探究的な学びを促す Researcher-Like Activity による授業の事例研究 第2回 RLA 研究会のおしらせ RLA(Researcher-Like Activity)とは,研究者の活動をモデルとして縮図的に授業に組込み,研究 者の活動のおもしろさや困難さを模擬体験しながら,主体的な探究活動とともに学習者の意欲を引 き出す教育実践で,市川伸一氏により提起され,狩俣智氏によって中学校の数学教育に導入されま した。本研究では,狩俣氏の研究をうけ,さらに継続・発展させるべく,RLA の教育論的な意義づ け―とりわけ近年重視されている数学的活動や数学的コュニケーション能力,数学的表現力の育成 との関連―とともに,中学校の数学教育はもとより本格的な高等学校への適用可能性を探りたいと 思います。また,研究者の活動の模擬体験に付随して知識や技能を広げる可能性や,これまでの積 み上げ的な授業観・学力観に支配された数学教育からの転換への示唆等も検討したいと思います。 第2回研究会は,下記のように東京女子学園中学校・高等学校を会場に開催予定です。この研究会は オープンに行いますので,ご関心のある方はふるってご参加下さい。 なお,本研究は下記のメンバーで2014年~2016年の科学研究費助成を受けています。 研究代表者:伊禮三之(琉球大学教育学部附属教育実践総合センター) 研究協力者:狩俣 智(沖縄市教育委員会)/仲地範禮(沖縄県立総合教育センター) 金城文子(沖縄県立普天間高等学校)/上江洲隆(沖縄県立開邦高等学校) 青木慎恵(福井県立武生高等学校)/生田万紀子(福井県立藤島高等学校) 福田浩之(福井県立高志高等学校)/川西嘉之(富山国際大学附属高等学校) 小林俊道(東京女子学園中・高等学校) 日時 授業研究/2015年10月17日(土)10:40~12:30 研 究 会/2015年10月17日(土)13:30~10月18日(日)15:00 会場 東京女子学園中学校・高等学校(担当窓口教員・数学科/小林俊道教諭) 〒108-0014 東京都港区芝4丁目1-30 TEL:03-3451-0912 日程・内容 17日(土) 授業研究「合同変換による RLA のポスターセッション」 対象学級/中学校1年1・2組 実施校時/公開授業;3校時(10:40~11:30)・授業研究;4校時(11:40~12:30) 授 業 者/小林俊道(東京女子学園中学校・高等学校教諭) 17日(土)13:30~18日(日)15:00 研究会「講演と実践報告による RLA の検討」 基調講演/市川伸一(東京大学大学院教育学研究科教育心理学コース教授) 「RLA の趣旨と今後への期待」(17日(土)13:30~15:00) 招待講演/齋藤忠之・井口浩(新潟大学教育学部附属長岡校園教諭) 風間寛司(福井大学大学院教育学研究科教職開発専攻准教授) 「附属長岡中学校における RLA の取組と目指す問題解決的な授業の質」 講 演 ①/福田浩之(福井県立高志高等学校教諭) 「2次関数の条件変更による RLA」 講 演 ②/堀裕樹(福井大学大学院教育学研究科院生) 生田万紀子(福井県立藤島高等学校教諭) 「和算を題材とした RLA -中間発表会までの活動を振り返って-」 講 演 ③/伊禮三之(琉球大学教育学部附属教育実践総合センター准教授) 「フィボナッチ数列の周期性を題材とした RLA」 報 告①/青木慎恵(福井県立武生高等学校教諭) 「福井大学ひらめき★きらめきサイエンスにおける RLA の報告」 報 告②/川西嘉之(富山国際大学附属高等学校教諭) 「ガウス記号の RLA」 連絡・問い合わせ 伊禮三之 [email protected] または 098-895-8442(研究室直通)
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