CSRマネジメント | CSR Management CSR Report 2015 詳 細・デ ータ CSR 方針 C SR マネジメント ジェイテクトでは 、 CSR Management 企業理念 メッセージ P4 関連記事 企 業行動規準 役 員倫 理 規 則 社 員 の 行 動 指 針 を総 称して C SR 方針 と 位 置 づ けて い ます。 ● 本レポートは、 ジェイテクトのCSRに対する考え方や 活動について、みなさまにわかりやすくお伝えする目的 で発行されています。 ● 本レポートは「メッセージ」 (冊子) と、 「メッセージ」 「詳細・データ」 を合わせたフルレポート (ウェブサイト) と いう、二つの媒体により構成されています。 ● 詳細・データは、客観性・網羅性・継続性を重視した 内容になっています。 ● 企業理念 関連記事マークのアルファベットについて M = CSRマネジメント S = 社会性報告 E = 環境報告 ● 本項目 「 CSRマネジメント」 では「 CSR方針」 をはじめ とした、 ジェイテクトのCSRの考え方と、企業統治にお ける重要項目をまとめました。 企業行動規準 New! 2014年度に始まった新しい取り組みと、今回のレポートで 初めて公開した情報には、 このマークがついています。 C SR 方針 M _ 01 企 業 理念 / 企 業 行 動 規 準 / 役員倫 理 規 則 / 社員の行 動指針 C SR 推 進体制 M _ 03 C S R を支える基 礎 M _ 04 役員 倫理規則 社員の 行動指針 コーポレートガバナンス コンプライアンス リスクマネジメント M _ 01 CSR レポート 2015 _ 詳細・データ CSRマネジメント | CSR Management CSR 方針 CSR 方針 ジェイテクトグループは、 「モノづくりを通じて、人々の幸福と豊かな社会づくりに貢献する」 という使命の実現に 向けて、 「経済」 「社会」 「環境」のそれぞれの関係において、 調和した事業活動を実践します。良き企業市民とし て、 ステークホルダーからの信頼をより一層強固なものとし、社会・地球の持続可能な発展に貢献する取り組み を実践してまいります。取引先においても、 この趣旨を共有し、 それに基づいて行動することを期待します。 企業 理念 企業目的 経営姿勢 を提供する 1. 新たな価値を創造し、広く社会に「喜びと感動」 私たちジェイテクトは、 社会の信頼に応え、 モノづくりを通じて、 人々の幸福と豊かな社会づくりに貢献する 2. グローバルで革新的な経営により、社会との調和ある成長を目指す 3. 人間尊重を基本に、明るく活力ある企業風土をつくる 4. 安全で豊かなくらしの実現に取り組む 企業行動規準 1. 遵法精神に基づき、公正、透明、 自由な競争ならびに適正な取引を行う 2. マーケットから発想し、最高の品質・技術・サービスを提供し、 お客様の満足と信頼に応える 3. 地球環境問題への取り組みは、企業の重要な使命のひとつであることを深く認識し、 自主的・積極的に行う 4. 社員の人格と個性を尊重し、可能性と働きがいを大切にする職場を作り、一人ひとりの豊かさを実現する 5. 株主はもとより、広く社会とのコミュニケーションを図り、企業情報を公正に開示する 6. 「良き企業市民」 として社会貢献活動を積極的に推進する 7. 国際ルール、各国各地域の法律・文化・慣習を尊重し、 その発展に貢献する 役員倫理規則 「役員倫理規則」の構成(抜粋) 取締役、執行役員にとっての行動指針に相当するものとして2008年4月、 「役 第5条 誠実かつ倫理的な行動 員倫理規則」 を制定しました。 「誠実かつ倫理的な行動」 「法令遵守」 など、全 第6条 法令遵守 11条により構成し、法令遵守の担保としています。また、役員が模範となること 第8条 違法行為・非倫理的行為の報告 で、従業員の法令遵守への取り組みを強固にすることも目的としています。 