工事メイト Plus & ユーザガイド Light ご注意とお願い ○ 本マニュアルおよびその中に記載されているソフトウエアは、使用許諾契約書にもとづいて提供され るものであり、該当使用許諾契約書の契約条件によってのみ使用または複製することが可能となるもの です。 ○ 該当使用許諾契約書により許可されている場合を除き、本マニュアルのいかなる部分といえども有限 会社サイバー・シビルの書面による事前の許可なしに、電子的,機械的,録音その他いかなる手段であ れ複製をすることは出来ません。 ○ 本マニュアルの内容は、使用許諾契約書を含むソフトウエアと共に提供されていない場合でも、著作 権法により保護されています。 ○ 本マニュアル記載内容は、参照用としてとしてのみ使用されること、またなんら予告なしに変更され ることを条件として提供されるものです。 ○ 本マニュアル記載内容におけるいかなる誤謬または不正確な記述に対しても、有限会社サイバー・シ ビルはなんら責任または補償を負うものではありません。 ○ 本書に記載されている、ブランド及び製品名は、その版権所有者の商標また登録商標です。 お問合わせ 連絡先 〒602-8019 京都市上京区室町通下長者町下ル近衛町33 京都サンダー(株) Tel 075-414-3000 Fax075-414-3344 e-mail [email protected] URL http://www.sander.co.jp/ 開発元 〒781-0015 高知県高知市薊野西町1丁目13番8号 (有)サイバー・シビル e-mail [email protected] URL http://www.cybercivil.net/ 営業時間 祝祭日を除く 月~金曜日 9:30~11:30 13:00~17:00 目 次 のマークのある業務は、『工事メイト ライト』には搭載されていません。 PART1 基本操作編 お使いになられる前に 本書の構成と利用方 必要な機器とソフトウエア 3 3 セットアップ方法 4 データ管理とフォルダーの関係 5 購入と使用条件について 6 操作説明 開始と終了 9 メインメニューについて 12 一般的な業務ウィンドウのパーツ名称と操作について 13 スピードボタンの役割とツールバー操作 17 標準ツールバーに格納されたボタン機能の概要 18 データグリッドで行を選択状態にする 27 データグリッドの選択行をコピーし他の業務に貼り付ける 29 他のWindowsソフトへデータを貼り付ける 32 他のWindowsソフトからデータを貼り付ける 33 その他の重要な「各業務共通機能」の詳細 条件設定 35 印刷 38 印刷のプレビュー 47 座標検索ウィンドウ 48 角度の入力形式や座標データ項目について 52 ヘルプを見る 53 PART2 業務別操作説明編 トラバース 結合トラバース 58 閉合トラバース 60 2点結合トラバース 62 開放トラバース 64 放射トラバース 66 開放3Dトラバース 68 放射3Dトラバース 70 結合トラバース(混合タイプ) 72 閉合トラバース(混合タイプ) 74 2点結合トラバース(混合タイプ) 76 逆計算 開放逆計算 78 放射逆計算 80 3次元測設 82 路線計算 路線関連業務の流れ 85 役杭設置IP法 86 役杭設置要素法 91 中間点生成ウィザード 95 中間点・拡幅幅杭計算 96 同断 幅杭計算 104 路線から測設指定 108 路線交点計算 110 路線への一連垂線(逆幅杭計算) 112 縦横断 縦断計画 114 路肩の高さ(片勾配) 122 横断作成 127 横断イメージトレーサー 140 土量計算 144 図心点間距離(幅杭孤長)計算 147 数量計算 149 面積及び展開 区画登録・座標法面積計算 153 ヘロン面積・自動三斜 158 ヘロン面積・辺長指定 163 ヘロン面積・3D座標指定(自動接合) 166 三斜面積計算 171 面積分割 面積指定(線) 175 面積分割 面積指定(点) 178 面積分割 距離指定 181 面積分割 等分割 185 展開 舗装 平均幅 188 展開 舗装 自動ヘロン 192 展開 側壁等 195 展開 擁壁 天端基礎厚一定 199 展開 擁壁 天端基礎厚可変 203 座標 座標系の変換 4点指定 207 座標系の変換 ヘルマート 208 2直線の交点 210 円と直線の交点 211 円と円の交点 213 連続移動交点 215 クメソイド交点 216 内外分点 直線 217 内外分点 円弧 219 隅切り 直線 221 隅切り 円弧 223 直線への垂線 225 円弧への垂線 226 クロソイドへの垂線 227 後方交会 228 平行線 230 3点円 230 手帳・ICカードへ座標送信 231 手帳・ICカードから座標受信 232 手帳・ICカードから観測受信 233 トータルステーションとの通信条件の設定 234 トータルステーションへ座標送信 236 トータルステーションから座標受信 237 トータルステーションから観測受信 238 路線情報をGF道路パッケージ 239 通信 路線情報をGF工事測量ミニ カードへ転送 カードへ転送 240 観測履歴・手簿の作成 241 観測データ 243 プラニメータ読み取り 244 作図 CADの基本操作 図面を開く 246 CAD図面の基本設定を行う 248 CAD画面を構成するオブジェクト 251 描画モード・位置・倍率を変更する 252 オブジェクトを選択状態とする 258 線分追加と「指定方法」の選択 261 結線追加 264 クリック点にプロット追加 265 固定線分追加 265 塗り潰し領域の追加 266 連動文字の追加 267 固定文字の追加 268 測点・辺長・方向角文字の追加 269 イメージ貼り付け 270 重複サーチ 272 自動逃げ 273 計算書の貼り付け 274 座標リストの貼り付け 275 方位マークをつける 276 コピーと貼り付け 277 切り取りと削除 280 文字位置移動 281 引き出し線付文字 282 オブジェクトの移動と回転 284 変形 285 プロット・線分・文字などの属性変更 286 グループ化とその解除 288 交点 290 垂線 291 平行線 292 Pro Cad作図 Pro Cadの概要 293 レイヤー構造とその編集 294 複数のオブジェクトを1つの部品として登録する 295 登録部品を呼び出し、図面に貼り付ける 296 展開図パーツの貼り付け 298 指定範囲を拡張メタファイル形式でコピー 300 選択プロットを座標DBへ登録 303 方眼線の基準位置を設定する 304 角度や比率などの指定により、線分を生成する 305 2線分指定による、延長線生成や線分カット処理 307 寸法線の生成 308 円弧の追加 311 円の追加 312 パラメトリック機能の概要 313 貼り付けたい断面の元となるパラメトリックを指定する 314 断面形状の変更と「数量計算書」のカスタマイズ等 315 パラメトリック 断面を「Pro_Cad」上に貼り付ける 320 断面の数量計算書を「Pro_Cad」上に貼り付ける 322 断面パラメトリックマスタ登録 323 