~アクティブラーニングを促す学習・教授パラダイム~ Q2.アクティブラーニングって何なの? Q1.21世紀型の学びとは? A. 受け身ではない学習です。先生の説明を聞くばかりのつまらない授業。 そんな受け身の学習では知識を増やすことしかできません。受け身を乗り越え,生徒が 活動するアクティブラーニングでこそ21世紀に必要な資質・能力は育ちます。本校では 「Instruction」と「Learning」という2種の授業でアクティブラーニングを促します。 A. 21世紀を生き抜くために必要な力をつける学習です。 予測困難で正解の無い難題が待ち受ける 21 世紀には,知識だけでなく様々な資 質・能力が求められます。人と協働する力や情報活用能力などを高めるために, 私たちはアクティブラーニングに取り組んでいます。 Q3.活動ばかりで内容のない授業にならない? A. なりません。確かな学びがあります。活動は楽しそうだ けど,何を学んでいるのかわからない,そんな授業をよく「活動あって内 容なし」といいます。本校の Learning と Instruction にその心配はいりま せん。生徒が生き生きと活動しながら,教科の学習内容も身につく仕組み があります。ぜひ,本校の授業をご覧下さい。 Q4.Instruction と Learning の違いは? 。 A. 「習う」と「学ぶ」の違いです Instruction も Learning もどちらも,生徒が問題解決にチャレンジしながら,その過程で学習内 容を習得する授業です。 Instruction では,1つのめあてに向いながら生徒の「どうすればいい んだろう?」と感じた場面で教師が教え,生徒が習います。 Learning では,生徒が自分なりに課題解決に取り組む中で,「こうした らどうかな?」と感じた場面で自ら学びます。それぞれに学ぶタイミン グと内容が異なります。 「学び方」を変える。 未来が動き出す。 Q5.教師は何をするの? A. 生徒の学習意欲を高め,学びを保障します。まず大切なのは生徒の Q6.うちの学校でもできますか? A. 可能です。生徒の実態が違えば授業も変わるので,課題や時 間や内容のアレンジは必要です。生徒に合わせて,生徒がやる気にな る課題を用意し,道具やグルーピングなど条件を工夫してください。 本校が提案しているのは授業そのものの考え方です。 「先生が説明し, 生徒が聞く」「正解は先生がもっている」という授業観をまずは思い 切って捨ててみましょう。その後の授業づくりのポイントは研究紀要 と協議会で説明しますので,ぜひ本校にお越し下さい。 教育研究発表会 平成27年9月10日(木) 福岡教育大学附属福岡中学校 092-771-8381 学ぶ心に火をつけること。生徒が解決したいと思うような学習課題と,解決過程で積ませ たい経験を設定して単元をデザインします。Learning と Instruction では,その先の教師の 役割が大きく異なります。 Instruction では,教師は生徒を課題の解決へと導きます。課題解決の途中,生徒全員が同 じ場面で同じことを学習できるように,適切な手だて(説明や発問,板書)を適切なタイミン グで行います。教えるタイミングの見極めと,何を教え,活用させるかが重要です。 Learning ではファシリテーター(促進者)として生徒の学びを促します。生徒が探究できる 学習環境を整え,めざす姿を生徒に示して,望ましい解決を促します。また,生徒それぞれの 状況に合わせて,考えを整理したり,助言したり,一緒に学んだりします。その様子を授業で ご覧下さい。 Q8.ICTが必要では? Q7.総合的な学習の時間じゃないの? A. 各教科の授業です。Instruction も Learning も教科 の時間ですから,各教科の学習内容が明確です。さらに, これまでの教科の授業とは学び方が違っているため総合的 な学習の時間と同じような効果も期待できます。 A. なくても大丈夫です。ICTは情報収集とコミュニケー ションの手段の一つであり,今までのように教師が資料を沢山 用意したり,図書室を使ったり,ホワイトボードを使用したりと 工夫すれば問題ありません。もちろんICTがあれば便利です。 そしてICT機器は今や世の中に欠かせない道具ですから,学 校で全員が操作する機会を得るべきだと本校では考え,ICT を積極的に用いています。
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