平成 27 年 1 月6日 公共経済分析 II 第3回宿題 期限:期末試験の際に回収 各 25 点 100 点満点 問1:完全競争的なある財貨市場を考える。この財貨市場の需要関数、供給関数は以下の ように与えられているとしよう。 (1.1) D(q ) = 15 − q (1.2) S ( p) = 2 p ただし、p=生産者価格、q=消費者価格。 [1] 税金がないとき(p=q) の均衡取引量、均衡価格を求めよ。 [2] この財貨一単位あたりに税率 T=3 で課税がなされたとする。よって、q=p+T が成り立 つ。課税後の均衡における消費者価格、生産者価格、均衡取引量を求めよ。 [3] 課税による消費者価格、生産者価格の変化額を計算せよ。 [4] 政府の税収を求めよ。 [5] この課税による「超過負担」を計算せよ。所得効果を無視して、この需要関数から算出 して構わない。 問2:完全競争的なある財貨市場を考える。この財貨市場の需要関数、供給関数は以下の ように与えられているとしよう。 (2.1) (2.2) D(q ) = a − bq S ( p ) = cp a>0, b>0 c>0 ただし、p=生産者価格、q=消費者価格。 [1] 税金がないとき(p=q) の均衡取引量、均衡価格を求めよ。 [2] この財貨一単位あたりに税率 T で課税がなされたとする。よって、q=p+T が成り立つ。 課税後の均衡における消費者価格、生産者価格、均衡取引量を求めよ。 [3] 課税による消費者価格、生産者価格の変化額を計算せよ。 [4] 政府の税収を求めよ。 [5] この課税による「超過負担」を計算せよ。所得効果を無視して、この需要関数から算出 1 して構わない。 問 3 財 X と財 Y の需要関数が各々次のように与えられているとしよう。 (3.1) (3.2) D x (q x ) = Aq x D y (q y ) = Aq y −1 / 2 −1 / 4 各々の財に対して税率 t x 、 t y で税を課すとする。簡単化のため生産者価格を1に基準化す ると、消費者価格は q x = 1 + t x および、 q y = 1 + t y に等しい。 [1] 各物品税の限界費用(MCPF)を計算せよ。 [2] 所定の税収 R を最小限の課税費用(超過負担)でもって徴収するような課税体系(ラ ムゼー・ルール)を導け [3] どちらの財に相対的に高い税率を課すことが望ましいか述べよ。 問 4: 財 X と財 Y の需要関数が各々次のように与えられているとしよう。 (4.1) (4.2) D x (q x ) = Aq x −α D y (q y ) = Aq y − β ただし、α、β>0。各々の財に対して税率 t x 、 t y で税を課すとする。簡単化のため生産 者価格を1に基準化すると、消費者価格は q x = 1 + t x および、 q y = 1 + t y に等しい。 [1] 各物品税の限界費用(MCPF)を計算せよ。 [2] 所定の税収 R を最小限の課税費用(超過負担)でもって徴収するような課税体系(ラ ムゼー・ルール)を導け [3] どちらの財に相対的に高い税率を課すことが望ましいか述べよ。 2
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