ファナックの株主対話路線が企業の株主還元策を加速させる ファナック

Weekly Market Research Report
2015年3月16日号
今週の
POINT
国内株式市場
ファナックの株主対話路線が企業の株主還元策を加速させる
今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 -
スタジオアリス【東証1部 2305】ほか
テーマ別分析
日本記録更新で1億円、その関連銘柄とは
話題のレポート
北陸新幹線、富山・石川・福井に新風
スクリーニング分析
20万円以下で買える連続増配企業
ファナックインパクトで株主還元策へ関心集まる
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Market
1
展望
今週の市場見通し
Vol. 110 Weekly
2015 03 16
国内株式市場
マーケット概観
3
新興市場
4
米国株式市場
2
3
マーケットを読む
今週の分析銘柄
為替市場
米ドル/円予想レンジ
6
債券市場
債券先物・長期国債利回り予想レンジ
6
今週のポイント
7
日経平均株価
8
FISCO Selection
読者の気になる銘柄
テクニカル妙味銘柄
4
5
カテゴリー考察
連載コラム
5
スタジオアリス〈2305〉東証 1 部
9
コメ兵〈2780〉東証 2 部
10
デンヨー〈6517〉東証 1 部
11
リベレステ〈8887〉JASDAQ
12
トナミホールディングス〈9070〉東証 1 部
13
セレスポ〈9625〉JASDAQ
14
アイネス〈9742〉東証 1 部
15
東海リース〈9761〉東証 2 部
16
ファナック〈6954〉東証 1 部
17
三菱 UFJ フィナンシャル・グループ〈8306〉東証 1 部
17
BEENOS〈3328〉マザーズ
18
住友不動産〈8830〉東証 1 部
18
テーマ別分析
19
スクリーニング分析
20
先週の話題レポート
21
信用需給動向
22
ゴルフと相場
23
1
2
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今週の市場見通し
国内株式市場 マーケット概観
ファナックの株主対話路線が企業の株主還元策を加速させる
■日経平均は一時 19300 円台、15 年ぶり高値水準
政策の変更時にはいつの時も資金の巻き戻しの形で波乱が起
きやすい。しかし、一時的な調整とみられることから、連鎖安
先週の日経平均は上昇。週末には一時 19300 円台に乗せ、15
となる局面では押し目買いの好機との見方で良さそう。
年ぶりの高値水準をつけている。週初こそギリシャ債務問題や
早期利上げに対する警戒感、原油先物相場の下落などが嫌気さ
■株主還元策への取組みが活発化
れた米国株安を受けて利益確定の流れが強まった。しかし、先
物主導で買い戻しとみられる動きが強まったほか、年金とみら
一方、月末に向けては利食いをこなしつつ、期末配当狙いの
れる買いも観測されるなど、押し目買い意欲の強さが窺える展
流れが強まりやすい。今回のファナックが株主と対話路線に転
開に。
換した市場へのインパクトは絶大だった。企業の株主還元策へ
特に10日の米国市場では利上げに対する警戒感からNYダウ
の取組みが一段と活発化することが期待されるため、連続増配
が 300 ドルを超す下落となるなか、11 日の日経平均は 18600
を行っている企業などへの関心が集まりやすい。また、日経平
円を割り込む局面もあったが、その後反発に転じる底堅さをみ
均の3月期末で想定される配当落ち分は概算で約105円程度に
せた。先物・オプション特別清算指数算出(SQ)を前日に控え
なるが、先週末の大阪 225 先物(6 月限)と日経平均との乖離
た 12 日には 19000 円を回復。そして、SQ 当日は寄り付き段階
は 50 円程度である。通常であれば配当分を差し引くことで逆
こそ幻の SQ になるかにみられたが、ファナック<6954>が日経
ザヤになろうが、先高感の表れといったところか。今後は決算
平均をけん引する格好から一段高をみせている。
発表、株主総会のシーズンとなる 5-6 月に向けて、株主還元策
が一段と出てくる可能性がある。増配期待の流れなども物色意
■日経平均は 2 万円大台を意識
日経平均は先週の上昇で目先は 2 万円の大台が意識される
欲を高める要因になりそうだ。
■出遅れセクターへの見直し、訪日外国人客数の動向
ことになろうが、再び過熱感などが警戒されてくる可能性はあ
りそう。ただし、先週末の日経平均は連日で 3 ケタの上昇とな
また、高値警戒のなかでは相対的に出遅れている銘柄や割安
るものの、東証 1 部の値上がり数は全体の 6 割にとどまってい
に放置されている銘柄への水準訂正にも関心を向かわせやす
た。
日経平均が上げ幅を拡大するなかで下げに転じる銘柄も散
い。なお、セクターでは昨年 3 月末からの上昇率で、精密機器
見されており、ファナックを除くと、全体としてはいったん利
78.0%、空運 75.9%、電気機器 75.9%の上昇に対して、石油
益確定といったところであった。そのため、急ピッチの上昇に
石炭 4.7%、鉱業 10.2%、倉庫運輸 17.8%、不動産 21.2%、
対する過熱感が警戒されるとは言え、実際には利益確定に向か
卸売 28.4%、銀行 29.9%などとなっている。原油先物相場の
っていることで、需給状況は良好であろう。
不透明感から資源セクターは手掛けづらいだろうが、不動産や
金融セクターなどの見直しが意識されやすいところ。
■FOMC 波乱なら押し目買い好機
その他、18 日には 2 月の訪日外国人客数、19 日には 2 月の
全国百貨店売上高が発表される予定である。
「春節」効果から
米国では連邦準備制度理事(FRB)が 17、18 日に開催する連
大幅に伸びることは間違いなく、これが改めてインバンド物色
邦公開市場委員会(FOMC)において、利上げのタイミングに関
に向かわせるか、若しくは材料出尽くしとなるかが注目される
して「辛抱強くなれる」との文言が、声明文で削除される可能
ところ。足下では小売株の一角に利食いがみられていることも
性が強まっている。当初予想されていた 6 月の利上げ開始が現
あり、コンセンサスは出尽くしといったところ。再度物色が強
実味を帯びてきたことで、利上げ開始時期への思惑から、グロ
まるようだと、
相当、
需給状況が良好ということにもつながる。
ーバルマネーのリスク回避といった一波乱がありそうだ。金融
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今週の市場見通し
国内株式市場 新興市場
1 部市場からの資金シフトの有無が焦点
■換金売り圧力には警戒も
マザーズ指数
今週の新興市場は、1部市場の主力大型株から資金シフト
の有無が焦点となる。米FOMCを受けて米国早期利上げ懸念が
強まる可能性もあり、その際には日経平均の上値は重くなる
公算。値幅取り狙いの資金シフト活発化で、マザーズ指数が
上値抵抗線となっている25日線レベルを明確に突破するよ
うな展開となれば、マザーズ銘柄を中心に出遅れ修正の動き
が本格化してくる可能性も。ただ、今週からはIPOが本格的
に再開される。新興市場銘柄を中心に換金売り圧力が強まる
タイミングでもあり、需給面はやや逆風の状況と考えられ
る。
■直近IPO銘柄の動向などに関心
個別では、IPOラッシュに向け、シリコンスタジオ<3907>
を中心とする直近IPO銘柄の行方が注目される。底堅い動き
が続けば、全般的に安心感も生じる公算。テーマ物色の幅の
広がりにも注目、週末にはiPS細胞に関連する報道も複数伝
わり、タカラバイオ<4974>やペプチドリーム<4587>など時価
総額上位銘柄を中心にバイオ関連も物色候補か。先週末に強
い動きが目立った不動産セクターの人気の持続性にも関心。
訪日外客数発表であらためてインバウンド関連も注目され
よう。決算期末接近で、高配当利回り銘柄などにも関心は向
かいやすいと考える。
シリコンスタジオ<3907>
円
今週は、17日にコラボス<3908>、エムケイシステム<3910>、
19日にショーケース・ティービー<3909>、エスエルディー
<3223>、ヒューマンウェブ<3224>と5社のIPOが予定されてい
る。総じて順調な初値形成は見込まれているようだ。一方、
翌週は10社がIPO予定、換金売り圧力にはつながろう。主力
処の決算発表は端境期となるが、小売りを中心とした2月決
算銘柄の業績修正の動きなどは注視。
ペプチドリーム<4587>
円
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今週の市場見通し
米国株式市場
FOMC(連邦公開市場委員会)に注目
の利上げに懐疑的な見方もある。
■先週の動き
経済指標では 2 月鉱工業生産・設備稼働率(16 日)
、3 月
週初は雇用統計を受けた売りが一巡し、足元の米国経済や
住宅市場指数(16 日)
、2 月住宅着工・建設許可件数(17 日)
、
雇用情勢の改善を見直す動きが広がり、堅調推移となった。
2 月景気先行指数(19 日)などの発表が予定されている。人
ダウ平均は再び 18000 ドルの節目を回復した。しかしながら
件費と材料費の高騰により建設業界での利益率が悪化して
週半ばに入り、ユーロ圏財務相会合における協議に進展がみ
いるものの、住宅市場が活発化する春先に向けて、改善の兆
られず、ギリシャ債務問題への懸念が強まったことから欧州
しを確認できるかに注目したい。
株が全面安となり、対ユーロでドル高が進行したことが嫌気
個別企業では、スポーツ用品のナイキ(19 日)
、住宅メー
され下落。1 月雇用動態調査(JOLTS)で求人数が 14 年ぶり
カーのレナー(19 日)
、宝飾品小売のティファニー(20 日)
の高水準となり、早期利上げに対する警戒感が強まったこと
などの決算発表が予定されている。ティファニーは、ドル高
や、NY 原油先物相場の下落、中国の 2 月固定資産投資や鉱工
による観光客の需要減少などから年末商戦での米国売上高
業生産の鈍化が嫌気され、下げ幅を拡大した。週末にかけて
が落ち込んだほか、1 月に通期見通し(14 年 2 月-15 年 1 月)
は、連邦準備制度理事会(FRB)によるストレステストでほ
を下方修正した。その後もドル高が一段と進行しており、軟
ぼ全行の資本計画が承認されたことを受け、金融関連銘柄を
調な決算が予想される。
中心に買いが広がる場面もあった。しかし 2 月卸売物価指数
米国政府の債務上限は、昨春の議会の合意により現在撤廃
(PPI)や 3 月ミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を
されているものの、今週 15 日が期限となっている。政治的
下回り再び下落する展開となった。結局、週を通じて主要株
な新たな合意がなければ、現在の約 18.1 兆ドルの債務残高
価指数は下落。
が債務上限となる。債務上限問題に関しては、過去の事例か
らも最終的には合意に至るものの、2011 年のように合意時期
がギリギリになれば米国債格下げのような問題が起こらな
いとも限らない。6 日、ルー財務長官は議会の与野党幹部に
■来週の見通し
書簡を送り、財政運営に支障がでないよう債務上限を引き上
17~18 日にかけて FOMC (連邦公開市場委員会) が開催
げるよう協力を求めた。期限までに議会が対応しない場合
され、会合終了後にはイエレン FRB 議長の会見も予定されて
は、州・地方政府向け証券(SLGS)の発行を停止するなどの
いる。市場では 6 月の利上げが予想されており、今回の FOMC
措置を講じて、当面の資金繰りを続けていくことになる。議
では、利上げのタイミングに関して「辛抱強くなれる」との
会予算局(CBO)は今年の 10、11 月頃まで資金を捻出できる
文言が声明文から削除されるかどうかに注目が集まる。先日
見通しを示しており、最悪の状況でも、当分の間はデフォル
発表されたベージュブックや雇用統計は概ね良好な内容で
トを回避できるが、民主党オバマ政権に対して上下院議会は
あったが、小売売上高や住宅関連指標には軟調な内容が散見
共和党が掌握しており、こう着状態が長期化すれば株式相場
された。インフレ見通しを巡る足元の不透明感が強く、早期
にとって不透明要因となるだろう。
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今週の為替/債券市場見通し
為替/債券市場
為替市場
米ドル・円 予想レンジ
今週のドル・円は、連邦公開市場委員会(FOMC)で、
「忍耐
強く」という文言が削除される可能性があること、日本銀行の
金融政策決定会合で追加緩和策が協議される可能性が浮上し
ていることから、ドルは強含みに推移すると予想される。
ドル安・円高シナリオとしては、米国議会で通貨安に伴う損
害賠償請求を企業に認める動き、環太平洋経済連携協定(TPP)
に為替条項を盛り込む動きが強まっていること、3 月期末に向
けた本邦機関投資家のリパトリ(外貨建て資産売却・円買い)
、
ギリシャの債務問題への警戒感などが挙げられる。
【日本銀行金融政策決定会合】(16-17 日)
4 月から消費増税の影響が無くなることによって、原油価格
が続落した場合、日本のインフレ率はマイナスに落ち込む可能
性が高まっている。黒田日銀総裁は、
「物価の基調に変化が生
じ目標達成に必要なら躊躇なく調整する」と述べており、日本
銀行が量的・質的金融緩和第 3 弾を打ち出すとの見方は残され
ている。
債券市場
円
