第8号 - 柳井市

第8号:10月上旬号
美と健康に関わる最新のニュースとお得情報を毎月1回程度、お送りいたします。
目がてんニュース:こんな記事が!
小学校生の健康づくりを始めよう:生活習慣病の予防は子どもの時から
小学4年生を対象に、香川県の16市町、8,264人の血液検査(肝機能、脂質、血糖
値)で、肝機能(ALT など3項目)のうち一つでも異常値を示した割合は男子12.4%、女
子9.5%、脂質が異常値を示したのが男子10.2%、女子10.8%、HbA1cの高値
は男子12%、女子10.9%と発表されました。
(2012年度より検査を開始)香川県は
うどん県で、糖尿病全国ワースト1位となっています。
野菜の摂取量が少なく(2006年〜2010年国民健康・栄養調査で男性ワースト2位、
女性ワースト1位)、運動もあまりしないということですから、その結果ですね。
子どもの頃からの生活習慣がそのような結果につながっているとして、子どもの時の食生
活の改善、運動を習慣づけるなどの取組みをしているそうです。また、国の主導で子どもの
血液検査を全国に広げて欲しいとしている。
※検査項目の小児の基準値は医師の意見等を基に同県が設定したもの。
美肌県グランプリは島根県に!
株式会社ポーラが平成24年から行っている全国47都道府県の女性のスキンチェック
データを基に、最も美肌の女性が多い「美肌県」グランプリに3年連続で島根県が決定した
そうです。「シミができにくい」、「シワができにくい」、「肌にうるおいがある」、「化粧のり
がよい」、
「角層細胞が美しい」、
「肌によい生活を送っている」の6項目を得点化し、その総
合結果だそうです。残念ながら山口県は平成24年は総合42位、26年は32位でした。
島根県は日照時間が短く、紫外線の影響を受けにくいこと、水蒸気密度が高く肌のうるお
いが保たれるなど気象条件がそろっていること、また、喫煙率が低いことがその要因として
挙げられています。また、島根県はサバの消費量日本一だそうで、サバのEPA、DHA、
ビタミンBは美肌効果があるそうです。
※POLAホームページより
減塩料理で高血圧を治す
柳井市は高血圧の高齢者が多いことが、県
の統計でも、昨年と今年度の計測でも分かり
ました。食堂や居酒屋さんに行って食事をす
ると味付けが濃く、塩分が多いように感じま
す。塩分のとり過ぎが高血圧につながりま
す。でも、少な過ぎすると新陳代謝が減り、
肌にも身体にも良くないそうです。
出し汁を使う等して、減塩しながら、食材
本来の味を生かし、おいしい料理を楽しんで
はどうでしょうか。
大濠公園花火大会屋台
他のまちではこんなことが行われています!
ほとんどの市の健康づくりの中に禁煙がテーマとなっています
たばこの害は皆さん良く知っておられると思います。ほとんどの市での健康づくりの中に禁煙が
テーマとしてあります。逆に言えば、なかなか禁煙は難しいということでしょう。ただ、喫煙する
本人の害ももちろんですが、吸わなくても受動喫煙による被害が大きいことが指摘されます。
喫煙者と同居する非喫煙者の死亡率は有意に上昇することは知られています。また、カリフォル
ニア大学バークレー校の調査研究で、他人のタバコの煙に長年さらされると認知症のリスクが高ま
ることがわかりました。30年以上受動喫煙しているグループはしていないグループに比較して認
知症の発症リスクが3割高く、頸動脈に異常がある人が2.4倍のリスクだそうです。
受動喫煙の害を防止するため、健康増進法の中には受動喫煙の防止項目があります。また、受動
喫煙防止条例を定めている地方自治体も少なくありません。(神奈川県が最初で、兵庫県、川崎市
等が制定しています。札幌市では受動喫煙防止ガイドラインを制定していますし、福岡市や大分県
では歩行喫煙の禁止を盛り込んだ条例があります。山口県ではたばこ対策ガイドラインが平成18
年3月に策定されています。)
喫煙する人は、周りの人への配慮をぜひお願いしたいと思います。
嗅覚を刺激して認知症予防
ペンシルベニア大学や東北大学などでの研究で、嗅覚とアルツハイマー型認知症やパーキンソン
病とに相関関係があることが分かってきています。
逆に言えば、嗅覚を刺激することで認知症予防になると考えられます。アルツハイマー病では記
憶障害よりも先に嗅覚障害が現れるようです。においを感じ取る脳の大脳辺縁系にある部位「嗅覚
野」と記憶を司る海馬とつながる「嗅内野」という部位が非常に近く、においを嗅ぐことで嗅覚野
が刺激され、その刺激が海馬まで届いて記憶が想起されるということです。花のにおいなどから記
憶にある場所や出来事が思い出されるなど、ふと記憶が蘇ることがあります。嗅覚に異常を感じ、
まだ記憶障害が起きる前であれば、嗅覚への刺激が認知症予防になるとされています。
鳥取大学医学部生体制御学講座の研究ではアロマセラピー(芳香療法)でアルツハイマー病の中
核症状の認知機能障害を治療可能であるということを実証したそうです。アロマセラピーは、精油
(実験ではローズマリー、レモンオイル、ラベンダー、オレンジオイルの4種類)の香りを嗅ぐこ
とで嗅覚を通して香りの信号が大脳辺縁系から視床下部に伝えられ、自律神経を整えて身体の機能
を調整する療法です。心地よい香りは、楽しい記憶を蘇らせたり、気持ちを落ち着かせ、リラック
スしたり、不安な気持ちを和らげたりする心理的な効果も期待されています。
一般的にはアロマセラピー(テラピー)はリラクゼーションやストレスケアなどに用いられてい
ますが、医療行為としては認められていません。ただ、日本アロマセラピー学会ではアロマセラピ
ーを医療行為として位置づけ、医療の代替療法として様々な研究がなされているそうです。
※鳥取大学発ベンチャー
株式会社ハイパーブレイン
HPより
次回の案内
次回は尿路結石・胆石です。私も30代に尿路結石になってから4回石ができました。
ここ、10年くらいは出来ていません。自然に排出しているのかもしれません。
発行:(株)エム環境デザインシステム
編集人:村田義郎