ジオシンセティックス技術情報 1 9 9 9 . 7 職場紹介 (財)日本化学繊維検査協会 大阪事業所 -確かな技術信頼のカケンー (財)日本化学繊維検査協会 大阪事業所 資材・雑貨テストう rぅトリー 小 森 茂 治 1.はじめに (財)日本化学繊維検査協会(略称カケン)は、化学繊維の輸出振興と品質向上のため、通産省 3年に設立されました。 の指定検査機関として昭和 2 設立後の2 0余年間は主として化学繊維・合成繊維の輸出検査、内需検査を行う一方、海外の試 験検査技術の導入に努め、また、繊維関係 J I S規格の整備に協力する等我が国繊維産業の発展に 貢献してきました。しかし昭和 5 0年、オイルショックによる産業貿易構造の著しい変革によって、 事業内容の大幅な転換を余儀なくされ、少なからぬ試練の時期がありました。 幸 い 昭 和 40年代半ばから本格的に取り組んだアパレル テキスタイル関連試験業務、続いて昭 和5 0年代後半に着手した輸入衣料品等の検数検品業務がいずれも着実に業務内容を拡大し、また、 香港、韓国、上海における海外業務についてもその地歩を固めつつあります。 平 成 3年 9月に東京事業所そして、平成 1 0年 1 0月には大阪事業所の新しい建屋が完成し、さら に着実な歩みを続けています。 1地 区 及 び 海 外 5カ所(提携を含む)に試験 カケンは、東京・大阪を含め圏内 1 検査室を設置 し、最新の設備と多数のベテラン技術者を配置して皆様のご要望にお応えしています。 平成1 0年 3月に 1509002( 品質システムに関する国際規格)の認証を取得し、国際的に信頼 0年 1 2月 に は の置ける試験機関として認められました。また、平成 1 150/1E Cガイド 25によ る JNLAの審査を受けて認証された試験事業者となりました。 カケンの品質│こ関する基本理念 -力ケンは、繊維に関する試験・検査及び 技術指導を行うグローバルな第三者検査 機関として、公正・中立を期する。 -全職員は、信頼と満足が得られる作業結 果を迅速かつ正確に顧客に提供すること を目指す。 -23- 2. 大阪事業所について 6年その前身である中央検査所の開設以来、当協会の試験検査業務及び研 大阪事業所は、昭和 2 究調査業務に関する技術的中心としての役割を担ってきました。 しかしながら、平成年代に入った頃からは、建屋の老朽化、業務量増大に伴うスペースの狭隆 化が目立ち、新たな業務展開を図るには、不都合も生じてきました。さらには、先年の阪神淡路 震災による被害もあり、新社屋の建設が長年の懸案事項でした。 カケンは、平成 1 0年度で 50年を迎えるにあたり、その創立5 0周年記念事業として大阪事業所の 建て替えを実施することが決まり、諸準備を経て、平成 8年 4月具体的な検討を始め、昨年 1 0月 漸く竣工いたしました。 この新社屋竣工を機に、各種高性能試験機器の整備など、試験能力のレベルアップを図り、皆 様方にご満足いただけるよう、一段と迅速正確な試験検査結果の提供に努めます。 又、欧米をはじめ、海外指向の試験機器の整備にも意を用いて、昨年 3月の 150900~lJ. 証取 得と合わせ、名実ともにグローパルな試験検査機関として、世界への発信を目指しているところ です。 さらに、調査研究機能の拡充も心がけており、新機能製品のように既存の試験方法では適切な 評価が困難な場合についても、独自の測定評価方法を開発する等、技術の向上にたゆまぬ努力を 払っています。 <大阪事業所の試験・検査・技術サービス業務> -素材、製品、各種資材・雑貨の品質試験・検査と証明 大阪事業所では、繊維品(ステーフル、フィラメント、紡績糸、織編物、最終製品ま で)はもちろん、皮革類、ゴム、化成品、紙、その他産業資材など幅広い分野にわたって 試験・検査を実施し、必要な証明を行います。 又、機能性素材の特性評価(抗菌、電磁波シールド、消臭等)や環境問題に関わる各種 分析試験も実施しています。 試験方法は、 JIS規格をはじめとして、官公庁・百貨店・量販店・通信販売会社等の 指定規格、各企業の社内規格等を用います。 , A5TM, AA さらに、グローパルな試験・検査機関として、海外の規格 (150 TCC、ほか欧米の百貨庖、専門店等の品質基準)に規定の試験機を設置し、各規定に基 づく試験を行います。 -品質表示のプロモート .アパレルサービス ・クレーム品の鑑定業務 .品質管理業務の代行 .品質保証ラベルの発給 カケン iEQマーク」、通産省推奨 Qマーク .技術相談等 U] A斗 a qノ
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