~
122.50
円
【連邦公開市場委員会(FOMC)】(17-18 日)
イエレン FRB 議長は、2 月の議会証言で、3 月の FOMC で「忍
耐強く」という文言を削除する可能性を示しながらも、6 月の
FOMC での利上げに繋がるものではない、と強調した。米国の 2
月の雇用統計の改善を受けて、
「忍耐強く」が削除される可能
性がある。ただし、文言が維持された場合は、ドル売り材料と
なりそうだ。
【日米の政治的なドル高・円安抑制】
米議会では、通貨安に伴う損害賠償請求を企業に認める法案
が審議されており、TPP などの通商協定に為替条項を盛り込む
動きが強まっていることで、要警戒となる。
安倍政権は、対内的には、4 月の統一地方選挙に向けて、原
材料輸入価格の高騰に苦しむ地方中小企業への配慮から、円安
を牽制するスタンスを強めている。対外的には、TPP 交渉が難
航していることで、米国の製造業や議会への配慮から、ドル
高・円安を抑制するスタンスを強めている。
債券先物予想レンジ
長期国債利回り予想レンジ
■先週の動き
債券先物 6 月限は弱含み。株高・円安の継続を意識して 147
円 39 銭から一時 146 円 51 銭まで下げた。米国の早期利上げ観
測がやや後退したことで13 日午前の取引で147 円63 銭まで反
発したが、日銀による追加緩和への思惑は後退しつつあること
から、午後の取引で 147 円 09 銭まで反落し、147 円 13 銭でこ
の週の取引を終えた。
なお、12 日に行われた 5 年国債入札では、最低落札価格が
99 円 87 銭、平均落札価格は 99 円 89 銭、応札倍率は 3.64 倍
となった。最低落札価格は市場予想をやや下回ったが、結果は
悪くないとの見方が広がり、債券先物は強含みとなった。
119.50
147.10
円
~
147.60
円
0.35
%
~
0.42
%
■今週の見通し
今週の債券相場はもみあいか。日銀金融政策決定会合の結果
を見極める展開となる。早期追加緩和への思惑がさらに後退し
た場合、債券先物の上値は重くなりそうだ。期末前で現物債の
売りは少なくなりそうだが、円安・株高が継続した場合、長期
債と超長期債の気配はやや甘くなりそうだ。
なお、バーゼル銀行監督委員会は、銀行保有の国債のリスク
ウエートをゼロとする現行の規定を見直す作業を開始した。金
融機関が保有する国債は段階的に減少する見込みだが、代わり
に日銀が国債購入を大幅に増やすことは難しいとみられてい
る。現行規定の見直しを意識して長期債などの売り圧力は次第
に高まる可能性があることも、債券相場の上昇を抑える一因と
なりそうだ。
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マーケットを読む
今週のポイント
米 FOMC が焦点に、早期利上げ懸念の再燃を警戒視
今週は米 FOMC が最大の焦点となる。声明文や議長発言を
受けて、利上げのタイミングを占うことになるが、足元の雇用情
勢などから、現状では 6 月利上げの見方がやや優勢。こうした
見方が継続するようならば、米国株の調整に合わせて、短期的
な過熱警戒感のある東京市場にも利食い売りの動きが優勢とな
っていこう。金融関連株のほか、足元で水準訂正の動きを強め
てきた銘柄群には警戒も必要となろう。
今回の日銀金融政策決定会合は無風とみられるが、先週末
に人気化した不動産株には引き続き関心が続く可能性。16 日に
は首都圏新規マンション発売などの発表も予定されている。ほ
か、18 日の訪日外客数、19 日の百貨店売上高は、インバウンド
関連銘柄にとって関心事、春節需要への期待が高まる可能性も
ある。ただ、企業ベースでの 2 月の数値は発表が進んでおり、ド
ンキホーテなどを筆頭に出尽くし感につながっていることには
注意が必要だろう。18日には春闘集中回答日を迎え、やや消費
関連銘柄には出尽くし感が強まっていく局面か。
決算期末を控えて、高利回り銘柄への関心などがあらためて
高まるかにも注目。また、期末に向けて増配や自社株買いの発
表が増加する可能性もあろう。なお、今週から来週にかけては
IPO ラッシュを迎えることになり、一部の中小型株には換金売り
圧力などが強まる公算も。
先週の日経平均は週後半にかけて切り返す展開となった。週
末には終値ベースで 2000 年4 月19 日以来となる 19000 円を回
復している。雇用統計を受けて米国市場では早期利上げ懸念
が再燃、週初は売りが優勢の展開となった。一時は円安進行が
売り材料視される場面もみられた。ただ、週央からは意外高の
展開、GPIF などの需給期待が引き続き根強い状況にある。業種
別では、週末にかけて不動産株が強い動きに。空室率の改善
傾向継続に加えて、公示地価への期待感なども反映する。一
方、原油市況の下落を受けて関連銘柄がさえない。上昇が目立
った医薬品セクターの一角にも利益確定の動きが優勢となる。
個別では週末のファナックの急騰が話題に。株主還元策強化
と伝わったことがポジティブインパクトにつながった。ポール
HD、FPG、イハラケミカル、ディップ、カナモトなど好決算銘柄も
ストレートに買われる。メガバンクも強い動きとなったが、三菱
UFJ、あおぞら銀、三井住友トラなどは投資判断格上げの動きも
支援になる。ファストリ、荏原、カルビーなどもアナリストの格上
げが材料視される。SUMCOなどショートカバー主体に買われる
銘柄も引き続き多く散見される。一方、クラリオンは想定以上の
業績下方修正が嫌気される。ユニーグループとの経営統合交
渉発表で、あらためてファミマには売りが優勢となった。ブラザ
ーは大型投資への負担増が警戒され、OLC は格下げの動きも
あって利食い売り圧力が強まった。
先週動いた銘柄・セクター(東証1部・個別銘柄は他市場が優先市場のものを除く)
上昇率上位銘柄
コード
銘柄
下落率上位銘柄
終値(円)
騰 落 率 ( %)
コード
銘柄
業種別騰落率
終値(円)
騰 落 率 ( %)
上位セクター
1,503
-27.78
その他
金融業
騰 落 率 ( %)
4745
東京個別指導学院
520
25.91
3903
gumi
4.75
6620
宮越HD
583
23.26
8201
さが美
98
-15.52
不動産業
4.67
3657
ポールトゥウィンHD
1,017
21.65
7942
JSP
2,266
-13.64
空運業
3.79
2174
GCAサヴィアン
1,628
21.22
4406
新日本理化
233
-10.38
陸運業
3.24
7148
FPG
3,775
20.99
6796
クラリオン
354
-9.92
ゴム製品
3.16
3660
アイスタイル
3341
日本調剤
4350
メディカルシステム
3186
ネクステージ
3276
日本管理センター
4989
イハラケミカル工業
7968
777
20.47
8174
日本瓦斯
2,816
-9.16
機械
2.75
5,810
20.41
3863
日本製紙
1,895
-8.89
保険業
2.56
496
18.66
8275
フォーバル
1,685
-8.67
958
17.98
8028
ファミリーマート
4,925
-8.29
鉱業
-3.48
1,517
17.69
3385
薬王堂
2,453
-8.26
パルプ・紙
-2.11
1,538
17.23
1873
東日本ハウス
512
-7.91
石油・石炭製品
-1.51
TASAKI
2,182
16.87
2687
C・V・S・ベイエリア
122
-7.58
医薬品
-0.96
4641
アルプス技研
2,597
16.51
3034
クオール
1,159
-7.43
電力・ガス業
-0.86
6080
M&Aキャピタル
3,130
16.40
7487
小津産業
2,250
-7.41
水産・農林業
-0.60
2379
ディップ
7,600
16.39
9692
シーイーシー
930
-7.00
非鉄金属
-0.52
下位セクター
7
騰落率(%)
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マーケットを読む
日経平均株価
SQ 通過で 225 型の商いに変わるか注目
■日経平均は 19000 円台を回復
前週(9-13 日)の日経平均は週間ベースで 283.25 円の上昇と
なった。週末に 3 月限オプション、先物の特別清算指数(SQ)
算出を控えていたことから、週半ばには思惑先行の展開で上下
に振れる動きがみられた。ただ、期近から期先へのロールオー
バーは波乱無く進んだことから、週末にかけては SQ に絡んだ売
買を警戒視する声はトーンダウン。米国株が下落しても日経平
均は上昇するなど日本株への先高期待は強く 19000 円台を回復
した。なお、3 月限 SQ 値は日経平均型が 19225.43 円で TOPIX
は 1558.14p。SQ 値算出に絡んだ売買で TOPIX 型の商いが非常に
多かったことは、足元の地合いが日経平均ではなく TOPIX 中心
だった証拠とも言えよう。
日経平均は終値ベースで SQ 値をクリアしていることから、ト
レンドとしては上を意識しやすい格好に。
19000 円の壁を上抜け
た後、上げ幅を広げたことで、期末にかけて 20000 円到達を意
識した強い地合いとなる可能性はある。先高感の強さと期末接
近に伴う利益確定売りのせめぎ合いとなりそうだが、SQ 通過で
解消した裁定ポジションが再び構築されるとなれば、日経平均
型の上昇がみられるかもしれない。この動きは、東証一部の商
いが増加せず、Fリテイ<9983>やソフトバンク<9984>といった
指数インパクトの大きい銘柄が集中的に買われるので比較的判
断しやすい。週末、同じ指数インパクトの大きいファナック
<6954>が急騰したが、この上昇は裁定に絡んだ商いとは別の次
元。同社は日経平均を 123 円も押し上げたことで NT 倍率が一気
に拡大したものの、SQ 通過後、明確に日経平均型の地合いに変
わったかどうかは判断つかない。なお、裁定に絡んだ売買が指
数を押し上げるときは、ターゲットとなる水準をつけると一気
に裁定解消する傾向が強いことで、上値追いの流れに乗って投
資家が高値掴みするケースが多い。今回、こうした買いが入っ
た場合は 20000 円が一つのラインとなろう。
今週は日銀金融政策決定会合が 16-17 日に開催されるほか、
米国では 18 日まで連邦公開市場委員会(FOMC)が控えている。
日銀会合に対する市場の思惑はほとんど高まってないことか
ら、今週は利上げのタイミングを探る意味も含め米国側の金融
政策イベントが注目されそうだ。足元さえない米国株の動向に
はやや警戒も必要。
一目均衡表(日経平均)
■ 基準線 ■ 転換線 ■ 遅行スパン ■ 先行スパンスプレッド(雲)
円
8
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展望
Vol. 110 Weekly
2015 03 16
今週の分析銘柄 -1-
スタジオアリス〈2305〉東証 1 部
賃上げによるメリット享受期待を高める局面に
■記念写真撮影ニーズの高まりを意識
こども専門の写真スタジオなどを展開。卒園式や入園・入学式
シーズンに突入することで関連銘柄として同社に注目する。ま
た、トヨタ<7203>が 2015 年春闘でベースアップについて過去最
高水準で回答する方針と伝わっているほか、大手自動車や大手
電機メーカーが前年を大幅に上回る水準で妥結する見通しにな
ったと報じられている。記念写真撮影ニーズの高まりが意識され
やすいなか、賃上げによるメリット享受期待を高める局面となろ
う。
■月次売上高は堅調に推移
同社は今月10 日に月次動向を発表、2 月度の売上高は前年同
月比 7.0%増と堅調。全店撮影件数は同 5.5%減だが、お買上単
価は同 13.8%増となっており客単価の上昇を評価したい。さら
に、15 年 12 月期営業利益予想は前期比 15.8%増となり、今期も
売買単位
100
株
3/13 終値
2191
円
目標株価
2500
円
業種
サービス
2 ケタ成長が継続する見通し。設備投資が 26.6%増加するなか
での数値であり、利益成長の鈍化はマイナス視されないと判断。
信用倍率も 1 倍を大きく下回っており、買い戻しが強まる展開を
想定、昨年来高値の次のターゲットになる 2500 円を目標株価に
設定する。
★リスク要因
内需系高パフォーマンス銘柄への利食い売り圧力。
2305:日足
上昇する 25 日線に沿った強いトレンド
が継続。
(百万円)
会計期
売上高
前期比(%)
営業利益
経常利益
前期比(%)
当期利益
1株益(円)
10.12連
32,840
6.6
4,784
4,650
62.4
1,206
70.20
11.12連
34,107
3.9
5,897
5,855
25.9
2,680
156.03
12.12連
33,794
-0.9
4,431
4,446
-24.1
1,720
100.13
13.12連
35,366
4.7
3,093
3,103
-30.2
1,237
72.02
14.12連
37,061
4.8
3,928
3,885
25.2
1,750
102.96
15.12連予
37,800
2.0
4,550
4,500
15.8
2,150
126.59
9
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Vol. 110 Weekly
2015 03 16
今週の分析銘柄 -2-
コメ兵〈2780〉東証 2 部
2 月の訪日外国人客数の発表控え思惑先行へ
