「地域との関わり」 5 月 9 日(土)に「恩方地区各種団体合同懇親会」という催しがあり、園長と私とで参加 させていただきました。これは私たち恩方育成園のある「下恩方町」とその近隣の地域の 町会、学校、消防、行政などが集まる「住民協議会」の懇親会で、私たち恩方育成園にも お声掛けいただいて数年前から参加しています。「恩方地区」に含まれる町会だけでも 30 団体あるので、非常に多くの方が参加されており、なかなか普段はお会いする機会のない 方とお話しさせていただきました。こちらから知的障害者の福祉施設であるという事をお 話しする際に皆さんが興味深く聞いて下さり、 「お手伝いできることがあれば・・・」と言 ってくださる方もいて、大変うれしく感じる一方で、まだまだ、地域への周知が不十分で あることも感じさせられました。 新人職員や実習生などに入所施設は職員にとっては職場であっても利用者の方にとって は居住・生活の場であるという事を話すことがありますが、「生活の場」であるならば利用 者の方たちは「恩方地区」の地域住民でもある事になります。振り返ってみると、そうい う「地域住民として」という視点での支援がこれまで出来ていたかというと不十分な点も 多くあったと感じます。あらためて地域社会に恩方育成園についてきちんと発信し、理解 してもらうこと、恩方育成園が社会資源として地域にどのような貢献ができるか考え、発 信していくこと、このような事を通じて理解・協力していただける方を増やしていくこと の重要性を感じました。 2年前から近隣の中学 1 年生の実習受け入れを始め、多くの中学生に園内や利用者の方 の様子を見てもらいました。昨年は地域の運動会にお誘いいただき、初めて参加させてい ただき、様々な配慮もしていただきとても楽しく運動会に参加できました。徐々にではあ りますが地元との繋がりが出来始めているように感じます。こうした繋がりを大切にしな がら日々の支援に努めていきたいと思います。 数年前より地元町会のお祭りを、町会と恩方育成園とが交互に開催し、今年度は恩方育 成園が当番になります。すでに担当者が検討を始め、「どうしたら地元の人たちが来てくれ るだろう?」と知恵を絞っています。一人でも多くの方に足を運んでもらうべく様々な取 り組みを考えていきたいと思います。こうした機会を捉えながら、地域の人たちがいつで も顔を出してくれるような施設を目指さなければと思っているところです。 平成 27 年 6 月 1 日 支援係長 小島 唯
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