例題サンプルマスタの完成形を確認 324 マスター登録の開始 325 初期形状の作成 326 寸法情報の登録 329 測点名発生と図面調整 333 パラメータの登録 334 パラメトリック動作テスト 338 計算書情報の定義 339 イメージトレーサー(読み込みイメージをデジタイズ) 340 ヘロン面積3D座標の展開図を新規作成 343 スマートカルク(変数付き関数電卓テーブル) 348 データ保守 データ保守の概要 352 計算書削除 353 データコンバート・SIMA⇔工事メイト 354 データコンバート・工事メイト→DXF 355 データコンバート・工事メイト→SXF 356 現場フォルダー削除 358 現場フォルダー退避(バックアップ) 359 圧縮フォルダーから復旧(レストア) 360 通信ポートの設定 361 PART3 実践演習編 実践演習の内容 工事メイトの起動と現場選択 路線演習手順 363 363 路線形状の再現(定義) 364 路線中間点と幅杭計算(拡幅処理を含む) 366 1路線センターから複数幅杭の生成(同断幅杭) 370 逆計算演習手順(コピーと貼り付け機能の色々) TSへの座標送信(ケーブル通信) 縦断・横断演習手順 372 377 縦断の把握と縦断図作成 378 横断データ登録と横断図作成 380 横断登録の基本 380 指定座標群から複数の横断線を自動一括生成 381 横断イメージトレーサー 384 横断線間の自動交点実行 386 横断図の作成 388 断面パラメトリック 389 断面パラメトリック貼り付け 391 P A R T 1 基本操作編 1 第一章 お使いになられる前に この章では、本書の構成と利用方法、必要なシステム構成、コンピュータへのセットアップ方法、データ管理、ライ センスキーの購入方法とライセンスポリシーについて、説明しています。 2 本書の構成と利用方法 本書は、大きく分けて次の3編に分かれています。 ○ PART1 基本操作編 コンピュータへのセットアップ方法やライセンスキーの購入方法、およびコピーや貼り付け,印 刷,ファイルへの保存やその呼び出し方法など、工事メイト搭載業務全般に共通する操作方法の説 明が記載されています。 いずれも、重要な事柄となっていますので、是非ご一読されておくことをお勧めします。 ○ PART2 業務別操作説明編 閉合トラバース,結合トラバース,開放トラバース.......など搭載されている業務内容 ごとに業務の流れやその業務に関する固有操作の説明が記載されています。 各業務を始めて実行する前や、実行していて操作につまった場合など、必要に応じお読みください。 ○ PART3 実践演習編 業務に工事メイトを利用する機会として一番多いパターン、また断片的な操作方法の説明だけで はわかりづらい業務の流れと機能の活用方法を理解するために、収録されている「サンプル現場- A」の実データを利用し、路線 → 縦断 → 横断 → パラメトリック機能を利用した横断図の完 成までを説明しています。 本編を読みながら、その流れに沿って実際にコンピュータを操作することで工事メイトの機能と 操作方法の要点を迅速かつ確実に理解いただくことができます。 是非、本編内容をあなたのコンピュータで実体験されることをお勧めします。 3 SETUP を実行するには、予めコンピュータの管理者(アドミニストレータ)権限の セットアップ方法 ① アカウントでログオンしておく必要があります。なお「工事メイト」実行時におい て、本制限はありません。 圧縮ファイルの展開 ⑤ セットアップの完了 ダウンロードしたファイルの場所(既定の場所は、 表示されたウィンドウ内容に従い「次へ」又は 「はい」 ボタンをクリックし、セットアップを 進行していきますと、セットアップが完了します。 「完了」ボタンをクリックし、セットアップを終 了します。 ⑥ 場所を開く1 ダウンロードフォルダ)を開き、対象ファイルを 右クリックして 表示されたメニューから「すべ て展開」を指定します。 ② セットアップの起動 展開されたフォルダを開き、その中にある 「SETUP.EXE」(または SETUP)をダブルク リックします。 「コンピュータ」又は「エクスプローラ」からC ドライブの「プログラムファイル」フォルダを開 ③ 変更の許可 きます。 ⑦ さらに、「プログラムファイル」内のフォルダ CyberCivil > 工事メイトフォルダを開き、その 中に格納されている 「工事メイト Plus」(又は 工事メイト Light)を右クリックします。 ⑧ ショートカットの作成 ユーザアカウント制御のウィンドウが開かれます。 「はい」ボタンをクリックします。 ④ 場所を開く2 セットアップの実行 右クリックにより開かれたメニューから、送る > デスクトップ(ショートカットを作成)を指 定します。 4 工事メイトにおけるデータ管理とフォルダーの関係 工事メイトでは、データ保存の場所として 1 つのメインフォルダーを持ちます(初期値は工事メイトをイ ンストールしたドライブにあるGwgdatというフォルダーになっています)。さらにそのフォルダーの 下に現場別のサブフォルダーを生成、その現場別フォルダーの中に一個の座標データベースと計算書別フォ ルダーが作成されます。その様子をエクスプローラで開いた様子で示すと下図のようになります。 サンプル現場-Aの メインフォルダー 各種計算書フォルダー 各現場フォルダー サンプル現場-Aの 座標データベース ルートフォルダの指定 始めて「工事メイト」を起動した場合、メインフォルダーを 指定する左図のようなダイアログが開かれます。格別の理由の ない限り、そのままOKをクリックしてください。このメイン フォルダーのなかには、各種サンプルデータを登録済みの現場 フォルダー「サンプル現場-A」がセットアップ時に保存され ています。 OKをクリックすると、左図のような確 認ダイアログが表示されますが、そのま ま「はい」を選択してください。 5 購入と使用条件(ライセンスポリシー)について 「工事メイト for Win 」は、使用開始日から30日間無料で使用できます。 続けてご使用を希望される方は、下記の方法でライセンスキーをご購入の後、ライセンス登録をお願いしま す。 Plus ライセンス料金: 129,600円(消費税込み) Light ライセンス料金: ライセンスキーの購入方法 [1] プロダクト ID の確認 48,600円(消費税込み) プロダクト ID プロダクトIDは、ご購入申し込み時にお知らせいただくいくつかの情報のうち、欠かすこと のできない重要な情報となっています。 その表示箇所は、「工事メイト プラス」メインウィンドウの上部フレームのタイトル部に表示 されています。 ※ID の最後の 1 文字は A~Z までの半角アルファベット大文字ですので、ご注意ください。 [2] お申し込みフォームへの情報登録 弊社ホームページ「工事メイトご購入申し込み方法」ページにアクセスいただき、その内容に したがってお手続きしてください。 工事メイトご購入申し込み方法 URL は http://cybercivil.net/ kjmpc/order.html [3] 弊社銀行口座へのお振込みとライセンスキーの受け取り 下記の口座にお振込みください。 