第 98 号 平成27 年 1 月発行 尾形クリニック 広報誌 し しょう か 発行/医療法人社団為王会 尾形クリニック 四照花 第 98 号 平成27年 1 月発行 当クリニックの医師により新年のご挨拶を申し上げます。 広報委員会 矢板市末広町45-3 0287-43-2230 院長 尾形 享一 新年明けましておめでとうございます。早いもので尾形クリニックの院長に就任 してから2回目の正月を迎えました。日々の診療・業務において、患者様、職員の 新年明けましておめでとうございます 皆様の多大なご協力のお陰で無事に 2014 年を乗り切ることができ、大変感謝してお 皆様のご健勝と益々のご発展を心よりお祈り致します。 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。 ります。ありがとうございました。 私の今年の抱負ですが、仕事とプライベートで一つずつ「チャレンジ」したいことがあります。 尾形クリニック職員一同 高原山 撮影者:福島 安正様 まず、仕事においては昨年から本格的に始めた在宅診療を伸ばしていくことに「チャレンジ」し たいと思っています。厚生労働省で推進している地域包括ケアシステムの中で、在宅診療は主体 「私の初夢」 理事長 尾形直三郎 新年明けましておめでとうございます。 旧年中は大変お世話様になりました。今年も宜しくお願い申し上げます。この数年、矢板市は年 間に 500 人もの人口が減少しています。これを何とかしたいというのが私の夢です。 政府は「地方創生」を掲げ、地方における雇用の確保、地方への人の流れ等で人口減少を食い止め、地域の活 性化を図ろうとしていますが、具体的な案は見えてきません。こんな中、矢板市でも独自の戦略を掲げ、県や となるサービスと考えます。しかし、この地域の方々は在宅診療を希望される方は少なく、入院、 施設入所希望が多いです。一方で、入院、施設の収容人数には限りがあり、社会資源の活用を考 えると、在宅で見られる方は在宅で見ていく必要があります。少しでも在宅に興味のある方に対 して、訪問ヘルパー、訪問看護・リハビリなどのサービスを併用しながら、在宅での生活を手助 けできるよう努めていきたいと考えています。 プライベートにおいては、今年こそゴルフで 70 台を出すことに「チャレンジ」したいと思っ 国の支援の下、新しいまちづくりに取り組むべきではないでしょうか。市内末広町の日本たばこ産業(JT) ています。ゴルフは規定打数が 72 打であり、アマチュアのうち 70 台でまわる割合は 5-7%という 倉庫跡地の有効利用は如何でしょう。1 万 4 千坪余の土地が駅の近くにあり、これを活用して「人の流れ」を 説があります。私は昨年やっと 80 打までたどり着いたものの、80 の壁は破れませんでした。今 つくり、さらに雇用を生み出し、活力あるまちづくりにつなげたいものです。県は、2019 年の日本開催のラ 年こそは何としても、この壁を突破したいと思っています。 グビーワールドカップや 2020 年の東京五輪・パラリンピック等のキャンプ地誘致を進める方針だそうです。 行政・市民が一つになり、JT跡地にサッカー、ラグビー、バスケットなどの総合運動施設を造り、県内スポ 皆様と力を合わせて為王会を盛り上げ地域医療の充実に邁進していきたいと思います。本年も 宜しくお願い申し上げます。 ーツの拠点に出来ないものでしょうか。 ●認知症公開講座のお知らせ 循環器担当 佐久間 (事前申し込み不要 入場無料) 泰弘 本当は私は喪中のため、あけましておめでとうは、はばかられる身ですので、皆様は Ⅰ部 基調講演 よいお年を迎えることができましたでしょうか、とさせていただきます。 昨年は確かに亡くした人もあったのですが、新しい家族が増え、毎日がとても賑やかに Ⅱ部 パネルディスカッション 期日 平成27年1月17日(土) 午後2時~午後4時30分 場所 矢板市文化会館小ホール お問い合わせ先 080-1013-8171(共同代表 三好 良重) 主催:やいた医療・福祉ネットワーク 後援:矢板市・塩谷郡医師会・矢板市医師団・矢板市介護サービス事業者 連絡協議会・矢板市区長会・矢板市社会福祉協議会・矢板市婦人会・ ●休憩時間に、温かい甘酒を 矢板市シニアクラブ連合会・下野新聞社 サービスいたします。 