第一回 叶研 - 一般社団法人叶えるコンシェルジュ協会

「第一回 叶研」キックオフ例会
株式会社キンダーガーデン
代表取締役社長
1.
加美野ケシーカ容子
占いとの最初の接点
立命館大学を卒業後、新卒で船井総合研究所というコンサルティング会社に入社しまし
た。コンサルティングとしての社会人キャリアをスタートしました。そこから不動産事業部
にてトップセールス・史上最速の昇進を記録させてもらいました。そこでなぜか 2013 年に
突如占い師を目指しました。真剣に2か月ぐらい西洋占星術とルーンキャスティングを勉
強しましたが、適性がなかったので占い師になる道をあきらめました。それから、占い師さ
んのプロモーション動画制作をフリーランスとして開始しました。その時は「いつもでっか
いリュック背負ってウロウロしてるタンクトップ着てる子だれ?!」っていう感じで(笑)
必死に名簿を集めてテレアポして突撃するっていう草の根をわける営業から実はキンダー
ガーデンは生まれてます。
2.
私のキャリアに突然現れた占い
船井総合研究所って皆さんどんなイメージがありますか?私が年間で取れた休日は 15~
30 日ぐらいでした。1日もパソコンをさわらない日が月1回あったかないかぐらいの生活
1
スタイルが丸4年続きました。札幌から鹿児島までクライアントがいたので、毎日始発で新
幹線・飛行機に乗って飛び回る生活をしていました。事務所に戻ったらプロジェクトのメン
バーの後輩に指示を出したり、家に帰って半目でシャワーを浴びて移動中の新幹線でまた
寝る生活が軽く 4、5 日は続くんです。そういう生活を送ってました。
厳しいノルマも毎年更新されて、例えば 800 万稼いだら来年は 1500 万いけるよね、1500
万稼いだら来年は 3000 万いけるよね、そういう毎日でした。
数値管理も毎週の数字の報告、
見込、顧客リストの奪い合い、1人あたりの集客コストがコンサルティング業界はものすご
く高いので名簿の奪い合いはおこりました。そういうことを課せられると人間関係ってギ
スギスするんです。みんながライバルなので仲良くできない。社内競合もものすごく激しい。
その中でたくさんのものを失いました。大学の時から付き合っていた彼氏とも当然別れま
したし、家族との交流もほとんどなかったです。大学の友達と遊ぶこともほとんどないまま
3,4年生活しました。船井総研は悪くないんですよ。その環境の中での私の働き方が悪か
ったんです。
私が会社でのキャリアの中で失った最大のものが「健康な精神」です。こんな生活を 3 年
続けてたら病んじゃったんです。具体的にどういうことかというと、自分の人生の中のほと
んどを仕事が占めますので、仕事以外の自分の価値に関して全く神経が麻痺してしまって
いる状況でした。なので、数字を追いかける、クライアントと営業をかける、支援先に出掛
けるところ以外の自分の価値を全くもって忘れてしまった状態で倒れてしまいました。そ
の時は病院に通って薬を飲んでました。うつ病ですね。今の世の中そんなに珍しいことでは
ないと思います。たくさんの方がうつ病にかかって寝込んでしまったり、自分の価値がわか
らなくなってしまったり。ただ、自分は絶対にうつにならないタイプだと思っていたんです。
うつになった後輩がいるってきいたら「アホちゃう。甘えやろ」って思ってたんです。自分
がまさか動けなくなるなんて 1 ミリも想像していませんでした。
その中で私が何をしたかというと、占いにどっぷりハマったんです。会社に相談しても、
会社は会社員としての私の役割としてのアドバイスしか出てきませんよね。例えば、彼氏に
相談しても彼女としての私の役割がどうしても入ってくる。家族からしたら娘としての目
線。私からすると占い師さんと話す時間ってすごく癒しと感動があって、それが何なのかと
いうと唯一、加美野容子を加美野容子として話を聞いてくれたっていう感動があったんで
す。船井総研にも産業カウンセラーいるんですよ。医者にもかかってました。でも、医者か
らみると患者さんなんですよね。産業カウンセラーさんからすると、自分が取引してる会社
の社員さんなんですよ。でも、占いって不思議と私の存在そのものの意義を見出してくれ
て、話をしてくれたっていうところで、
「占いによってすごく救われた」っていう感動があ
って占い師になろうと思ったんです。これが、私が最初に占いとふれあった接点です。
元々は占いが大嫌いでした。弱者のものだと思っていました。自分で物事を決められない
人が使うものだと本当に思っていました。私の母親が霊能者なんですが、母親に対するコン
プレックスもあったと思います。それぐらい嫌いだったものに、自分が病んでしまったこと
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をきっかけにふれた接点のところで物凄い感動を味わいました。初めに私をみてくださっ
た先生が良かったっていうのもあると思います。私はそれを通じて「もっとこれを色んな人
が使えばいい」と思ったので占い師になろうと思ったんですけど、人の話を聞く適性がなか
ったので(笑)事業側に回りました。それで立ち上げたのが、フリーランスで占い師さんの鑑
定光景を撮って考え方を公開して、誤解のない真っ直ぐな占い師さんのメディアをつくれ
ばみんなが見てみんながもっと占いを使うんじゃないかと思って立ち上げたのが前衛の
「占い師 tv」です。
3.