ご入金後、 [email protected] までご連絡ください。 ご入金確認後、登録いただいたメールアドレス宛にライセンスキーをお送りいたします。 銀行名 :滋賀銀行 支店名 :丸太町支店 (店番コード958) 種 別 :普通 口座番号:432499 名 義:京都サンダー株式会社 6 ライセンスキーの登録方法 [1] ライセンスキー登録ウィンドウを開く 「工事メイト」を起動し、現場選択を済ませます。 続いて、メインメニュー<ヘルプ>「ライセンスキーの登録」を選択すると、「ライセンスキーの登録ウィ ンドウ」が開かれます。 [2]ライセンスキー登録ウィンドウからキーを登録する 送られてきた、ライセンスキーを入力し、「登録ボタン」をクリックすると、登録が完了します。 使用条件(ライセンスポリシー) 「工事メイト プラス」のライセンスは、それが登録された1台のパソコン及びライセンス登録時に使 用されている「Windows ログインユーザ名」に対して付与されます。 したがって、ライセンス登録済みの1台のパソコンに対し、複数の利用者が同一の Windows ユーザ名でログインし、かわるがわるに「工事メイト プラス」を使用してもライセンス規 定に問題はありません。 複数のパソコンに対しての使用は、パソコンの台数と同じ数のライセンス購入が必要となり ま す 。 また、ライセンス登録済みのパソコンに対して、ライセンス登録時と異なる Windows ログインユーザ 名でログインした場合、ライセンスを検知することはできません。 7 第二章 操作説明 この章では、工事メイト の開始・終了方法、メインメニュー・業務ウィンドウパーツの名称と操作・ツ ールバーとスピードボタン・グリッド操作とコピーや貼り付け・共通機能の詳細・入力形式や座標データ項 目ヘルプの利用方法について説明しています。 8 開始と終了 工事メイトの起動 ○ コンピュータの電源を投入し、Windowを起動します。 ○ デスクトップ上に表示された「工事メイト」ショートカットアイコンをダブルクリックします。 ○ 工事メイトが起動すると同時に、現場選択ダイアログが開かれます。業務対象とする「現場フォルダ ー」を選択します。 現場選択ダイアログから現場フォルダーを選択 各種 現場管理エディト 現場入力エディトボックス その現場の工事番号などをここに登録して 新たな現場を作成する場合は、ここにそ おくと、各種計算書印刷時その内容を自動 の名前をキーボードから登録します。 的に引用することができます。 現場リストボックス 上下矢印キーかマウスで対象現場をポイントできます。 ダブルクリックで決定し、ダイアログを閉じます。 9 OKボタン 現在選択現場を決定 し、閉じます。 工事メイトの終了 ○ まず、工事メイトで開いた業務ウィンドウをすべて閉 じてください。(本章・業務ウィンドウを閉じる を 参照してください) ○ メニューのファイル→終了を選択すると、工事メイト を終了するとができます。 業務ウィンドウを開く 工事メイトを起動し、現場選択ダイアログから今回業務の対象となる現場フォルダーを選択すれば、各種 測量計算や作図・通信等「工事メイト」に搭載されている業務が選択可能となります。 目的とする業務を開始する手段として、メニューから《新規業務》を選択・《業務を開く》を選択の二つ の方法があります。 《新規業務》の選択 その業務に対応する、新規計算書(あるいは図面)として業務ウィンドウを開きます。 したがってメインウィンドウの中に、データ未入力状態の新規業務ウィンドウが表示されます。 《業務を開く》の選択 以前にその業務の計算書(あるいは図面)を保存登録している業務についてのみ選択可能で す。《業務を開く》から対象とする業務を選択すると同時に、ファイル読み込みダイアログが 開かれます。今回対象とする計算書を指定すると、その内容を読み込んだ状態で、業務ウィン ドウを開きます。 例:《業務を開く》から放射トラバースを選択し、「A-1」という計算書を開く場合 対象ファイルをポイント ダブルクリックで決定 10 業務ウィンドウを閉じる 《ファイルメニュー》から<閉じる>を選択すると、現在アクティブな工事メイト業務ウィンドウを閉じ ることができます。又トラバースや路線・中間点のように新たな座標が生成される業務については、閉じる 前に今回生成した座標を座標データベースに登録するかどうかの確認ウィンドウが表示されます。 そのときに「はい」を選択すれば、その業務で生成された座標が座標データベースに登録され、他の業務 でその座標を呼び出して利用することが出来るようになります。 ① 閉じたい業務ウィンドウをアクティブに し、 《ファイル》の<閉じる>を選択します。 ② 新たな座標を生成する業務の場合、生成座 標を座標DBに登録するか、確認ウィンドウが 表示されます。ここで「キャンセル」を選択す れば、 業務終了操作を中断できます。 ③ 保存する計算書に名前を付けます。 「保存」で現在のファイル名で計算書が登録さ れます。 「キャンセル」を選択すれば、現在の計算書内 容を保存することなく終了することができま す。 ④ すでに同名の計算書が登録されてい た場合、上書きしてよいか?確認ウィン ドウが表示されます。「いいえ」を選択 すれば、③に戻ります。 業務ウインドウが閉じられます。 11 メインメニューについて 工事メイトで業務を選択、および印刷・保存・コピーや切り取り・貼り付け等の機能を選択するために、 「メインメニュー」がメインウィンドウ上端に表示されています。 メインメニューに表示されるメニュー項目は、業務ウィンドウの有無や現在アクティブになっている業務ウ ィンドウの種類により異なります。 以下に、何も業務が選択されていない場合と、《路線計算》<中間点・拡幅幅杭計算>の業務ウィンドウ がアクティブな場合のメインメニューの内容を図示します。 業務未選択時のメインメニュー項目 <中間点・拡幅幅杭計算>業務ウィンドウがアクティブな時のメインメニュー項目 このように、《路線計算》<中間点・拡幅幅杭計算> の業務ウィンドウがアクティブな場合、編集・検索・ 表示・指定・オプションの5項目がメインメニュー項 目として追加され、それに対応する機能が提供されて いることがわかります。 このメインメニュー項目のなかで、全業務に共通し て表示される項目として、「新規業務」と「業務を開 く」の2項目があります。(機能は前頁 業務ウィン ドウを開く を参照してください) この2項目の項目内容は共通で、その機能のみが異な っています。以下に面積業務のメニュー例を示します。 このように、業務メニューはその種類により区分化され、さらに各業務メニューへと階層的に配置されて いることが確認できます。 1ポイントアドバイス この「新規業務」と「業務を開く」のどちらかの項目を選択することで、「工事メイト for Win」は、複数の業務を同時に実行することができます。 たとえば、放射逆計算の業務を実行中に、ある路線上に新たな+杭を作成しそれを測設点と して指定する必要があったとしましょう。