主観的等輝度測定および コンピュータグラフィックス処理装置の開発

バ イオ・化学系
研究
概要
主観的等輝度測定および
コンピュータグラフィックス処理装置の開発
色知覚についての情報処理が、
輝度知覚についての情報処理よりも遅い
事を利用し、
主観的に等輝度となるような色空間を求める方法を考案した
(特許申請済み)
。本技術は、特殊な方法で調節された輝度パターンが上
グラフィックカードへの応用例を表しているが、外付けとしてモニター
と映像信号出力との間に挿入できる映像コンバーターに利用した
り、専用色度信号変換用LSIという形態での利用も可能である。
下方向に流れるような格子模様の中を指し示すことによって、
主観的に等
輝度となるような色座標平面を求める方法を提供する。
本研究は、
この方法を応用して、
精密な色知覚感度を検出できるシステム
を試作する事を目的としている。
このシステムは、個人差の大きい色輝度
知覚に合わせて映像表示装置の特性をカスタマイズすることで、提示色
の精密表示が要求されるようなすべての装置に利用できるため、
その適
用範囲は広い。
今後の
展開や
メッセージ
主観的に等輝度と感じるような等輝度空
間を推定することにより、映像鑑賞者毎に
カスタマイズされた色彩の表示を可能にす
る色制御装置の開発を目指しています。是
非お問合せください。
研究者
情報
田森 佳秀 准教授
学部:バイオ・化学部 学科:応用バイオ学科
所属研究所:人間情報システム研究所
工学博士。理化学研究所国際フロンティア研究員、基礎特別研究員、さ
きがけ21「知と構成」領域研究員、ソーク研究所客員研究員を経て、平
成9年講師就任。平成13年現職。平成14年MIT客員研究員兼務。
Keyword
心の働き/脳活動計測/心脳問題