■2月中旬から下旬にかけて各地で「爆買い」
18 日に 2 月の訪日外国人客数が発表されることから、今週はイ
ンバウンド関連の一角に思惑的な買いが向かうと想定する。2 月
に発表された 1 月の訪日外国人客数は前年比29%増と 8 ヶ月連
続で増加している。今月初めに大手百貨店が発表した 2 月の売
上高は全社で増収となるなど 2 月は中華圏の春節に伴う訪日客
が日本各地で「爆買い」を繰り広げていたもよう。名古屋を中心に
リユース事業を手掛ける同社は、足元さえない株価推移となって
いるが、6 日に発表した 2 月の月次動向では前年比+25.3%増と
15 年 3 月期では最も高い増加率を記録。足元の月次動向などを
見直す展開に。
売買単位
100
株
3/13 終値
3260
円
目標株価
3500
円
業種
小売
なっていたが、3000 円割れは何とか回避されている。週足チャ
ートでは切り上がる 26 週線がサポートラインとして意識されること
から中期的な上昇トレンドは崩れておらず反発を期待。心理的な
節目である 3500 円をターゲットとする。
■26週線をサポートとした展開に
1 月21 日に昨年来高値4095 円をつけた後は売り優勢の展開と
★リスク要因
輸出関連など外需銘柄中心の地合い。
2780:日足
75 日線を挟んでのもち合いレンジを
形成。25 日線での攻防から、レンジ上
放れを意識。
(百万円)
会計期
売上高
前期比(%)
営業利益
経常利益
前期比(%)
当期利益
1株益(円)
10.03単
23,806
-17.7
940
931
48.3
529
48.36
11.03単
24,720
3.8
949
935
0.4
524
47.83
12.03連
28,914
1,368
1,369
761
69.50
13.03連
34,368
18.9
2,103
2,096
53.1
1,251
114.22
14.03連
40,212
17.0
2,999
2,988
42.6
1,834
167.45
15.03連予
42,000
4.5
3,100
3,100
3.8
1,900
173.41
-
-
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Vol. 110 Weekly
2015 03 16
今週の分析銘柄 -3-
デンヨー〈6517〉東証 1 部
割安感の強い小水力発電関連として中長期的に注目へ
■環境省が導入促進に向けて調査へ
発電機や溶接機、コンプレッサーなどを手掛ける。環境省は
「小水力発電」の導入を促進するために、全国の水道施設で発
電可能量を調査すると伝わっている。また、経済産業省は農業
用水路や排水路に設置する小水力発電設備について規制を緩
和すると発表、同社は小さな水源で発電できるマイクロ水力発電
装置を手掛けており、関連銘柄として中長期的に注目できる。ま
た、災害時の緊急電源などの目的で、各市町村で小水力発電の
導入が進んでいることも関連銘柄としての支援材料となろう。
■国内低迷も米国向けが堅調
業績面については、収益性の高い製品の出荷減少などが響
き、14 年10-12 月期経常利益は前年同期比10.3%減で着地。た
だ、国内低迷による業績鈍化は織り込み済みの内容。発電機の
出荷増や円安を背景とした米国向けの堅調さが、来期以降の業
売買単位
100
株
3/13 終値
1809
円
目標株価
2000
円
業種
電気機器
績押し上げ要因となろう。一目均衡表の雲下限がサポートして機
能するなか、PBR、PER ともに割安感が強く、株価には水準訂正
余地。見直し買いにより、昨年来高値レベルの節目の 2000 円を
目指す展開へ。
★リスク要因
国内向けの収益悪化など。
6517:日足
足下で調整をみせているが、75 日線
が支持線として機能している。
(百万円)
会計期
売上高
前期比(%)
営業利益
経常利益
前期比(%)
当期利益
1株益(円)
10.03連
24,254
-35.6
-84
201
-89.5
-44
11.03連
33,287
37.2
1,418
1,667
729.4
962
41.35
12.03連
48,106
44.5
4,421
4,651
179.0
2,854
123.82
13.03連
47,671
-0.9
4,652
5,007
7.7
3,398
149.00
14.03連
49,832
4.5
5,320
5,636
12.6
3,660
162.33
15.03連予
51,000
2.3
5,400
5,700
1.1
3,550
165.00
11
-
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Vol. 110 Weekly
2015 03 16
今週の分析銘柄 -4-
リベレステ〈8887〉JASDAQ
高配当利回りで注目、利益率改善で業績堅調
■首都圏を中心に分譲マンション展開、利益率改善
首都圏を中心に「ベルドゥムール」等の分譲マンション、分譲戸
建て、宅地分譲、不動産仲介などを展開。足元では「環境変化に
対応した、利益重視の経営」を掲げ、自社施工、一括一棟売り、
都心を中心とした高付加価値物件の適正価格での販売を推進。
赤字だったホテル事業の売却も寄与し、2 月には通期利益予想
を上方修正している。修正予想の営業利益率は 14.1%(前期実
績は 4.6%)まで改善する見通し。なお、14 年 6 月-11 月営業利
益は前年同期比 3.7 倍の 6.21 億円で着地した。
■高配当利回りや株主優待も株価の下支えに
配当は年 2 回(各 15 円)で、予想配当利回りは 4.03%と高水
準。また、従来人気の高かった「星野リゾート裏磐梯ホテル」に係
る株主優待は廃止されたが、期間内に何度でも利用可能な「レイ
売買単位
100
株
3/13 終値
744
円
目標株価
840
円
業種
不動産
クサイド富士・山中湖」(同社保養所)宿泊利用券は継続の見込
み。株価は足元で750円レベルが上値抵抗となる一方、切り上が
る 25 日線がサポートとして機能。高配当利回りを背景に 750 円を
突破後、13 年 4 月高値(839 円)水準を目指す展開を想定。
★リスク要因
流動性の低下。
8887:日足
足下調整も 25 日線が支持線として機能。
750 円処に心理的な上値抵抗があり、クリ
アならトレンド強まる。
(百万円)
会計期
売上高
前期比(%)
営業利益
経常利益
前期比(%)
当期利益
1株益(円)
10.05単
9,349
21.9
1,625
1,655
76.3
765
14832.91
11.05単
6,454
-31.0
810
749
-54.7
307
5965.89
12.05単
10,977
70.1
1,608
1,568
109.4
1,306
11216.35
13.05単
9,455
-13.9
732
744
-52.6
412
3269.60
14.05単
6,601
-30.2
301
422
-43.3
321
25.47
15.05単予
7,460
13.0
1,050
1,145
171.3
1,545
122.48
12
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Vol. 110 Weekly
2015 03 16
今週の分析銘柄 -5-
トナミホールディングス〈9070〉東証 1 部
北陸新幹線の開業により地域企業の業績期待高まる
■北陸新幹線開業で企業誘致の動き
富山県高岡市に拠点を置く物流グループであり、北陸新幹線
の開業を受け、関連銘柄として注目。東日本大震災を機に、太平
洋側より地震のリスクが低いとされる日本海側が注目されてい
る。さらに北陸新幹線の開業によりアクセスの良さが武器になる
中、製造業を中心に北陸で拠点を設ける動きが増えることにな
る。これにより、トラック運送の荷動きが増えるほか、物流の一括
受託が伸びる可能性がありそうだ。
売買単位
1000
株
3/13 終値
495
円
目標株価
650
円
業種
陸運
■強いトレンド継続で1997年以来の水準
開を想定し、目標株価は 650 円とする。PBR は 0.8 倍と割安感が
意識される。材料出尽くしとなる局面では、25 日線レベルでの押
し目拾いのスタンスにも。
株価は強いトレンドが継続している。上昇する 25 日線が支持線
となり、2 月高値を窺う展開に。1997 年 8 月以来の高値水準であ
るが、同年は年初から下落基調が強まり、650 円辺りから年末に
は 170 円辺りまで下げていた。1997 年の下落部分を吸収する展
★リスク要因
材料出尽くし感。
9070:日足
上昇する 25 日線に沿った強いトレンドが
継続。
(百万円)
会計期
売上高
前期比(%)
営業利益
経常利益
前期比(%)
当期利益
1株益(円)
10.03連
113,600
-10.5
734
1,520
43.8
701
7.73
11.03連
118,978
4.7
1,198
1,526
0.4
314
3.47
12.03連
117,709
-1.1
1,403
1,618
6.0
632
6.97
13.03連
115,864
-1.6
2,767
3,050
88.5
1,785
19.67
14.03連
121,129
4.5
3,240
3,527
15.6
2,370
26.13
15.03連予
123,500
2.0
4,000
4,400
24.8
3,200
35.26
13
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Vol. 110 Weekly
2015 03 16
今週の分析銘柄 -6-
セレスポ〈9625〉JASDAQ
競技スポーツの発展期待で関心
■スポーツイベントを企画運営
地鎮祭や竣工式などの建設式典のほか、市民祭・スポーツ大
会・運動会など各種スポーツイベントの企画・制作・準備・運営を
請け負う。先週末にマラソン日本記録更新者に1億円贈呈との観
測報道が流れ、2020 年の東京五輪に向けてマラソンを中心とす
る競技スポーツ人口や競技イベントの増加が見込まれる。このよ
うななか、競技スポーツ興隆の関連銘柄として注目。10 日には配
当予想の増額(9 円→11 円)を発表して配当利回り 2.5%となった
ほか、PBRは 0.62 倍と 1 倍を大きく割り込んでいる点にも投資妙
味があろう。
■新中計でスポーツ事業強化へ
2 月 10 日に発表された第 3 四半期累計(2014 年 4-12 月期)業
績は、大型イベントの受注や原価低減努力が奏功し増収増益
に。営業利益率も前年同期の 7.9%から 9.0%へと改善したほ
売買単位
1000
株
3/13 終値
447
円
目標株価
500
円
業種
サービス
か、2 月18 日に発表した中計ではスポーツ事業の体制強化が伝
わっており、期末に向けて業績上振れ期待も高まろう。株価は 3
月 10 日からじり高基調、先週末の報道をきっかけに節目の 500
円を目指す展開を予想する。
★リスク要因
流動性の低さ。
9625:日足
ピーク時での陰線形成でいったん利食
いも、2 月高値水準が支持線に。
(百万円)
会計期
売上高
前期比(%)
営業利益
経常利益
前期比(%)
当期利益
-56.3
1株益(円)
10.03単
7,671
-8.8
41
49
1
11.03単
7,378
-3.8
-235
-198
-
-262
12.03単
7,555
2.4
46
135
-
85
15.60
13.03単
9,197
21.7
239
253
87.4
125
22.83
14.03単
9,804
6.6
348
357
41.1
201
36.81
15.03単予
10,000
2.0
365
370
3.6
222
40.49
14
0.30
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2015 03 16
今週の分析銘柄 -7-
アイネス〈9742〉東証 1 部
出遅れ感強いマイナンバー関連として注目
■情報サービスクセクターの出遅れとして注目
内需系物色の一環として、足元では情報サービスクセクター各
社の強い動きが目立ってきている。同業界はメガバンク統合とマ
イナンバー導入という二大特需があり、今後もシステムエンジニ
アの稼働率改善と単価上昇が続くとみられている。こうしたなか、
セクター内で株価の出遅れ感が際立つ同社に注目。同社は金
融系に強い独立系 SI であり、マイナンバーに対応した総合行政
情報システムの新システムを投入などマイナンバー関連としての
位置付けも高い。
■PBR水準の割安感などにも注目
今期は増収増益見通しである中、昨年半ば以降株価はボック
スレンジでの動きにとどまっている。PBRは0.6倍台の水準にとど
まっており、株価の割安感も非常に強い。また、今期は大幅増配
見通しであるなど、株主還元策も強化の方向と捉えられる。足元
売買単位
100
株
3/13 終値
912
円
目標株価
1000
円
業種
情報通信
の株価は一目均衡表の雲のなかで推移していたが、ここにきて
上抜けの兆し、今後は水準訂正の動きを強めていくものと期待し
たい。昨年 10 月高値 995 円を更新する節目の 1000 円を目標株
価としたい。
★リスク要因
信用高値期日も接近など信用需給動向。
9742:日足
25 日線に続いて 75 日線が支持線として
意識される中、もち合いを上放れてくる
展開へ。
(百万円)
会計期
売上高
前期比(%)
営業利益
経常利益
前期比(%)
当期利益
1株益(円)
10.03連
35,711
-5.9
1,898
1,992
