2014DMA ECHO ダイヤモンド賞授賞

株式会社ディーエムエス 取締役会の皆様へ
・DMA2014 国際エコー賞ダイヤモンド賞受賞作品に学ぶ -5.19.15
DMA2014‐国際エコー賞・ダイヤモンド賞受賞作品に学ぶ
卓越した戦略・クリエイティブ・目を瞠るレスポンス率、売上額、そして桁外れの ROI
ダイレクトマーケティングジャパン株式会社
代表取締役社長
岡
徹(あきら)
本年も米国 DMA 国際エコー賞の募集受付が開始されました。今回は募集開始に因み、国際エコー賞の魅
力と学ぶことの意義を再認識していただきたく DMA2014 年のダイヤモンド賞をご紹介いたします。
キャンペーン名は<Wide War One (第一次大判戦争)>。クライアントは富士ゼロックスニュージー
ランドで、エージェンシーは Republik ニュージーランドです。
以下に内容をまとめましたので、卓越した戦略・クリエイティブ・目を瞠るレスポンス率、売上額、そし
て桁外れの ROI を学んでください。
2013 年の半ば、富士ゼロックス社は新規参入した市場で 3 種類の新しい高性能高速大判プリンターの発
売準備の最終段階にさしかかっていました。ただひとつの問題は、富士ゼロックスが、ターゲットとなっ
ている「男性ばかりの」
「ハイテクに精通した」
「高性能の製品に目がない」といった顧客層に対してキャ
ンペーンを実施した経験がなかったということでした。そこでニュージーランドの看板・印刷業界に照
準を合わせ、小判の環境に配慮した印刷手法との戦いへの参加を呼びかけました。
我々はこの戦いを<Wide War One (第一次大判戦争)>となづけました。そう、より大きな印刷サイズ
のための戦いです。
2014DMA ECHO ダイヤモンド賞授賞
<6月10日開催予定の、DMA2015国際エコー賞研究会開催で紹介作品の一つです。>
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キャンペーン名:Wide War One(第一次大判戦争)
クライアント:富士ゼロックスニュージーランド
エージェンシー:Republik ニュージーランド
●目的: ・富士ゼロックスの大判印刷マーケットへの参入
・負担の少ない小判印刷との戦い
・大判印刷可能な 3 つの新しいデジタル印刷機の紹介
●クライアントの役割:
・新発売イベントを企画・実行し、大判印刷機の機能が提供する未知の世界についての話題を巻き起こすこと
・新発売キャンペーンの 1 ヶ月間で Acuity セレクトシリーズの印刷機を 1 台販売すること
※大判印刷市場における富士ゼロックスの位置づけは「真摯に取り組んでいる業者」というもの
●ターゲット:
ニュージーランド国内の看板・印刷所のオーナー、製図技師や建築家といった男性、約 200 人
●手法:
①DM は榴弾砲の砲弾(筒状の DM パッケージ)に招待状、大きなポスター3 枚、ドッグタグ(兵士が首から下
げる認識票)を入れて送付されました。
・ポスターは富士ゼロックスの大判デジタルプリント技術を証明するために、それぞれ異なった機材を用い、
様々なテーマで印刷されました。
1.Acuity Advance Select で印刷された個別の徴兵ポスター
2.Acuity LED 1600 で印刷された個別の大きなサイズの招待状と発表イベントへ会場への地図
3.Docuwide C842 で印刷された大きなサイズの軍用機の設計図
・ドッグタグには自分専用の URL が刻印されました。
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②DM を受け取った人は、その URL を用いてウェブサイトにログオンし、キャンペーンへの出席を返信、特別注文
できる自分だけの模型飛行機をデザイン、登録することができました。
③富士ゼロックスはそのデザインをダウンロードし、自社製品を用いて特別に輸入したバルサ材に印刷、レーザー
カッターで裁断され、組み立てられたのち、イベント会場で参加者に手渡されました。そこで参加者は景品
を巡って空の戦い(飛行機飛ばし)を繰り広げました。
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結果:
193 通の DM パッケージのうち、149 通の好意的なレスポンスを獲得し、レスポンス率は 77%に達しました。また、
キャンペーンイベント当日の夜、Acuity セレクトシリーズの印刷機 1 台を売り上げ、翌週には 2 台を売り上げました。
また別の機種の印刷機もその販売日の 1 週間以内に 8 台が販売されました。目標とした ROI(投資利益率)は
$4.65 でしたが、実際の ROI は$48(支出$1 あたり)を達成しました。これは、目標としていた利益率のほぼ 10 倍
です。また、$1,500,000 相当の契約交渉が進行中で、キャンペーンイベントで同じく取り上げた関連するその他の技
術ソリューションも販売することができました。
まとめ:
これは富士ゼロックスの大判デジタル印刷機のみが提供可能な DM キャンペーンでした。目をみはるレスポンス率、
売上額、そして桁外れの ROI(投資利益率)、これを見れば、ダイレクトマーケティングが販売における困難をも難なく
解決できるものであったことがご理解頂けるでしょう。
担当者の声:
○富士ゼロックス・コミュニケーション部門責任者 Amber Henderson 氏
「我々はまず 3 月の段階で"Republik 社と簡単なミーティングを行ない、そこでの話し合いにもとづき、彼らから
クリエイティブの方向性についてたくさんの提案がなされました。それぞれがとても素晴らしいものでしたが、私たちは
‘Wide War 1’を採用しました。わが社の新製品の機能を効果的、かつ強力に魅惑的な方法で証明することが
出来ると考えたからです。業界での評判も素晴らしく良好ですし、イベントにお集まりいただいた多くの皆さまにも
弊社の新製品の品質を実地でご覧頂くことが出来ました。我々の DM の信ぴょう性が証明されたことで、ニュー
ジーランド警察とその爆発物処理班の興味を引くこととなりました。我々のキャンペーンのややおどけた側面が幸
運にも人々に理解されたようでした!」
○Republik 社・責任者 Paul McNamara 氏
「富士ゼロックスはとても素晴らしいクライアントであり、我々はこのプロジェクトをとても楽しみながら進めることが
出来ました。富士ゼロックスの技術により、我々のキャンペーンを他とは一味違った形で進めることが出来ました。
富士ゼロックスの機器を使ってキャンペーンを行うという基本条件にあくまでも忠実であるよう努めました。デジタル
印刷の領域はここ数年で大きく発展しました。そして富士ゼロックスはその発展を先導してきました。キャンペーン
は非常に大変なものでしたが、結果としてキャンペーンイベントと富士ゼロックスの大判印刷技術に対する非常に
たくさんの興味を集めることが出来て良かったです。売上も好調です。
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