(その座標はまだ計算されていない) その場合、放射逆計算の業務を終了することなく、「業務を開く」《路線計算》<中間点・拡 幅幅杭計算>を選択し、目的とする路線中間点ファイルを開いた後、+杭を行挿入により生成 し座標データベースに登録します。 放射逆計算ウィンドウをアクティブにし、今回生成した+杭を座標No又は測点名で呼び出し ます。 12 一般的な業務ウィンドウのパーツ名称と操作について 工事メイトで開かれる代表的な業務ウィンドを構成する各パーツの名称とその基本的操作方法の概要を説 明します。 スピードボタン メインメニュー ツールバー エディトボックス ヘッドエリア 列ルーラー スプリッター 列ラベル DBナビゲータ ボディーエリア レコード インジケータ スクロールバ ヒントステータスバー データグリッド 現場ステ ータス バ メインメニュー: 現在アクティブなウィンドウに対して、さまざまな機能を選択するメニュー項目 を選択することが出来ます。 スピードボタン: 頻繁に使用するメニューの機能を 1 アクションで指定できるように、マウスクリ ックするとそれに対応した機能が選択可能となります。 ツールバー : スピードボタンをひとまとめにしたバーで、ドラッグして配置位置を変更したり、 フローティングウィンドウとして好きな位置に再配置することができます。 また業務によっては、その業務固有のツールバーが表示されるものもあります。 ヘッドエリア : その業務の基準となるデータを表示するエリア。一般的にヘッドエリアは、複数 のエディトボックスから構成されます。また、ヘッドエリアの存在しない業務ウィン ドウもあります。 エディトボックス:エディトボックスには、データを登録することの出来るボックスと表示専用のボ ックスがあります。左図を例にとれば、後視点・器械点の各測点名のボックスだけが 入力可能なボックスで、その他のボックスはその測点名に対応する座標情報や、器械 点・後視点からST計算で求まった計算値を表示するだけの表示専用ボックスとなっ ています。 (本例では、入力条件を変更することで、座標Noや方向角のボックスが入力用エデ ィトボックスとすることも出来ます。) 13 スプリッタ : ここをドラッグし、そのまま上下に(業務によっては左右に)移動することで、 ブロックエリア(本例では、ヘッドとボディーエリア)の領域を変更することが出来 ます。 ボディーエリア: データ入力の要であるデータグリッドと、そのグリッドに対応したDBナビゲー タが配置されています。業務によっては、さらに各種ボタンが配置されているものも あります。 データグリッド: 列と行から構成される、表形式でデータ登録するエリアで、1 つの入力エリアを セルと呼びます。また行のことを、レコードと呼ぶこともあります。 エディトボックス同様、入力可能な列と結果表示専用の列があり、上図の例では、水 平角・距離・測点名・Noが入力可能な列となっています。 レコード インジケータ: 現在、入力・編集対象となっている行(レコード)の位置に表示されます。レコ ードインジケータの表示されている行のことを、本書では「現在行」と呼びます。 DBナビゲータ: データグリッドの現在行の位置移動や、現在行の削除またはその位置にレコード を挿入などの機能を持った各種ボタンが配置されています。 列タイトル : その列にどういった内容のデータを入力あるいは表示しているのかを表したラベ ル領域です。ここをドラッグしそのまま左右に移動することで、列の表示順番を変更 できます。 列ルーラ : 列タイトルの境界線で、ここをドラッグしそのまま左右に移動することで、列幅 の変更をすることができます。 スクロールバー: データグリッドに表示されるレコードの表示範囲を前後に移動します。 ヒント ステータスバー: 現在の操作ヒントがここに表示されます。 ここをダブルクリックする毎に、ス テータスバーをメインウィンド上部へあるいは下部へと移動できます。 現 場 ステータスバー: 現在の「現場フォルダー」名前が表示されています。 14 DBナビゲータ機能 対応したデータグリッドの現在行を移動します。(レコードインジケータの位置が変化します。) 1 つ下の行へ移動 最終行へジャンプ 1 つ上の行へ移 先頭行へジャンプ 現在行を削除 現在行に 1 行挿入 スプリッタによる表示領域変更例 ドラッグし、上に移動 列タイトルドラッグによる列順変更例 測点名タイトルをドラッグし、 測点名列を、グリッド先 左へ 頭列へと移動 15 現在の変更を取り消し。 (灰色表示なので、 現在この機能は選択不可能) 列ルーラドラッグによる列幅変更例 測点名列の表示幅 列ルーラをドラッグし、 を広く変更 右へ スクロールバー操作 1 行上へ 1 画面分上へ ドラッグムーブした移 動量に相当して移動 1 画面分下へ 1 行上へ 16 スピードボタンの役割とツールバー操作 工事メイトでは、その業務でよく利用される機能をスピードボタンに割り付け、そのスピードボタンをい くつかのグループにまとめてツールバーに格納しています。 たとえば、下図の例で「切り取り」ボタンクリックで選択される機能は、メインメニューの《編集》の中に ある<切り取り>をクリックすることで選択される機能と同じです。 ツールバーの移動 ツールバーの左隅をドラッグし、移動することでその表示位置を変更することができます。 さらにツールバー格納領域(この領域をドックエリアといいます)から引っ張り出せば、1つの独立し たウィンドウとして表示することができます。 ドックエリア 17 標準ツールバーに格納されたボタン機能の概要 工事メイトでは、ほとんど全ての業務に共通してよく利用されると考えられる機能を、「標準ツールバ ー」内にスピードボタンとして格納しています。 新しい計算書 計算書を保存 計算書を開く 条件設定 印刷 図面を開く 印刷のプレビュー 切り取り 座標検索 全て選択 コピー 削除 貼り付け 座標入力 新しい計算書 現在アクティブな業務ウィンドウと同じ業務の新規ウィンドウを開きます。 計算書を開く 現在アクティブな業務ウィンドウと同じ業務の「保存ファイル」を開きます。 18 ロックをかける 選択範囲をナン ロックを解除 座標 DB 計算書を保存 まだ1回も保存していない「計算書」でこの機能を選択すれば、ファイル保存ダイアログが開かれ、名前 をつけてこの計算書を保存します。 すでに保存されている「計算書」の場合は、同名のファイルとして上 書き保存されます。 条件設定 データの入出力フォーマットなどの「各種条件」を設定するウィンドウを開きます。 このウィンドウは複数ページを持ち、ウィンドウを開いたとき、初期値としてどのページが選択されている かは、その業務種類により異なります。 19 印 刷 計算書印刷のダイアログを開きます。ここで希望する各種印刷書式の設定し、計算書をプリントアウトす ることができます。 印刷のプレビュー 現在の計算書印刷書式条件設定で、プリンタ出力することなくディスプレイ画面から「計算書」の確認が できます。 20 図面を開く 現在アクティプな業務ウィンドウのデータにリアルタイムに対応したCAD図面ウィンドウを開きます。 業務ウィンドウでデータを変更すると同時に、CAD図面ウィンドウはその変更に対応してグラフィクデー タを自動更新します。 