射出成形におけるスクリュの形状の違いによるFRTPの繊維長及び分散性

軽量化を目的とした金属代替部品の検討
実
験
Ex)
比強度
耐久性
比衝撃性
重量平均繊維長・・・𝑳𝒘 =
ドアモジュール
𝑳: 𝐅𝐢𝐛𝐞𝐫 𝐥𝐞𝐧𝐠𝐭𝐡
シフトレバー
“FRTP” ・・・強化繊維の繊維長&分散性に依存
①
②
10mm→5mm
𝑳𝟐
𝑳
Flow direction
数
値
解
析
Short!!
Breakage length of fiber [mm]
>>スクリュ全体的評価
背景&目的
5
4.5
4
3
2
4.5
Ex)Dulmadge type screw
Standard
繊維長・・・𝝉𝒎𝒆𝒂𝒏 =
𝝉 𝒕 : せん断応力
𝒕𝒑 : 滞留時間
𝝉 𝒕 𝒅𝒕
𝒕𝒑
Dulmadge screw (CR:2.03)
分散性○
Variable pitch screw (CR:2.08)
分散性×
VandD screw (CR:2.50)
分散性○
>>試料
繊維長○
繊維長○
Ex)Dulmadge type screw
数値解析&実験結果
繊維長△
繊維長×
Flow direction
>>スクリュ全体的評価
6
◎繊維長が受ける影響
*先端での滞留
*金型に流れる工程
→スクリュ形状以外に
様々な影響がある・・・
5.5
5
4.5
4
4.5
ガラス繊維強化ポリプロピレン(GFRTP)
5.5
6.5
7.5
Mean shear stress [MPa]
Standrad
Dulmadge
Variable pitch
VandD
「平均せん断応力大」
→ 繊維折損大」
おおよその傾向はみら
れた.
Fiber breakage rate (X-Y) [%]
分散性△
Breakage length of fiber [mm]
Standard screw (CR:2.08)
Variable pitch
VandD
X
圧縮部
Y
Variable pitch screw (CR:2.08)
数
値
解
析
φ24
Dulmadge
Dulmadge screw (CR:2.03)
目的・・・繊維折損の要因を特定
Flow direction
6.5
Standard screw (CR:2.08)
実
験
>>スクリュ形状
5.5
Mean shear stress [MPa]
>>スクリュ部分的評価
②
数値解析&実験方法
「平均せん断応力大」
→ 繊維折損大」
より精度良い傾向がみら
れた.
2.5
>>スクリュ部分的評価
①
◎繊維長が受ける影響
*スクリュ形状
3.5
45
40
35
30
25
20
15
10
5
0
0
10
20
30
40
Rate of increase of shear stress(X-Y) [%]
Standrad Dulmadge Variable pitch
結言
◎繊維長が受ける影響
*スクリュ形状のみ
「平均せん断応力大
→ 繊維折損大」
両者に線形関係がみら
れたことから
「繊維折損はせん断応
力による影響が大きい.」
(1)実験,数値解析ともにスクリュ形状の部分的な
評価を行うことでスクリュ形状の違いが及ぼす影響
をより精度よくみることができる.
(2)繊維折損はせん断応力による影響が大きい.
謝 辞
本研究は,文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(平成25年~平成29年)「ナノ
繊維・粒子の最適制御技術を基盤とする新規複合材料機能の開発(同志社大学)」研究プロ
ジェクトの支援を受けた.ここに記して謝意を表する.
Applied Materials Engineering Lab. Graduate School of Engineering and Science, DOSHISHA UNIVERSITY