自分を自分足らしめるものを教えてくれた占い師さん
世の中には色んな役割があります。色んな人が色んな社会の役割にまみれて苦しい思い
をしてると思います。船井総研でも私以外にも病んで辞めていった人が何人もいますし、友
達の話を聞いていても仕事で一生懸命頑張ってる女の子が病んでしまったっていう子もた
くさんいます。そういう子たちに対して、自分を自分足らしめるものを教えてくれた占い師
さんに対して、もっともっと世の中に広げていってほしいなという思いがまずあります。
仕事で成果を上げていても、心の中は孤独でいっぱいでした。社会とのつながりを断たれ
てしまったという思いで人間関係もダイエットされました。ただただ孤独だったんですけ
れども、占い師さんの技術によって「自分の無価値観」という孤独から私を引きずり上げて
くれました。何千万稼がなくたって、5人も6人も自分の部下がいなくたって、コンサルタ
ントとしてのレコードがついていなくたって、
「あなたはこういう価値がある人間として生
まれてきてるんだよ」っていうことを教えてくれたのは占い師さんでした。
でもそれは根拠ってないですよね。「運命学」「命占」「チャネリング」色んな手法があり
ますけど、
「何でなのか」っていうところは実は誰も知らないんです。
「こうなってたから」
というような統計学的なものなんですが、私にとってはすごく救いだったんです。だから、
この感動を世の中に伝えたいと思っています。
皆さんはそれを体得している技術者であって、物凄く尊敬しています。私には出来ないこ
となので(笑)。物凄い難しい勉強をしていらしてることも理解しています。ご自身の技術
の研鑽に投資されていることもわかっています。それをもっと付加価値をつけて、社会に対
して発信していきたいという気持ちが大前提としてあります。
これまで私は理屈と数字の世界で生きてきました。マーケティングは過去から未来を予
測することなので、数字がいくらだったりとか、集客がいくらだったりとか、そういうとこ
ろから「未来はきっとこういうチラシが当たるだろう」とか、「集客これぐらいくるだろう
からこれぐらい売上立つだろう」とか、過去の産物からの予測に過ぎないんですね。そうい
う世界でずっと生きてきた私からすると、占いっていう技術は物凄く斬新でした。
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4.