6.5
1,355
33.27
11.03連
34,291
-4.0
2,205
2,304
15.7
1,038
25.50
12.03連
35,882
4.6
2,589
2,680
16.3
1,767
43.38
13.03連
33,802
-5.8
2,176
2,262
-15.6
1,275
31.84
14.03連
35,112
3.9
1,900
1,935
-14.5
1,053
32.91
15.03連予
35,600
1.4
1,920
1,950
0.8
1,130
35.30
15
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2015 03 16
今週の分析銘柄 -8-
東海リース〈9761〉東証 2 部
高配当利回りと好調な業績を評価
■PBR0.5倍台で割安是正の動きへ
3 月第 3 週ということでそろそろ配当利回りの高い銘柄を中心と
した相場展開を想定する。同社の配当利回りは 3.5%と東証 2 部
上場では 14 番目に高い利回りを誇っている。足元の業績は、東
日本大震災の復旧工事が追い風となっているほか、火力発電所
の修繕などに絡んだ仮設建物リースも堅調に推移しており、15
年3月期各利益は前年比2桁の増益見通しとなっている。16年3
月期も公共投資や企業の設備投資の拡大が期待できることから
好業績は継続と見る。にも関わらずPBRは0.5倍台と株価は割安
な水準に据え置かれている。割安是正の動きが続くと想定。
売買単位
1000
株
3/13 終値
228
円
目標株価
257
円
業種
サービス
緩やかな上昇トレンドを形成している。08 年 5 月高値 225 円を上
抜いたことから、目先のターゲットとして 07 年 4 月の 257 円が意
識されよう。
■08年高値突破で07年高値を意識へ
足元、右肩上がりの相場展開が続いている。出来高も増加して
おり期末に向けてもう一段高を期待したいところ。週足、月足でも
★リスク要因
指数だけが強含む先物主導の展開。
9761:日足
25 日線を支持線とした強いトレンドが継
続。
(百万円)
会計期
売上高
前期比(%)
営業利益
経常利益
前期比(%)
当期利益
-52.0
206
1株益(円)
10.03連
10,691
-15.9
222
184
11.03連
9,822
-8.1
-399
-453
-
-563
12.03連
14,580
48.4
720
663
-
592
17.01
13.03連
12,937
-11.3
356
316
-52.3
259
7.47
14.03連
12,372
-4.4
393
337
6.7
273
7.86
15.03連予
13,200
6.7
640
590
75.1
390
11.16
16
5.92
-
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展望
Vol. 110 Weekly
2015 03 16
読者の気になる銘柄
ファナック 東証 1 部〈6954〉/株主還元策などを視野にいれた路線転換で大幅高
株主還元策などを視野にいれた路
線に転換すると一部で報じられ、
過去
最大の上昇となった。4 月に株主との
対話窓口となるシェアホールダー・リ
レーション(SR)部を新設するほか、
現在の配当性向 30%の引き上げを検
討、
自己株式の取得も株主還元の選択
肢の 1 つとして考えるといった内容
で、
詳細については 4 月 1 日に公表さ
れる予定とのこと。一方、11 年 3 月
期第 3 四半期を最後に行われていな
い決算説明会の再開に関しては未定
としているもよう。
これまで株主との対話には消極的
な企業と位置づけられていただけに、
ポジティブな路線転換としてインパ
クトの強まる状況となった。
この内容
を受けて、ゴールドマン・サックスで
は、期待される IR 改善や株主還元が
早々に実現するのであれば、
資本効率
や株式評価という観点から前向きに
捉えられ、
株価の浮揚に大きく貢献す
る可能性があると指摘している。
円
(株)
三菱 UFJ フィナンシャル・グループ 東証 1 部〈8306〉/昨年来高値突破もメガバンクの上値が重い
先週末に昨年来高値を突破してい
る。ストレステストの結果を好感など
で米金融株が上昇したことや、バーク
レイズが投資判断を「イコールウェイ
ト」から「オーバーウェイト」に格上
げしたことなどが材料視された。バー
クレイズは目標株価も 700 円から 924
円に引き上げている。中計期待、資本
余裕度、還元姿勢、海外増益、低バリ
ュエーションで相対的な優位が続く
としている。
一方、出遅れが指摘されていた銀行
セクターのなかでは、バーゼル銀行監
督委員会で新たな規制案が浮上する
度にメガバンクの上値は重くなりが
ちだ。メガバンクよりも「地方創生」
や再編への思惑などの観点から地銀
株の強さが目立つ。今年は地銀もベア
を実施との声が聞かれるなか、銀行セ
クターのなかでは地銀株の動向に注
目したい。
円
(株)
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展望
BEENOS
マザーズ 〈3328〉
Vol. 110 Weekly
2015 03 16
25 日線を割り込んだことから投売り
が加速したものの、75 日線レベルでは
下げ止まっている。25 日線が下向きと
なっていることから調整局面入りの可
能性はあるが、下値模索は回避されそう
な状況に。日足の一目均衡表では、切り
上がる雲下限がサポートとなりそうな
格好(点線・四角A)。遅行スパンが陰転
していること(点線・丸B)で短期的な反
発に留まると見るが、転換線が位置する
3200 円レベルは十分意識できよう。
住友不動産
今週のテクニカル妙味銘柄
基準線 転換線 遅行スパン 先行スパン1 先行スパン2
B
A
東証 1 部 〈8830〉
先週末、マドを伴う大幅高で 2 月戻り
高値 4225.5 円を一気に上抜いている。
日足の一目均衡表では、上値抵抗ライン
だった雲上限を突破。上へのバイアスが
強まりやすい状況にある。一方、週足で
は、雲上限が位置する 4584 円突破を意
識した格好に(点線・四角A)。遅行スパ
ンが実線をクリアしていること(点線・
丸B)から中期的にも反発基調は続くと
考える。
基準線 転換線 遅行スパン 先行スパン1 先行スパン2
A
B
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2015 03 16
カテゴリー考察
テーマ別分析
日本記録更新で1億円、その関連銘柄とは
■競技スポーツ隆盛の波及効果は幅広い
先週末の報道によると、企業などの陸上部を統括する日本実業団陸上競技連合が、男女マラソンの日本新記録樹立者に対して 1
億円のボーナスを支給する方針を固めたと伝わっている。2020 年の東京五輪での金メダル獲得に向けた強化プロジェクトとして検
討しており、18 日の理事会で正式決定され、月末には詳細が発表される見込み。対象者は実業団に所属する選手に限定されないほ
か、選手の指導者には半額の 5000 万円を支給すると伝わっている。また、対象種目はマラソンに限定されない可能性もあるとも
報じられている。そこで今週は、本報道に関連する銘柄を探ってみたい。
まずは、2020 年頃に選手となりうる年齢層を中心に、幅広い世代にマラソン熱やジョギング熱が高まるとみられる。ランニング
シューズなどスポーツ用品、水分補給や栄養補給、日焼け止め、痛み止め、疲労回復等のアフターケア、ランニングスクール、ウ
ェアラブル端末などが恩恵を享受することが考えられる。次に、安倍政権によるスポーツ庁の設置や地方創生などの政策の後押し
も背景に、マラソン大会がさらに増えることが予想される。観光、宿泊、旅客運送、警備サービス、救命機器、飲食、写真撮影サ
ービス、イベント企画運営などが潤うだろう。さらには、テロへの警戒などから、監視カメラやドローン(無人飛行機)なども考
えられよう。マラソンなど陸上競技の日本記録樹立への期待とともに、関連銘柄への関心も高めておきたい。
競技スポーツ関連銘柄
コード
2173
2180
4317
9625
6075
7502
7901
6849
7751
8050
3088
3382
2269
4578
4530
4568
4911
4967
9726
2157
2165
2928
4650
2670
3591
7514
7936
3727
6616
6645
6666
3664
3689
9438
2303
3444
3653
3681
2331
9735
銘柄名
博展 サニーサイド
レイ セレスポ
フォトクリ
プラザクリエ
マツモト
日本光電
キヤノン
セイコーHD
マツキヨHD
セブン&i
明治HD
大塚HD
久光製薬
第一三共
資生堂 小林製薬
KNTCT
コシダカHD
メガロス
健康コーポ
SDエンター
ABCマート
ワコール
ヒマラヤ
アシックス
アプリックス
トレックスセミ
オムロン
リバーエレテク
モブキャスト
イグニス
MTI ドーン 菊池製作所
モルフォ
ブイキューブ
ALSOK
セコム コメント
イベントのプロデュースやスポンサーコーディネイトも
スポーツ選手のマネジメントやイベントプランニング
プロモーション、イベント等の企画制作・運営
スポーツ大会などの企画・プロデュース・運営
スポーツ大会の写真撮影・販売サービスを展開
写真DPE店の運営のほかネットプリントサービスも
イベント写真のネット閲覧・販売サービス
自動体外式除細動器(AED)はマラソン大会で必須
スウェーデンの監視カメラ大手を買収
ストップウォッチやウェアラブル端末
大会期間前後はドラッグストアが特需の恩恵
会場周辺のコンビニは期間中、書き入れ時に
「ザバス」ブランドでプロテインなど展開
「ポカリスエット」や「カロリーメイト」など
「サロンパス」などが大会前後に需要拡大へ
「ロキソニン」など痛み止め薬
汗に強い日焼け止め「アネッサ」
アンメルツなどが大会前後に需要拡大へ
大会ツアー等の需要拡大へ
フィットネスクラブ「カーブス」展開
総合スポーツクラブ「メガロス」運営
RAIZAP運営。ジョギングへのトレーナー需要拡大も
健康コーポ子会社、RIZAP同様にフィットネス運営
ランニングシューズ販売
スポーツウェアCW-Xシリーズなど
スポーツ用品店「ヒマラヤ」を展開
ランニングシューズやスポーツ用品メーカー
iPhoneと連携できるウェアラブル端末向けモジュール
低消費電流のウェアラブル機器向け電源回路
ウェアラブル企業に投資、ヘルスケアでも注目
ウェアラブル端末向け水晶振動子・水晶発振器
スポーツ特化型アプリはウェアラブルとの親和性
ゲームを中心にスマホアプリを次々と開発
ウェアラブル機器連動サービス開発中
GISアプリケーションやサービスの構築
福島・南相馬にドローン開発の拠点
ドローン向けカメラに手ブレ補正ソフト提供
ドローンに必要な技術開発をおこなう企業へ出資
ドローンでの警備サービスも展開
マラソン大会の警備やドローン警備も
市場
JASDAQ
JASDAQ
JASDAQ
JASDAQ
マザーズ
JASDAQ
JASDAQ
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
JASDAQ
JASDAQ
アンビシャス
JASDAQ
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
マザーズ
JASDAQ
東証1部
JASDAQ
マザーズ
マザーズ
JASDAQ
JASDAQ
JASDAQ
マザーズ
マザーズ
東証1部
東証1部
3/13終値
(円)
558.0
907.0
238.0
447.0
1,384.0
403.0
290.0
6,260.0
4,003.5
635.0
4,420.0
4,906.0
15,200.0
3,739.5
4,765.0
1,947.0
2,244.5
8,880.0
177.0
2,188.0
1,668.0
1,395.0
1,502.0
7,000.0
1,366.0
982.0
3,025.0
1,510.0
7,020.0
5,150.0
610.0
1,200.0
3,920.0
1,589.0
934.0
1,850.0
5,590.0
1,421.0
3,965.0
7,648.0
時価総額
(億円)
20.55
32.17
34.10
25.49
18.16
55.76
11.06
2,864.92
53,397.22
1,314.59
2,414.92
43,488.84
11,603.94
20,860.26
4,534.61
13,804.45
8,978.00
3,776.22
478.84
420.10
65.14
860.97
64.64
5,270.61
1,958.54
120.99
6,048.88
189.56
186.17
11,195.99
45.71
170.45
238.28
427.38
16.63
205.12
91.46
130.16
4,045.89
17,841.92
売買代金
25日平均
(百万円)
3.02
1.71
378.88
11.61
3.01
11.52
1.28
1,079.12
15,874.50
1,645.80
958.26
11,862.07
5,198.79
6,694.16
935.19
6,149.50
4,941.81
649.11
141.54
58.58
3.37
111.87
14.74
2,125.11
415.74
17.23
2,760.53
583.68
263.97
5,562.45
106.70
