議事録(PDFファイル:215KB)

平成27年10月
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日
時
場
所
出席委員
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出席職員
開会
教育委員会会議録
第12回
平成27年10月20日(火)
9時20分~12時30分
SunstarHall
松村英勝(委員長)・垰本友造・平沖純子・向井智恵
枝廣泰知(教育長)
河本教育次長・新谷学校教育課長・福嶋生涯学習課長・藤原主幹・
肥田係長
松村委員長
開会を宣する。
1.教育長報告
(1) 「全国学力・学習状況調査」質問紙調査の結果について
全国学力・学習状況調査で実施した「児童質問紙」及び「生徒質問紙」の回
答結果集計について説明。
(垰本委員)
質問番号(6)の「自分には、よいところがあると思いますか」や(9)の
「将来の夢や目標を持っていますか」について、小学校では「あてはまる」の
回答率が高いが、中学校になると低くなっている。現実的に考えるようになっ
たと考えるべきなのかもしれないが、小学校6年時の心のまま伸びていくよう
になってもらいたい。
(平沖委員)
自分に自信が持てていないことも原因にあると思う。中学校に入り部活動と
勉強の両立が難しくなっている。特に記憶するという面で学力の定着が低いよ
うに感じる。例えば、日本地図の道府県名や、英語の曜日・月が言えない等、
基礎的な学力が定着していないことが、自信が持てていない一つではないか。
これらは「繰り返し学習」の不足が原因だと考える。学校生活の中で「繰り返
し学習」が定着すれば、1年時、2年時で学習したことが定着しているため、3
年時の受験の際に力となっている。力がついていれば、同時に自信もついてく
るはずである。
(向井委員)
将来の夢や目標という点で、情報提供する。昨日の広島県女性教育委員グル
ープ研修で世羅町の発表で感じたことであるが、世羅町の子どもは、地元にあ
る世羅高校に行き、全国高校駅伝で活躍し、箱根駅伝を目指すということを身
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近に感じたり、中学 1年で広島大学での体験学習があり、将来広島大学に進学
したいという選択肢も広がるそうである。身近に感じられる事があれば、将来
の夢や目標のビジョンが広がるのではないかと感じた。
(松村委員長)
この質問紙からも様々な課題等も浮き彫りになるが、学校長を始め教務主任
等の研修会で、各学校への指導は行ったか。
(枝廣教育長)
既に、指導実施済みである。
2.議題
(1) 報告・協議1:平成 27年度坂町教育委員会経営計画の中間報告について
河本教育次長、新谷学校教育課長及び福嶋生涯学習課長から、概要を説明。
(垰本委員)
「国際理解教育の推進」の中学校の評価が 78.7%となっており、残り半年で
目標値の 90.0%に到達するのは難しいように思うが、どう考えているか。
(新谷課長)
今年度、ALTの活用方法を変更したことにより、戸惑いが生じていると思われ
る。
(藤原主幹)
この数値は、「外国語(英語)の時間が好きか」「授業がよく分かるか」「外国
の人と話をしたいか」という 3項目の平均値となっている。
「授業がよく分かる
か」という点については、授業の工夫改善により変化する数値なので、英語教
員と連携を図り取り組んでいるところである。また、ALTの活用についてだが、
昨年度まで ALTと生徒の接点は授業中に限られていたが、今年度から活用方法
を変更し、各学校とも派遣日には張りついて滞在する形とした。例えば、給食
を一緒に食べる等、日常生活で ALTとの関わりを多く持たせ、英語に慣れ親し
む場を増やしていきたい。
(垰本委員)
何年もいる先生なら慣れもあるだろうが、初年度だと難しいであろう。
(藤原主幹)
小学校は目標値に近い数値となっているが、これは 3校の平均値である。前
年度まで日本人英語講師に習っていた学年が、今年度から ALTとなり、まだ慣
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れていないという学校は低い数値となり、反対に全校朝礼で ALTと接する場を
設けるなど、特色ある取組をしている学校は高い数値となっており、各校でば
らつきがある。
(河本教育次長)
慣れるまで時間は要するものである。我々大人でもそうであるように、日本
人の特徴だと思う。先日実施したグローバルキャンプなどは、英語に慣れ親し
むために有効な事業であったと考えている。
(平沖委員)
ALTにも日本人の児童生徒の特徴を知っておいてもらうことも必要だと思う。
(藤原主幹)
児童生徒の実態等に関しては、ALTの派遣会社と連携している。
(松村委員長)
担当教員と ALTが連携を密にすることも重要である。目標値 90.0%へ向かっ
ていくよう取り組んでもらいたい。
(2) 報告・協議2:議会全員協議会(10/2)について
河本教育次長、新谷学校教育課長及び福嶋生涯学習課長から、発言要旨をも
とに説明。
(3) 報告・協議3:小中連携等に係る先進地視察研修について
藤原主幹から、概要説明。
3.その他
(1) 平成 27年度広島県市町教育委員会教育委員研修会について
新谷学校教育課長から説明。
※
松村委員長から出欠確認があり、全教育委員とも出席回答。
(2) 平成 27年度広島県女性教育委員グループ第2回研修会(10/19)の報告
向井教育委員から説明。
(3) 学校へ行こう週間について
藤原主幹から説明。
(4) その他関係する行事について
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新谷学校教育課長、福嶋生涯学習課長から説明。
(松村委員長)
以上で、本日の議題等は全て終了したが、他に何かあるか。
(平沖委員)
中学校は受験シーズンとなってきた。学校において、5教科全体的なブラッ
シュアップが必要だと考える。特に英語の学力定着が低く感じるので、取組の
強化をお願いしたい。また、進路指導においては、公立学校と私立学校の受験
校選択など、本人及び保護者と学校が密に連携し、良い選択をしてもらいたい。
(松村委員長)
次回の教育委員会会議の日程を確認する。
※
11月18(水)
閉会
9:20~
松村委員長
坂中学校
閉会を宣する。
上記、相違ないことを証するため、ここに署名する。
会議録調製者
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