<2015植物工場ビジネス戦略勉強会概要> 本勉強会は参加者が最終段階において各企業において植物工場ビジネス戦略を自ら立 案し、自社に成果を持ち帰ることが出来るように指導します。植物工場版のビジネススク ール的な内容を提供します。2013年度、14年に実施した農業戦略勉強会、農業事業 戦略勉強会は好評価を頂きました。 本年は環境制御とICTコースを追加し植物工場運用のための戦略立案支援を行います。 本勉強会の概要は以下の予定で実施します。 (勉強会の進行状況、参加者の希望、その他 の事情によっては、一部変更となることもあります。) 1.コースの設定 (1)参加者の立場やレベルによって基礎コース、発展コースを選択出来るように 設定しました。 (2)植物工場の運用上の課題について勉強するために環境制御とICTのコースを 新たに設定しました。 2.コース概要予定 (1)基礎コース コース前半の第1回から3回までは植物工場を取り巻くビジネスの現状と課題 を勉強します。後半はビジネス戦略立案の基礎を勉強します。 第1回 オープニングセッション&農業の現状 ・日本の農業のおかれている課題や農産物の生産から消費までの流通 の現状の把握 ・農業基本データの理解 ・農業を取り巻く事業環境把握 ・農業生産者の現状と将来、農業行政や農協などの仕組みの理解 ・行政の支援策の概要 第2回 食品産業と6次産業化 ・農業は食品産業の一部であるため供給先である食品産業の現状と課題、 どの様な活動状況の把握 ・食品産業の重要課題である食の安全の理解 ・食品産業の輸出入の現状と今後の方針把握。 第3回 農業と植物工場の基礎 ・植物の栽培の基礎 ・露地と植物工場の差異の理解 ・植物工場の概要と仕組みの理解 第4回 農業市場の課題と植物工場の課題 ・農業市場の課題と植物工場に期待されるニーズ把握 ・植物工場に期待されるニーズから植物工場の課題抽出 ・植物工場ビジネスとビジネス課題の把握 第5回 植物工場に求められるシステム技術とビジネス戦略立案のための 基礎技術 ・植物工場のシステム技術について導入レベルの技術把握 ・ビジネス戦略立案のためのマーケティングと戦略略立案のための基礎 技術の理解(TFMHY研究所の開発したオリジナルな技術で実践的 な内容で構成しています。ビジネススクールのような難解なものでな く、容易に理解出来るように配慮しています。特に価値というテーマ に重点をおいて説明します。) 第6回 植物工場ビジネス戦略の基礎とまとめ ・第1回から5回目での勉強会のサマリーと参加者のビジネス戦略立案 のための課題設定と戦略立案のひな形の作成。 ・勉強会のまとめと今後についての意見交換 ・クロージング □発展コース コースの前半の第1回から2回は植物工場を取り巻くビジネスの現状と課題を勉強 します。中盤は植物工場の課題や生産システムに対する課題について勉強します。 後半はビジネス戦略の基礎技術とグローバルにビジネスを展開する場合の課題につ いて勉強し、実際のビジネス戦略を参加者自ら作成して頂きます。 第1回 オープニングセッション&農業の現状 ・日本の農業のおかれている課題や農産物の生産から消費までの流通 の現状について勉強します。 ・農業を取り巻く事業環境について勉強します。農業生産者の現状と将来、 農業行政や農協などの仕組み、試験研究機関などの現状などを理解しても らいます。行政の支援策についても勉強します。 第2回 日本の農業の分析と課題と植物工場に求められるニーズ ・日本の農業の分析と課題の把握 ・植物工場で可能な農業課題解決の可能性検討 ・植物工場に期待されるニーズ 第3回 植物工場の市場分析と課題 ・オランダを含む植物工場の現状分析と日本の植物工場に求められる植物工 場の有るべき姿の把握 ・植物工場ビジネスの現状と課題の抽出 ・植物工場ビジネスの課題解決に向けた解決先の方策検討 第4回 植物工場に求められる生産システム ・植物工場の生産システムの現状把握 ・植物工場の最新技術の把握 ・植物工場生産システムのあるべき姿の検討 第5回 ビジネス戦略立案のための基礎技術とビジネスグローバルな視点をふまえ た植物工場ビジネス戦略 ・ビジネス戦略立案のためのマーケティングと戦略略立案のための基礎技術の 理解(TFMHY研究所の開発したオリジナルな技術で実践的な内容で構成 しています。