第9条 倫理規則の遵守責任 社員の行動指針 ジェイテクトの企業理念の実践、会社の目指す姿の実現に向けて、従業員が 「社員の行動指針」の構成 第1章 会社との関係 第2章 会社での活動 員への浸透を図るため、各項目の表現を簡潔にしました。指針は、社内イントラ 第3章 社会との関係 ネットに掲載。 また、携帯できる 「ポケット版」 を配付し、全従業員への徹底・浸 第4章 私的行為 活動していくときの基本的な心構え、指針をわかりやすくまとめたものです。 2006 年 4月に制定し、2008 年 6月、2012 年 11月、2014 年 8月に改訂。従業 透を図っています。 M _ 02 CSR レポート 2015 _ 詳細・データ CSRマネジメント | CSR Management CS R 推 進 体 制 体制の概要 体系的にCSR活動を推進 全社一体・グループ一体となって、体系的にCSR活動を推進し ていくために、社長が議長を務める 「CSR推進委員会」 で定期 取締役会 的にCSR活動推進状況を点検しています。 また、 「企業理念の 実現」 「CSR活動によるリスクのコントロール」 という使命を果た 統括 CS R 推 進 委員会 ワーキンググループ (CSR、 リスク) すためにどのような取り組みを進めるべきかを、 さまざまな面から 検討しています。 また、 ジェイテクトグループでは2014年4月に 事務局 コンプライアンス を策定。 その JTEKT GROUP VISIONと中期経営計画(※1) 中でCSRを経営基盤の一つとして改めて位置づけました。 ※1 中期経営計画 常に5年先を見据え、毎年、実績評価と計画更新を実施。2014 年度の計画は2018年度、2015年度の計画は2019年度までを対象としています。 二つの会議を新設 ワーキンググループ 全社安全衛生管理委員会 安全保障輸出管理 委員会 地球環境保全委員会 New! 知的財産委員会 貿易管理 「CSR推進委員会」 を支える体制をより充実させるため、生産 ワーキンググループ 品質機能会議 機能会議と情報システム機能会議を2014年度に新設。生産 機能会議では生産復旧準備・生産復旧段階における実施項 機密管理 技術マネジメント会議 ワーキンググループ 目について、情報システム機能会議ではジェイテクトグループ 調達機能会議 におけるITガバナンス確立に向けて、議論を展開しています。 BCP推進 生産機能会議 ワーキンググループ 各種専門ワーキンググループ 人事機能会議 重要なテーマであるコンプライアンス、貿易管理、機密管理、 BCP (事業継続計画) 推進、 社会貢献については、 専門ワーキン 社会貢献 ワーキンググループ 情報システム機能会議 ググループを設けて、 活動計画をそれぞれに立案・推進しています。 ● 統括ワーキンググループ CSR活動全般の企画・進捗管理、定期的なリスクマネジメントの状況把握とリスク評価 ● コンプライアンスワーキンググループ 法令や社内ルール、倫理の遵守意識の浸透と徹底 ● 貿易管理ワーキンググループ 輸出入における国際ルール適合性確保のための対策を起案・推進 ● 機密管理ワーキンググループ ガイドラインによる評価・改善を行い、情報セキュリティに関する仕組み・体制を強化 ● BCP推進ワーキンググループ 人命・ライフラインの確保、災害に備えた建物・設備の補強、早期復旧マニュアルの作成・見直しなど ● 社会貢献ワーキンググループ 社会貢献活動とボランティア活動の推進 全社各部門におけるCSR活動の実践 CSR推進委員会 ジェイテクトでは「CSR推進委員会」に属する専門委員会と専 門ワーキンググループによってCSR活動を推進しています。 さ 達成状況の評価を 集約・確認 CSR活動項目設定 らに、全社それぞれの部門においても年度目標にCSRに関す を回すことで計画的に る目標を織り込み、PDCAサイクル(※2) 各部門 CSR活動を推進しています。 