある。
不明な点は動画の提出などを活用し、分かりやすく示すと共に早い段階で確認すること
を推奨する。
4
Ⅰ-6 質問の受付・ロボコン事務局からの連絡
① ルール発表、FAQ、その他の連絡事項は公式サイトに掲載する。
ルールやアイデアの不明点は必ず FAQ により確認すること。
② 競技に関する質問・問い合わせは 指導教員がメールで送ること。
文章で伝わりにくい質問は、写真・CAD 図面・動画などを用いて詳しく伝えること。
特にロボットの動作についての質問は動画も併せて送ることを推奨する。
③ 質問は第 1 回締め切りを 5 月 8 日(金)とし、1 チームにつき 5 個まで受付ける。
5 月下旬の FAQ の発表以降、改めて 1 チームにつき 5 個までを受付ける。
またロボコン事務局から回答が来るまで 次の質問はできない。
I-7 テストラン・計量計測・安全対策チェック
① テストラン
大会前日に行うテストランでロボットのすべての機能を披露すること。
1 回につき持ち時間は 5 分とする。
テストランに出ていないロボットは大会に出場できない。
② 計量計測・安全対策チェック
大会に出場するロボットは大会前日および当日の計量計測・安全対策チェックを受ける
こと。
チェックを通過しない場合は大会に出場できない。
5
Ⅱ. 競技環境
Ⅱ-1 競技フィールド
■図面参照
■床材は「ロンシール工業・シックハウス対策床材・ロンリウム」を使用する。
つなぎ目は表面や消しビニールテープ(50mm 幅)で貼り合せる。
■全国大会の際、ポール及び土台の装飾が変わることがある。(サイズは変わらない)
■全国大会の際、例年同様に競技フィールドはおよそ 120mm の台上げがされる。
① 競技フィールド
:
縦 12800mm
x 横 11400mm
② スタートゾーン
:
縦 1800mm
x 横 2500mm
③ 赤(青)輪置き場:
縦 1800mm
x 横 1200mm
④ 赤(青)ポールエリアのポール:高さ 1000mm、内径 150mm(外径 +7mm)
⑤ 赤(青)ポールエリアのベース:縦 500mm
×
横 300mm
×
高さ 500mm
⑥ 中央ポールエリア左右のポール:高さ 2500mm、内径 200mm(外径 +8mm)
⑦ 中央ポールエリア中央のポール:高さ 3000mm、内径 300mm(外径 +10mm)
⑧ 中央ポールエリアのベース
:縦 2100mm × 横 500mm
Ⅱ-2 ポールの装飾および電飾
・
・
・
・
×
高さ 500mm
スタートゾーン
ポールは 500mm ごとに色を塗り分ける予定。
競技中に各エリアのポールを支えるベースが電飾により発光することがある。
ベースが発光する範囲は、フィールドから高さ 500mm 以下を予定。
仕様の詳細が決まり次第、追って発表する。
6
Ⅲ.競技の内容
・ 赤、青 2 チームに分かれて対戦。
・
・
・
・
使用できるロボットは 1 台 :搭載した輪をポールめがけて投げ入れる。
チーム編成
:高専生 3 人
ロボットは輪をスローエリアから 9 本のポールに投げ入れる。
相手よりも先に 9 本全てのポールに輪を投げ入れたら勝利となる。
もしくは競技時間 3 分終了時に得点の多いチームが勝利となる。
◆ スタートゾーン: スタートの合図があるまでロボットはこのゾーンの上空を含めて出て
はならない。競技中スタートゾーンでは輪の搭載およびロボットの調整が可能。
◆ 輪置き場:輪を置くことができる場所。輪置き場以外に輪を置いてはならない。
◆ スローエリア:ロボットが輪を投げることができる場所。
ただし、相手チーム側のスローエリアにロボットの接地面が入ってはならない。
◆ 赤ポールエリア、青ポールエリア、中央ポールエリア:ロボットの接地面が入ることは
できない場所。
◆ポール:フィールド 9 箇所に設置された、輪を投げ入れる場所。
※ 競技中、チームメンバーはフィールド内およびフィールド外においては中央線より相手
側に入ってはならない。
7
Ⅲ-1 競技課題の進行
① ロボットの運び込み