占い師と社会とのつながり
皆さんにとって仕事って何ですか?私は仕事って「社会とのつながり」だと思ってるんで
す。言い換えれば、「自分がこれで社会とつながってる」と思えるなら、それはすべて仕事
なんです。例えば、「子育て」は子育てを通じて社会とつながっていく、幼稚園で横のつな
がりができていく。それはお母さんにとっての立派な仕事です。あるいは、家でパソコンを
使ってゲームを作っている人であれば、誰かがそれを楽しんでプレイしていることがつな
がりなのであればそれも仕事です。仕事は唯一、人間が生きてる活動の中で社会とつながる
ことが目的だと私は思っていて、うつになって仕事を失った時に1番怖かったのが社会と
のつながりを失うことでした。
船井総研にいた時に、たくさんのパートタイマーの方と仕事をした経験があります。不動
産業界で営業マンそれぞれにパートさんをつけて、生産性を 1.5 倍にしましょうという提案
をしていたからです。今まで色んな人と一緒に仕事をしてきましたが、その時のパートさん
が1番モチベーションが高かったです。その時に「何でそんなに一生懸命頑張れるんです
か?私だったらそんな仕事出来ません」とヒアリングしたことがあるんです。そしたら、そ
の方は「毎日毎日家事をしていると、自分がこの世の中で生きていていいのかわからなくな
る時がある」とおっしゃったんです。承認欲求に飢えてたんですね。自分が仕事を通じて人
に認められた、人に必要とされている、と体感することにお母さんの生活が長かった方は飢
えてたんです。
営業さんからしたらやりたくない面倒くさい多くのことを全部やってくれて物凄く感謝
される。そのまま営業さんに昇進する女性もいれば、パートリーダーという形でどんどん社
会にでていくたくさんの女性たちもみてきました。つまり、同じことを占い師さんと社会と
でも実現していきたいと思ってるんです。
占い師さんと1年間一緒に仕事をしてきて思ったことが、まだ社会とつながりきれてな
い現場がすごくあるということです。1 人で占って、お客さんは幸せになってるけど自分は
その陰にいるというか。横のつながりが薄かったり、ライバル意識だったり、社会で誤解を
受けてるせいで斜めに見られてるところがある。そこをもっと底上げをしていくことで占
いという仕事を通じて業界全体を承認させたい、そういう感動を作っていきたいという思
いがあります。占い師であることに占い師さん自身が誇りをもてるようなそういう社会に
していきたいと思ってるんです。それは占いという仕事を通じてでしか実現出来ないと思
っています。
5.
まだ社会的に存在していない占い師という職業
4
この前、日本の占いの館の数と占い師の人数を調べるために総務省に電話しました。日本
に占いの館って何件くらいあったと思いますか?結論からいうとわからなかったんです。
数えられてないんです、占いの館も占い師の数も。日本には 2167 の職種と 10000 種類近
くの産業があるなかで「占い」っていう言葉はないんです。その時に、「世の中に占い師さ
んっていっぱいいるし、館もいっぱいあるじゃないですか。どこに入ってるんですか?」っ
て聞いたら、
「その他に入ってる」って投げやりに言われて(笑)なので、占い師っていう仕
事はまだ社会的に存在してないんです。
でも、新しい仕事って毎年出来上がってきてます。例えば、去年「学習のコースをコーデ
ィネートする人」っていう職種ができたりとか。でも占い師はないんです。なぜかというと
技術に根拠がないとされているからなんです。ただ、占いという技術は誰も意図して守って
いないけど残り続けている。占いは日本最古の職業とも言われています。何で残り続けてい
るのかというと、私は人にとって必要だから残ってると思ってるんですよ。
もともとは、運命学としての占い・気学としての占い・奇門遁甲で運気を上げる技術・潜在
意識とつながる技術・カウンセリング的要素、それらがこれだけ価値をもって残り続けてい
るのに、それをビジネスの世界に持ってきて販売してる側が占いに対する理解がないゆえ
に誤解が残り続けている状況があります。
6.
今の現代における占いの価値
私は頭を使ってロジカルに問題を解決するのが MBA だったり、船井総研、野村総研もそ
5
うだし、マッキンゼーだったり、コンサルタントの方が使うのがここ(頭―ロジカル)だと
思います。逆にロジカルに心のことを読み解くことというと心理学、コーチング、カウンセ
リングです(心―ロジカル)。何となく良いよねっていうものを頭で考えて実行することに
は芸術とか、クリエイティブ職っていうものがありますよね(頭―フィーリング)。このい
ずれにも当てはまらない、知覚出来ない問題の盲点を把握できる技術として占いというも
のは存在してると思います。
よく占いの価値を議論していると「占いですべて決めるのはナンセンスだ」と言われます
が、占いですべてを決めるなんてことはありえないんですよね。基本的には自分の頭で考え
て、普通に考えてこうだよねっていうところは自分で考えた上にチェックするような形で
占いを活用する。例えば、名付けはその最たるものだと思うんです。そういう目に見えない
ものをそれが本当に正しいのかどうか問題ないのかどうかをチェックする。頭で考えられ
ることは考えつくした状態で、自分が気付いていない盲点を出せるのも占いだけです。
今の占いの相場は 10 分 2000 円ぐらいですよね。問題解決のクオリティとしてはかなり
重要な役割を担っているのに、この価格で固定されてしまっている。これには占い師さんを
使って儲けてるビジネスサイドの人たちの意図もありますし、マーケティングを勉強して
こなかった占い師さんの責任もあると思います。これをもっと付加価値をつけてあげてい
くために何が必要なのかをみんなで考えていけたらいいなと思いますし、そのためにはど
うしたらいいかという話を今日みんなで考えるきっかけになればなと思います。
7.
