保健だより ~冬の教室環境を考えよう 群馬県立館林商工高校 保健室 2015.2.12 休み時間は 時間は窓を開けよう 保健室に「頭痛」「気持ち悪い」を訴えて来室する生徒が増えています。熱もなくのども痛くなく、かぜやインフルエンザ ではなさそうです。もしかして、寒いからといって締め切った状態にしていませんか? 暖房を使用し密閉された空間では、皆さんの吐き出した息や暖房の熱によって二酸化炭素が蓄積し空気が汚れてきます。 下の表をみてください。先日に1~3年生の各1クラスずつで行った、空気の検査(二酸化炭素濃度)の結果です。 基準値は1500ppm 以下です! 測定クラス 条件(こちらで指定させていただきました) 人数(生徒・教員・測定者) ・授業開始前に教室の窓を開ける(5~10分) 2年3組 42名 ・廊下側のらんま(上の窓)を2箇所開ける ・授業開始前に教室の窓を開ける(5~10分) 1年4組 40名 ・廊下側のらんま(上の窓)を2箇所開ける ・授業開始前に教室の窓を開ける(5~10分) 3年3組 43名 ・廊下側のらんま(上の窓)を2箇所開ける 授業開始前 授業開始20分後 授業終了時 800 1200 1600 800 1400 1600 700 1200 1400 授業開始前に窓をあけて十分に換気を行い、授業中は廊下側の上の窓(らんま)を開けていても、40名の生徒がいる教室では、終了時には基準値ギリギ リ、または基準値を超えてしまいます。もし、授業開始前に窓を開けて換気をしていない状態で測定すると…おそらく授業開始時から基準値を超えてしまっ ていることでしょう。 冬、暖房の効いた部屋で気分が悪くなったり頭が痛くなったりするのはこの二酸化炭素の蓄積が原因です。家庭なら少人数ですが、学校では1クラス40 人!吐き出される二酸化炭素の量の違いは明らかです 換気をして空気の入れ換えをすることで、インフルエンザの予防にもつながります。誰かが窓を 開けてくれたら、「寒いーー」なんて言わずに協力を! 雪が降って、空気が湿ってくると、インフルエンザの流行がおさまるこ とがあります。そう、インフルエンザウイルスは湿気に弱いのです。だ から、部屋の湿度を保つことは、インフルエンザ予防の面で重要です。 加湿器を上手に使おう!! 理想は50~60%! 部屋の 部屋の湿度も 湿度も大切! 大切!
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