チームメンバー3 名とピットクルーがロボットをスタートゾーンに運び込む。
チームメンバーはスタートゾーン付近で整列する。
② セッティング
主審の合図でセッティング開始。時間は 1 分間。
この間、輪をロボットに搭載してもかまわない。
待機中、ゴム、バネ、圧縮空気などエネルギーを蓄えた状態になっていても良い。
※ 圧縮空気は各会場で指定された場所で充填し、スタンバイゾーンに待機している段階で
充填する場合は大きな音の出ないようにすること。
※ その他射出に関わる機構は、暴発の危険を回避するためにセッティングタイムに入って
からでなければエネルギーを蓄えた状態にすることはできない。
③ 競技のスタート
a) ロボットはスタートの合図まで、上空も含めてスタートゾーンを出てはならない。
b) スタートの合図で競技開始。
ロボットはスローエリアへ移動する。
※ スタートの合図までにセッティングが終了しない場合は、スタートの合図後に
チームメンバー3 名でセッティングを継続することができる。
(ピットクルーは参加不可)。
④
輪を投げる
a) ロボットの接地面全てがスローエリアに入ったら輪を投げることができる。
ただし、狙うことができるポールは自チーム側のポール 3 本のみとする。
b) 自チーム側のポール 3 本全てに輪を投げ入れたら、
中央ポールと相手チーム側のポールを狙うことができる。
c) 輪全体がポールの最高点より下に投げ入れられた場合、得点となる。
(図 A、B を参照)
d) 一度投げられた輪を回収し、再利用することは認められない。
図 A:得点が加算される状態例
図 B:得点が加算されない状態例
Ⅲ-2 輪の補充
競技中でも自力でスタートゾーンに戻った場合、ロボットに輪を搭載できる。
ただし搭載できるのはスタートゾーンにロボットの接地面全てが入っている場合のみと
する。
8
Ⅲ-3 得点
① 得点
全てのポールにおいて
1 個の輪を 1 本のポールに投げ入れた場合、
1 点が得られる。
➁ ポールごとの得点可能回数
相手チーム側のポール以外は、
1 本のポールにつき
1 度しか得点は加算されない。
青ポールエリア
中央ポールエリア
赤ポールエリア
表:各ポールの得点と得点可能回数(赤チームの場合)
・ 自チーム側のポール :1 回ずつ
・ 中央ポール
:1 回ずつ
・ 相手チーム側のポール:無制限
③ 中央ポールの得点
中央ポールでは 1 個の輪を複数のポールにまとめて投げ入れた場合、上記①に加えて
・ 1 個の輪を 2 本のポールにまとめて投げ入れた場合:5 点
・ 1 個の輪を 3 本のポールにまとめて投げ入れた場合:10 点
が加算される。
・ 加点の順序は問わない。
= +5 点
図 A:得点例①
= 1 点 + 5 点 = +6 点
図 B:得点例②
= 1 点+1 点+1 点+5 点+10 点
= +18 点
図 C:中央ポールエリアで最高得点が得られる状態例
ただし、複数のポールにまとめて投げ入れる場合、得点が加算されるのはそれぞれの得点で
1 回までとする。
9
Ⅲ-4 リペア
・ ロボットが自力でスタートゾーンに戻れない場合のみ、
チームメンバーは審判に対してリペアを宣言することができる。
ただし、相手チームの輪が自チーム側に投げ込まれる危険がないと審判が判断するまで
リペアは認められない。
よって、リペアが認められるのは以下の条件のいずれかを満たす場合である。
a) 双方のロボットが競技続行不可能の場合。
b) 相手チームが相手ポールエリアのポール 3 本全てに輪を入れきっていない場合。
c) 相手ロボットがスタートゾーンにいる場合。
・ リペアが認められた時点から、20 秒のリペアタイムが課せられる。
リペアタイム中、チームメンバーは審判の指示に従ってスタートゾーンにロボットを運
び込み、ロボットの調整を行うことができる。
・ リペアタイム中はロボットに輪を搭載することはできない。
・ リペアタイム終了後、スタートゾーンからの再スタートが可能となる。
Ⅲ-5 競技の終了と勝敗
① 勝敗