潜在意識と占い
「強烈な出来事や度重なる経験は潜在意識に蓄積される。そしてその潜在意識は顕在意識
に代って驚くべき早さで、正しい判断をするようになる。あらゆることを真剣に繰り返すこ
とにより潜在意識が迅速に正しい判断を下せるようになる。」(京セラ創業者 稲盛氏)
盲点、つまり自分が知覚できていない意識のことを「潜在意識」って言いますよね。「潜
在意識」という言葉は稲盛さんが商標登録をもっています。それぐらい、経営者の方は潜在
意識を大切にされている方が多いです。最近上場したリブセンスの村上太一さんも毎日寝
る前に潜在意識の調整をしてるって言ってました。それぐらい、経営者にとって潜在意識っ
て当たり前のことなんですね。
「潜在意識に至るまで念じていれば結果は必ずついてきます。」(Softbank 創業者
孫氏)
孫さんが Softbank の「白い犬」と「黒人」の家族設定を占いで決めたのは有名な話です。
関西で有名なところでいうと、スーパー玉出の社長もお店のカラー、方位、すべて占いで決
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めています。それぐらい、自分が知覚できないエネルギーのことに関して経営者の方は物凄
い興味があります。
私の考えなんですが、チャネリング・命占・カード、それらすべて潜在意識とつながるこ
とができる技術なんじゃないかなと思ってるんですね。なので、潜在意識で思ってることが
すべて実現化するってきっとみんなの中で常識になってますよね。例えば、脳科学的に「叩
く」という行為は、叩こうと思ってから叩いているように見えて、先に叩いてから叩くぞと
思うのが後らしいです。どういうことかというと、人は顕在意識で自分をコントロールして
ないんです。自分の行動はすべて潜在意識で決められていて、稲盛さんが言うように潜在意
識は出来事や度重なる経験によって蓄積されているというのが定説です。自分の人生に起
きたこと、そしてそれを自分がどう解釈しているか、この2つが潜在意識を作っていきます。
それの書き換えをするのが皆さんの技術であったり、カードで引き出して誤解を解いてい
くということを皆さんはされていると私は考えています。なので、今の最先端の解釈でいく
と「当たる」
「当たらない」じゃないんですよね。
言いっぱなしでいい占いの時代はすでに終わっていて、本当は潜在意識を出して、じゃあ
そこからどうするかを求められている時代に今きています。これが占いの本質的な価値だ
と私は思っているんです。顕在意識じゃわからない人間の潜在的なところにリンクしてい
くということです。
8.
占いに対する世間的なイメージと誤解
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占いに関する多大な誤解がありますよね。そういうことがあるにも関わらず、私が「占い
の仕事してるんですよ」って言ったらみんなパッって手を出します。日本では占いって資格
がないですよね。なので、悪く言えば誰でも出来てしまうし、名乗れてしまう。それは、占
いを言いっぱなしで何もケアをしない人とあたってしまった場合、占いに対する変な誤解
をもたらす危険性が高い人がいるっていう意味です。
メディアの影響はすごく大きくて、オセロの中島さんの洗脳事件、細木数子が墓を売って
いたとか、そういうところがフォーカスされてしまって占いに対するイメージ、特に占いを
受けたことがない人が占いにもつイメージが悪すぎるっていうのがまずあります。
9.
