『貴重な体験』 富士見台中学校 桑原 菜々子 私は、外国へ行くのは初めてで、行く前からすごく楽しみにしていました。飛行機に乗る のも、空港へ行くのも初めてだったため、興奮した状態で1日目がスタートしました。ちな みに、アメリカのデンバーまでは約 10 時間かかり、日本とアメリカの時差は 15 時間です。 時差ボケにならないかなと心配しつつも、外国へ行くんだと思うと、すごくワクワクしまし た。アメリカへ着くと、通りゆく人達みんな外国人で驚いてしまいました。いよいよアメリ カに着いたんだなという実感と共に、不安もありました。行く前からも、現地の人達と英語 でうまく話せるだろうかとすごく心配だったからです。でも、ショッピングや、観光を重ね ていくうちに、お金の使い方が上手くなっていったり、どのように伝えれば理解してくれる のかも学ぶことができました。 10 日間の体験は、自分にとって見るもの、ふれるものが初めてだったし、楽しかったで す。現地の方々との交流も多く、コミュニケーションを取れたことが一番の成果です。 10 日間の中でも、印象に残った活動が3つあります。 1つ目は、やはりホームステイです。ホームステイは、中でも一番楽しみでもあり、一番 不安なものでもありました。でも、そんな不安もすぐに消えました。ホストファミリー達は、 私達に分かりやすい英語で接してくれたり、行きたいところへ連れていってくれたりと、優 しさであふれていました。また、ホストファミリーとそろって会話をすることが多く、その 中で日本の文化を伝えたり、アメリカのことについてたくさん知ることができました。一つ 一つが私の大切な思い出です。本当に良い3日間を過ごすことができました。 2つ目は、スカイビューミドルスクール訪問です。現地の学校を訪問し、ソーラン節を踊 ったり、生徒と実際にふれ合ったりしました。その中で、生徒達と会話をする機会が多かっ たのですが、英語のスピードが速く、なかなか聞き取ることができませんでした。その時に、 自分の英語力のなさに気付きました。でも、困っている私を見て、生徒達はできるだけ簡単 な英語を使って、聞き取れるようにゆっくり話をしてくれました。現地の人の温かさを感じ ました。 3つ目は、パイクスピークに行ったことです。パイクスピークとは、富士山よりも標高が 高い山で、電車で頂上まで行くことができました。途中の景色もすごくきれいで、くぎ付け になっていました。頂上へ着くと、寒かったけれど頂上からの眺めは最高なものでした。 他にもたくさんの所へ行き、たくさんの思い出があります。その中でもやはり、現地の 方々の温かさ、日本とは違った世界を楽しむことができました。楽しむだけではなく、学ぶ こともたくさんありました。また、現地の人だけでなく、普段関わらない他校の派遣団員と も交流を持つことができ、本当に良かったです。 この派遣事業に参加でき、良かったと心の底から思います。10 日間の活動は本当に貴重 です。だからこそ、これからの自分に生かしていければいいなと思っています。 最後に、中学生姉妹都市派遣に対してご協力いただいた多くの方々、本当にありがとうご ざいました。
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