このような体制を構築することで、 ジェイテクトとジェイテクトグループ全体におけるCSR活動の活 性化と充実を目指しています。2014年度もCSRを重視した項 目をグローバル会社方針に入れ、 それぞれの部門が年度実施 計画の中で取り組みました。 部門方針・ 年度目標の立案 P Plan 課題は 翌年方針へ 織り込み A Action Do D 目標達成 活動の推進 Check C 期央・期末での 点検 ※2 PDCAサイクル 計画 (Plan) 、 実行 (Do) 、 評価 (Check) 、 改善 (Action) を繰り 返すことで継続的に業務改善していく管理手法。 M _ 03 CSR レポート 2015 _ 詳細・データ CSRマネジメント | CSR Management C S R を 支える 基 礎 誠実な事業活動を支える三つの柱 ジェイテクトでは、誠実な事業活動を継続的に実践することが、 CSR推進につながると考えています。誠実な事業活動に欠か 誠実な 事業活動 せないのが、法令と社会的規範を遵守した、透明性の高い健 全な経営。そのために「コーポレートガバナンス」 「コンプライア ンス」 「リスクマネジメント」、 この三つの柱を重要な基礎と位置 づけています。いずれも近年、 あらゆる企業において重視され ていますが、大切なのは確実に運用されているかどうか。 ジェイ テクトでは、三つの柱を有効に機能させるために、推進体制を 継続的に見直すなどの改善を重ねています。 コーポレートガバナンス M _ 04 コンプライアンス M _ 05 リスクマネジメント M _ 07 コー ポレ ートガ バ ナンス 充実を図るとともに、 執行役員の業務執行を監督しています。 基 本的 な考え方 経営を監視する仕組みとして、監査役会設置会社制度を採用 持続的な成長と中長期的な価値向上のために New! し、社外監査役3人を含む5人の監査役が、取締役の職務執行 企業の社会的責任を果たし、 企業価値を持続的に向上させるた を監査しています。 め、 内部統制システムを整備。 あらゆるステークホルダーに対して 内部監査については、 各業務執行とは独立したグローバル監査 経営の透明性を高め、 十分な説明責任の確保に努めています。 部により管理・手続きの妥当性、遵法性など業務全般の監査を を実施し、 企 (2015年6月適用) また、 コーポレートガバナンスコード 行っています。監査役、会計監査人、 グローバル監査部は、定 業体質の変革に取り組んでいきます。 期・随時に協議し、相互連携を図っています (下図参照) 。 また、 ジェイテクトでは、会社法、金融商品取引法が要求する内 部統制の体制を整備・運用しています。2014年度は、特に海外 推進体制 グローバルでのガバナンスのために グループ会社主席クラスに対する経営管理の啓発を目的に経 営管理ガイドラインを改訂し、国内外の子会社で説明会を開催 New! ジェイテクトでは、取締役会を毎月開催し、経営上の意思決定を しました。北米、欧州、 アセアン、 インド、中国、中南米の各地域 行うとともに、 取締役の職務執行を監督しています。 さらに、取締 監査室は、 グローバルでの監査を実施し、 グループとしての内部 役会の監督機能を強化するため、2015年6月に2人の独立社 統制強化に努めました。 外取締役を選任しました。 また、取締役会の下部機構として常 ※ 全社登録会議 専門的かつ十分な審議を行い、意思決定の適正化とスピードアッ プを図ることを目的に、役員会 (取締役会、常務会、経営会議) から審議・承認の権限 を委譲された会議体。 を設け、 個別事項の審議の 務会、 経営会議、 全社登録会議(※) 株 主 総会 選任・解任 選 任・解 任 会計監査 取 締役会 常 務会 ( 代 表 取 締役 ) ( 取 締役 ) (社外取締役) 経 営会議 業 務 執行 執 行役員 内部 監査 監査役 監査 全 社 登 録 会議 グローバル監 査 部 会 計監 査人 連携 監 査 役( 会 ) 連携 監査役室 各機能・事 業部門 M _ 04 CSR レポート 2015 _ 詳細・データ CSRマネジメント | CSR Management C SR を 支える 基 礎 コンプライアンス メッセージ P3 関連記事 務活動を推進する役割を担うコンプライアンスオフィサーを執行 基 本的 な考え方 役員中心に任命。