名護市若年者継続雇用奨励金交付要綱 (趣旨) 第1条 この要綱は、市内の中小企業者・小規模企業者に対し、国の実施する試行雇用(以 下「トライアル雇用」という。)制度に基づき、試行的に雇用した若年者(以下「対象労 働者」という。)を引き続き常用雇用者として雇用した事業主に奨励金を交付することに より、若年者の継続雇用と雇用の安定化を図ることを目的に、予算の範囲内で名護市若 年者継続雇用奨励金を交付するものとし、名護市補助金等の交付に関する規則(昭和 56 年規則第 8 号。以下「規則」という。)に定めるもののほか、必要な事項を定めるものと する。 (定義) 第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところに よる。 ⑴ 中小企業者・小規模企業者 中小企業支援法(昭和38年法律第147号)第2条第1項第 1号から第3号までに該当するものをいう。 ⑵ 事業主 市内の中小企業者・小規模企業者をいう。 ⑶ 常用雇用者 1週間の所定労働時間が30時間以上で、雇用保険の一般被保険者をい う。 ⑷ 対象労働者 次に掲げる要件のいずれにも該当する者をいう。 ア 平成 27 年1月1日以降にトライアル雇用事業において試行的に雇用された者 イ トライアル雇用終了の日において 45 歳未満で、常用雇用者となった者 ウ トライアル雇用終了の日から常用雇用者として雇用されてから6月を経過する日 の間、本市に住所を有している者 (対象事業主) 第3条 奨励金の交付の対象となる事業主は、次の各号のいずれにも該当するものとする。 ⑴ 市内に主たる事務所又は事業所を有する者 ⑵ 雇用保険適用事業所の事業主 ⑶ 法人市民税又は市税に滞納がない者 (奨励金の交付対象期間) 第4条 奨励金は、対象労働者を常用雇用者として雇用した日から起算して6月を経過す る日の間、雇用した事業主に対して交付する。 2 前項の交付対象期間が満了する前に対象労働者を雇用しなくなったときは、当該奨励金 は交付しない。 3 対象労働者を雇用した事業主が、当該対象労働者を交付対象として本市の雇用に関する 他の補助金、奨励金、助成金等の交付を受けた場合は、第1項の規定にかかわらず、当 該対象労働者については奨励金の交付対象としない。 (奨励金の金額) 第5条 奨励金の交付額は、対象労働者1人につき 15 万円を限度とする。 2 奨励金の交付は、1回限りとし、対象労働者2人までとする。 (奨励金の交付申請) 第6条 奨励金の交付の申請をしようとする対象事業主は、対象期間を終了した日の翌日 から起算して2月以内に、名護市若年者継続雇用奨励金交付申請書(様式第1号)による ものとし、必要な書類は次のとおりとする。 ⑴ 若年者継続雇用実施報告書(様式第2号) ⑵ トライアル雇用結果報告書兼試行雇用奨励金支給申請書(国の押印のあるもの)の写 し ⑶ 労働契約書の写し ⑷ 事業主の法人市民税又は市税を滞納していないことを証明する資料 ⑸ 対象労働者の住民票(対象期間終了後に発行されたもの) ⑹ 対象期間における対象労働者の6月以上出勤状況が確認できる出勤簿等の写し ⑺ 対象期間における対象労働者の6月以上賃金支払状況が確認できる賃金台帳など の写し ⑻ その他市長が必要と認める書類 (奨励金の交付) 第7条 市長は、交付申請の提出があったときは、その内容を審査し、適正と認めるとき は、名護市若年者継続雇用奨励金交付決定通知書(様式第3号)により、申請者に通知 するものとする。 2 奨励金の交付条件に適合しないと認められる場合においては、名護市若年者継続雇用 奨励金不交付決定通知書(様式第4号)により、通知するものとする。 (奨励金の請求) 第8条 奨励金の交付を受けようとする事業主は、名護市若年者継続雇用奨励金請求書(様 式第5号)を市長に提出するものとする。 (調査等) 第9条 市長は、必要があると認めるときは、奨励金の交付を受けた事業主に対し、対象 労働者の雇用状況に係る帳簿等を提出させ、調査することができる。 (奨励金の取り消し等) 第 10 条 市長は、偽りその他不正の行為によって奨励金の交付を受け、又は受けようとし たことが判明したときは奨励金の一部又は全部の返還を命じ、又は奨励金の交付を取り 消すことができる。 (補則) 第11条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は市長が別で定める。 附 則 (施行期日) 1 この要綱は、告示の日から施行する。 (この要綱の失効) 2 この要綱は、平成30年3月31日限り、その効力を失う。ただし、この要綱に基づき交 付決定された補助金については、この要綱の失効後も、なおその効力を有する。
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