ビジネススクールのような難解なものでなく、容易に理解出来 るよう配慮しています。特に価値というテーマに重点をおいて説明します。) ・植物工場ビジネスのグローバルな課題の抽出 ・植物工場ビジネス戦略立案に向けた参加者の戦略立案のヒント概説 第6回 植物工場ビジネス戦略立案とまとめ ・参加者における立案された戦略の説明と意見交換 ・今後の戦略立案に向けた方向性のまとめ ・クロージング □環境制御とICTコース 前半は環境制御の基礎を固めるために植物栽培と環境制御の基礎的な勉強をします。 中盤は環境制御に必要とされる設備や機器がどのようなものがあるか、それらはどの ような機能があるかについて勉強します。後半は環境制御機能やアルゴリズムを勉強 し、環境制御の仕組みを理解します。更に高度な環境制御システムへ展開出来るよう に統合環境制御やICTについて勉強します。 第1回 オープニングセッション&植物の成育と環境 ・植物栽培の基礎の理解 ・植物の生育の仕組みと環境の与える影響の理解 ・植物成長の最適化と環境パラメータの関係理解 第2回 植物工場の生産モデルと環境制御モデル ・植物工場生産モデルの理解 ・植物工場における環境制御システムの把握 ・環境制御の最適化に向けた環境制御システムのあるべき姿の検討 第3回 植物工場における計測と制御 ・植物工場で必要とする計測の必要性の理解とデータ項目の把握 ・計測データの計測可能性の理解 ・環境制御に必要な計測データの理解 ・環境制御の必要性の理解 第4回 植物工場で利用される機器・設備と環境制御・計測機器 ・植物工場で利用される設備・機器の概説 ・計測制御機器(計測センサーも含む)環境制御機器の概説 ・環境制御・計測機器並びに環境設備・機器の現状と課題把握 第5回 環境制御機能と制御アルゴリズム ・環境制御機能の種類の把握 ・環境制御アルゴリズムの種類と制御アルゴリズムの理解 ・環境制御アルゴリズム事例の紹介 第6回 統合環境制御システムとICT ・最新の環境制御技術の紹介 ・統合環境制御の必要性と現状の統合環境制御システムの現状紹介 ・植物工場全体の環境制御システムの有るべき姿の紹介(TFMHY研究所の考 える有るべき姿) ・環境制御システムと連携するICT概要説明 ・ICT利用に対する標準化やネットワークについて課題 ・環境とICT勉強会のまとめとクロージング 3.勉強会の方法 以下の方法を基本として勉強会を進行します。 ・資料による説明と質疑応答形式を基本とします。 ・各回の勉強会開始時に理解度の意見交換並びに最近の植物工場全体に関わる話 題について意見交換します。それによりカリキュラムの進行状況を調整します。 ・各参加者の持つ課題等について意見交換を行い、参加者が課題について解決策 が有ればそれらについての意見交換を行います。 ・最終回までに参加者全員の植物工場への理解の深耕を達成するために、各参加 者の意見や要望を受け入れカリキュラムの部分的変更や追加を行います。 ・勉強会の中で意見交換された内容は勉強会内でクローズし、外部への口外は無 しという紳士協定とします。但し次回以降の勉強会の参考として内容をデフォ ルメして利用させて頂くことはあります。 ・参加者が作成した戦略内容は勉強会内での説明に限定し、また企業秘密となる 内容については記載しないで説明をして頂きます。尚他の参加者や講師の意見 を必要とする場合は参加者の責任の下で発表して頂きます。(勉強会内での利 用を前提とします。)
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