担当する本部・機能において定期的にコンプ 一人ひとりが企業倫理に則った正しい判断・行動を ライアンス点検を実施するとともに、 コンプライアンスの浸透状況、 ジェイテクトは、 コンプライアンスを 「CSRを支える前提・基礎であ リスクや課題を把握し、 改善につなげる取り組みを実施しています。 り、企業理念を実現するために不可欠なもの」 と位置づけていま す。 コンプライアンスを単なる法令遵守にとどまらず、企業倫理 グループ会社の推進体制 や社会的責務を果たしていくことと捉え、 「 役員倫理規則」 「社 国内外のグループ会社においても同様の推進体制を整え、各 員の行動指針」 「コンプライアンス規則」 などを制定しています。 国・地域・企業の特性に応じて活動を展開しています。 教育・啓発活動 推進体制 経営トップへの適時・適切な報告 全従業員の意識への浸透、徹底を図る 経営トップが参加する経営会議で、 ジェイテクトグループで発 あらゆる階層の従業員が日頃からコンプライアンスを意識した 生したコンプライアンス違反について、 ヒヤリ事例も含めて定 行動をとることを目標とし、 日々活動しています。 期的に報告。 コンプライアンス事故発生後の対応遅れを回避 するため、 コンプライアンス違反(ヒヤリ事例も含む) の発生を ◎腐敗行為防止の取り組み N ew! 2014年度は、昨今、国際的な問題として取り上げられている腐敗行為 (贈 把握した際は、原則24時間以内に報告するよう、バッドニュー 収賄) について、防止に向けた取り組みを重点的に行いました。2014年6月 スファーストを徹底しています。 に社内規程「腐敗行為 (贈収賄) 防止規準」 を施行。2015年1月には同規 程の解説と具体的な事例を想定したQ&A集からなる 「腐敗行為 (贈収賄) 防止ガイドライン」 を発刊し、社内に展開しました。 コンプライアンス違反 報告の流れ 併せて、役員、従業員を対象とする研修において、腐敗行為に関する基礎 事故・ヒヤリが発生・発覚した部署の部署長(グループ会社社長) 経営会議 的知識、最新の社会情勢、注意すべき事項について周知徹底しています。 ◎コンプライアンス強化月間 毎年7月を 「コンプライアンス強化月間」 と定め、 全従業員を対象に啓発活動 報告 報告先1 担当コンプ ライアンス オフィサー 報告先2 報告先3 報告先4 本部統括 機能主管 コンプライアンス 部署 部署 推進室 を実施しています。2014年度は、 国内外グループ会社を含め、 オールジェイテ クトで推進。全従業員対象のe-ラーニン グ教育 (PC未貸与者は紙媒体) や役員 対象のコンプライアンス教育をはじめ、 社内報やPC起動時における周知活動、 啓発ポスターの掲示や卓上ポップの設 再発防止に向けた取り組みの監督 情報展開 置など、多面的な啓発活動により、全従 業員の意識を高めました。 全部署・全グループ会社 7月に実施した役員コンプライアンス研修 ◎コンプライアンス通信 毎月20日を 「コンプライアンス対話の日」 と設定し、身近なコンプライアンス CSR推進委員会による進捗管理 問題について各職場で話し合い、理解を深めました。 年2回開催されるCSR推進委員会で、 コンプライアンス推進 ◎コンプライアンス事故・ヒヤリ事例集の展開 活動の取り組み状況や半期ごとの活動計画、 コンプライアン コンプライアンス事故の再発防止のため、 ジェイテクトおよびジェイテクトグ N ew! ス点検の結果を報告。浸透状況を把握し、推進する方向性を ループで発生したコンプライアンス違反を参考に、4コママンガを使用したわ 明確化させています。 