電話占い市場について
ビジネスサイドからすると、占い師さんに鑑定してもらって売り上げた分の半分を戻す
料金体系になっています。対面鑑定とくらべると電話鑑定の方が病んでいる人が多いです。
彼、彼女たち、本当は診療内科に行かないといけない人たちが1番電話業界の収益を支えて
いるんです。そういう人に対して、きちんとした占いの技術を持って対応しようとしてる方
ってすごく全うで正しいんですけども、心斎橋のキャバクラで聞く話によると、占い師のふ
りして心が病気の人から延長時間をとるための「ウソ占いマニュアル」みたいなものが 60
万、70 万で流通してます。私も現物を見たことがありますが、よくできています。それぐ
らい人の心の悩みを商売にするのは「コンプレックスビジネス」といって儲かるんですね。
ダイエット、健康、キャリアなどもコンプレックスビジネスですごくお金になるんですね。
占いももれなくその一部で、悪用しようと思えばいくらでも悪用できてしまう。
逆に占い師さん側からすると技術にばかり頭がいってしまって、マーケティング、自立し
て集客していくことを教えてくれる機関もないですし、そう簡単なことではないのは私も
わかるので、館だったり集客を代わりにしてくれる業者さんの下で働くことが一般化して
います。占い師さんが思ってる占いの実体と占い師さんを使って儲けてる人が世の中に発
信する情報は全くかい離してますので、心が病んでいる人を集客しようと思えば「彼の気
持ちが今すぐわかる」とか「感涙的中」とか「愛の占い」みたいなキーワードを使って広告
をうたなければならない。それは占いの実体とはかけ離れたのもので、そういう過去のビ
ジネスの残骸が作ってきた誤解が今なお残っています。
実際に良い占いをしている方はいっぱいいます。「良い占い」っていうのは色んな意味で
ですね。お抱えの経営者がたくさんいる意味での「良い占い」だったりとか、ビジネスユー
スとしての占い。そういう方を、例えば私が「占い師さんに聞いて、アドバイスでビジネス
を成功した」っていうのを人に言えないっていうのはこういう誤解があるからなんですね。
あたかも自分で考えてない、自分で努力してない
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占いで最終チェックをしながら自分に
とって運のいい方向に活用していくことがどこか恥ずかしいという風潮がまだ残っていま
す。それがなぜかというと、この3つと、占い師さん1人1人が長い先のことを見込んで情
報をどんどん発信していくことが大事だと思います。でも 10 分
20 分の中で 5 分説明し
たら怒られますもんね(笑)だから、組織的に発信していかないといけないところがあります。
10. 叶えるコンシェルジュ協会の目的
自分のお母さんの職業を同級生に言えないって、言えない子どもも肩身が狭いかもしれ
ないし、言えないって思われてるお母さんは絶対肩身が狭いですよね。私は 100%誤解だと
思ってるんですよ。それを変えていきたい。なので、占いと社会とをつなぐっていうのが叶
えるコンシェルジュ協会の1番の目的です。
社会と占いをつなげるためにどうしたらいいかというと、「占いってこんなんだよ」って
発信するのは私は成功法じゃないと思ってるんですね。発信して伝えていくことは重要な
んですけれども、そうじゃなくて経済社会の中で占いがもっともっと色んな側面で役に立
って有効に使われていけば、絶対に占い師さんの地位は上がっていくんです。今は占い全体
の市場の中でさっきお話ししたような遊びとエンターテイメントとしての側面がフォーカ
スされすぎていて、占いの本質的な価値だったりとか、社会に役立てていくことが中々フォ
ーカスされないんですけれども、社会的ニーズ、効果、それに対して占いっていう技術を用
いてメリットを提供していけば絶対に単価も上がるし、占い師さんの社会的地位も上がれ
ば「私は占い師になりたい」って若い子がいうようなイメージでいます。
11. ビジネスで求められる占いのニーズ
そのために、ビジネスの世界に皆さんが求められることをお伝えします。私は占い師さん
に自分の恋バナ聞いてほしいですよ。世の中の女の子も、彼氏からメールがかえってこない
理由を聞きたい人もいると思うし、困ってる経営者は自分のビジネスを聞きたいと思うん
ですけれども。
社団を立ち上げて株式会社キンダーガーデンを創業してもう1年ちょっと経ってますの
で、色んな方から「占いこんなん出来ないの?」っていう相談をもちかけられます。その中
でビジネスの世界で皆さんがどういうニーズをもたれているかというと、
「集客」
「営業力」
「経営者のメンタルコントロール」の3つです。これに対して多くの企業さんが可能性を感
じられてます。
大きいイベントだったり、先日も DoCoMo さんが店舗でお客さんの待ち時間を上手く活
用するのに占いを使えないかとか、保険屋さんとか、集客ですね。やっぱり占い師さんの集
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客効果も抜群です。占い師さんが「手相をみますよ」っていうだけで、「行こうかな行かな