座標検索 現在アクティプな業務ウィンドウに対応した、座標検索ウィンドウを開きます。ここで「杭種」・「位置 範囲」・「測点名」などの条件を設定し、検索を実施します。検索条件に一致した座標をアクティプな業務 ウィンドウのデータグリッドに貼り付け、またその業務の「ヘッドエリアの基本情報」として指定(例:各 種トラバース業務では、「後視点へ」・「器械点へ」ボタンでその指定座標を読み込み)することが出来ま す。 21 切り取り 現在アクティプな業務ウィンドウ・データグリッドの選択状態にある行を切り取り、Windowsクリ ップボード内に格納します。切り取り情報は「工事メイト」の業務ウィンドウ内のデータグリッド・CAD 図面ウィンドウ・他のアプリケーションソフトのクリップボード貼り付け可能コンポーネントに貼り付ける ことが出来ます。 全て選択 現在アクティプな業務ウィンドウ・データグリッドの全行を選択状態にします。 22 コピー 現在アクティプな業務ウィンドウ・データグリッドの選択状態にある行を、Windowsクリップボー ド内に格納します。コピー情報は「工事メイト」の業務ウィンドウ内のデータグリッド・CAD図面ウィン ドウ・他のアプリケーションソフトのクリップボード貼り付け可能コンポーネントに貼り付けることが出来 ます。 Windowsクリップボード内にその情報を格納する点では、「切り取り」機能と同一です。 「切り取り」との相違点は、データグリッドからその行を取り除くことがなく、選択状態を解除するだけで ある点です。 貼り付け 現在アクティプな業務ウィンドウ・データグリッドあるいはCAD図面上に、Windowsクリップボ ードの情報を貼り付けます。この機能を積極的に利用することで、キーボード入力の手間や入力ミスを最小 限に押さえることができます。 閉合トラバースのこれらの行を コピーします。 放射逆計算のデータグリッド に貼り付け 23 キーボード入力することなく、 測設点として指定。 削 除 現在アクティプな業務ウィンドウ・データグリッドの選択状態にある行を削除します。「切り取り」との 相違点は「削除」は単にデータグリッドからその行を取り去るだけであり、クリップボードを介したデータ 利用機能がサポートされていない点です。 座標入力 座標DBに直接データ登録する業務ウィンドウを開きます。 24 ロックをかける 現在アクティプな業務ウィンドウ・データグリッドの選択状態にある行の座標情報をロック状態にします。 ロック状態にある座標情報を座標DBに登録すると、以降その座標を削除または変更できなくなります。 IP点や主要トラバース点などにロックをかけておくと、不用意な操作でその座標情報を壊すことがなくな り、安全です。 *本機能は、新たに「座標情報」を生成する業務(トラバース・路線・座標入力.........)に限り 提供されています。 Lockの列に、ロックマーク を表示 ロックの解除 現在アクティプな業務ウィンドウ・データグリッドの選択状態にある行の座標情報がロック状態であった 場合、それを解除します。 *本機能は、新たに「座標情報」を生成する業務(トラバース・路線・座標入力.........)に限り 提供されています。 Lockの列の、ロックマークが 消去され、一般座標へと戻っ ていることがわかります。 25 選択範囲をナンバリング 現在アクティプな業務ウィンドウ・データグリッドの選択状態にある行の、座標Noを採番するためのダ イアログを開きます。 *本機能は、新たに「座標情報」を生成する業務(トラバース・路線・座標入力.........)に限り 提供されています。 座標DBに登録 現在アクティプな業務ウィンドウの座標情報を「座標データベース」に登録します。 座標生成業務では、その業務ウィンドウが閉じられるときに、生成座標をDB登録するための確認ダイアロ グが開かれるため、そこで「はい」を選択することでも生成座標を「座標データベース」に登録することが 出来ます。 *本機能は、新たに「座標情報」を生成する計算業務(トラバース・路線・.....)に限り提供されています。 放射トラバースで生成した、これ ら4つの座標データをDB登録 座標DBに登録されて、座標入 力ウィンドウに表示される。 26 データグリッドで行を選択状態にする 業務ウィンド内にあるデータグリッドのレコードをコピーし、他の業務ウィンドウにそのデータを貼り付 けという操作は、「工事メイト」で一番頻繁に実施される操作の一つとなります。 「工事メイト」では、データのコピー(または切り取りや削除)の対象範囲を特定するために、あらかじめ その行を選択状態にしておく必要があります。 選択状態の行範囲 未選択エリア 選択状態の行範囲 上図のように、選択状態にある行は「Windows の選択色」で反転表示されます。 連続した行範囲を選択状態にする データグリッド内の連続した行の範囲を選択状態とするには、 Sift キーを押しながら ↑ か ↓ キーを押しカーソルを移動することで、そのカーソル移動範囲の行が選択状態となります。 この行を現在行として、 Sift ら ↓ キーを押しなが キーを5回押すと6行の連続行範囲が 選択状態となります。 すべての行範囲を選択状態にする メインメニューの《編集》<すべて選択>を選ぶ か、スピードボタン「全て選択」をクリックするとデ ータグリッド内の全てのレコードを選択状態に出来ま す。 27 離れた範囲にある複数行をいっぺんに選択状態にする データグリッド内の離れた範囲にある複数の行を選択状態とするには、 Ctrl キーを押しながら目的と する行をマウスクリックしていきます。 選択状態にある行を再度マウスクリックすると、その行の選択を解除することが出来ます。 !!重要!! 「コピー」や「切り取り」 「削除」、または路線・中間点拡幅幅杭計算 業務の「この範囲 に等間隔+杭を発生」や「この区間に一連拡幅指定」など、ある範囲に特定して操作を実行す る機能は、全てそれに先だって、その範囲を「選択状態」にしておく必要があります。 28 データグリッドの選択行をコピーし他の業務に貼り付ける 業務ウィンド内データグリッドの選択状態にある複数行のデータをコピーし、他の業務ウィンドウにその データを貼り付けという操作は、「工事メイト」で一番頻繁に実施される操作の一つとなります。 データグリット上の対象レコードを選択状態にする 対象とするレコードを選択状態にします。 上図では、路線<中間点・幅杭拡幅計算>業務のセンター情報 BP~KA-1-1までを選択状態とし ています。 29 コピーを実行する ・メイン・メニューの、編集<コピー(C)>をマウスクリックする ・標準ツールバー内の をマウスクリックする ・キーボードで Ctrl キーを押しながら C キーを押す。 この3方法のいずれかを実行すると、現在選択されているレコードがWindowsのクリップボードへ とコピーされます。 また、下図の路線<中間点・幅杭拡幅計算>業務のように、どういった情報をクリップボードへとコピーす るか選択ダイアログを表示し、その選択内容によってコピーされるデータ内容を選択が必要な業務もありま す。 