1月 第9号 - 相原中学校

しかってください地域の子 ほめてください地域の子 育ててください地域の子
第9号
H26.12.24
相原中の財産
校 長 奥 村
仁
年の瀬となりました。一年間を振り返る時です。
相原中学校に着任して9か月が過ぎました。この間、生徒の様子から感心したことがいくつもあ
りました。落ち着いた学習態度、さわやかなあいさつ、おだやかで清楚な服装、行事への主体的な
取り組み、諸活動での上級生のリーダーシップ、部活動でのがんばりなど、
あげればきりがありません。
その中で私が特に感心していることを、年末恒例の漢字一文字で表すと
したら、「聴」ということです。
本校の生徒の「聴く態度」は本当にすばらしいです。毎日の授業はもち
ろん、全校で集まった時の態度、その静粛さに感動すら覚えます。全員の
聴
視線が話し手に集まり、頭がグラグラしません。話す人の言葉が会場の空
気を伝わって、その場にいる全員に染み渡っていくようです。
このことは、教育という観点から考えても、大変重要な意味を持っています。「聴く」というこ
とは、相手とのコミュニケーションのはじまりです。自分の言いたいことは主張するけれど、相手
のことはまったく感心がないというのでは困ります。また、どれだけ相手が大切なことを話してい
ても、それを聴いていないというのも困ったものです。「聴く」ということは、相手への理解であ
り、相手を尊重することにつながります。相原中学校という環境の中で、本校の生徒が着実にこれ
らの態度を身につけつつあることを実感し、とても感心してしまうのです。「築け 人生の礎を」
を校訓とする本校にとって、「聴く態度」は財産であり、これからも大切にしていきたい伝統だと
強く感じております。
さて、保護者の皆さま地域の皆さまにとっては、どのような一年だったでしょうか。私も含めて
教職員一同、「一歩前へ 一段高く」のスタンスで教育活動に取り組んでまいりましたが、まだま
だ不十分なこともあったかと思います。ご支援ご協力まことにありがとうございました。
差引けば 仕合はせ(幸せ)残る 年の暮
新聞コラムに掲載されていた一句で、作家沢木耕太郎さんの父親が作者のよ
うです。この1年の良かったこと(プラス)と悪かったこと(マイナス)を計
算すると、プラスの方が多かった(幸せ)と思える1年の終わり、という意味だと思います。本校
の生徒にとって、本校の関係者すべてにとって、そんな1年だったなら、とてもうれしいことです。
12月の様子と1月の予定
2014年もあとわずかとなりました。皆様にとりましてどのような一
年だったでしょうか? 寒さも本当に厳しかった12月、ノーベル物理学賞・平和賞の授与式や衆
議院総選挙の報道もあり、賑やかな話題とともにあわただしも感じました。相原中では、インフル
エンザの罹患や、体調を崩す生徒・職員が多く、特に 1 年生で学級閉鎖が相次ぎ、三者面談の日程
調整等、保護者の方々には多大なるご理解とご協力をいただきました。また、教育活動に関するア
ンケートへの回答もありがとうございました。いただいたご意見は真摯に受け止め、平成27年度
相原中の教育活動がよりよいものになるよう生かしていきたいと思います。
最後に、保護者の皆様のこの一年の本校へのご支援、ご協力に対しを感謝を申しあげます。そし
て、どうぞよいお年をお迎え下さい。
1月 8日(木)第3学期始業式 部活再登校 14:00
1月12日(月)成人の日
1月16日(金)新入生保護者説明会 15:00~
1月27日(火)学校保健委員会 15:30~
1月30日(金)1年生 福祉体験学習(5.6校時)
※1月9日以降、各教室内に生徒達が心を込めた書き初めが
掲示されます。学校にお越しの際はぜひご覧下さい。
生徒指導だより
生徒指導担当
1月の生活目標
鈴木 留美子
「規則正しい生活を心がけよう」
今年の世相を表す一文字は「税」・・・思った以上に大きかった消費税増税!5%から8%へ消費税
が上がったこと、今後の消費税上げ議論、軽減税率導入の可否などが理由のようです。皆さんの1
年は、どういった文字があてはまるでしょうか。
振り返ると、1年生は慣れない中学校生活にどっぷりとつかった「浸」、2年生はしっかりと先輩
から襷を受け取った「繋」、3年生はしっとりと落ち着いた学習態度から、義務教育の集大成となる
「実」・・・という一字が思い浮かびます。
3年生はここからまた一踏ん張りですね。「受験生に正月はな
い」と言いますが、1月の生活目標にもあるように、規則正しい生
活がベースとなりそれぞれの進路に向けて充実した生活が送れる
のだと思います。これは、未来の受験生である1,2年生にもあ
てはまることです。有意義な冬休みを過ごせますよう、そして
2015 年が素晴らしい1年となりますように。