和歌山病院での実習を終えて 阿部 愛 10 月 7 日から 8 日にかけて、呼吸器内科のポリクリの一環として和歌山病院で実習に行 かせていただきました。和歌山病院は、呼吸器内科に特化した病院で、とくに、肺結核な どの感染症にも力を入れている病院でした。 一番印象に残っているのは、N95 マスクを付けて、結核病棟の見学をさせていただいた ことです。N95 マスクは思っていたよりも、とても息苦しくて、とくに呼吸機能が弱って いる患者さんにつけてもらうのは酷なことだと感じました。結核病棟は、空気の流れに注 意されていて、まず病棟に入ったところと、各患者さんの病室にも排気口が有り、結核菌 を病室外、病棟外へと出させないようにする工夫がされていました。空気感染や結核につ いてのセミナーを受けた後に、実際に見学できたので、さらに結核への理解が深まったよ うに感じました。 また、南方先生のセミナーでは胸部 Xp の読影について、なぜ陰影として描出されるのか という基本的なところから説明していただいたので、今まで用語だけで理解していたつも りになっていたところもきちんと理解することが出来ました。そして、なかなか覚えられ なかった肺の区分も、体操を教えていだだき、今では完全に言えるようになりました。 南方先生には、夜に班員全員をご飯に連れて行っていただき、専門医のことや、医学生 として今すべきこと、自分たちの将来についての相談など、貴重なお話を沢山聞くことが 出来ました。先生から教えていただいたことを胸に、これからの残り僅かの学生生活を過 ごして行きたいと思います。 二日間、和歌山病院で実習させていただき、たくさんのことを教えていただきありがと うございました。とても貴重な経験ができ、充実した二日間でした。この二日間で学んだ ことを活かして、これからも頑張って行きたいと思います。
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