休日当番医のお知らせ 1月 12日 (日 )は、休 日 当 番 医 となっております。 診療時間 午前 9:00-12:00 午後 14:00-17:00 ※診療の際には、ご連絡ください。 TEL 0287-43-2230 - 1 - なった年でもありました。新しい家族は人ではなく子犬です。見た目はちょっと不細工な のかなと感じるところもあるのですが、素直で性格も明るいなかなかの良い子で、毎日のように良い子 を授かったと話しています。実はこの子はスポーツドッグとしての血筋が良い子で、早いうちからドッ グスクールにも通い始めたこともあり、時にびっくりするような才能を見せてくれることがあり、将来 がなかなか楽しみな感じです。今年 12 歳になるおばあちゃん犬(繁殖犬として飼われていたのですが、 飼育放棄されて保護され、我が家にやってきました)も、若い頃を思い出したかのように子犬の面倒を 見てくれたりして思わぬ活性化も、もたらしてくれました。 今年も仕事に関しては、いつもどおりのスタイルでやっていければと考えていますが、先住犬も 12 歳に 9 歳と年老いて来ましたので、仕事を離れたときには、これまで以上に犬たちに接してあげられれ ばと思います。 - 2 - 平成27 年 1 月発行 第 98 号 透析センター長 米田 尚弘 新年明けましておめでとうございます。昨年 4 月に透析センター長として赴任以来、半年以上 経ちました。当初は不慣れなことが多々ありご迷惑をおかけすることもありましたが、皆さんの お陰で正月を迎えることができ、心から感謝申し上げます。 さて私の今年の目標は①就任以来力を入れている「透析センターのより一層の充実」は勿論、② 外来においては「腎不全保存期(腎不全はあるが、透析をまだ受けていない時期)の診察に注力す ること」です。 ①についてですが、私が今まで働いてきた多くの透析施設では「コメディカル(技師や看護師などの医療職) 主役」で「医師は脇役」でした。そして私もそれが理想形だと思っています。その観点から当センターを見 と、皆さんの努力で赴任当初に比べ大分変わってきました。自分自身も含め、スタッフ各々が、患者様を自 の身内と思って接すれば、おのずと行動が変わってきます。是非「オスカー像(スタッフ一人ひとりが主役) 」 目指して頑張って下さい。よろしくお願いします。 ②についてですが、今後近隣の診療所、病院からの腎不全保存期患者様紹介の増加が予測されます。 不全患者様は透析に至る可能性があるため、なるべく腎機能を温存することが一番ですが、たとえ透析が必 になっても、スムーズに透析療法に移行すること。また、脳卒中や心筋梗塞などを高率に発症することから、 うした病気を起こさないようにすること、早期発見することが大切です。これもまた医師だけでは到底不可 で、チーム医療が大切です。 近隣の病院のなかには「腎臓病教室」のような患者様向けのミニレクチャーや看護師からの禁煙、フットケ などの日常生活指導や、管理栄養士からの栄養指導も盛んに行われています。当センターでも下記の講演会 開きますので、どうぞご参加下さい。 本年も皆さんのお知恵を借り、力を合わせて地域医療の充実に尽力していきたいと思います。よろしくお願 申し上げます。 ● 透析患者さん向け講演会のお知らせ テーマ: 講師:尾形クリニック 透析センター長 調理実習:尾形クリニック管理栄養士 米田 尚弘 平塚 ご家族様 大歓迎!! 試食コーナーあり 洋子 日時: 平成 27 年 1 月 25 日(日)10 時~11 時 30 分 会場: アゼリアホーム 1階 機能回復訓練室 矢板市末広町 45-3 電話 0287-43-2230 オレンジ カフェ より新年のご挨拶を申し上げます。 旧年中は、オレンジカフェにご来場いただいた皆様、まことにありがとうございました。 本年も「誰でも気軽に集うことができる地域の憩いの場所」として、オレンジカフェ スタッフ一同心のこもったお飲み物や、楽しいプログラムを用意してお待ちしており ます。