WRO Japan 2015 秋田県中央地区大会 レギュラーカテゴリー(エキスパート競技) 小学生部門(エキスパート) 2015.7.3 Ver.2 小学生部門 課題:「真珠採り」 秋田県中央地区大会の競技ルールは,全国大会の競技ルールを簡略化して使用します. (赤字が変更部分もしくは全国大会の競技ルールに記載されていない内容です.) 全国大会の競技ルールについては下記URLをご参照ください. http://www.wroj.org/2015/2015info/rule.html 1.競技の内容 今年度のテーマ「ロボット探検家」では,真珠を探しに海中に潜り探検するロボット作りにチャレン ジしましょう. ロボットのミッションは,海中(水色)に「潜水」し,2色(黄,赤)の小さな色ゾーン毎に「真珠」 の数を確認して,海上の2色の大きな色ゾーンに見つけた真珠を置くことです.真珠の数は,LEGOブロ ックでできた立方体の色で表されます.見つかった真珠1個はピンポン球1個で表します.ロボットは, 潜水1回につき,30秒以内に空気の補給のために海上に戻って来なければなりません. 2.ルールと規定 ① 競技時間は2分(120秒)であり,1ラウンド,2ラウンドの2回実施する.時間内であればリトライ を認める.ただし,競技時間の計測は継続する(競技時間はリセットしない). ② 大会当日,サプライズルールとして簡単な課題の追加・変更がある. ③ スタート前のロボットの最大サイズは250[mm]×250[mm]×250[mm]以内とし,スタート後は,ロボッ トのサイズが変わってもよい.ピンポン球はロボットのサイズに含めない. ④ ロボットは,大きな黄色エリアからスタートし,大きな赤いエリアにゴールすること.スタート前 は,大きな黄色エリアからロボットのどのパーツもはみ出していないこと. ⑤ 車検後,それぞれのラウンド前に,6個のLEGOブロックでできた立方体(赤,黄,青)がくじ引き で選ばれ,海中の白の正方形の上に置かれる.これは2色(黄,赤)の色ゾーン毎に見つかる真珠の 数を表している.色付き立方体の置かれる場所もくじ引きで決める.6個のLEGOブロックでできた 立方体の色と立方体の置かれる場所は,それぞれのラウンドで全チーム同じである. ⑥ 立方体の色が表す真珠の個数の合計は最大8個である. ⑦ LEGOブロックでできた立方体の各色は次のように真珠の個数を表す. 青の立方体=0個 黄の立方体=1個 赤の立方体=2個 1 WRO Japan 2015 秋田県中央地区大会 小学生部門(エキスパート) 2015.7.3 Ver.2 ⑧ LEGO立方体は,置かれている白い正方形の下の小さな色付きエンドゾーンに押し出すとポイント がもらえる. ⑨ 潜水ロボットの空気が残っているかを確認するため,「酸素」タイマーがある.この酸素タイマー は,ロボットで9章の図のように海上の上側の壁に取り付けられているタッチパッドを押すと30秒 にリセットされる.もし酸素タイマーが0になった場合,空気がなくなったため競技は終了し,そ れまでのポイントが計算され,競技時間は120秒と記録される. ⑩ 選手は,車検のときに最大8個のピンポン球をロボットにのせることができる.車検後は,のせた ピンポン球の数や位置を変えてはいけない.また,ロボットがスタートした後でピンポン球をのせ たり取ったりすることはできない.詳しい車検の方法は3章で説明する. ⑪ もし競技中に不明確なことが起きた場合は,審判が最終決断を行う. ⑫ 競技と競技時間は,次の場合に終了する. ロボット本体が大きな赤いエリア内にあり,ロボットのどのパーツも壁にふれずにロボット が3秒間動作せずに静止したとき(ピンポン球を置いている最中は動作中とします) スタート後,選手がロボットやピンポン球にふれたとき 競技時間が2分を超えたとき ロボットが完全に競技エリアの外に出たとき 酸素タイマーが0になったとき ここで説明しているルールと規定に違反したとき 3.