かりやすい事例集を作成しました。 ◎階層別教育におけるコンプライアンス教育 コンプライアンスオフィサーによる啓発・点検 役員・新任部署長・基幹職昇格者などに対して、 グループディスカッション方 各本部・機能、 海外各地域においてコンプライアンスに則った業 式の研修を実施しました。 M _ 05 CSR レポート 2015 _ 詳細・データ CSRマネジメント | CSR Management C SR を 支える 基 礎 内部通報制度 内部通報制度の仕組み 相 談者 相談内容に応じた三つの窓口を設置 相談案件ごとにきめ細かな対応ができるよう 「企業倫理相談 窓口」 「独禁法相談窓口」 「ハラスメントヘルプライン」の三本 柱で運用しています。 企業倫理相談窓口には、社内で対応する 「社員の意見箱」 「ハラスメントヘルプライン」 と、社外弁護士が対応する 「企業 倫理ヘルプライン」 があります。 窓口の積極的な周知 ハラスメント ヘルプライン 独禁法相談窓口 企業倫理相談窓口 パワハラ・セクハラ 同業他社との コンプライアンス などの被害に関する 接触など独禁法に 全般に関する 相談に応対。 関する相談に応対。 相談に応対。 New! 内部通報窓口の周知を図るため、卓上ポップやポスターを作 ※ 内部通報制度の仕組みは、海外を含むグループ会社へも展開しています。 成し、全社的に展開。目に入りやすい場所に掲示し、認知度 向上に努めました。その結果、相談件数が増加し、従来は届か 2014年度内訳 なかった声も拾い上げることができました。今後もより相談しや すい環境を整え、認知度100%を目指していきます。 私の C SR 原田 慈 ハラスメントヘルプライン 独禁法相談窓口 セクハラ 1件 パワハラ 11件 合計 12件 同業他社との接触 11件 情報収集・取り扱い 人事・総務機能 法務部 海外法務グループ 5件 16件 合計 ※ 通報に相当する案件はなし お互いのコミュニケーション を心がけて 法律・ルール違反 4件 人事制度 10件 職場コミュニケーション 法務の業務では、各部署・各グループ会社との双方向コ 企業倫理相談窓口 4件 パワハラ ミュニケーションが重要だと考えています。依頼元のニーズ 安全衛生 を把握し、 お互いに適切な解決策を考えることで、 コンプライ その他 アンスをベースに健全な事業の発展を支えることを目指して 合計 10件 3件 8件 39件 います。 また、海外法務グループは現在、 グローバル法務体 制の推進に重点を置いていますが、担当同士の積極的な コミュニケーションを通じて相互理解を図り、現地に合わせ た支援を行うことで、信頼されるようになりたいと思います。 過去5年の企業倫理相談窓口通報件数 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 29件 21件 28件 33件 39件 M _ 06 CSR レポート 2015 _ 詳細・データ CSRマネジメント | CSR Management C SR を 支える 基 礎 リスクマネジメント リスクマネジメントの継続的な見直し 基 本的 な考え方 2013年度実施 ● リスクマネジメントの仕組み・運用の見直し。 社会の期待に応えるために ● CSR上の問題と対策を定期的に経営会議へ報告。 ジェイテクトは「経済」 「社会」 「環境」のそれぞれにおいて、調 和した事業活動を実践していくために、 それらを妨げるリスクの 未然防止や事故・事件発生時の被害を最小限にとどめるため のマネジメントを強化しています。 ● 防災推進体制の整備に向けた専任組織を設置。 2014年度実施 ● ジェイテクトグループへの経営管理ガイドライン展開。 ● ジェイテクトグループBCP基本方針の制定。 2015年度計画 ● 経営管理ガイドラインに基づく子会社のリスク管理強化。 推進体制 ● 大規模災害における減災・初動対策 (ハード面・ソフト面) の推進。 