7,937.82
275.85
599.79
19.72
106.36
226.19
275.25
1,482.40
5,368.98
出所:フィスコ作成
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2015 03 16
カテゴリー考察
スクリーニング分析
20 万円以下で買える連続増配企業
■ファナックインパクトで株主還元策へ関心集まる
先物オプション SQ のイベントが通過し、今後は 3 月期末を意識した物色が強まることになる。とりわけ、企業の株主還元に向
けた取り組みが活発化しており、配当志向の物色が強まりやすい。また、先週はファナック<6954>が株主と対話路線に転換したが
市場へのインパクトは絶大だった。企業の株主還元策への取り組みが一段と活発かすることが期待されるため、連続増配を行って
いる企業などへの関心が集まりやすい。そこで(1)3 期連続で増配が予想されている企業の中で、
(2)配当利回りが 2.5%以上、
(3)3/13 現在の最低投資額が 20 万円以下の銘柄を挙げている。
20 万円以下で買える連続増配企業
コード
9759
2411
7837
4341
9788
7551
2763
8002
9986
3834
8096
7561
9644
5933
9600
6727
7274
9906
7752
7637
4550
9619
8086
7593
4318
6584
6073
7201
4671
7537
3661
7504
1951
8283
7438
銘柄
NSD
ゲンダイエージェンシー
アールシーコア
西菱電機
ナック
ウェッズ
エフティコミュニケーションズ
丸紅
蔵王産業
朝日ネット
兼松エレクトロニクス
ハークスレイ
タナベ経営
アルインコ
アイネット
ワコム
ショーワ
藤井産業
リコー
白銅
日水製薬
イチネンホールディングス
ニプロ
VTホールディングス
クイック
三櫻工業
アサンテ
日産自動車
ファルコホールディングス
丸文
エムアップ
高速
協和エクシオ
Paltac
コンドーテック
市場
東証1部
JASDAQ
JASDAQ
東証2部
東証1部
JASDAQ
JASDAQ
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
JASDAQ
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
JASDAQ
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
JASDAQ
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
3/13株価
(円)
1,813.0
715.0
1,037.0
1,180.0
1,036.0
1,439.0
1,941.0
731.4
1,420.0
541.0
1,804.0
1,008.0
995.0
1,123.0
946.0
580.0
1,258.0
1,439.0
1,235.0
1,236.0
1,403.0
1,115.0
1,205.0
529.0
768.0
884.0
1,228.0
1,299.5
1,418.0
791.0
793.0
892.0
1,265.0
1,752.0
798.0
配当
利回り
(%)
4.30
4.19
4.05
3.81
3.66
3.61
3.60
3.55
3.52
3.32
3.32
3.27
3.21
3.20
3.17
3.10
2.86
2.84
2.75
2.75
2.70
2.69
2.69
2.64
2.60
2.60
2.60
2.53
2.53
2.52
2.52
2.52
2.52
2.51
2.50
売買単位
(株)
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
3/13時点
最低投資額
(円)
予想1株
配当金
(円)
181,300
71,500
103,700
118,000
103,600
143,900
194,100
73,140
142,000
54,100
180,400
100,800
99,500
112,300
94,600
58,000
125,800
143,900
123,500
123,600
140,300
111,500
120,500
52,900
76,800
88,400
122,800
129,950
141,800
79,100
79,300
89,200
126,500
175,200
79,800
78.00
30.00
42.00
45.00
38.00
52.00
70.00
26.00
50.00
18.00
60.00
33.00
33.00
36.00
30.00
18.00
36.00
41.00
34.00
34.00
38.00
30.00
32.50
14.00
20.00
23.00
32.00
33.00
36.00
20.00
20.00
22.50
32.00
44.00
20.00
出所:Quick のデータを元にフィスコ作成
20
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Vol. 110 Weekly
2015 03 16
カテゴリー考察
先週の話題レポート
北陸新幹線、富山・石川・福井に新風
■東海東京では北陸地域で活躍が期待される銘柄に注目
東海東京証券では 3 月 14 日に開通した北陸新幹線に注目している。同新幹線の開通により交通利便性が高まることで、北陸地
域のビジネスが活発化し、観光客が増加すると予想。また、同地域は、安価な電力や豊富な水資源、勤勉な土地柄(女性の就業率
も高い)のほか、金属加工や医療関連などの産業集積度も高いと指摘している。地理的には、同地域は東京・名古屋・大阪の三大
都市圏にいずれも 300 キロメートル圏内に位置するほか、中国・韓国・ロシアと日本海を介して対面しており環日本海における交
流の中核拠点としての重要性も高まるとみている。同新幹線の開業によって、同地域の産業発展のみならず、その他地域からの工
場誘致などで恩恵を享受するほか、北陸を離れて東京にビジネス拠点を移した企業の本社機能移転などを促すとみて、同地域を拠
点や発祥とする企業など関連銘柄をピックアップしている。
北陸地域(富山・石川・福井)で活躍が期待される主な銘柄(金融業を除く)
(東海東京)
コード
市場
■北陸発祥
1861
東証1部
6301
東証1部
6474
東証1部
■石川
8154
東証1部
3580
東証1部
6150
JASDAQ
6217
東証1部
6340
東証1部
6373
東証1部
6737
東証1部
6916
JASDAQ
7870
名証2部
7945
名証2部
8285
東証2部
銘柄名
事業内容、等
熊谷組
コマツ
不二越
総合建設準大手
建設機械で世界2位
工具・ベアリング・産業用ロボット大手
加賀電
小松精
タケダ機
津田駒
渋谷工
大同工
EIZO
アイオデータ
福島印刷
コマニー
三谷産
独立系電子部品商社
ポリエス織編物の精練・染色加工の代表格
鉄骨加工機大手
繊維機械の総合首位
飲料用充填装置で国内大手
チェーン大手、二輪車用で国内シェア首位
PCや遊技機器用ディスプレイ専業
パソコン用周辺機器の大手
ビジネスフォームで先駆
間仕切りで国内シェア首位級
北陸地盤の総合商社
コード
■富山
1930
3877
4541
5932
6905
6989
7218
7905
8111
9070
■福井
2772
3408
3569
4080
4463
5273
6163
7821
8066
9790
市場
銘柄名
事業内容、等
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
JASDAQ
東証1部
東証1部
東証1部
北電事
中越パル
日医工
三協立山
コーセル
北電工
田中精密
大建工
Gウイン
トナミHD
北陸電力系の電気工事会社
紙・パルプ業界7位
ジェネリック(後発)医薬品の大手
アルミ建材大手。住宅用サッシで国内3位
産業機器向け等スイッチング電源の大手
電子部品メーカー
自動車・二輪車部品メーカー。ホンダ系
住宅資材の総合大手
スポーツウエア中堅
富山県拠点の路線トラック大手。全国展開
東証1部
東証1部
東証1部
JASDAQ
名証2部
東証1部
JASDAQ
東証1部
東証2部
東証1部
ゲンキー
サカイオーベ
セーレン
田中化研
日華化
三谷セキ
H&F
前田工繊
三谷商
福井コンピ
福井地盤のドラッグストア
精練染色加工大手
自動車用シート材大手
リチウム2次電池正極材料が主力
繊維加工用界面活性剤が主力
コンクリート2次製品大手
自動車用プレス機械を製造
防災用建築・土木資材の大手
生コン販売量首位。石油やIT関連も全国的
建築・測量土木CADで首位
出所:東海東京調査センター
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2015 03 16
カテゴリー考察-信用需給動向
Market Data
買い残高は 7 週ぶりに増加
信用残高 金額ベース 単位:百万円
6 日申し込み時点の 2 市場信用残高は、金額ベースで買
い残高が 459 億円増の 2 兆 8691 億円、売り残高が 77 億
円増の 8078 億円だった。買い残高は 7 週ぶりに増加とな
り、売り残高は 7 週連続で増加した。信用倍率(買い残
高÷売り残高)は前週の 3.53 倍から 3.55 倍に。買い方
の信用評価損益率は-7.26%から-8.27%に悪化する一
方、売り方の評価損益率は-11.60%から-9.49%に改善し
ている。
この週(2-6 日)の日経平均株価は、前週末比 173.06
円高の 18971.00 円だった。年金資金とみられる断続的な
買いにより昨年来高値を更新。ただし、週初に先物主導
によるイレギュラー的(誤発注との見方も)な売買の影
信用倍率(倍)
響から急伸した反動もみられたため、買い方の評価損益
率が若干悪化したようだ。ただし、足下の調整局面での
買い残高増加により、引き続き買い方の需給は良好であ
ろう。
個別では味の素<2802>の信用倍率が 1.76 倍から 0.92
倍と売り長に。AGF の完全子会社化や社長人事の発表など
が材料視された。上昇局面での買い方の利益確定に対し
て新規売りが積み上がっており、理想的な需給改善に。
取組みが改善した銘柄
コード
市場
銘柄
9513
東証1部 Jパワー
1890
東証1部 東洋建
2503
3/13終値
(円)
信用買残
(3/6:株)
信用売残
(3/6:株)
信用倍率
(3/6:倍)
信用買残
(2/27:株)
信用売残
(2/27:株)
信用倍率
(2/27:倍)
3,925.0
434,500
5,978,500
0.07
437,600
1,606,100
0.27
485.0
3,090,300
4,991,300
0.62
1,691,800
1,049,200
1.61
東証1部 キリンHD
1,683.5
172,700
639,400
0.27
277,500
475,400
0.58
2802
東証1部 味の素
2,630.5
651,000
706,000
0.92
878,000
498,000
1.76
9104
東証1部 商船三井
7974
東証1部 任天堂
2914
4507
6753
6702
442.0
6,760,000
5,207,000
1.30
9,132,000
4,021,000
2.27
13,700.0
385,100
316,000
1.22
482,600
226,800
2.13
東証1部 J T
3,721.5
999,600
367,200
2.72
1,384,200
307,300
4.50
東証1部 塩野義
3,970.0
81,300
335,800
0.24
81,800
209,100
0.39
東証1部 シャープ
242.0
57,412,000
44,530,000
1.29
59,892,000
29,250,000
2.05
東証1部 富士通
792.0
4,469,000
2,093,000
2.14
5,848,000
1,732,000
3.38
6981
東証1部 村田製
16,395.0
403,700
509,500
0.79
420,400
343,600
1.22
6586
東証1部 マキタ
6,110.0
262,100
196,500
1.33
375,200
184,800
2.03
7733
東証1部 オリンパス
4,455.0
796,300
315,900
2.52
868,100
227,300
3.82
2651
東証1部 ローソン
8,190.0
93,300
182,800
0.51
137,100
181,900
0.75
7751
東証1部 キヤノン
4,003.5
2,337,400
445,200
5.25
2,734,400
359,000
7.62
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展望
Vol. 110 Weekly
2015 03 16
連載コラム
ゴルフと相場
忿兵は敗る
怒りは判断・決断を鈍らせる。怒りにまかせた戦争、相場、スポー
[2] 25 歳の怒れるプレーヤー
ツは、敗戦の確率が高いため避けるべきである。
■ 「怒りは、ゴルフの最大の敵である」(トミー・ボルト)
トミー・ボルト(1916 年~2008 年)は、別名「サンダー・ボルト」と呼
[1] ヨーロッパの怒れる政治家達