どうぞ宜しくお願いいたします。 美味しいコーヒーやお茶(無料)を楽しみながら、 健康・医療・介護などの相談もできます。 お気軽にお立ち寄り下さい。 ●開催場所:介 護 シ ョ ッ プ エ ポ ッ ク 矢板市末広町11-6 0287-44-2053 ●開催日時:毎週水・木・金曜 9:00~12:00(年末年始・祝日を除く) - 3 - 平成27 年 1 月発行 第 98 号 ●ノロウイルス食中毒を防ぎましょう ノロウイルス(人の腸の細胞で増殖するウイルスで、わずか少量の付着で感染するといわれています。)によ る感染症や食中毒は夏だけではありません、ウイルスによる食中毒が冬に多発しています。 手指や食品などを介して口から入り、潜伏期間(感染から発症までの時間)約 1~2 日後に嘔吐や下痢、腹痛 などの胃腸炎症状を起こします。予防のポイントを確認して食中毒を防ぎましょう。 予防のポイント ①手洗い ④食品取扱者の健康管理 調理や食事の前、トイレの後に 必ず手を洗いましょう。 手洗いは、流水と石鹸で念入りに 食品取扱者は日頃から自分自身の健康状態を把握し、下痢 やおう吐などの症状がある人は、食品を直接取り扱う作業 をしないようにしましょう。 ※最も重要で、有効な予防方法は手洗いです。 ⑤汚物処理 ②加熱 二枚貝など、加熱が必要な食品は 中心部までしっかり加熱する。 (85℃で 1 分以上) ③調理器具 調理器具の使用後は、洗浄・消毒を徹底します。 洗剤などを使用し十分に洗浄した後、 次亜塩素酸ナトリウム※(塩素濃度200ppm) で浸すように拭くことでウイルスを失活化で きます。まな板、包丁、へら、食器、 ふきん、タオル等は熱湯 (85℃で1分以上)の 加熱が有効です。 ウイルスの発散を防ぐため注意しておう吐物、ふん便を適 切に処理しましょう。おう吐物の処理にはマスク、手袋を します。吐物をふいたぞうきんは密封して廃棄します。 消毒には薄めた塩素系洗剤を使いましょう。 汚れた衣類はバケツなどで消毒後に洗濯機へ 衣類を洗ったバケツも消毒します。 ⑥感染者との接触を避ける 二次感染、感染拡大を防ぐためにも感染者との接触を避 けましょう。 特に子供や高齢者は感染者との 接触を避けるようにして下さい。 感染者とタオルを共有しないように しましょう。 ●冬の恵みを取り入れよう‐免疫力と抵抗力を高める風邪予防の食事‐ ・ 風邪の季節到来。ウイルスはからだの免疫力や抵抗力が弱ったときほど侵入しやすく、風邪をひきやすくな ります。免疫力と抵抗力を高めるには、充分な睡眠やストレスをためない生活が前提。でも、ふだんの食事 からかなり補うことができます。食を楽しむなかで、ひと工夫してみませんか。 低温や乾燥に強く、湿気や熱に弱い性質をもつ風邪のウイルス。 その侵入を防ぐには、まず、のどや鼻の粘膜を強化することが大切です。 これに役立つのが、ビタミン A・C など。 とくに「目と粘膜のビタミン」といわれるビタミン A は、粘膜分泌を高め、風邪の感染症に対する抵抗力ア ップに有効です。 「風邪予防のビタミン」といわれるビタミン C も白血球の働きを強化し、免疫力を高めます。 ビタミンEは「若返りのビタミン」ともいわれ、酸化を防ぎ、血行を促します。 これらのビタミンには活性酸素を抑制する抗酸化作用があり、基礎的な抵抗力強化にもつながります。 これらビタミンに加えて、たんぱく質を摂ることも重要。たんぱく質はからだの機能を正常に保ち、免疫物 質の働きを高めます。そのほか、鉄や亜鉛などのミネラル、感染症などに対する抵抗力をつけるパントテン 酸、食物繊維なども、免疫力・抵抗力の増強に欠かせない成分です。 栄養課 管理栄養士 笹沼 浩美 12 月クリスマスカフェの様子 お問い合わせは、 0287-43-2230 尾 形 ク リ ニ ッ ク (阿 部 )ま で 新年を迎え、私達クリニックの活動をもっともっと知っていただけるよう、広報委員会メンバー が協力して広報活動に頑張ります。本年も宜しくお願い申しあげます。 広報委員会一 同 - 4 -
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