つがる市固定資産台帳整備及び財務書類作成支援業務委託仕様書平成２７年７月７日つがる市財政部財政課１.件名つがる市固定資産台帳整備及び財務書類作成支援業務２.目的現在、つがる市においては総務省方式改定モデルを採用し、平成２０年度決算より財務書類を公表しているところであるが、平成２７年１月２３日付総財務第１４号「統一的な基準による地方公会計の整備促進について」により、固定資産台帳の整備と複式簿記の導入を前提とした統一的な基準に基づく財務書類等を原則として平成２７年度から平成２９年度までの３年間で全ての地方公共団体において作成するよう要請されたところである。本業務は統一的な基準による財務書類作成の補助簿としての機能を有する固定資産台帳を整備し、より精度の高い財務書類を作成することを目的とする。３.委託期間契約締結日から平成３０年３月３０日４.業務内容（1）固定資産台帳の整備 ①計画の準備（職員説明会の実施） ②各課に対する資産ヒアリングの実施 ③資産評価基準案の提案・策定 ④資産に関する資料の収集及び整理 ⑤固定資産台帳に載せる資産の基礎データの電子化（エクセルベース） ⑥各課の資産電子データ統合 ⑦開始時帳簿価額の算定 ⑧固定資産台帳データベースの完成 ※固定資産台帳整備の期間については契約日から平成２８年度末までを想定しているが、平成２８年度内に公共施設等総合管理計画を作成する必要があるため、平成２７年度は公共施設等について優先して行うものとする。 ※標準的なソフトウェアの活用【総務省より無償提供】固定資産台帳機能 ⇒ Ｈ27.9 末まで提供予定（各固定資産の取得年月日、取得価格、耐用年数等のデータを管理する機能）（2）統一的な基準に基づく財務書類の作成支援（対象会計は別表 1） ①一般会計・特別会計財務書類の作成支援 ②全体財務書類（一般会計+公営企業）の作成支援 ③連結財務書類の作成支援 ④相殺消去集計等の支援 ⑤公表用報告書の作成 ※標準的なソフトウェアの活用【総務省より無償提供】・財務書類作成機能 ⇒ Ｈ27.12 末まで提供予定（既存の財務会計システムの現金主義・単式簿記のデータ等を取り込んで発生主義・複式簿記のデータに変換して財務書類を作成する機能）・活用機能 ⇒ Ｈ28.3 末まで提供予定（財務書類等のデータを基に将来の施設更新必要額の推計や施設別・事業別のセグメント分析等を行う機能）（3）その他本業務の遂行にあっては「統一的な基準による地方公会計マニュアル（平成２７年１月）に即すること。その他、不明な事項等は市担当者と協議のうえ実施すること。５.成果物等の提出（1）成果物 ①固定資産台帳整備マニュアル（紙及び電子データ） ②固定資産台帳データ（電子データ） ③資産評価基準（紙及び電子データ） ④統一的な基準に基づく財務書類の作成（平成２８年度分） ⑤その他、本業務に付帯する資料等（紙及び電子データ） (2)成果物の帰属本業務における成果及び業務作成上の資料は、全て市に帰属するものとする。よって、当該資料について市の承認を受けずに複製、公表及び貸与してはならない。６.履行体制固定資産台帳と財務書類の相互検証を行うことで固定資産台帳の更新を行っていくことを想定しているため、新地方公会計基準モデルに精通し、基準モデルでの固定資産台帳整備業務及び財務書類作成業務の実績を有する者が従事しなければならない。また、資本的支出と修繕費の判別等、会計的な専門知識を有する必要がある業務であるため、税理士及び公認会計士の有資格者が必要に応じて監修できる体制を有していること。７.契約方法契約方法は、公募型プロポーザル方式で採用した業者と随意契約を行う。８.その他留意事項 ①秘密保持受託者は業務の遂行上知り得た事項を本市の同意なくして第三者に漏らしてはならない。 ②協議及び報告受託者は、本業務の各作業段階において、作業内容、手法等を整理し委託者と十分な協議を行うものとし、作業期間中は業務の進捗状況を随時報告するものとする。 ③疑義の解釈本仕様書に定める事項について、疑義を生じた場合、または本仕様書に定めのない事項については、つがる市と受託者双方協議の上これを定める。別表１＜対象会計＞【連結会計】【つがる市全計】６会計 ○普通会計・一般会計 ○公営企業会計・農業集落排水事業特別会計・公共下水道事業特別会計 ○公営事業会計・国民健康保険特別会計・後期高齢者医療特別会計・介護保険特別会計１４会計【連結対象団体】８会計 ○一部事務組合・広域連合・西北五環境整備事務組合・西北五広域福祉事務組合・津軽広域水道企業団西北事業部・つがる西北五広域連合・青森県後期高齢者医療広域連合・青森県市町村総合事務組合 ○地方公社・土地開発公社 ○第三セクター等・つがる地球村㈱