保護者の皆様へ 「早寝・早起き・朝ごはん+家庭学習」のススメ 子どもたちの夢や目標の実現に向け学習習慣の定着を! 〇 子どもたちが夢や目標を実現し、将来自立して生きていくためには、発達の段階に応じて家庭での学習時間を設定 するなど、学習習慣の定着を目指した取組を推進することが大切です。 ○ 家庭学習を推進する際には、学校で学習したことが確実に身に付くことができるよう復習したり、興味のあること を進んで調べたりするなど、子どもが意欲的に取り組むことができるよう工夫することが大切です。 1 学習習慣の定着を目指して 【小・中学生】 学年×10分+10分以上 【高 校 生】 「毎日家庭学習を実施、進路希望等に応じた時間を設定」 ○小・中学生に対しては、 【学年×10分】を基本とし、児童の実態や学年等に応じて【+10分】を努力目標として 設定するよう家庭で支援しましょう。 ※学年は、小・中学校を通じて義務教育9年間と考えて設定します。(中1→7学年、中2→8学年、中3→9 学年) ○高校生に対しては、生徒が進路実現に向け主体的に学習時間を設定し、効果的に家庭学習に取り組むことができる よう家庭で支援しましょう。 2 本道の子どもたちの学習時間の状況について ○普段、1日当たり1時間以上勉 強していると回答した北海道の 小・中学生の割合は、全国と比 べて、小学校6年生では12. 7ポイント、中学校3年生は、 6.5 ポイント低くなっています。 また、高校生の2割以上が、 家庭学習を「まったく、ほとん どしない」と回答しており、学 習習慣の定着を図る必要があり ます。 「目安の時間を決めて子どもの生活リズムを整える」北海道教育委員会リーフレットより 平成 26 年度北海道高等学校学習状況等調査より 北海道教育庁根室教育局 3 家庭学習の習慣化を図るための具体的な取組 学習に集中できる環境づくり+子どもへのかかわりの工夫がポイント! 家庭学習の習慣化には時間がかかります。「昨日はしっかりできたのに今日はやる気が感じられない。」「何度も注 意しているのになかなか学習に取りかからない。 」など、お子さんの行動にイライラしてしまうことがありませんか? 家庭での学習習慣の定着に向け、次のようなことに留意しながらお子さんに接することが大切です。 ヒント1 □ 生活のリズムを整えましょう 早寝・早起き・朝ご飯や朝の排便を意識させたり、 十分な睡眠時間を確保させましょう。 □ テレビやゲームの時間を決めさせましょう。 ヒント3 学ぶ雰囲気をつくりましょう □ 学習する場所を確保し、教科書やノートが整理さ れているかを確認しましょう。 □ テレビを見ながら、音楽を聞きながら、ゲームを 横に置きながら勉強することは、やめさせましょ う。 ヒント2 学習の計画を立てましょう □ 具体的なめあて(学習時間・学習内容)を立てさせ、 実行できるように見守りましょう。 □ 毎日、同じ時間に家庭学習を行うようにし、学習時間 になったら、机に向かっていることを見届けましょう。 ヒント4 子どもへのかかわりを工夫しましょう □ 「勉強しなさい!」は禁句です。 「今日の勉強は国語の 漢字からやる?それとも計算からやる?」など、言葉か けを工夫しましょう。 □ 丸をつけたり、声を掛けたり、子どもの近くで読書を したり、見届け、励ましたりしましょう。 大切なことはわかったけれど・・・。具体的にはどうすればよいの? Q1 どのくらい勉強させるとよいの でしょうか? ・家庭での学習時間について、親子で約 束をつくりましょう。 ・小学生は学年×10 分+10 分、中学 生は 80 分~100 分を参考に時間の 目安を決めましょう。 Q3 どのようにほめたらよいのでしょ うか? ・ 「丁寧に書けたね」 「自分から取り組む ことができたね」「計画どおりにでき たね」など、できるようになったこと を具体的に笑顔でほめましょう。 Q2 「この問題、わからない!」と言わ れたら? ・ 「一緒に考えようか」 「調べてみて、わか ったことを教えてね」など、子どもが諦 めずに取り組もうとする言葉がけを工 夫しましょう。 Q4 「なんで勉強しなきゃいけないの」と 言われたら? ・勉強していることが生活とどのように関わ っているのかについて一緒に考えましょ う。 ・将来の夢や目標について話題にし、子ども が自分の将来について考える機会をつく りましょう。 「北海道高等学校学習状況等調査」の結果から、高校生には「学習意欲」や「家庭学習習慣」に課題が見られます。 家庭学習の定着に向けて、次のようなことに留意しながらお子さんをサポートすることが大切です。 Q1 勉強しようとしない。 どうしたら、勉強するようにな るの? ・学習場所の整理整頓や居間のテレビ の音量調整など、子どもが学習に集 中できる環境をつくりましょう。 Q2 勉強したと思ったら、スマートフォ ンを触っている。どうすればよいの? ・家庭学習に取り組む場合には、学習場所 にスマートフォンや携帯電話を持ち込ま ないなど、ルールを定めましょう。 Q3 将来、どうしたいのかが、決 まっていない。どのようにアド バイスすればよいの? ・「将来、どうしたい?」「そのため には、どうすればよいと思う?」 など、子どもの考えを引き出すよ うに言葉がけを工夫しましょう。 ・子どもが取り組んだ家庭学習の量 や内容に着目して、子どもの頑張 りを積極的にほめましょう。
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