ばれるほど短気で有名なプロゴルファーだった。ミスショットの度
■ 忿兵は敗る
に、クラブは地面に叩きつけられ、林に投げ込まれ、池に沈めら
「忿兵は敗る」の出典は、『漢書』の「魏相・丙吉伝」で、宣帝の丞相
れた。
である魏相が、弱体化した匈奴討伐のため出陣しようとする宣帝
球聖ボビー・ジョーンズ(1902 年~1971 年)は、1921 年(19 歳)に
に対して、『通玄真経』に依拠しながら諌めた言葉である。
初めてセントアンドリュースで開催された全英オープンに出場し
「小故を争い恨み、憤怒に忍びざる者、これを忿兵という。兵の忿
たが、初めての経験となる強風と堅いグリーンに翻弄されてスコ
(いか)る者は敗る。」怒りにまかせて戦争をしてはならない、とは
アを崩し、スコアカードを破り捨てて棄権した。
『孫子』「火攻篇」にもある。
全米アマでも、短気をおこしてクラブを放り投げたため、USGA 会
「主は怒りを以って師を興すべからず、将は慍みを以って戦いを
長から、「短気が改まらない限り、USGA 主催での競技では二度と
致すべからず。」(君主は、一時の怒りの感情から軍を興して戦争
再びプレーすることは許されない」と警告された。
を始めてはならない。将軍は、一時の憤激に駆られて戦闘しては
ならない)国家の重大事である戦争は、回避することがベストだ
■ ローリー・マキロイ(1989 年 5 月生まれの 25 歳)
が、不可避の場合は、怒りにまかせて開戦してはならない。
2015 年 3 月、ゴルフ世界選手権シリーズ「キャデラック選手権」(ト
ランプナショナル・ドラル)2 日目、世界ランク1位のローリー・マキ
■ ヨーロッパエリートの限界
ロイは、ボールを池に入れるミスショットの後、クラブも池に放り
ヨーロッパの歴史を紐解くと、エリート達が会議に会議を重ねて、
込んだ。
最悪の事態を回避、先送りしながら、最終的には大惨事を招いて
8 番パー5、同組の世界ランク 2 位のワトソンと 3 位のステンソン
きた。
が共に 2 オン成功し、マキロイも残り 226 ヤードからグリーンを狙
「戦争は政治の破産」と喝破したドイツ軍人ハンス・フォン・ゼーク
ったものの、引っ掛けて左の池に入れた。
トは、軍人を 4 つのパターンに分類しているが、21 世紀のヨーロッ
怒りが爆発し、手にしていた 3 番アイアンを「円盤投げ選手のよう
パの政治家達は、適材適所なのだろうか。
な見事なスイング」で 40 ヤード程飛ばして池に放り投げた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9 番以降の残り 10 ホールは、13 本のクラブでプレーしたが、3
有能な怠け者は司令官に、有能な働き者は参謀にせよ。
バーディーを奪った。
無能な怠け者は、連絡将校か下級兵士にすべし。
「気持ちが負けてしまった。もしも子どもたちがテレビを観ていた
無能な働き者は、すぐに銃殺刑に処せ。
ら、真似てほしくない。その瞬間はスカっとしたが今は後悔してい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
る」と述べた。
【有能な怠け者】・・・・・司令官
マキロイは 9 位に終わり、ゴルフの女神がクラブを放り投げる選
有能なので決断できるが、怠け者なので、他人に任せることがで
手に微笑むことは無かった。
きる。
【有能な働き者】・・・・ 参謀
■ 錦織圭 (1989 年 12 月生まれ 25 歳)
有能なので決断できるが、働き者なので、他人に任せきることが
2015 年 2 月、男子テニスのメキシコ・オープン決勝で、錦織はフェ
できない。
レールに敗れて準優勝に終わった。
【無能な怠け者】・・・・ 下級兵士
錦織は、第 2 セットの第 7 ゲームで、ブレークポイントを握られて
無能なので判断できないし、怠け者なので、自ら動こうともしな
からデュースに持ち込んだものの痛恨のダブルフォールトとなっ
い。
た後、ラケットをコートに投げ捨てた。
【無能な働き者】
それまで温かい声援を送っていたファンは、初めて錦織にブーイ
無能なので判断できないのに、働き者なので勝手に動く。
ングを浴びせた。
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1
2
3
展望
Vol. 110 Weekly
2015 03 16
スケジュール
レーティング
投資主体別売買動向
資料編
今週のMarket Data
経済カレンダー
2-4
決算カレンダー
5
格上げ・買い推奨
6
格下げ・売り推奨
7
総括コメント
8
市場別データ
9
4
新規上場銘柄
結果とスケジュール
5
一目均衡表雲抜け銘柄
雲上抜け銘柄(東証 1 部)
12
雲下抜け銘柄(東証 1 部)
13
1
10-11
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展望
Vol. 110 Weekly
2015 03 16
経済カレンダー - 1
Market Data
3 月 16 日~3 月 20 日 ※全て日本時間で表示
日付
曜日
時間
3月16日
月
13:00
マンション発売(2月)
14:00
日本銀行、政策委員会・金融政策決定会合(17日まで)
15:30
印・卸売物価指数(2月)
内容
17:00
業態別の日銀当座預金残高(2月、日本銀行)
20:00
ブ・ FGV消費者物価指数(IPC-S)(3月15日まで1カ月間)
20:30
ブ・経済活動(1月)
20:30
ブ・週次景気動向調査
21:30
米・ニューヨーク連銀製造業景況指数(3月)
22:15
米・鉱工業生産指数(2月)
22:15
米・設備稼働率(2月)
23:00
米・NAHB住宅市場指数(3月)
27:00
ブ・貿易収支(週次)(3月15日まで1カ月間)
中・海外直接投資(2月、18日までに)
米・対米証券投資(1月)
欧・欧州中央銀行(ECB)総裁が講演(フランクフルトで)
欧・欧州連合外相理事会(ブリュッセルで)
3月17日
火
05:00
米・対米証券投資収支(1月)
09:00
日本銀行、政策委員会・金融政策決定会合(2日目)
15:30
黒田日銀総裁が記者会見
16:00
欧・新車販売台数(2月)
17:00
南ア・経常収支(10-12月)
19:00
欧・ZEW期待調査(3月)
19:00
欧・ユーロ圏消費者物価指数改定値(2月)
19:00
独・ZEW景況感指数(3月)
20:00
ブ・FGVインフレ率(IGP-10)(3月)
21:00
トルコ中央銀行が政策金利発表
21:30
米・住宅着工件数(2月)
21:30
米・住宅建設許可件数(2月)
日本銀行が政策金利発表
コラボスが東証マザーズに新規上場(公開価格:3620円)
エムケイシステムが東証ジャスダックに新規上場(公開価格:3500円)
米・連邦公開市場委員会(FOMC)初日
米・上院銀行委員会がシステム上重要な金融機関(SIFI)の基準に関する公聴会(19日にも予定)
インドネシア中央銀行が政策金利発表
決算発表 オラクル、アドビ・システムズ
3月18日
水
06:45
NZ・経常収支(10-12月)
08:50
貿易収支(2月)
08:50
資金循環統計(10-12月期速報、日本銀行)
10:30
中・不動産価格指数(2月)
14:00
日本銀行、金融経済月報(3月)
16:50
公示地価(2015年)
17:00
南ア・消費者物価指数(2月)
18:30
英・失業率(2月、ILO基準は14年11月-15年1月)
19:00
欧・貿易収支(1月)
20:00
南ア・小売売上高(1月)
20:00
米・MBA住宅ローン申請指数(先週)
27:00
米・連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利発表
ミッシェル・オバマ米大統領夫人が来日(20日まで)
2月の訪日外国人客数
米・連邦公開市場委員会(FOMC)の終了後、経済予測の発表、連邦準備制度理事会(FRB)議長が記者会見
英・イングランド銀行(英中央銀行)議事録
英・オズボーン財務相が議会で予算演説
決算発表 フェデックス、BMW
2
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2015 03 16
経済カレンダー - 2
Market Data
3 月 16 日~3 月 20 日 ※全て日本時間で表示
日付
曜日
時間
3月19日
木
06:45
NZ・GDP速報(10-12月)
08:50
対外対内証券売買(先週)
13:30
国債投資家懇談会
13:30
全産業活動指数(1月)
14:00
鉄鋼生産(2月)
14:00
民生用電子機器国内出荷(2月)
14:30
百貨店売上高(全国・東京地区2月)
17:00
ブ・FIPE消費者物価指数(週次)(3月15日まで1カ月間)
内容
17:30
欧・スイス国立銀行(中央銀行)が政策金利発表
20:00
ブ・FGVインフレ率(IGP-M、2次プレビュー)(3月)
21:30
米・経常収支(10-12月)
21:30
米・新規失業保険申請件数(先週)
22:45
米・消費者信頼感指数(先週)
22:45
米・景気期待指数(3月)
23:00
米・景気先行指数(2月)
23:00
米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(3月)
ショーケース・ティービーが東証マザーズに新規上場(公開価格:1800円)
エスエルディーが東証ジャスダックに新規上場(公開価格:1650円)
ヒューマンウェブが東証マザーズに新規上場(公開価格:1800円)
ヘルスケア&メディカル投資法人が東証不動産投信市場に新規上場(公開価格:11万円)
米・ダラス連銀のフィッシャー総裁が退任
米・アップルがダウ工業株30種平均構成銘柄として取引開始
欧・欧州中央銀行(ECB)経済報告
欧・欧州連合首脳会議(ブリュッセルで、20日まで)
決算発表 ナイキ
3月20日
金
08:50
日本銀行政策委員会・金融政策決定会合、議事要旨(2月17、18日分)
09:00
公社債投資家別売買高(2月)
11:00
電力需要(2月)
12:35
黒田日銀総裁が講演
16:00
コンビニエンスストア売上高(2月)
18:00
欧・経常収支(1月)
21:00
ブ・拡大消費者物価指数(IPCA-15)(3月)
21:30
加・消費者物価指数(2月)
21:30
加・小売売上高(1月)
米・アトランタ連銀総裁が講演
米・シカゴ連銀総裁が講演
欧・欧州連合首脳会議(最終日)
ウクライナ・GDP改定値(10-12月)
決算発表 ティファニー、中国石油化工(SINOPEC)
3
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2015 03 16
スケジュール
日米主要経済指標のポイント
■(米)2 月鉱工業生産
16 日(月)午後 10 時 15 分発表
(予想は、前月比+0.3%) 参考となる 1 月実績は+0.2%。製造業の生産指数は+0.2%で市場予想を下回った。自動車・部品の
伸び悩みが押し下げ要因。
ドル高や世界経済の減速による影響が表面化しつつある。
1 月の鉱業の生産指数は原油安の影響で 1%
低下。2 月については、鉱業部門の低迷が続いていることから、市場予想を多少下回る伸びにとどまる可能性がある。
-------------------------------------------------------------------■(日)日銀金融政策決定会合
17 日(火)会合終了予定時刻は未定
(予想は金融政策の現状維持) 原油などのエネルギー価格の低下によってインフレ率は鈍化を続けている。ただし、円安進行
による実質購買力の低下や消費抑制への懸念は消えていないため、追加緩和は容易ではないとの見方がある。物価見通し、輸出、
米国経済の先行きについての日銀の見解が注目されそうだ。
-------------------------------------------------------------------■(米)米連邦公開市場委員会(FOMC)会合
18 日(水)日本時間 19 日午前 3 時結果判明
(金融政策の指針変更の可能性) 2 月雇用統計は、労働市場の穏やかな改善が続いていることを示唆する内容だった。インフ
レ進行の兆しは出ていないが、今回の FOMC では、金融政策の指針(フォワードガイダンス)から「忍耐強く」の文言が外され
る可能性がある。ただし、この文言が残された場合、6 月利上げの思惑は後退し、ドル上昇は抑制される可能性がある。
-------------------------------------------------------------------■(米)2 月景気先行指数
19 日(木)午後 11 時発表
(予想は、前月比+0.2%) 参考となる 1 月実績は+0.2%。12 月実績の+0.4%を下回った。米経済成長率がやや鈍化している
可能性があることを示唆する結果となった。2 月については、住宅建設のペースがやや減速していることや製造業の新規受注見
通しが改善していないことから、大幅な改善は期待できないとの見方が多い。市場予想は妥当な水準か。
--------------------------------------------------------------------
4
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2015 03 16
決算カレンダー
Market Data
※括弧内は決算説明会の予定日。なお、下記のカレンダーはあくまでも予定で企業の都合により変更される可能性があります。