a) 相手より先に 9 本全てのポールに輪を投げ入れたチームの勝利となる。(Vゴール)
1 個の輪で複数のポールに投げ入れることが成功した場合、輪の中に入っているポー
ル全てに投げ入れた状態とみなす。
b) 競技時間 3 分終了時に相手より得点の多いチームの勝利となる。
図 A:①勝敗 a)の状態例
➁ 審査員判定
両チームとも得点が同じだった場合、審査員が判定し勝敗を決定する。
10
Ⅲ-6 反則行為と失格
■ 反則行為があったロボットは、審判の指示に従い停止する。
■ 失格行為と審判が判断した場合は、その時点で相手チームの勝利とする。
① 反則行為
a) 審判の指示に従わない行為。
b) ロボットやチームメンバーのフライング。
フライングが起きた場合は審判の指示により再スタートとする。
c) スタートゾーン外でチームメンバーやピットクルーが審判の許可を得ず、ロボットに
触れた場合。
d) 競技フィールドの破損、汚染。
e) ルールブック、FAQ の規定に違反する行為。
f) 輪を保持した状態で、輪を介してポールに触れてはならない。
その場合、輪がポールに入ったとしても得点としては認められない。
② 失格
a) 故意による相手ロボットへの接触・破壊。
b) 故意による競技フィールドの破壊。
c) ルールブック、FAQ の規定に違反する危険な行為。
d) アイデアマンシップに反する行為。
e) 1 試合で 5 回の反則行為を起こした場合。
f) 客席に直接輪を投げ入れた場合。
g) 安全上重大な問題が発生した場合。
Ⅲ-7 緊急時の競技中断
以下の場合、競技を中断することがある。
① ロボットや競技者、観客に事故・怪我など重大な支障が生じた場合。
② 地震・火災などの緊急時。
Ⅲ-8 競技の延伸
地区大会・全国大会とも準決勝・決勝は試合の間隔が短いため、
ロボットにトラブルがあった場合以下の措置をとる。
競技を行えない程 重度のトラブルがロボットに起こった場合、
まずチームリーダーは審判に申告する。
審判団と競技委員会が認めた場合のみ、
予定されていた競技開始時間よりも最大 15 分までは延伸する。
15 分経過後は競技を進行する。
11
Ⅳ.ロボット
Ⅳ-1 参加できるロボット
① 台数
自作のロボット 1 台とする。(分離は認めない。)
② 装飾
ロボットは装飾をしても構わない。ただし、著作権が絡むキャラクターは使用不可。
③ 安全対策
ロボットがすべての動作中(誤操作、誤動作、破損時も含める)に、
周りのすべての人(チームメンバー以外の第三者も含む)に危険が及ぶことがなく、
競技フィールドを破損しない構造とすること。
④ 製作予算
大会に出場するロボットの構成部品のうち、
新規調達する部品の購入額は 30 万円(消費税別)を超えてはならない。
ただし、コントローラーと無線モジュールは含まない。
Ⅳ-2 ロボットの大きさ・重量・エネルギー制限
① 大きさ
ロボットの接地面は縦 800mm x 横 800mm より大きく、
装飾も含めて縦 1600mm x 横 1600mm x 高さ 1600mm に競技を通して収まっていること。
ロボットは変形してもよいが、変形中・変形後も上記を満たすこと。
② 重量の制限
総重量 25kg 以下とする。ただし、搭載する輪、コントローラーの重量は含まない。
ペットボトルなどで圧縮された空気を使用する際は、空気を入れた状態でなくてもかま
わない。
③ 電源の制限
ロボットに印加される電源の電圧は定格 24V 以下とする。
④ 電力以外の動力
高圧ガス(常温においてゲージ圧力が 1 メガパスカル以上)や爆発物など、
危険なエネルギー源を用いてはならない。高圧ガスを貯める容器は、傷や形状の変形が
見られない新しいものを用いること。また日頃の製作や練習段階から常に傷や形状の変
化に注意すること。
⑤ 非常停止スイッチ
a) 仕様:黄色い土台に取り付けた赤い押しボタンとする。
(日本工業規格 JIS B 9703 に準拠することを推奨する。)
b) 位置:緊急時にチームメンバーや審判が速やかにロボットを停止できるように
