【税務トピックス】 平成 28 年度税制改正 平成 27 年 12 月 24 日に平成 28 年度税制改正大綱が閣議決定されました。 大綱では今回及び今後の主な改正趣旨は次のものとなっています。 ・デフレ脱却・日本経済再生 ・少子化対策・女性活躍の推進・教育再生 ・地方創生の推進・国際戦略特区の支援 ・一般消費者の消費税負担軽減 ・自動車消費の喚起等 <主な改正内容> ●所得税関係 ・空き家に係る譲渡所得の 3,000 万円控除(創設) ・三世帯同居住宅改修工事の税額控除(創設) ・セルフメディケーション(自主服薬)推進から個人が健康診査等の一定の取組みにより、 一定の医療用から転用された医薬品(スイッチ OTC 薬)を購入した場合の医療 費控除(特例) ●相続税・贈与税関係 ・農地等に係る相続税・贈与税の納税猶予制度の見直し ・直系尊属から結婚・子育て資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非課税措置に ついて、対象となる不妊治療費用に薬局支払分が含まれることを明確化 ●法人税(資本金 1 億円以下の中小法人関係) ・実効税率を「20%台」に順次引下げ(平成 28 年 4 月 1 日開始事業年度以降) ・建物附属設備及び構築物の償却方法は定額法に一本化 ・生産性向上設備等の取得による特例は適用期限をもって廃止 (即時償却は 28 年 3 月 31 日まで) ・雇用拡大促進税制と所得拡大促進税制の重複適用が可能 ・企業版ふるさと納税の創設 ●消費税関係 ・軽減税率制度の導入により、飲食料品等の譲渡は消費税 6.24%(地方消費税と合 わせて 8%)の消費税率を適用(平成 29 年 4 月 1 日以降) ・適格請求書等保存方式(インボイス制度)の導入(平成 33 年 4 月 1 日から) ●固定資産税 ・認定生産性向上計画に記載された生産性向上設備のうち、一定の機械・装置を取得 した場合、固定資産税は課税標準を最初の 3 年間価格の 2 分の1とする(新設) ●車体課税関係 ・自動車取得税の廃止(平成 29 年 3 月 31 日以降) ・自動車税及び軽自動車税の環境性能割(仮称)の創設 ※なお、上記の詳細につき弊社では 4 月 20 日に「平成 28 年度税制改正セミナー」の開催を予定 しております。申込等は別途、What’sNEW にてご案内させて頂きます。
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