に ほんから て しようとうれんめい どうじようくんかいせつ 日本 空手 松 涛 連 盟 道 場 訓解説 ひとつ じんかくかんせい つとむ 一 、 人 格 完 成 に 努 むること から て どう しゆぎよう おこな もくひよう いちばんたいせつ 空 手 道 の 修 行 を 行 うものにとって 目 標 として 一 番 大 切 なこと ひび きび けい こ なか たが じんかく そんちよう にんげんせい である。日々の 厳 しい 稽 古の 中 でお 互 いの 人 格 を 尊 重 し、人 間 性 こう じよう はつ てん ど りよく ひつ よう だい に じよう い か どう の 向 上 発 展 に努 力 することが 必 要 である。 第 二 条 以下の 道 じようくん だいいちじよう もくひようたつせい ほうほう 場 訓 はすべて 第 一 条 の 目 標 達 成 の 方 法 である。 ひとつ まこと みち まも 一 、 誠 の 道 を 守 ること まこと ま ごころ くち かなら と 誠 とは真 心 であり、ひとたび 口 にしたことは 必 ずやり遂げる、これ まこと みち い じつこう うそ が 誠 の 道 なのである。言ったことは 実 行 する、 嘘 をつかない、という ひと しんらい たか こんぽん ことが 人 からの 信 頼 を 高 める 根 本 である。 ひとつ ど りよく せいしん やしな 一 、努 力 の 精 神 を 養 うこと なにごと ど りよく せいこう り くつ 何 事 も努 力 なくしては 成 功 することはできない。このことは理 屈 でわ じつこう ど りよく かっていてもなかなか 実 行 できないものである。そこで努 力 するために せいしん すなわ こころ けつ い ひつよう けつ い はまず 精 神 、 即 ち 心 から 決 意する 必 要 がある。そして 決 意したこ ど りよく た む なにごと とに努 力 して立ち向かっていく、そうでなくては 何 事 もなしえない。 ひとつ れい ぎ おも 一 、 礼 儀を 重 んずること れい ぎ もつと にんげんせい ちつじよ こんぽん あい て 礼 儀とは、 最 も 人 間 性 のあらわれであり、秩 序 の 根 本 である。相 手 そんけい れい とうぜん じつ れい ぎ じ ぶん じ しん を 尊 敬 して 礼 をすることも 当 然 でありうるが、 実 は 礼 儀は自 分 自 身 し しよたいめん あい て たい のためにあるということを知らなければならない。 初 対 面 で 相 手に 対 し どうどう ていちよう れい あい て かんのう しんらい たか て、 堂 々 としかも 丁 重 に 礼 をすれば、 相 手は 感 応 して 信 頼 を 高 にんげん しん か れいせつ けつ めることができる。 人 間 の 真 価は 礼 節 にあらわれる。 決 しておろそか にすべきではない。 ひとつ けつ き ゆう いまし 一 、 血 気の 勇 を 戒 むること にんげん わ まま こころ し はい 人 間 はとかく我が 儘 な 心 に支 配 される。ちょっとしたことにでもすぐ はら た あい て つ ほんにん いさ ふ ま カーッとなって 腹 を立てる。 相 手に突っかかる。 本 人 は 勇 ましく振る舞 はし み こつけい から て どう っているつもりかもしれないが、端 から見ると 滑 稽 なものである。空 手 道 しゆぎよう はげ さ さい はら た から て どう の 修 行 に 励 むものは、些 細 なことですぐ 腹 を立てるようでは、空 手 道 な は はら た とき わら こころ の名に恥じる。 腹 が立った 時 には、にっこり 笑 えるほどの 心 のゆとり も たいせつ を持つことが 大 切 である。
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