車検の手順 ① 審判の指示があったら,チームの代表者が車検台の指定された場所にスタート時の形にしてロボッ トを置く. ② 審判が車検をする. ③ 車検が合格だった場合,審判からピンポン球を受け取り,ロボットにピンポン球をのせる.この後 で,ピンポン玉の数や位置を変えることはできない.また,ピンポン球をのせたときにロボットの形 が変わった場合は,その状態でもう一度車検をする場合がある. ④ 車検が合格だった場合,そのラウンドの試合に参加できる.不合格だった場合は3分以内にロボット の形を修正できれば,試合に参加できる. 4.LEGOブロックでできた立方体の色と位置の決め方 ① 赤,黄,青のブロックでできた立方体が1つずつ入った箱でくじ引き(1つ取り出す)を行う. ② ①で引いた立方体を同じ箱に戻し,引いた立方体の数が6個になるまでくじ引きをくり返す.ただし, (ア) 真珠の合計数が6個以上になったとき,箱から赤い立方体を取り除いて,くじ引きをする. (イ) 真珠の合計数が7個以上になったとき,箱から黄の立方体を取り除いて,くじ引きをする. (ウ) 真珠の合計が8個になったとき,残りの立方体は青とする. ③ 立方体の位置の決め方は,選ばれた6個の立方体を箱の中に入れ,くじ引きをして,小さな赤いゾー ンの右側から順番に置いていく. 5.得点 ① 得点は競技が終了したとき,あるいは競技時間が2分を超えたとき,競技コート上の状況から計算さ れる. 2 WRO Japan 2015 秋田県中央地区大会 小学生部門(エキスパート) 2015.7.3 Ver.2 ② LEGOブロックの立方体が完全に小さな色付きエンドゾーンに押し込まれている=各5点 ③ それぞれの大きな色付きエリアに正しい個数のピンポン球が入っている=各エリア15点 ④ ロボット本体が大きな赤いエリア内にあり,ロボットのどのパーツも壁にふれずにロボットが3秒間 動作せずに静止したとき(ピンポン球を置いているときは含めない)=10点 ⑤ 最高得点は70点です.同点のチームがあった場合は最速のタイムで決定します 6.競技コート ① 競技コートのサイズは1605[mm]×1200[mm]である. ② 競技コートには1605[mm]×80[mm]のロボットが入れないエリアがある.このエリアは酸素タイマー 機構が使用する. ③ 2つの色付きエリアを囲む壁は,高さ10[mm]×厚さ17[mm]である. ④ 同色の小さな色付きエリアを分割する壁は,高さ10[mm]×厚さ17[mm]である. ⑤ 異なる色の小さな色付きエリアを分割する壁は,高さ30[mm]×厚さ17[mm]である. ⑥ 小 さ な 色 付 き エ リ ア は 248[mm]×50[mm] で あ る . た だ し , 赤 色 の 端 ( 外 側 ) の 1 エ リ ア は 247[mm]×50[mm]である. ⑦ 小さな色付きエリアから水色のエリアに伸びる壁は,短い壁が高さ10[mm]×厚さ17[mm](4箇所), 長い壁が高さ30[mm]×厚さ17[mm]である(1箇所). ⑧ 大きな色付きエリアから小さな色付きエリアに伸びる白線は20[mm]×650[mm]である. ⑨ 白線の端の白い正方形は32[mm]×32[mm]で,壁から100[mm]の所(色付き立方体から50[mm])にある. ⑩ ピンポン球は,直径40[mm]で,色はオレンジである. ⑪ LEGOブロックでできた立方体は,8章の図のように6個の2×4ポッチのブロックでできている. 7.競技コートの図 寸法等の詳細については,全国大会のルールを参照してください.数[mm]の誤差がある. 3 WRO Japan 2015 秋田県中央地区大会 小学生部門(エキスパート) 2015.7.3 Ver.2 8.LEGOブロックでできた立方体 真珠に使用するブロックは青,黄,赤の3色とする(緑色のブロックは使用しない). 緑のブロックは 使用しません. 9.酸素タイマー 酸素タイマーは事務局で準備する.機材の関係で形状を変更する場合がある. 4
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