がん哲学外来研修センター ニュースレター No.60 発行:NPO 健康工房 SAKU(2015.8.13) がん哲学外来「銀座メディカルカフェ」 東海大学医学部 安藤 潔 銀座メディカルカフェは中央区銀座 5 丁目の鳩居堂ビ ル、そうです、あの日本で一番地価の高いビルの 5 階で開 催されております。それだけでも一度はお寄りいただく価 値があります。 さて、まじめな話。このカフェは 2014 年 12 月に開設さ れたばかりです。はじめは、東京のど真ん中で「がん哲メ ディカルカフェ」の需要があるのだろうかと心配でしたが、 スヴェンソン銀座サロンの方々、ナース部会の方々の熱心 なサポートをいただいて、毎回満員の盛況です。私からは 始めに簡単な話題提供をさせていただきますが、その後は グループワーク、個人面談も受け付けています。固定参加 者が少ないことが他のカフェとの大きな違いでしょうか。 都会のオアシスを目指して活動しています。土曜日の午 後に、銀座で散歩がてら一度お立ち寄りください。 記念すべき二つの講演 順天堂大学医学部 樋野 興夫 8 月 8 日(土)、東海大学伊勢原校舎で伊勢原市 立・平塚市立小学校教諭を対象に「がん教育〜がん 哲学外来の知恵〜」 (東海大学大学院医学研究科 主 催)をする機会が与えられた。これは「文部科学省 採択事業 がんプロフェッショナル養成基盤推進プ ラン」事業の一環であり、「国のがん対策推進基本 計画(平成 24 年 6 月)〜小学校におけるがん教育 の考え方と進め方〜」では「がん」教育について「子 どもたちに対しては、健康と命の大切さについて学 び、自ら健康を適切に管理し、がんに対する正しい 認識を持つよう教育することを目指す」とされてい る。今回の講演会は新しい試みであり、小学校の先 生方も熱心に耳を傾け下さり、大いに感動した。 東海大学の講演後は、海老名総合病院での「がん 哲学外来開設記念講演〜第1回大島正健記念・がん 哲学外来シンポジウム〜」に参上した。急遽、大島 正健(札幌農学校1期生)のお孫さんの大島智夫先 生(90 歳)も出席され、会場は大いに盛り上がっ た。筆者は若き日に、『クラーク先生とその弟子た ち』 (大島正健著 大島正満、大島智夫 補訂:教文 館)を読んで、教育者としてのクラークの人物像、 「Be gentleman」 、「Boys, be ambitious !」の由来 を学んだものである。 札幌農学校2期生には、筆者の源流である、内村 鑑三・新渡戸稲造がいる。札幌農学校1期生・2期生 が創立した札幌独立キリスト教会 (1882 開始) で、 今秋、講演を依頼された。人生の不可思議を思う 日々である。今後、定期的に「大島正健記念 がん 哲学外来カフェ in 海老名」が開催されることが決 定された。海老名地域での、病院で治療する方やご 家族との「懸け橋」になることであろう。 がん哲学外来研修センター 佐久市前山 321-3(佐久クアハウス内) Tel:0267-63-5369 mail:[email protected]
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