日付
3月16日
3月16日
3月16日
3月16日
3月16日
3月16日
3月16日
3月16日
3月16日
3月16日
3月16日
3月17日
3月17日
3月17日
3月17日
3月17日
3月17日
3月18日
3月19日
3月19日
3月20日
3月20日
コード
2163
3731
4369
8077
8079
8718
8927
8957
9637
9829
9855
2217
2678
3075
3234
3665
8013
3391
3398
6898
3320
6336
銘柄
アルトナー
京王ズ
トリケミカル
小林産
正栄食
JPNHD
明豊エンター
東急RE(03/17)
OS映
ナガノ東
クロガネヤ
モロゾフ
アスクル
銚子丸
森ヒルズ(03/18)
エニグモ
ナイガイ
ツルハHD
クスリのアオキ
トミタ電機
クロスプラス
石井表記
上場部名
ジャスダックS
マザーズ
ジャスダックS
東証1部
東証2部
ジャスダックS
ジャスダックS
東証REIT
東証2部
ジャスダックS
東証2部
東証1部
東証1部
ジャスダックS
東証REIT
マザーズ
東証1部
東証1部
東証1部
ジャスダックS
東証2部
東証2部
時刻
日付
コード
銘柄
5
上場部名
時刻
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展望
Vol. 110 Weekly
2015 03 16
レーティング
格上げ・買い推奨
格上げ・買い推奨
※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。
日付
3月9日
3月10日
3月11日
3月12日
3月13日
証券会社
SMBC日興
コード
社名
レーティング
目標株価(円)
8058
三菱商
2→1格上げ
2350→3000
8304
あおぞら
2→1格上げ
445→515
ドイツ
6724
エプソン
HOLD→BUY格上げ
5200→5100
みずほ
6366
千代建
中立→買い格上げ
1200→1400
岡三
7269
スズキ
弱気→中立格上げ
野村
7731
ニコン
REDUCE→NEUTRAL格上げ
CS
4188
三菱ケミHD
NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ
600→900
8964
フロンティアRE
NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ
550000→630000
SMBC日興
3864
三菱紙
3→2格上げ
3865
北越紀州
3→2格上げ
430→500
シティ
8801
三井不
2→1格上げ
3700→4000
メリルリンチ
6361
荏原
中立→買い格上げ
岡三
6113
アマダ
強気新規
岩井コスモ
6586
マキタ
B→B+格上げ
SMBC日興
3608
TSIHD
2→1格上げ
いちよし
4977
ニッタゼラチン
A新規
メリルリンチ
1802
大林組
UNDERPERFORM→中立格上げ
岡三
5344
MARUWA
中立→強気格上げ
岩井コスモ
3657
ポールHD
B→B+格上げ
3811
ビットアイル
B→B+格上げ
モルガン
2229
カルビー
OVERWEIGHT新規
大和
6082
ライドオンEX
2新規
3300
1233→1614
75
650→685
1340
750→870
700→840
3100
5600
-
UBS
3281
GLP
SELL→NEUTRAL格上げ
バークレイズ
8306
三菱UFJ
EQUALWEIGHT→OVERWEIGHT格上げ
700→924
8309
三住トラスト
UNDERPERFORM→EQUALWEIGHT格上げ
400→500
岩井コスモ
4917
マンダム
B+新規
三菱UFJ
6361
荏原
OVERWEIGHT新規
野村
7240
NOK
NEUTRAL→BUY格上げ
6
131000→128000
650
3300→4250
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2015 03 16
レーティング
格下げ・売り推奨
格下げ・売り推奨
※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。
日付
3月9日
3月10日
3月11日
3月12日
3月13日
証券会社
コード
社名
レーティング
SMBC日興
8308
りそなHD
1→2格下げ
みずほ
9437
NTTドコモ
中立→UNDERPERFORM格下げ
目標株価(円)
745
1750→2000
SMBC日興
3863
日本紙
2→3格下げ
1850→1500
シティ
8802
菱地所
1→2格下げ
2800→2900
SMBC日興
2371
カカクコム
1→2格下げ
1860
7606
Uアローズ
1→2格下げ
3600→3900
UBS
5413
日新鋼
BUY→NEUTRAL格下げ
1250→1600
みずほ
5463
丸一管
買い→中立格下げ
3120
6806
ヒロセ電
中立→UNDERPERFORM格下げ
13500
メリルリンチ
1801
大成建
買い→中立格下げ
シティ
8031
三井物
1→2格下げ
1750→1800
660→720
三菱UFJ
5949
ユニプレス
NEUTRAL→UNDERWEIGHT格下げ
2100→1900
JPモルガン
7915
日写印
NEUTRAL→UNDERWEIGHT格下げ
1610→1830
UBS
2413
エムスリー
BUY→NEUTRAL格下げ
2700→2450
8267
イオン
NEUTRAL→SELL格下げ
1100→1000
いちよし
6905
コーセル
B→C格下げ
バークレイズ
8308
りそなHD
OVERWEIGHT→UNDERWEIGHT格下げ
三菱UFJ
4661
OLC
NEUTRAL→UNDERWEIGHT格下げ
野村
7313
TSテック
BUY→NEUTRAL格下げ
7
700→592
27000→26400
3600
株式会社フィスコ
本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。
-2500
8
本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。
2015/3/2
2015/2/23
2015/2/16
2015/2/9
事業法人
2015/2/2
2015/3/2
2015/2/23
2015/2/16
2015/2/9
2015/2/2
信託銀
2015/1/26
2015/1/19
2014/11/4
2015/3/2
2015/2/23
2015/2/16
2015/2/9
2015/2/2
2015/1/26
2015/1/19
2015/1/13
2015/1/5
2014/12/29
2014/12/22
2014/12/15
2014/12/8
2014/12/1
2014/11/25
2014/11/17
2014/11/10
外国人
2015/1/26
2015/1/19
2015/1/13
2015/1/5
2014/12/29
2014/12/22
2014/12/15
2014/12/8
2014/12/1
2014/11/25
2014/11/17
2014/11/10
2014/10/27
2014/10/20
2014/10/14
2014/10/6
2014/9/29
Vol. 110 Weekly
2015 03 16
2015/1/13
2015/1/5
2014/12/29
-1500
2014/12/22
-1000
2014/12/15
-500
2014/12/8
1500
2014/12/1
2000
1000
2014/11/25
1500
2014/11/17
単位:億円
2014/11/10
-500
2014/11/4
-400
2014/11/4
500
2014/10/27
-300
2014/10/20
1000
-200
2014/10/27
1500
-100
2014/10/20
2000
0
2014/10/14
100
2014/10/14
2500
2014/10/6
200
2014/9/22
-6000
2014/9/29
8000
2014/10/6
単位:億円
2014/9/16
2015/2/9
2015/2/16
2015/2/23
2015/3/2
4000
2014/9/22
-6000
2015/1/13
2015/1/19
2015/1/26
2015/2/2
2000
2014/9/16
-4000
-12000
2014/12/15
2014/12/22
2014/12/29
2015/1/5
10000
2014/9/29
2015/3/2
2015/2/23
-10000
2014/11/10
2014/11/17
2014/11/25
2014/12/1
2014/12/8
単位:億円
2014/9/22
2015/2/9
2015/2/16
-8000
-2000
2014/10/14
2014/10/20
2014/10/27
2014/11/4
6000
2014/9/16
2015/3/2
2015/2/23
2015/2/16
投信
2015/2/2
2015/1/26
2015/1/19
2015/1/13
2015/1/5
2014/12/29
2014/12/22
生・損保
2015/2/9
2014/12/8
2014/12/15
2014/9/16
2014/9/22
2014/9/29
2014/10/6
個人
2015/2/2
2015/1/26
2015/1/19
2015/1/13
2015/1/5
2014/12/29
2014/12/22
2014/12/15
2014/12/1
2014/11/25
2014/11/17
2014/11/10
2014/11/4
2014/10/27
2014/10/20
2014/10/14
2014/10/6
2014/9/29
2014/9/22
2014/9/16
展望
2014/12/8
2014/12/1
2014/11/25
2014/11/17
2014/11/10
2014/11/4
2014/10/27
2014/10/20
2014/10/14
2014/10/6
2014/9/29
2014/9/22
2014/9/16
週刊相場観測誌
Market
投資主体別売買動向 - 1
総括コメント
外国人投資家は総合で小幅に買い越し継続
い越し継続となった。また、個人投資家は 953 億円と売り越し継続となった。
3 月第 1 週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は総合で 763 億円と小幅に買い越し継続となった。現物についても買
その他、信託は 101 億円と買い越し継続となった。事法は 288 億円と買い越しに転じた。投信は 251 億円、生・損保は 248 億円、
都地銀は 404 億円と売り越し継続となった。自己は TOPIX 先物、225 先物買いの、現物売りで 1007 億円と買い越しに転じた。この
週の裁定残は、ネットベースで 611 億円増加の 3 兆 0985 億円となった。なお、週間の騰落率は日経平均で 0.92%の上昇へ。
単位:億円
0
6000
-2000
4000
-4000
2000
0
単位:億円
-500
0
-1000
2500
単位:億円
2000
500
0
1000
500
0
-2000
-1000
-500
株式会社フィスコ
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 110 Weekly
2015 03 16
投資主体別売買動向 - 2
市場別データ
単位:億円
日付
現
物
自己
個人
外国人
投信
事業法人
14/11/25
295
▲1,936
▲1,107
502
14/12/01
▲2,884
▲2,999
3,852
913
14/12/08
▲7,349
2,853
1,595
306
14/12/15
▲1,445
1,022
▲3,629
912
14/12/22
2,389
▲3,003
364
14/12/29
▲26
169
▲206
15/01/05
▲3,018
4,836
15/01/13
▲838
2,798
生・損保
356
都地銀
信託銀
▲141
54
2,211
422
▲93
▲142
1,593
1,054
▲109
35
1,919
861
▲58
57
1,767
▲176
▲245
▲60
▲201
890
59
17
91
▲65
▲130
▲4,349
559
671
1
▲24
688
▲4,504
228
604
36
100
1,452
15/01/19
424
▲2,425
683
126
192
▲242
40
1,429
15/01/26
1,179
▲1,687
▲762
▲480
153
▲117
64
1,693
15/02/02
2,294
▲1,369
▲2,364
▲336
1,005
9
143
654
15/02/09
3,655
▲4,004
158
▲431
38
▲70
▲97
1,123
15/02/16
6,615
▲6,692
1,538
▲110
▲179
▲365
▲241
434
15/02/23
2,960
▲4,464
2,682
▲243
▲233
▲395
▲80
599
15/03/02
▲393
▲1,167
2,100
▲234
