平成28年度島根県統計グラフコンクール全体講評 審査員長 石野 眞(国立大学法人島根大学名誉教授) 本年度も県内の皆さまからたくさんの応募をいただき、ありがとうござい ます。 素晴らしい応募作品の数々に島根県の皆さんの統計学習に寄せる熱心な取 り組みが見られ、審査員一同は喜びました。 作品には身近なものや現在の社会情勢に目を向けたもの、島根県らしさや 自分たちの住んでいる地域らしさに深く関心を持った題材が多く見られ、良 かったと思います。 このコンクールは、日常生活の中で統計を利用することの有用性を知るこ とと、統計への理解を深めることを目的とされています。自分がどんなこと を考えて、どんなことを伝えたいのかと、考える方にもう少し時間を使い、 誰に何を伝えたいのかがよく分かる作品がもっと増えていくと良いと思いま す。児童・生徒の場合、先生が生徒に発想力の手助け、レタリングや構成を 支援するのも良いと思います。 最近では新聞記事等にグラフィックな表現やビジュアルに対するニーズが 高まっています。関心を持って見ながら、この興味深い学習課題の今後の発 展を期待したいと思います。コンクールの実施に努力される島根県と教育委 員会、学校とご指導いただいた先生、応募いただいた皆さまとご家庭の皆さ まに感謝申し上げます。
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