高齢者大学校と交流会を開催 1 月26 日 (月) シニア自然大学校の事務所に、 NPO 法人大阪府高齢者大学校(以下 高大)の皆 さんの訪問を受け、初めての交流会が開催され た。来校されたのは、佐藤宏一理事長、和田征 士理事長代理はじめ計 6 人であった。 自然大学校からは、齊藤代表をはじめ、御旅 屋副代表や各部門代表など 9 人が応対した。 交流会は事務所内会議室で行われ、 「高大は、 “関西エリアから全国へ”をキャッチフレーズ にすべてをオープンンに様々な交流を行ってい る。 」など、両大学校の沿革や特徴を双方より紹 介、それぞれが目指すものや、強み、抱える課題など、多岐にわたるテーマで、ざっくばらんに話し合われ、真剣で貴 重な情報交換となった。 高大の皆さんは、自然大学校の研究部の仕組みや、京都大学や大阪市立大学、大阪教育大学との連携に強い関心を示 していた。自然大学校では当然のように定着している研究科、地域組織、サークル活動といった、卒業後の受け皿が、 どのようにして始まり、こんなにも長く継続し、そして国公立大学との連携にまで発展させてこられたのかというとこ ろが興味の的であった。 高大からは、兵庫県養父市と連携して始めだした学習事業の紹介があった。 昨年 11 月に養父市と高大との間で、 「学習事業連携に関する協定」が結ばれ、これから具体的事業を拡大していきた いとの事。自然大学校では様々な場所や団体で活動を続けている里山体験学習のフィールドを、高大は養父市に持つこ とが出来た。この場所で今後、宿泊研修や農事体験学習などに取り組んでいくそうだ。 双方共通の関心事は、 「リーダーの育成」と「募集とカリキュラム」であった。 時節柄、募集に関することは話題が尽きない。高大では「ガーデニング教室」という名称で行っていた募集を、全く 同一内容で「野菜・花・樹木を育て楽しむ科」と名称を改めて募集したところ、一気に応募者が増えたとの実例報告が あり、名称の分りやすさがキーポイントであることが分った。この話は非常に興味深い所である。 講座を運営するリーダーをどのように育成するのか、このテーマは双方にとって共通の課題で、時代背景もあり、な かなか解決策が見つからないとの認識を共有した。 とりわけ、外部への積極展開に軸足を置く高大の姿勢・視点は、 「自然大学校に不足しているところで、我々も目指 さなければならない。高大との違いを強く感じた。 」との出席者の指摘もあり、変化、改革が求められているなかで、学 ぶことが多い交流会であったのではないだろうか。 予定の時間はあっという間に過ぎ、この続きは親睦会に会場を移し親交を深めた。 (広報 芳澤) シニア自然大学校と大阪府高齢者大学校の関係 大阪府高齢者大学校は、ご存知のように前身は老人大学(1979 年開設)で、府の行政改革で廃止になった際老人大学 のOBの方々や当方のシニア自然大学の長井代表(当時)が中心になって民間・NPO 法人として設立開講をした高齢者 のための学習機関です。 創立時は 565 人だった生徒数が6期で 2700 人にまで大幅増加させ、今や、大阪の生涯学習分野でトップクラスとし て大躍進中の元気な団体です。 シニア自然大学の創立者の故長井さんが、高齢者大学校の創立代表者でもあるわけで、双方団体は、いわば DNA 的に 深いつながりを持つ関係にあります。これを機会に、互いに切磋琢磨して 大阪のシニアの仲間作りに一役を担い、さ らに充実発展していきたいものです。 (交流会幹事 明石) - 14 - いつでも LOUPE 公開講演会 日本の海はエネルギーの宝庫ですよ! 