L&W ZD Tensile Tester

L&W ZD Tensile Tester
内部強度(厚さ方向での紙の強度)は、多層紙や段ボール紙を製造する際に重要です。L&W Z
軸方向層間強度試験機を使えば、内部強度の値をすばやく正確に得ることができるので、規格
値を満足するのみならず、幅方向全体で均一な強度を達成することが可能です。
テープの貼り付
けなどの測定シーケンスが自動化されているため、L&W Z 軸方向層間強度試験機は使用しやす
くなっています。
特色
• 内部強度を素早く正確に測定
• トラブルシューティング完備
• テープの貼り付けを含む自
動測定
• 個人差のない測定結果
• 独特の圧縮デバイスによる上
部/下部測定表面の完璧な位
置合わせ
• トレーサブルなキャリブレー
ション
• より確実な結果を取得するた
めの、ISOドラフトに従った高
速引張りによる測定。 
• L&W Z 軸方向層間強度試験
機は、1998 年に「スウェーデ
ンデザイン優秀賞(Excellent
Swedish Design)」を受賞して
います
L&W Z 軸方向層間強度試験機は、
「スウェーデンデザイン優秀賞(Excellent Swedish
Design)」を受賞しています。
多層紙の製造においては、内部強度を完全に制御す
ることが重要です。内部接着強度の値が低い場合や
不均一な場合、粘着性の印刷インクを使用したオフ
セット印刷において問題を引き起こす可能性があり
ます。
 値が高すぎる場合には、段ボール紙のスコアリング
が妨害されます。高すぎる内部強度は、原材料とエ
ネルギーを無駄遣いしているということも意味しま
す。言い換えれば、Web幅全体で、均一な強度を規格
値の範囲内で達成することが目的です。
これまで内部接着強度の測定は、時間がかかる複
雑な処理でした。測定値を迅速にレポートしたいと
いう製造部門のニーズに答えるため、ほとんどの場
合 1 ~ 3 箇所でのみ測定されています。
そのため、
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L&W ZD TENSILE TESTER • 強度 測定
内部強度が高すぎたり低すぎる部分を検出すること
は困難です。
もう一つの問題点は、例えばスコットボンド方式
は、測定機の扱いによっては測定結果が変わったり
バラツキが大きくなることがあります。
迅速で正確
Lorentzen & Wettre のL&W 試験機 Z 軸方向層間
強度試験機は、紙やボード紙の内部強度を迅速に高
い精度で測定します。
オペレータは測定テーブル上にサンプルを配置し
スタートボタンを押すだけです。
テープをサンプル紙
に貼り付ける等の処理は測定器により自動的に行わ
れます。1.5 メートルのストリップを 10 箇所測定す
L&W Z軸方向層間強度試験機を使用した内部強度の測定は非常に簡単です
1. サンプルが給紙
テーブルに配置され
ます。
2. テープがサンプ
ルの両面に自動
的に貼り付けられ
ます。
3. スチールクランプ
がテープを貼ったサ
ンプル紙に押し付け
られます。
4. クランプにより
紙が剥がされ、破
断時の力が記録さ
れます。
5. サンプルは次の測
定位置に自動的に
搬送されます。
6. 結果が表示され
ます。規格範囲外
である場合、ディ
スプレイに表示さ
れます。
る場合、僅か 6 分しかかかりません。結果は即座に
内蔵の見やすい画面に表示され、その後メモリに格
納されます。結果があらかじめ設定した範囲内に入っ
ていない場合は、測定器に警告メッセージが表示さ
れます。L&W Z 軸方向層間強度試験機はコンピュー
タに接続できるので、測定データを製造コントロール
部門に直接転送できます。
広い測定範囲
対話式ソフトウェアにより、L&W Z 軸方向層間強度
試験機の設定は簡単です。最大 30 個の測定シーケ
ンスを事前に設定しメモリに格納しておくことができ
ます。
ほとんどの種類の多層紙に適応できる方式です。
測定はISO 15754, SCAN P 80:98 および TAPPI T
