『コロラド学習を終えて』 下吉田中学校 坂本 文香 私は姉妹都市派遣事業に参加させてもらい、日本ではできない様々なことを体験させて もらいました。私は現地の人と英語で会話をし、自分の英語力を試し、高めることを目標に していました。しかし、中学英語しか知らない私がしっかりと現地で会話ができるのか不安 でした。 私の印象に残ったのは、ホームステイです。2人1組になって、各家庭に約2日お世話に なりました。ホストファミリーに会うまで私は「ホストファミリーの英語がわからなかった らどうしよう」とか「子どもたちが一緒に遊んでくれなかったらどうしよう」と不安でいっ ぱいでした。そのお家の子どもは5歳と2歳の女の子です。最初はあまり会話をしなかった ものの、追いかけっこやサッカーをするにつれてだんだん打ち解けてきて、遊びのルールを 説明している姿や私の手を引いて走る姿がとてもかわいらしかったです。ホストマザーは ずっと私たちを気にかけてくれました。比較的易しい英語で話してくれて、車で移動してい るときもコロラドの案内をしてくれました。ホストファミリーデーには、観光名所である 神々の庭園に連れていってもらいました。そこでも子どもたちがコロラドの山に住む動物 や植物の説明を一生懸命してくれました。分からない単語があったら、ホストマザーが画像 を見せて説明してくれました。自分で学習するよりも、ずっとおもしろかったです。それか らドーナツを食べたり、一緒に映画を見たりしました。最初心配していたことも全くなく、 あっという間に時間が過ぎていきました。そしてお別れの朝、子供たちはねむい目をこすり ながら私たちを送ってくれました。最後にハグをして、お別れをしました。ホストマザーに は本当に感謝でいっぱいです。にぎやかで、とても仲良しな家族でした。その一員に短い時 間でもなれたのが、私の一番の思い出です。 次に現地の小学校に行きました。私は 13 歳の女の子に学校を案内してもらいました。各 教室では様々な授業をしていました。今まで想像してきたアメリカの学校の風景が目の前 にあり、とてもワクワクしていました。学校の話だけでなく、お互いの好きなことや家族や 地元について話しました。そして、日本とアメリカの文化交流として、ソーラン節を踊りま した。ソーラン節はアメリカに来る前にみんなで一生懸命練習しました。ソーラン節を踊る 前に一人一言富士吉田やソーラン節の説明をしました。私のぎこちない英語にも静かに耳 をかたむけてくれたことがうれしかったです。その後はみんなでボウリングをしました。私 の番になると私の名前を呼んでくれて、うまくできると自分のことのように喜んでくれま した。最後に SNS や連絡先を交換しました。アメリカでできた友達とつながりがもててよ かったと思います。 レイクパーティーでも現地の子どもが遊びに来てくれました。一緒にビーチバレーやカ ヌーをしました。そして好きなものの話で盛り上がりました。話は尽きることがなく、とて も楽しい時間でした。お別れの時は、私たちのバスを最後までずっと見送ってくれました。 この 10 日間、富士山よりも高い山に登ったり、馬に乗って山の中をずっと歩いたり、現 地の人とたくさん英語で会話したりと、日本ではできない体験をさせてもらいました。それ にはたくさんの人が関わっています。そのすべての人に感謝し、この経験を生かしながらこ の富士吉田から世界に通用するような人になりたいと思います。
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