期日:2015 年 2 月 7 日(土)13 時 00 分~16 時 00 分 場所:大阪府環境情報プラザ〈森之宮〉研修室 講師:「いつでも LOUPE の会」の会員 柏木浩、森川郁子、宮阪信次、赤井亮介の皆さん いつもユニークな標題と丁寧な事前 PR で注目を集めている「いつ でも LOUPE の会」主催の公開講座。JR 環状線・森ノ宮駅にほど近い 会場は、主催者側含め 37 人の参加者で埋まりました。「ルーペの会 の会員は十数人、あとのかたは皆さん申し込んで来てくださったんで すよ」代表の柏木浩先生は満足そうです。 冒頭、柏木先生が「いつでも LOUPE の会」のプロフィールを語られたのち、司会を森川郁子さんにバトンタッチ。森川さんは、 いつでも LOUPE に投稿した記事を再編して出版した本で、昨年の「自費出版賞」に入選した「草原の国から-モンゴルの 990 日」について内容を簡単に紹介されると、司会に戻られました。 トップバッターは柏木先生。「日本の排他的経済水域は世界 6 位?or 4 位? or 1 位?」という意味深なタイトルに受講者は 身を乗り出します。「日本の排他的経済水域(EEZ)は面積では世界第6位だが、その容積はアメリカ・オーストラリア・キリバス(ど こ?!?)に次いで第 4 位。」としたうえで「第 1 位?」の話へと進み「世界 3 大漁場に近い、海流のエネルギーが豊か、メタンハイ ドレートの埋蔵量が豊富、コバルトリッチクラストも然り、海底熱水鉱床が多数・・・など、近未来エネルギー資源の潜在力は世界 1 位!」と力強く結ばれました。 続いて登壇の宮阪信次さんは、元大手ガス会社の研究所責任者としての豊富な知見に裏付けられた高度な専門知識で、前 掲「メタンハイドレート」の解説を。「日本の海底に(日本の天然ガス使用量の)100 年分相当のメタンハイドレートがある!!」と 切り出し、物性解説ののち世界の推定埋蔵量予測、海洋産出(ガス生産)実験の足どり、今後の展望から「バラ色見通しへの批 判論」まで言及し、期待論一辺倒に偏しない配慮を見せつつも、最終的には多大な期待を示唆する内容でした。 ラストバッター・赤井亮介さんは「勉強途上、咀嚼不足で」と謙遜されながらも「海洋エネルギー発電のいろいろ-クジラやウ ミヘビやマグロ???」のテーマで、波力・潮汐・潮流・〈海洋〉温度差などから生ずるエネルギーを利用した発電技術の確立と 実用化への取組みを紹介。「マイティホエール〈波喰い鯨〉沖合浮体式波力装置」「マグロ型潮流発電機」など意表を衝く新兵 器(?)が矢継ぎ早に登場して受講者を魅了幻惑(!)したひと時でした。 パラダイムシフト思考に立脚する将来エネルギーの最適プロダクトミックス論が交錯する昨今、講演会から多くの最新情報を 得た聴衆は、期待が幻想に終ってほしくないとの願望を新たにしながら、非日常の時空間を楽しんでいました。(広報 芳川) 自然と仲間に折り込みチラシ等をされる際のお願い 毎月の自然と仲間に折り込みチラシ等を入れられる方は、事前にその旨をご連絡くださり、印刷される元原稿 (電子データー)を添付ファイルにて届けてください。 (シニアホームページ会員サイトに掲載しPR支援しますので。 ) 連絡・送付先 NPO シニア事務所 国田昭 メールアドレス [email protected] 携帯電話 090-5019-7274 検索フォーム 貼り付けのお願い 対外的な募集案内・行事案内等発信用書類を作成される場合には、下記の検索フォームを書き加えてください <理由>検索エンジンから、シニア自然大学のホームページに多くの人に来ていただきたいと思いますので。 (検索フォームは会員ページからダウンロード〈JPEG〉できます。 ) 広報部 ホームページ担当 - 15 -
© Copyright 2024 ExpyDoc