「非常停止スイッチ」をロボットの押しやすく、第三者も見つけやすい位置に備える
こと。 テストラン時、審判と競技委員会によるチェックを行い、安全上充分な機能
を備えていない場合には出場を認めない。
12
Ⅳ-3 ロボットの移動方法
自由とする。
ただし、競技フィールドを吸引する機構や吸盤の使用は禁止する。
またプロペラなどによる飛行も禁止する。
Ⅳ-4 ロボットのコントロール
① コントローラーを使用する場合、有線は不可とするが、有線以外の通信方式については
制限しない。
② 無線で使用する電波は電波法に準拠すること。競技委員会では無線管理を行わない。
③ 大会受付時に通信方式ならびに周波数を申告し、大会前日の安全管理委員会で一覧を配
布する。混信の可能性がある場合は、各チーム間で調整し設定すること。
④ 携帯電話の電波や会場の照明など、会場内の様々な要因から通信障害等によりコントロ
ールができない状況もありえるため、これらの影響に備えて準備すること。
(例えば 2 種類以上の通信手段を備えるなど ― 例: 電波を用いた通信と赤外線通信
どちらも操作できる )
⑤ 移動させることができないコントローラー、画像認識のためのセンサーなどをフィール
ド内外に設置することは禁止する。
13
Ⅳ-5 輪
指定の材料と方法で作成すること。
① 材料
a) ホース
製品名:三洋化成 スパーラホース 15×20(レッド・ブルー)
b) 接着剤
製品名:セメダイン スーパーX
c) ビニールテープ(赤・青)
製品名:ニトムズ ビニルテープ No.21(厚さ 0.2mm × 幅 19mm、赤・青 )
➁ 作成方法
・ 作成する輪の大きさ分、①-(a)のホースを切り出す。
・ ホースの切り口には、①-(a)のホースをつなぎとして丸めて入れる。
使用できるつなぎの長さは 30mm~50mm まで。(図 A、B)
切り口およびつなぎのホースは接着剤で固定する。
・ 輪と同色のビニールテープでつなぎ目を固定する。
ビニールテープは幅 80mm 以内、2 重巻きでホースのつなぎ目に巻く。(図 C、D)
30mm~50mm 以内
図 A:切り出したホースの
背面を割き、つなぎ
図 B:つなぎを丸めて
80mm 以内
図 C:ビニールテープを
ホース切り口に入れる
図 D:完成した輪の例
巻く
として使用する。
・ 使用できる輪の内径:157mm 以上とする。
・ 1 試合で使用できる輪の総重量:つなぎ、ビニールテープも含め 9kg までとする。
・ 試合によって使用できる輪の色が変わるため、赤色と青色の両セットを用意すること。
・ ➁「作成方法」に記載されている以外の加工、着色、重量の変更、ホース内部の気圧を
変える、空気以外のガスを充填する、冷却、加熱することは認められない。
・ 複数の輪をつなぎ合わせて使用することはできない。また輪にホースを巻き付けること
は認められない。
14
図 E:複数の輪をつなぎ合
図F:輪にホースを巻き付
わせた状態例
けた状態例
Ⅴ.安全対策
後日「安全対策ガイド」を発表します。「ルールブック」同様に熟読の上、参加すること。
Ⅴ-1 安全管理担当者の役割
・ 安全管理担当者は、競技委員会に対して自チームの安全対策の説明を行う義務を負う。
・ 製作するロボットの安全性の確認に加え、ロボット製作期間やピットでの作業時に
ゴーグルを着用しているかなど、安全性に常に留意すること。
・ チームメンバー、ピットクルーは安全管理担当者の指示に従い、安全かつ適切な行動を
取ること。
Ⅴ-2 ロボットの設計での安全対策
① バッテリー
電圧はⅣ-2-③「電源の制限」に準拠すること。
(リチウムイオン系バッテリーなど高性能な)バッテリーは不適切な取り扱いで発火・
爆発の危険性があるため、充電・使用・運搬の安全には充分考慮すること。
② レーザー
クラス 1、2(クラス 1M、2M を除く)のレーザーを使用する限りにおいてのみ認める。
ただし、競技会場で、全ての人々に危害を与えないよう、設計の段階から充分に注意
を払うこと。
特に、相手の選手、審判、観客の目にレーザー光線が当たらないよう、必ず方向の調
