2015/11/20 生産者来日 イタリア 「キアルリ」

株式会社 徳岡 ワインニュース
Wine News
最 も 伝 統 のあるランブルスコ の 造り手「キアルリ 1860 社」か ら、
輸 出マネージャーのリコさんが 来日しました!
11 月 9 日、ランブルスコの 屈指の造り手であるキアルリ社から 輸 出マネージャーのリコさんが来日。
弊社のスタッフ向けにセミナーを開いていただきました。
輸出マネージャーのリコ・グルートヴェルトさん
近年じわじわとその人気を高めつつある微 発 泡スパークリングワイン「ランブルスコ」。
イタリア北 部のエミリア・ロマーニャ州のレッジョ・エミリアやモデナ周辺で伝 統的に栽培されてきたランブルスコ種 から
造られています。ランブルスコと言ってもその種 類 は赤、白、ロゼ、甘口から辛口まで 様々ありますが、一貫して軽やか
でフレッシュ、フルーティーで料理との 相性が良い味わいが特長です。
セミナーの 様 子
美 食 の 町として知られるエミリア・ロマーニャ州 の 伝 統的な 食 材、パルマの生ハム、パルミジャーノ、タリアッテッレ
のボロネーゼ、バルサミコ 酢などとの 相 性は 抜 群。
今回のセミナーでは生ハム、サラミ × 辛口のランブルスコ、パルミジャーノ× 中甘口のランブルスコのマリアージュが堪
能 でき ました。 今 では その 生 産 の 3 / 4 が 輸 出されているほど イタリア 国 内 に 留 まらず 海 外でも 人 気 のあるスパーク
リングワインです。
キアルリ 1860 社は 2010 年に創 業 150 年を迎えた名門ワイナリー。
年間 2,400万本もの生産量を誇る規 模でありながら、創 業以来変わることなく家族経 営を貫いています。
1860 年にそれまで営んでいたモデナのオステリアを閉め、お店の客や、自分たちだけのために少しずつ仕込んでいたラン
ブルスコ造りに専 念するようになりました。
エミリア・ロマーニャ州のワイナリーで初めてシャルマ方式を導入し、より鮮やかなアロマやフルーティーで多様性のある
ランブルスコ 作りを実現。2010 年にはイタリアで最も 権 威のあるワイン雑 誌、
「ガンベロ・ロッソ」においてランブルス
コ史上初のトレビッキエリを獲 得しています。
ランブルスコの生産者の中でも 3 本の指に入る、歴史と実力を兼ね揃えた素晴らしいワイナリーです。
▼今回 試 飲したワインはこちら !
I G T デッレミーリア アマービレ ビアンコ ミラベッロ
品種はランブルスコ・ディ・サラミーノにソルバーラ種を若干ブレンドしています。
葡萄をやさしく圧搾しスキンコンタクトを全くしないことで、黒ぶどうから白のランブルスコが作られています。残等量は
50g/Lの中甘口で、フルーツキャンディのような甘みがあります。非常にフルーティーで酸も少なめ。パルミジャーノ・
レッジャーノとの相性は抜群でした。
I G T デッレミーリア アマービレ ロッソ ミラベッロ
こちらもランブルスコ・ディ・サラミーノにソルバーラ種を若干ブレンド。しっかりと濃い赤の色合いです。
いちごやブルーベリーの香りがある、中甘口の味わいです。口に含むと甘みをすぐに感じることができますが、アフター
にやや酸味が感じられることでクリーンな印象があります。食事の最初から最後まで楽しめるワインです。リコさんのオ
ススメの料理はピザとBBQでした。
I G T デッレミーリア ディ ソルバーラ セッコ プレスティージョ
ソルバーラ種100%で作られています。ローズピンクの色合いに、長時間の自然発酵による、きめ細やかな印象的です。
こちらは辛口のランブルスコで、いちごなどのベリーのフレッシュな香りが特徴。パルミジャーノ・レッジャーノや生ハ
ムと相性抜群です。