287
▲273
▲45
▲34
単位:億円
日付
T
O
P
I
X
先
物
自己
個人
外国人
投信
事業法人
生・損保
都地銀
信託銀
14/11/25
644
10
▲39
▲129
▲3
102
▲1
14/12/01
908
▲15
▲669
64
13
79
▲23
▲580
▲293
14/12/08
4,681
29
▲3,244
▲323
12
79
2
▲1,219
14/12/15
1,459
▲49
▲1,768
▲133
1
36
29
268
14/12/22
▲1,776
9
1,578
34
▲0
215
▲1
▲65
14/12/29
▲337
▲73
188
98
▲1
▲161
0
289
15/01/05
2,136
126
▲1,940
7
36
▲6
▲110
▲190
15/01/13
856
▲170
▲550
▲127
1
154
▲55
▲85
15/01/19
▲95
116
▲1,108
2
1
279
▲14
814
15/01/26
▲993
▲98
330
71
▲7
1,324
14
▲567
15/02/02
▲2,006
106
2,083
▲55
▲0
▲143
58
▲22
15/02/09
▲3,372
▲143
3,577
▲47
▲1
▲48
▲2
87
15/02/16
▲6,377
▲9
6,330
▲40
▲0
167
117
▲53
15/02/23
▲2,845
54
2,717
37
▲8
162
▲296
▲13
15/03/02
209
17
▲384
104
▲0
▲16
▲221
293
単位:億円
日付
日
経
平
均
先
物
自己
個人
外国人
投信
事業法人
生・損保
都地銀
信託銀
14/11/25
1,409
▲146
▲1,596
▲74
▲11
20
272
126
14/12/01
2,592
204
▲1,263
96
2
24
▲485
▲1,092
14/12/08
2,566
258
▲5,418
181
12
11
239
2,171
14/12/15
1,854
▲52
▲5,522
586
20
0
▲46
3,219
14/12/22
154
412
1,016
▲419
12
0
308
▲1,491
14/12/29
870
▲931
702
▲331
▲29
0
1
▲324
15/01/05
3,592
428
▲6,994
1,641
▲29
5
▲391
1,690
15/01/13
879
73
▲1,471
720
▲25
▲163
▲282
54
15/01/19
▲1,542
▲155
1,932
344
2
17
190
▲42
15/01/26
▲1,388
▲344
5,607
▲3,647
15
32
61
▲121
15/02/02
1,146
▲67
▲592
▲639
25
45
176
42
15/02/09
30
▲368
1,795
▲1,320
▲48
14
45
▲238
15/02/16
1,287
▲276
2,802
▲3,183
3
42
▲66
▲719
15/02/23
▲1,029
412
2,571
▲1,593
▲19
36
▲63
▲233
15/03/02
1,191
197
▲953
▲121
1
41
▲138
▲158
9
株式会社フィスコ
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週刊相場観測誌
Market
※
展望
Vol. 110 Weekly
2015 03 16
新規上場銘柄
結果とスケジュール
データは直近の新規上場銘柄の結果とスケジュールを全て掲載しています。
証券会社によって取り扱いが異なりますので、お取引の際は各証券会社にご確認ください。
銘柄名
コラボス
コード
市場
上場日
仮条件
(円)
3908
東M
3/17
3,260~3,620
公募株数
(株)
売出株数
(株)
83,400
公募価格
(円)
初値
(円)
主幹事
3/13終値
(円)
104,000
3,620
- SMBC日興
-
80,000
81,000
3,500
-
岡三
-
150,000
195,000
1,800
-
野村
-
事業内容: クラウドサービスとして、コールセンター運営に必要な諸機能を提供する事業
エムケイシステム
(MKシステム)
3910
JQ S
3/17
3,300~3,500
事業内容: 社会保険、労働保険等に関する業務支援ソフトウェアの提供
ショーケース・ティービー
3909
東M
3/19
1,680~1,800
事業内容: Webサイト最適化技術により成約率を高める「ナビキャストシリーズ」の提供及び、DMPを活用したWebマーケティング支援。
エスエルディー(SLD)
3223
JQ S
3/19
1,500~1,650
150,000
140,900
1,650
-
みずほ
-
200,000
239,600
1,800
- SMBC日興
-
事業内容: 「kawara CAFE & DINING」ブランド等での飲食店舗の展開
ヒューマンウェブ
3224
東M
3/19
1,700~1,800
事業内容: 牡蠣を主体とするレストラン(オイスターバー)の直営店舗経営及び牡蠣の卸売事業
RS Technologies
(RSテクノロジーズ)
3445
東M
3/24
2,550~2,750
330,000
912,000
2,750
-
SBI
-
事業内容: シリコンウェーハの再生加工及び販売事業、半導体関係事業
ファーストコーポレーション
1430
東M
3/24
1,530~1,600
252,500
486,300
1,600
-
みずほ
-
3/24
1,300~1,400
350,000
741,000
1,400
-
野村
-
2,400,000
3,200,000
-
-
野村
-
123,000
63,100
-
- SMBC日興
事業内容: 分譲マンションの建設事業
イード(IID)
6038
東M
事業内容: Webメディア運営、コンテンツ提供、ソリューション提供
Aiming(エイミング)
3911
東M
3/25
900~920
事業内容: オンラインゲームの企画、開発及び運営
ハウスドゥ
3457
東M
3/25
3,430~3,600
-
事業内容: フランチャイズ事業、不動産事業(売買事業、賃貸事業)、住宅流通事業(不動産売買仲介事業、リフォーム事業、住宅(新築戸建)事業)
シンデン・ハイテックス
3131
JQ S
3/25
2,640~2,740
100,000
26,000
-
- SMBC日興
-
3/26
1,310~1,410
245,000
702,000
-
-
-
3/26
1,080~1,130
133,000
592,300
-
- SMBC日興
-
120,000
41,400
-
-
-
事業内容: 液晶、半導体、電子機器の仕入及び販売
モバイルファクトリー
3912
東M
SBI
事業内容: モバイルサービス事業
日本動物高度医療センター
6039
東M
事業内容: 犬・猫向けの高度医療を行う二次診療専門動物病院
プラッツ
7813
東M・福Q
3/26
3,000~3,260
大和
事業内容: 介護用ベッドの製造・販売
10
株式会社フィスコ
本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。
週刊相場観測誌
Market
展望
銘柄名
sMedio(エスメディオ)
Vol. 110 Weekly
2015 03 16
新規上場銘柄
結果とスケジュール
コード
市場
上場日
仮条件
(円)
3913
東M
3/27
2,400~2,520
公募株数
(株)
168,400
売出株数
(株)
209,100
公募価格
(円)
初値
(円)
主幹事
3/13終値
(円)
-
- SMBC日興
-
事業内容: マルチメディア、ネットワークに関する技術を中心としたソフトウエアの開発及び販売
サンバイオ
4592
東M
4/8
-
4,000,000
2,500,000
-
-
野村
-
4/17
-
300,000
300,000
-
-
野村
-
事業内容: 医薬品の研究、開発、製造、販売
海帆
3133
東M
事業内容: 居酒屋(「なつかし処昭和食堂」など)を中心とした飲食店舗の企画開発及び運営
11
株式会社フィスコ
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週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 110 Weekly
2015 03 16
一目均衡表雲抜け銘柄
雲上抜け銘柄(東証1 部)
雲上抜け銘柄(東証1部)
コード
終値
(円)
銘柄
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
コード
銘柄
終値
(円)
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
1867
植木組
267
266
255.5
1949
住友電設
1398
1307
1332
2120
ネクスト
1068
822.5
964
3028
アルペン
1880
1734
1868
3097
物語コーポ
3950
3352.5
3733
3371
ソフトクリエH
959
883.5
944
3551
ダイニック
657.5
3774
IIJ
4410
ハリマ化成G
4678
秀英
334
326
332
5011
5142
アキレス
158
153
156
5333
5631
日製鋼
515
427.75
493
5658
日亜鋼
5726
大阪チタ
2500
2487.25
2224
5943
6387
サムコ
1161
1120.75
1160.5
6406
6459
大和冷
750
741.5
710.5
6624
6701
NEC
364
362.75
307.5
6809
TOA
1189
1172.75
1038.5
7105
ニチユ三菱
728
709.75
632
7214
GMB
7262
ダイハツ
1818
1766.75
1778.5
7769
リズム時
7949
小松ウオール
2554
2540.25
2440.5
8008
4℃ HD
8022
ミズノ
596
594.5
556.5
8078
阪和興
470
8095
イワキ
8424
芙蓉リース
8511
日証金
8622
水戸証券
8801
三井不
9305
9534
187
177
182
3762
テクマトリックス
686
684.5
2492
2288
2471
4350
メディシス
496
376.25
462.5
499
486.25
495
4552
JCRファーマ
2545
2451
2125.5
ニチレキ
1092
990.75
1064
日本ガイシ
2506
2476
2103.5
342
309.25
337
ノーリツ
2101
1909.75
2026.5
フジテック
1237
1201
1227.5
田淵電
1391
1322.75
1135
6728
アルバック
1944
1807.75
1605.5
6858
小野測器
968
964.5
944.5
1319
1312.25
1267.5
167
159.75
151.5
2185
2113.5
1829
411.25
467
1289.5
1156.25
1283.5
3430
3139.75
3167
215.5
234.5
1391
241
229.25
219.5
8267
イオン
4225
4086.25
3992.5
8439
TC-Leas
748
626.75
688
8617
光世証
240
441
390.5
437.5
8728
M2HD
1435
1298
3524.5
3260.5
3355.5
8923
トーセイ
767
685.25
754
ヤマタネ
182
173.25
179.5
9428
クロップス
545
537.25
534.5
北ガス
290
287.75
279
9675
常磐興
160
153.75
159
12
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雲下抜け銘柄(東証1 部)
雲下抜け銘柄(東証1部)
コード
銘柄
終値
(円)
137
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
コード
銘柄
1518
三井松島
140.25
150
1954
日工営
2395
新日科学
3421
稲葉製作
857
894.5
1222
2432
ディーエヌエー
1318
1377.25
1322
4221
大倉工
4406
日理化
233
249.5
268.5
5233
5563
新日本電工
297
298.5
299.5
6590
7504
高速
892
913.5
894
7606
Uアローズ
8057
内田洋
358
389.75
360.5
8201
さが美
9672
東競馬
310
313.5
366.5
終値
(円)
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
471
501.5
471.5
1411
1425.75
1844
351
369
354
太平洋セメ
386
410.25
397.5
芝浦
288
303.75
288.5
3725
3917.5
3806
98
102
116.5
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