節を行うこと。
③ 空圧
Ⅳ-2-④「電力以外の動力」に準拠すること。
④ 無線
Ⅳ-4「ロボットのコントロール」の「無線」に関する記述に準拠すること。
⑤ 上記以外の危険事象に対しても安全を充分考慮したロボットを製作すること。
Ⅴ- 3 ロボット製作作業中の安全対策
①
②
③
④
各校の安全作業ガイドライン等を遵守すること。
ロボット製作期間のみならず、試運転、練習中、全てにおいて安全に留意すること。
指導教員の助言・確認をもらうこと。
体調管理に注意し、過度な睡眠不足、極度に疲労した状態で作業、練習しないこと。
15
Ⅴ- 4 大会開催中の安全対策
① チームメンバーは競技中の安全管理対策を行う。
安全上の観点から、試合中はチームで準備したヘルメットとゴーグルを全員必ず着用す
ること。
腕や足を露出しない服装で靴を履くこと。
ピットにおいてもロボットに触れる、または作業を行う人は全員ゴーグルを着用するこ
と。
➁ 大会会場は大会運営スタッフ、取材・番組スタッフ、各高専関係者で混雑するため、
ピットスペースやロボット搬送時にも危険がないよう配慮すること。
③ ピットに持ち込む工具棚の高さは 1m 以下とする。
④ 競技中にロボットの不具合や暴走などが起きた時は、非常停止スイッチを押して停止す
ることを最優先とする。
⑤ 競技中の審判や相手チームメンバーの行動を考慮に入れたロボットの運用を心がけるこ
と。
Ⅵ.ルールの修正・追加
① 「ルールブック」は、競技の円滑な進行や安全確保のために変更されることがある。
② FAQ で発表される内容は必ず確認すること。
③ 競技フィールドは、会場環境や材料により、若干の誤差を含むものとする。
またデザインなどを変更する場合もある。
④ 全国大会の際、ルールを一部修正することがある。
16
Ⅶ. 今後の予定および提出物の締切
日
4月
程
項
目
備
考
17 日(金) ・「ルールブック」、「参加要項」の発表
24 日(金) ・ルール問い合わせ(質問)受付開始
8 日(金) ・ルール問い合わせ(質問)第1回締切 各チーム5個まで
5月
6月
7月
下旬
・第1回質問をまとめた「FAQ」発行
・ルール問い合わせ(質問)受付再開
ビデオ受付開始
5 日(金) ・「アイデアシート」締切
上旬
公式サイト掲出
安全対策チェックシート
・アイデア確認結果打ち返し
1 日(火) ・ビデオ受付締切
2 日(水) ・「エントリーシート」受付締切
アイデアシート最終版
9月
10 月
11 月
23 日(水)
~順次
4 日(日)
11 日(日)
18 日(日)
25 日(日)
1 日(日)
9 日(月)
22 日(日)
・「チーム紹介シート」締切
※枠外参照
・東海北陸地区大会実施
・北海道、中国地区大会実施
・近畿、九州沖縄地区大会実施
・東北、四国地区大会実施
・関東甲信越地区大会実施
・全国大会エントリー締切
・全国大会実施
安全対策チェックシート最終版
※「チーム紹介シート」、「安全対策チェックシート最終版」締切日
9 月 23 日(水)
・東海北陸地区大会 参加チーム
9 月 30 日(水)
・北海道、中国地区大会 参加チーム
10 月 7 日(水)
・近畿、九州沖縄地区大会 参加チーム
10 月 14 日(水)
・東北、四国地区大会 参加チーム
10 月 21 日(水)
・関東甲信越地区大会 参加チーム
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改訂履歴
5 月 21 日
P9.「Ⅲ-3 得点」 図 D を削除しました。
7月8日
P10.「Ⅲ-5 競技の終了と勝敗」➀ 勝敗
「(Vゴール)」を加筆しました。
P17.「Ⅶ.今後の予定および提出物の締切」
・「エントリーシート」受付締切を 9 月 2 日(水)に変更しました。
・「アイデアシート最終版」の提出締切を 9 月 2 日(水)に追記しました。
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