くり いかり 康雄 レポート 子育て編 人 職 創 る 街を まちづ Vol.5 市民ニーズに応える子育て支援! 4月から、「子育て支援法」が本格スタートします。この法律が目指す「子どもを 産み、育てやすい社会の創設」の実現に向け、川口市でも「子ども・子育て支援事業 計画」が策定していきます。子育て支援を向上させるチャンスです。 地域の多様なニーズにも対応するために、学校空き教室を利用したり、保育士の資 格保有者やボランティアや子育て経験者、高齢者の方など地域のさまざまな方が地域 の子育てに参画できる仕組みを工夫していきます。 安心して子育てができるまちづくり 子どもの教育環境の整備を重点施策としてる流山市では、30 歳代の人口が一番多くなっています。小児医療や保育・幼児教 育が充実し、子育てしやすいまちを創ることによって、若い世 代が流入し、より活気ある川口にしていくことができます。 「量」だけでなく「質」を向上 川口市でも子育て世代の女性の就業率が 低い「M字カーブ」となっています。 働くお父さん・お母さんのニーズに応えるためには、保育所 の定員増といった「量」だけでなく、保育時間の延長、一時預 3世代家 族, 4.5% かりの充実など、より柔軟な保育が求められます。 地域ぐるみで子育て 核家族, 95.5% 核家族が増え、子育てについての相談がしにくくなってきて います。子育てを地域全体で支え、子どもとともに地域も成長 していくようなまちづくりを目指します。 6歳未満の子どもがいる家庭の 家族形態 いかりやすお 【碇康雄のプロフィール】 川口市生まれ(51歳) 川口市立芝南小学校、川口市立芝中学校、 埼玉県立浦和高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業 環境学修士(ヨーク大学・カナダ)、Ph.D=政治学博士 (北イリノイ大学・アメリカ) 民間シンクタンクで、環境問題・まちづくりなどの調 査・研究に従事。環境問題・まちづくりに取り組むNPO などで幅広く市民活動に取り組んでいる。 平成23年4月 惜敗。 川口市市議会議員選挙に挑戦。100票差で 出典:川口市「子ども・子育て支援事業計画」 討議資料 平成27年(2015年)1月 〒333-0866 埼玉県川口市芝2-8-2 TEL:048-268-2696 FAX:048-437-5585 EMAIL: [email protected] HP:http://ikariyasuo.com い か り 康 雄 働くお父さん、 お母さんを応援します 1 保育 ・利用しやすい保育の実現 川口市の待機児童は119人(H26.4)と」されてい ますが、「認可保育園に入園申請して不承諾等と なった児童の数は1288人」という指摘もあります (「日経DUAL」)。その解消を目指します。 保育の充実は定員増だけではありません。働く保 護者のニーズに応えるためには、低年齢児保育、保 育時間の延長など、より柔軟な保育の実現を目指し ます。 明日の ために! の 口 川 3 小児医療 川口市の小児救急医療は、医師不足に加え、軽症 の患者が休日や夜間に救急病院へ集中する傾向に あり、医療機の大きな負担となっています。 川口市の医師数 医師数 医師数 対象人口1 万人当たり 全国ランク (813市区中) 746人 12.77人 577位 小児科医師数 63人 8.09人 357位 産婦人科医師数 37人 2.76人 454位 出典 厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師調査」 2012年 重症以上 2.6% お父さん・お母さんの声 ・希望の保育園、保育所に入れない。 中等症 17.5% ・高学年も学童保育を利用できるようにしてほしい。 ・学童保育の時間を延ばしてほしい。 軽症 79.9% ・保育の質の向上 家庭保育室など、認可外保育施設の経営基盤の強 化や、食育の観点からの保育園での給食の改善が望 まれます。学校の空き教室を利用したり、市内の保 育士資格保有者が技能を活用できる仕組みを工夫し ます。 2 教育 ・個性豊かな幼児教育への支援 幼稚園の公設民営方式の拡充など、民間の柔軟な 発想や努力が生かされるような仕組みをめざしま す。スポーツ、音楽、食育、環境、国際性など、個 性豊かな幼児教育の推進を応援します。 ・学校・家庭・地域の連携協力の促進 地域特色ある活動を行っている市民団体やボラン ティアとの協働によって、学習環境を向上させ、児 童に多様な体験をしてもらうことが必要です。専門 的な知識をもつ市民団体とのネットワークなど、学 校と地域の連携を支援します。 傷病程度別搬送人員の状況(満18歳未満) 出典:川口市「消防年報 救急」 夜間救急診療は、便利な時間外診療窓口ではありま せん。大切な夜間救急診療を守るために、皆が考えな ければならない問題です。他の自治体では、救急診療 の安易な利用を抑えるために、休日・夜間の救急受診 に対し、休日加算、時間外加算を設けているところもあ ります。 受診すべきか迷ったときは、埼玉県小児救急電話相談があ ります。小児科経験のある看護師が相談に応じます。 #8000(NTTのプッシュ回線をご利用の場合) 048-833-7911(ダイヤル回線、IP電話、ひかり電話の場合) 4 コミュニティづくり ・地域活動への支援 子育には、行政や家庭、学校だけでなく、地域 で支え合あえるコミュニティが重要です。町会・ 自治会、市民団体への活動支援を強化します。 ・子育て家庭の負担軽減 子育て家庭の負担を軽減するため、家庭の経済 状況によって、子どもの受ける教育、福祉、医療 などに格差が生じないよう、必要とする家庭につ いては経済的な支援を行います。
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