541 規格に準拠して行われます。
Z 軸方向層間方式とスコットボンド方式は、厚さ方向
の材料強度を測定する別個の方式です。Z 軸方向
引張方式では、測定表面と垂直な角度で一定の測定
速度(低速)にてサンプルを裂くのに必要な最大力が
測定されます。
スコットボンド方式では、数千倍もの
高速スピードでサンプルを裂くのに必要なエネルギ
ーが測定されます。
これら二つのの方式は、抄紙工程
の変化によって常に同じように機能するわけではあ
りません。
L&W Z軸方向層間強度試験機では、高速引張りによる測定が
可能です。以前のおよそ130N/sに比較し、現在では2500N/sの
速度になりました。高速の引張りでは、テープの動的特性の影
響を最小にして測定ができます。L&W Z軸方向層間強度試験機
は、ISOドラフトに基づいてZ軸方向の層間強度を測定するよう
設計されています。旧試験機は新型設計に変更可能です。
強度 測定 • L&W ZD TENSILE TESTER |
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「2つのZ軸方向層間強度試験機のおかげで日々の
作業が簡易化され、測定結果が直ちに製品にフィー
ドバックされるようになりました。
これは即ち、我社の
製品の品質が最終目標に達していることです。
」
インゲジャード・ヴェリン・フォーゲルベーグ ストーラ・エンソ・スクー
ガハル 板紙試験所 技術担当マネージャー
仕様
L&W ZD Tensile Tester – code 155
同梱品
引張単位 10cm²(1 in²)、テープ 4 ロール
測定
範囲
紙及び板紙用、段ボールは除く。テープの試
験片と試験機プラテンへの粘着力が、測定
範囲の上限に対する唯一の制限要素です。
60g/m²以下の坪量の薄紙サンプルを測定
する場合、テープが試験片を補強してしま
い、その結果、不正確な測定結果が得られて
しまうというリスクがあります。
測定機
ZDT (kPa)
ZDT クラフトライナー 150 G/M2
550
500
450
400
測定モード
- 個別測定
- サンプルストリップの測定
- 複数サンプルストリップの連続測定
測定ピース
測定シーケンスごとに幅約 100 mm、最大
長 1500 mm
測定の頻度
測定ピースごとに 1 ~ 20
測定ポイント
間の距離
70–200 mm
測定領域
10 cm² または 1 in²
350
引張速度
2500 N/sに固定して1
300
テープ
両面自動接着
テープの幅
紙のタイプに応じて 50 または 75 mm
1-3秒以内の破壊に対する1変数
圧縮時間
6 ~ 300 秒
圧縮力
SCAN 3000 N, TAPPI 890 N (200 lb)
0
5
10
過剰コスト
15
20
25
30
35
40
45
位置
品質基準に適
合していない
測定結果
幅方向プロファイルには、マシン全体での内部強度のばらつき
が如何に大きいかが示されています。
測定値
- Z 軸方向層間強度
データ処理
- 平均値
- 標準偏差
- 変動係数
接続
定義
内部強度とは、適切な角度でサンプル材料の表面へ力を付
加された場合に、1枚または複数枚の紙または段ボール紙が
耐えることのできる最大負荷のことです。
(紙がこれらの力に耐えることができるかどうかは、パルプの
選択、叩解の度合い、抄紙機の設定、および添加する薬品等
の要素によって異なります)。
データ
RS232C
- L&W Autoline データ収集ワークステーシ
ョンに接続可能
プリンター
パラレル
設置要件
電力
100 W
測定器用空気
0.6 MPa–1 MPa
寸法
0.9 × 0.4 × 0.7 m
容積
0.6 m³
本体重量
78 kg
総重量
108 kg
適合規格
SCAN P 80, TAPPI T 541, ISO 15754
測定精度についての全般的な情報は、200 ページを参照してください。
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