今回の説明例としては、「座標情報としてコピ ー」・「左幅杭のみコピー対象とする」という 設定で、 OK ボタンを押します。 貼り付けを実施する業務に移る 貼り付ける対象業務のウィンドウをアクティブにし、貼り付けデータグリッドにフォーカスを移します。 (データグリッドをマウスクリックすることで、データグリッドへフォーカスが移動します) 下図では、放射逆計算業務の測設点入力のデータグリッドへとフォーカスを移しています。 30 貼り付けを実行する ・メイン・メニューの、編集<貼り付け(P)>をマウスクリックする ・標準ツールバー内の をマウスクリックする ・キーボードで Ctrl キーを押しながら V キーを押す。 この3方法のいずれかを実行すると、Windowsのクリップボードに格納されているテキストデータ が、データグリッドに貼り付けられます。 本例では、路線左幅杭の座標情報 が、放射逆計算の測設点情報へと貼り 付けられ、逆計算が自動実行されるこ とで、器械点からの距離と挟角が計算 されます。 このように、各業務間でデータのコピーと貼り付け機能を活用するとで、データ登録 時間を激減できるとともに、単純入力ミスを未然に防ぐことができます。 31 他のWindowsパッケージソフトへデータを貼り付ける 業務ウィンド内データグリッドの選択状態にある複数行のデータをコピーし、他のWindowsソフト にそれを貼り付けることができます。 (ただし、貼り付けを実施するWindowsソフトには、クリップポードのテキストデータから貼り付け を実施できる機能が搭載されている必要があります。) 下図では、放射逆計算の測設データをMicrosoft Excelのワークシートに貼り付けた様子を 示しています。 貼り付けられた、データの一行目には、その各列のデータの属性を示すラベル情報が登録され、それ以降 の行には実際のデータが貼り付けられている様子が確認出来ます。 他のWindowsパッケージソフトにデータを貼り付けることで、利用者独自の処理へ とそのデータが流用できるようになります。 32 他のWindowsパッケージソフトからデータを貼り付ける 他のWindowsパッケージソフトからデータをコピーし、それを「工事メイト」業務ウィンド内デー タグリッドに貼り付けることができます。 (ただし、コピーを実施するWindowsパッケージソフトには、クリップポードへテキストデータのコ ピーが実施できる機能が搭載されている必要があります。) 下図では、Microsoft Excelのワークシート上で登録した座標リストをコピーし、放射逆計 算の測設データへと貼り付けた様子を示しています。 33 クリップボード上のレコードフォーマット 「工事メイト」のデータグリットに貼り付け可能なコピーデータ(クリップボードのテキストフォーマッ ト)として、下記に示す条件を満たしている必要があります。 ① 各データ項目間が<TAB>によって区切られている。 ② 1レコード(一行)が<CR><LF>(復帰・改行)で終了している。 ③ 先頭レコードには、「工事メイト」データグリットのどの列に対応しているかを示すラベル 情報が格納されている。 ①と②の条件は、ほとんどの表形式ソフト(Excelや1-2-3など)で標準のコピー形式としてサ ポートされている形式です。 また、たとえばワープロソフトでデータを作成する場合などは、各項目(XとかY値)間を、<TAB>キ ーで区切り、各レコードを Enter キーで終了すればこの2条件を満たすことができます。 「工事メイト」の各業務で貼り付けるためにどのようなラベル情報が必要になるかを知るには、いったん その業務の内容を「Excel」などに貼り付け、その第一行目にどのようなラベルが貼り付けられている かを見ることで確認できます。 したがって、本書例では、「Excel」の列順として、[Y]・[X]・[測点名]・[No]となって いても、Excelの[X]列は「工事メイト」逆計算グリットの[X]列に、[Y]は[Y]列へと、自 動的に貼り付けることができたわけです。 このように他のソフトでデータを作成していても、その情報をコピーし「工事メイト」業 務ウィンドウのデータグリッドに貼り付ける事で、再入力の手間を省くことができます。 34 重要な「各業務共通機能」の詳細 工事メイトにおいて、ほとんど全ての業務に共通して利用されると考えられる各種機能のうち、いままで に説明していない機能で、特に重要な機能の詳細を説明します。 条件設定 各業務ウィンドウで、データの入出力フォーマットなどの「各種条件」を設定します。 各業務ウィンドウのメインメニューの《オプション》・<入力の設定>を選択するか、スピードボタン「設 定」をクリックすることで開くことができます。 このウィンドウは「座標データ」・「トラバース」・「路線関連」・「作図用紙の初期値」の複数ページを 持ち、ウィンドウを開いたとき、初期値としてどのページが選択されているかは、その業務種類により異な ります。 [座標データ]のページ 35 ① 座標Noのナンバリング 座標生成業務のデータグリッドで、新規入力行にカーソルを移動した時に、「自動」を選択していると、 現在「座標DB」に登録されている座標Noの最大値に+1した値、又はデータグリッド一行上の座標No に+1した値のうち、どちらかの数値の大きな値を初期値として自動採番されます。 「手入力」を選択した場合、新規入力行では座標Noの項目は未入力状態となっています。 自動の場合 手入力の場合 ② 座標呼び出しキー項目 ヘッドエリアにおける「基準座標指定」(例:トラバース業務における後視点・器械点指定)時やデータ グリッドにおける座標呼び出し操作(例:放射逆計算の測設座標呼び出し)時に、「測点名項目」を入力し た時点でその名前に一致した座標を呼び出してくるのか、あるいは、「座標No」を入力した時点でその Noと一致する座標を呼び出してくるのかの動作を設定します。 測点名で指定 座標Noで指定 36 ③ X・Y・Z項目の指定 座標値の表示及び座標数値を入力する場合、有効とする小数点桁数の設定を行います。 また、[座標]<座標入力>時にZ項目を入力対象とするかどうかの選択をします。 X・Y・Z 4桁まで表示 X・Y・Z 2桁まで表示 ④測点名初期値の設定 座標生成業務において、データグリッドに新規入力行が挿入されたときの「測点名初期値」を設定します。 初期値なし 新規入力行の「測点名項目初期値」は未 入力状態となっています。 末尾数値部を加算 前行A-T-1-1からA-T-1-2を 新規入力行の「測点名項目初期値」として採 用。 指定文字数まで複写 4文字まで複写で前行ABCDEFGか ら、ABCDまでを複写し「測点名項目初期 値」として採用。 37 印 刷 各業務ウィンドウで、計算書の印刷を実行します。 各業務ウィンドウのメインメニューの《ファイル》・<印刷>を選択するか、スピードボタン「印刷」をク リックすることで開くことができます。 このウィンドウは「メイン」・「タイトル」・「印刷の項目と内容」・「Option」の複数ページを持 ち、ここで印刷書式を設定し、 印 刷 ボタンをクリックし、プリンタから計算書を出力します。 [メイン]のページ ① 印刷の範囲 データグリッドで選択行がない場合は、この項目は「全て印刷」に固定されてい ます。 データグリットで今回印刷したい範囲を選択行とし、印刷の範囲で「選択した範 囲」にチェックを入れて実行することで、限定した範囲の印刷が実行できます。 ② ページNo 用紙中央下に、ページ番号を挿入するか選択します。 またその初期値や、用紙下から何ミリメートル上に印刷するかの位置指定も出 来ます。 38 ③ 用紙余白 上余白 右余白 左余白 下余白 ④ 罫線指定 罫線付き 罫線なし 39 ⑤ 文字ポイント・タイトルボイント・行間 文字の大きさや表題文字の大きさ、行間余白の設定を実施します。 ただし、「書式の自動調整」で「列数優先」を選択した場合や、今の設定で用紙に入 りきらない場合などは、文字ポイントは自動調整されます。 行間 ⑥ 出力列数・列間 1ページに何段の計算書を印刷するか指定します。 ただし、「書式の自動調整」で「ポイント優先」を選択し、今の列数設定で用紙に入り きらない場合は、列数は自動調整されます。 2列指定 3列指定 列間指定 40 ⑦ 書式の自動調整 現在の文字ポイント指定・列数指定では用紙に入りきらない場合、どういう調 整を実施するか選択します。 ポイント優先を選択すれば、まず列数を減じそれでも用紙に収まりきらない場 合、文字の大きさを減じていきます。 列数優先では、まず文字の大きさを減じ、それでも用紙に収まりきらない場合、 列数を減じます。 自動調整なしでは、用紙に入らないまま現在の指定で印刷されます。 3列で印刷指定 ポイント優先指定 列数優先指定 ⑧ 印刷方向 プリンタで印刷する用紙方向を指定します。 縦方向指定 横方向指定 41 ⑨ プリンタの設定 ボタンをクリックすると、プリンタの設定ダイアロ グが開かれます。 そこから、利用プリンタの機種指定や各種プロパティの 設定、また出力用紙のサイズ指定などを実施することが 出来ます。 ただし、ここで印刷の向きを指定しても、印刷方向は⑧ で指定した方向が優先されます。 ⑩ 印刷のプレビュー ボタンをクリックすると、現在の印刷条件でプリンタから出力される計算書の内容を画面で確認する ことができます。 42 [タイトル]のページ [1ページ目の設定]の計算書名の出力・タイトル 1 の出力・タイトル2の出力にそれぞれチェックマーク を入れると、その内容をタイトルとしてページ先頭行に印刷することができます。 また、チェックマークが入ったタイトル内容は、キーボードからその内容を編集できるようになります。 [2ページ目以降の設定]のそれぞれの項目にチェックマークを入れることで、2ページ目以降にもそのタ イトル内容を印刷することが出来るようになります。 計算署名タイトル タイトル1の印刷 タイトル2の印刷 43 [印刷の項目と内容]のページ 印刷する計算書に、どのような項目をどの順番で配置するかを、ご利用者自身で設計できます。 選択項目ボックス内にある項目がその計算業務で印刷指定可能な全項目名、印刷項目ボックス内にある項目 が、現在印刷対象となっている項目とその順番です。 印刷項目の順番を変更する ① 対象項目をマウスでポイントし、 をクリックします。 2回クリック 44 ② 対象項目をドラッグし、目的とする位置にドロップします。 「単距離」をドラッグ し、一番下にドロップ 選択項目から印刷項目に追加する ① 対象項目をマウスでポイントし、 をクリックすると、その項目が印刷項目の最後尾に追加されます。 クリック ② 選択項目ボックスの対象項目をドラッグし、印刷項目ボックスの目的とする位置にドロップします。 「追加距離」をドラッグし、 X項目の直前でドロップ 45 印刷項目から削除する ① 対象項目をマウスでポイントし、 をクリックするとその項目が印刷項目から削除されます。 クリック ② 印刷項目ボックスの削除項目をドラッグし、選択項目ボックス内にドロップします。 「X項目」を選択項目ボッ クス内にドロップ 46 [Option]のページ タイトルページのタイトル1・タイトル2の初期値と出力位置及び計算書名の出力位置を選択します。 47 印刷のプレビュー 各業務ウィンドウで、計算書の印刷イメージを画面表示します。 拡大率を上げる 次ページへ進む 印刷実行ダイアログを開く プレビューを閉じる 拡大率を下げる 前ページに戻る 拡大率を指定 48 座標検索ウィンドウ 各業務ウィンドウにリンクした、「座標検索ウィンドウ」を開きます。 結果表示グリッド 条件指定ページ 座標引渡しボックス 絞込み方法ボックス ① 複合条件による検索 「絞込み方法ボックス」で、杭種(トラバース・IP点........),位置範囲(ある基準点から半径何メ ートル以内),測点名(先頭一致・完全一致)の3条件を指定できます。 指定条件はいずれもAND条件となります。言い換えると、3条件全てにチェックマークを入れ 検索実行 ボタンをクリックすると、「杭種条件を満たし」且つ「位置範囲条件を満たし」且つ「測点名条件」を満た した座標だけが、「結果表示グリッド」に表示されます。 49 ② 杭種選択のページ 各杭種チェックボックスにチェックマークの入っている座標が、検索一致座標グループとなります。 杭種属性は、その座標を生成(又は指定)した「計算業務」によって自動的に付加されるものと、《座 標》・<座標入力>で直接属性セットしなければならないものがあります。 トラバース属性が付加される業務......各種トラバース計算業務で生成した座標 IP点 ......《路線計算》<役杭設置 IP法>で新規登録した座標 路線 役杭・路線 No ......《路線計算》<中間点拡幅幅杭計算>で生成した、役杭 No杭 区画(画地)構成点 ......《面積》<区画登録>で指定した座標 その他の杭 ......上記以外の座標生成業務で生成した座標、又は座標入力で登録した 座標 BM点・KBM ......《座標》・<座標入力>で直接 属性セットしなければ付加されま せん。 座標属性のセット方法 座標属性をセットしたい座標を、《座標》・<座標入 力>業務ウィンドウで選択状態とします。 メインメニュー《編集》<座標属性のセット>を選択す ると、「座標属性セット ダイアログ」が開かれます。 セットしたい属性を指定し、 OK ボタンをクリックす るとその属性がセットされます。 50 ③ 位置範囲限定のページ 基準点から、検索範囲で指定した半径内にある座標が、検索一致座標グループとなります。 基準点を指定する方法には、測点名から「基準点座標」を指定する方法とXY値を直接指定する方法の2方 法があります。 ④ 測点名指定のページ 入力指定した測点名に一致する座標が、検索一致座標グループとなります。 たとえば、入力測点名が「T-1」で指定方法を先頭一致とした場合、「T-1」・「T-1-1」・「T -1-2」・「T-1-3」....などの測点名をもつ座標が、検索一致座標グループとなります。 ⑤ 検索結果から座標を利用する。 「検索実行」ボタンをクリックすると、現在の検索条件を満たした座標グループが「結果表示グリット」 に表示されます。 その座標を活用する方法として、 通常のコピーと貼り付けを実施し、業務ウィンドウのデータグリッド入力データとする。 