障害受容と自立 TAP.pptx

2015/09/12
障害を受容するとは
障害受容と自立 ~もし、あなたが障害児を授かったら~ •  カンファレンス等でよく「あの方は障害を受
容できていない」などの話が聞かれることが
ある。私も入職時は、受容して早く前に向け
るように支援しなくてはと考えていた。 •  しかし、本当に障害を受けいれられる人は
存在するのか? 緑の屋根診療所 理学療法士 冨沢徳
私の経験①
私の経験②
•  B様33歳(当時) •  病名:非ヘルペス脳炎後遺症 •  A様10歳(当時) •  病名:18トリソミー •  彼は歩くことも座ることも、しゃべることも出来ない。
母親は、私に「この子に一体何ができるのですか?」
と訴えてきた。そこから、子供のために必死に働き
満身創痍になっているが、弱音を吐けない辛さが伝
わってきた。 •  「ママはよく頑張っているので一人で抱えずに、 決して頑張りすぎないように」としか声かけできな かった
歩行器での歩行は自立。働き盛りで家庭もあったA様 は自暴自棄になった時期もあった。私は、彼の歩きた いという気持ちを尊重し歩行練習を行った。 理由は・・・ 「誰だって若い時に歩けなくなったら、歩けるようになり たいと思うのは当然だ。だから、周りが反対をしても、彼 の意思を尊重しよう」と思ったからである。
親が与える影響
障害者本人が、自らの障害をどうとらえる
かは、親の態度が大きく影響する。 かわいそう!
不幸!
ここで質問
もし、障害児を授かったら、あなた
は産みますか?(産ませますか) それとも産みませんか?(産ませま
せんか) 障害は「不幸」という烙印を押
していないはいないだろうか? 1
2015/09/12
受容ではなく共存を
受け入れろ
と言われて
も困るよ!
健常者に生まれたからと言って幸せな
人生を歩めるとは限らない。
受容
•  しかし
障害者に生まれたからと言って、
不幸になるとも限らない。 •  つまり 生きてみなければ、その人の人生が不幸か
どうかわからない。
障害との共存
私の出会いと挑戦
この夏、一人の脳性麻痺の少年とその家族に
出会った。 彼が考える「生きる」とは、チャレンジすること!
そのために大事にしていることは、「人に頼る」 彼の夢はボランティアスタッフと2人で、全国を
旅すること。私は、彼の夢を叶えるために、ボラ
ンティアに立候補した。(詳しくは発表にて) 障害自立
健常者は何も頼らずに自立していて、障害者は頼らない
と生きていけない人
真実は逆
健常者は様々なものに依存出来ていて、障害者
は限られたものにしか依存できていない。 膨大な物に依存しているのに、何も依存して
いないと感じられる状態こそが、自立である。 まとめ
○障害は、十人十色である。ただ理解しがたい ものではなく、一人一人の人間が抱える コンプレックスに違いがあるのと同じである。 ○プロの目線を持つのも大切だが、セラピスト も患者さんも一人の人間である。だからこそ、 たまにはセラピストという肩書を捨てて接する ことも、時には大切ではないだろうか。 2