平成26年度大府福祉会事業総括

平成26年度大府福祉会事業総括
法人本部の運営・新規事業への取り組み
◆重要課題として挙げた2点の評価
①法人設立30周年の記念事業の開催
式典の開催・記念誌の発行は各事業所担当を中心に準備を進めた。多くの方に感謝を伝えら
れ、また法人の軌跡を確認することもできた。30年を祝うに相応しい内容で実施された。
②第3期「事業」中期計画の策定
作業部会が中心となって職員全員が納得をする計画案を作成した。その案は評議員会・理事
会の承認を得て、平成27年度からの3年間にわたる計画が作成された。
◆新施設設立に向けての準備
準備委員会(検討委員会から発展)とその作業部会が設立され、中心となって検討を繰り返し
て準備を進めた。結果、平成28年4月開設に向けて動き出した。
各事業所の運営・連携
◆各事業所の運営・経営
どの事業所も計画に沿って進められ、大きな事故や解決しがたい苦情もなく運営できた。た
だ定員を超過している施設は施設内が狭いため利用者の安全確保に苦労した。
ホームは新設や移設などで大きな変化があったが、利用者のニーズに応えた支援ができた。
経営的にはどの事業所もマイナス決算を出さず1150万円の収支黒字、さらに施設建設の
積立に2900万円を積み立てることができた。
◆重点事項への取り組み
中期計画に組み入れられている事項も多く、どの事業所もしっかりと課題解決や機能強化に
取り組み、事業所の充実が図られた。
◆事業所間の連携
管理者会議、副管理者会議や事務員会議の定期開催により事業所間の情報が適時に伝わり、
事業の調整や支援の連携は円滑に行えた。
利用者(家族)への支援
◆家庭生活の不安への対応
今年度も、一時預かりの実施により緊急時の家庭不安に対応して家族に安心を提供できた。
また、送迎の難しい家庭には公用車で出向き安定した利用を促進した。
◆苦情への対応・虐待防止体制の整備
苦情の申出が多くあったが、どれも丁寧に対応し改善をした。また、虐待防止の体制を整備
し、事例が起らないように努めた。
地域への働きかけ、地域との関わり
◆啓発・関わりへの取り組み
例年通り、機関紙やホームページなどを通じた情報の発信や、福祉健康フェア・地区の運動
会など各種の行事開催・参加を通して地域への啓発・交流を実施した。また、新しく施設を
開設するにあたり地域住民への説明などを丁寧に実施した。
職員の育成
◆職員個々のキャリアやスキル、職種に応じた研修の実施
法人が企画して実施する研修も年々充実され、特にグループワークを通して各自が自ら考え
る力・意見を述べる力が増してきている。施設内研修や外部関係機関の研修も事業所毎に調
整して計画的にバランスよく各職員が参加した。