いでおこうかな、どっちでもいいかな」っていう人が「じゃあ、行こう」ってふれる。これ
は占いの力。その次に営業力っていうところは、ビジネスなので例えば宝石を売りたいと思
った時に運気が上がる宝石をコーディネートするっていうことも占いのニーズとしてあり
ます。
「占い師さんと組みたい」って言ってる企業さんはいっぱいあるんですけれども、安
心して頼める組織、人がどこにいるのかどう探せばいいのかわからないっていうのが今現
「占いだったらあの子いるよ」って私のところに今仕事が殺到して
状なんですよ。なので、
ます。全然消化しきれてないぐらいで。それを皆さんで一緒に先ほどお話しした高い意義を
もって従事していければ、絶対に占いの市場はもっともっと大きくなっていく。
「経営者のメンタルコントロール」は私も含めてなんですけど(笑)ものすごくニーズがあ
ります。平気で3万4万5万払うんですよ。経営者は孤独です。私も寂しい夜はあります。
そういうときに味方になってくれる占い師さんっていうニーズ。この3つのニーズがあり
ます。
まず、経営者に対して占いでサービスを提供していくこともみんなでそれぞれのノウハ
ウを共有して、みんなでたくさんの経営者を支えていきたいと思います。営業力・集客に関
しては主にイベントだったりとか、商品を作るっていうことになってくるんですけども、皆
さんの技術を是非お借りしたいと思っています。これをもっともっと作っていきたいとい
う気持ちがまずあります。
12. 占いと社会貢献
非行少年、非行少女だったり、障がいをかかえている人だったり、世の中にはとんとん拍
子で幸せに生きている子どもだけじゃないですよね。すごく過酷な現状なんですけれども、
18 歳になったら自動的に施設を出ていかないといけない親と暮らせない子どもたちが世の
中にはたくさんいて、そういう子達は親と一緒に生活をしたことがないので、愛情に関して
多大な誤解を抱いたまま社会に放り出されてしまう。そこは誰も教えてくれないんですよ
ね。施設の人は教育はする、社会で生きていく術を教える。でも愛情に関しては自分で誤解
を解いていくしかない時に、
「自分がなんで生まれてきたんだろう」
「自分は世の中に本当に
必要なんだろうか」という疑問が胸の中で大きくなっていく。
そういう子ども達に対して心理学的アプローチで解決することは出来ると思います。夢
を持たせることも教育で出来るかもしれない。でも、全然違うアプローチで占いを通じて
「あなたはこういう星のもとで生まれて、こういう輝きをもって生まれてきたんだよ」っ
ていうお話ができるのは占いの1つの強みだと思うんですね。なので、子ども達とのコミュ
ニケーションを占いを用いてやっていきたいと思っています。チャリティーイベントを企
画してどんどんやっていくつもりなんで、ギャラは出ないですけど社会貢献だと思ってみ
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んなで一緒に是非やっていけたらなと思っています。
13. 願い
「産業再分類に占いを
職業分類に占い師を」これが私が死ぬまでに実現できたら小さい
石碑を梅田に立ててもらって(笑)って本当に思ってます。なぜかというと、私の母親が霊能
者であるということ、私が船井総研で本当に底辺までいった時に、占いがなかったらたぶん
今頃大東建託で営業してると思います。経営者になろうとかは思わなかったと思います。自
信を木端微塵にされてそのまま出来ることをやってたと思います。けれども、たくさんの占
い師の方が「天性のリーダーシップをもってるから自分で会社をやるのがいいんじゃない
か」っていうお話をいただいたのがきっかけでもあってやってます。
なので、叶えるコンシェルジュ協会を通じて「産業再分類に占いを
職業分類に占い師を」
そしたら、世の中のお母さん達が胸を張って子どもに「私は占い師」って言えるし、子ども
は「僕のお母さんは占い師なんだよ」って言えるような世界にしていきたいと思っています
し、なると思っています。
私が味わった感動をみんなに味わってほしいっていうのが基本なんですよ。それと、「占
いでもたらされる感動を全ての人に。私が救われたあの喜びを全ての人に」やっぱり自殺者
も減ると思います。
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14. 贈り叶について
「贈り叶(おくりかな)」っていうノベルティチケットを作って販売しています。これは
何を目的としているのかというと、占いを受けたことがない人に体験してほしいっていう
ところで、興味はあるけど占いには実際に行けないっていう人たちに対して届けるために、
「ノベルティ」という形で占いのチケットを作らせてもらってます。皆さんに「広告費をく
ださい」っていうのは酷なので、「15 分ください」っていう形で最初の 15 分を協力しても
らってる流れになってます。これで、占いと社会とのつながりとなっていくようなチケット
になればなという思いと、叶えるコンシェルジュ協会を通じて占いをもっともっと世の中
に使ってもらうということをイメージしてます。
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