全社横断組織のもとで対策を推進 全社横断的な組織であるCSR推進委員会において、事業活 動や社会・環境に影響をおよぼす可能性のあるリスクを選定し、 各部門でのリスク視点を強化 各ワーキンググループやリスク管理部署でリスク発現への予 ジェイテクトでは、各部門・本部単位でグローバル会社方針に 防・対策・復旧計画を策定しています。 基づいた年度実施計画を策定し、達成状況を定期的に点検 また、外部環境の変化を捉えた見直しを継続的に行い、 レベル する方針管理制度を採用しています。2013年度からは年度実 向上に努めています。 ジェイテクトグループ各社でも同様に推 施計画の中で計画を阻害する要因をリスクとして明記し、 リスク 進しています。 発現時の対策を計画段階で検討する取り組みを開始しました。 大規模災害対策の推進 定期報告 C S R 推 進 委 員会 リスク管理の P D C Aサイクル 統括 ワーキンググループ コンプライアンス ● リスク対策方針と 重点取り組み項目 ● リスク管理部署主導での 対策実施 ● 事件・事故、再発防止の報告 ● リスク評価と項目の見直し ワーキンググループ 貿易管理 国内を三つのブロックに分け、発災時に各ブロックが自律的に 動くことができるよう、減災・初動対策を推進します。 ジェイテクトグループ防災推進体制 大規模災害対策推進会議 ジェイテクトグループBCP基本方針 ワーキンググループ 機密管理 ワーキンググループ BCP推進 ワーキンググループ ジェイテクトグループ BCP推進 ワーキンググループ 工場・支社 大規模災害対策連絡会 【減災・初動対策】 ● 人命・ライフライン ● 建屋・設備 国内関係会社 大規模災害対策連絡会 【生産復旧準備・復旧対策】 リスク管理部署 ブロック防災体制 ジェイテクト・国内グループ会社 西日本ブロック 中日本ブロック 東日本ブロック M _ 07 CSR レポート 2015 _ 詳細・データ CSRマネジメント | CSR Management C SR を 支える 基 礎 安全保障輸出管理の推進 New! 私の 国際社会の平和と安全を維持するために、主要国では、軍事 C SR 転用可能な製品や技術が、安全保障上懸念のある国家やテ 土肥 恒太朗 人事・総務機能 総務部 本社総務室 総務企画グループ ロリストの手に渡らないよう、協調して輸出などの管理を行って います。日本では外国為替及び外国貿易法(外為法) に基づ 全社一丸となって、 情報漏えいを防ぎます き、管理・規制されています。 ジェイテクトでは、安全保障輸出管理を確実に遂行するために、 専門組織「輸出管理室」 を設置し、 グループにおける外為法の モノづくりの企業にとって技術、生産、営業情報などの機密 情報は大切な財産です。これらの機密情報が社外に漏え 遵守を徹底しています。 いすると、企業は多大な損害を被り、競争力を失うことにな 機密管理の推進 ります。総務部では機密情報が社外へ漏えいしない仕組み New! ジェイテクトでは、機密管理のために遵守すべきことを具体的 に解説した「セキュリティーガイドライン」 を制定し、国内外のグ づくりを進めています。外部環境が変化する中で、 これから も機密管理体制を維持できるよう、社内・グループ会社で取 り組みを展開していきます。 ループ会社に展開。機密漏えいの防止に取り組んでいます。 TOP I CS 安全保障輸出管理についての講習会を実施 N ew! ジェイテクトのグループ会社、 日本ニードルローラー製造株式会社では、軸受用のニー ドルローラー、 シリンドリカルローラーなどを製造しています。 リスト規制(※)の上ではすべ て非該当品ですが、製品が軍事などに転用されないよう、6月9日、安全保障上の輸出 管理について実務担当者向けに講習会を開催しました。 ※リスト規制 輸出に際して経済産業大臣の許可が必要な物・技術が定められています。 講習会風景 M _ 08
© Copyright 2024 ExpyDoc