座標引渡しボックスのボタンをクリックし、「結果表示グリット」の現在行座標データを呼び元 の業務ウィンドウのエディトボックスへデータを貼り付ける の2方法があります。 座標引渡しボックスに表示されるボタン内容は、呼び元業務ウィンドウによってさまざまに変化します。 また、ボタンを持たない業務もあります。 表示ボタン例 結合トラバース 閉合・開放・放射トラバース・開放 3D・放射 3Dトラバース 開放・放射逆計算,測設 3D 面積分割(面積指定 線・距離指定・等分割) 面積分割 面積指定 点 51 角度の入力形式や座標データ項目について 工事メイトにおいて、角度の入力形式と座標データの各項目について説明します。 角度の入力形式 角度は、整数部3桁,小数部4桁で入力してください。 例1:235度12分35秒 → 235.1235 例2: 4度 3分 2秒 → 4.0302 例3:180度ちょうど → 180 計算書印刷や印刷のプレビューでは、235°03′02″と表示されます。 (コンピュータ内部の処理では、精度16桁のラジアン値で管理・演算されています) 座標データを構成する主要な項目 座標No:1~99999までの整数 その座標データをコンピュータに登録する場所を特定する整理番号です。 一つの現場フォルダーに、同じ座標Noをもつ複数の座標は存在しません。 同じ座標Noで座標登録を行うと、いままであった座標はその値で上書きされます。 上書きを防ぐためには、その座標にロック処理(後述)を施してください。 X,Y,Z:整数部 最大7桁 小数部 0~4桁(条件設定で設定した桁数) 入出力フォーマットとしての制限です。 内部演算精度としては16桁です。 測点名: 最大16桁の文字項目です。 一つの現場フォルダーに同じ測点名を持つ複数の座標も登録できます。 「測点名で座標呼び出し」をした場合、同名の測点名をもつ座標が2つ以上見つか れば、ポップアップウィンドウが表示され、どの座標を呼び出すか確定する必要が あります。 備考: 最大20桁の文字項目です。 測点名を補完するために、ユーザーサイトで自由に利用できます。 ロック: 同じ座標番号で上書きされたり、あるいは削除されては困る座標データは、データ グリッドでそのデータを選択状態とした後、メインメニュー《編集》<ロックをか ける>か をクリックするとロック座標となり、座標の上書き・変更・削除が出 来なくなります。 《編集》<ロックの解除>か クリックで解除することも出来ます。 座標属性: トラバース・IP点・役杭・No杭・区画構成点・その他の杭 ・BM点・KBM のいずれかの属性をセットできます。 52 ヘルプを見る 工事メイトでは、各業務固有操作やCAD操作説明をヘルプファイルで提供しています。 業務操作中のヘルプ操作方法、またキーワードによる検索等ヘルプ操作について説明します。 業務操作中その業務のヘルプを見る 各業務ウィンドウで、操作に不明な点が出来たり、詳しい操作法が知りたくなったら、 ファンクションキー F1 を押します。 その業務に対応した、ヘルプ画面が表示されます。 53 さらに詳しい操作方法を見る ヘルプウィンドウに記述された文章のうち、実線のアンダーラインや破線のアンダーラインが引かれ、他 の文字色とは異なった色(標準では緑)で表した文字列部分があります。 実線のアンダーラインの個所をクリックすると、その内容を説明したページへとジャンプします。 破線のアンダーラインの個所をクリックすると、その内容を説明したポップアップウィンドウが開きます。 ここをクリック ここをクリック 54 ジャンプしたページから元のページに戻る ジャンプ先のページ内容を読み終わり、元のページに戻るには 戻る(B) をクリックします。 クリック ページ単位に移動する 次ページや前ページへページ単位に移動して、ヘルプを読みつづけるには >> や << をクリックします。 クリック キーワードで探す 業務実行中、キーワードからヘルプページを探すには、メインメニューの《ヘルプ》<キーワード検索> を選択します。 すでに「ヘルプウィンドウ」を開いている場合は、ヘルプウィンドウの キーワード をクリックします。 結線というキーワードから 結線に関するヘルプページ の表題が現れます。「表 示」ボタンをクリックする と、そのページが表示され ます。 55 目次から探す 業務実行中、ヘルプの目次からページを探すには、メインメニューの《ヘルプ》<目次>を選択します。 すでに「ヘルプウィンドウ」を開いている場合は、ヘルプウィンドウの 目次 をクリックします。 クリック クリック 56 P A R T 2 業務別操作説明編 57 結合トラバース 既知4座標である 後視点・器械点・結合点・取付点を指定し、その間に多角結合路線を取付ることで、各観測 点の座標値を求めます。 多角路線間の方向角と座標の結合条件が成立するため、測定の点検が出来ます。 58 【データ登録】 ① ヘッドエリアで後視点・器械点・結合点・取付点を座標指定します。 ・ <オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、測点名又は座標Noを入力後 [Enter]または[Tab]キーを押すことで、目的とする 座標を呼び出します。 ・<オプション>入力の設定・<トラバース初点方向角>の設定で、指定方法として「キーボードから角度入力」 を選択している場合は、 「後視点」の座標指定はできません。器械点から後視点への出射または入射角および結合 点から取付点への出射または入射角を直接キーボード入力してください。 ②データグリッドで観測結果を登録します。 ・水平角,水平距離,測点名,座標Noを登録します。 <オプション>入力の設定・<トラバース・入力項目の設定>で 斜距離・鉛直角」を選択している場合は、入力 項目は水平角,斜距離・鉛直角,測点名,座標Noとなります。 ・器械点からの観測結果を順次登録し、最終登録行は∠最終観測点・結合点・取付点の「水平角」のみ入力します。 ③座標計算を実行する。 ・ヘッドエリア「座標計算」ボタンをクリックすると、設定により観測誤差を「コンパス法」または「トランシ ット法」で配分し座標計算を実行します。 【留意事項】 ・データグリッドで登録した最終行及びその一つ手前の入力行で計算される座標位置は、いずれも「取付点座標」 の位置と同一です。 ・メニューの<ツール>から「後方交会」を指定し、その結果計算されるポイントを器械点として自動登録する ことが出来ますが、計算の性格上このような器械点設定方法は好ましくありません。 (任意点に器械を設置する) ・結合トラバースから座標DBに登録された座標データは、座標属性として自動的に「トラバース杭」が設定さ れます。 コンパス法:折れ線長に比例して観測差を各測点に配分します。測距と測角精度がほぼ等しいと考えられる場合 に本方式を採用します。 測角精度が測距精度に比べ極めて高い場合に、 トランシット法:節点区間の座標差に比例して誤差を配分します。 本方式を採用します。 59 閉合トラバース 器械点から観測を開始し多角路線を生成、最終観測点を器械点とする閉合多角路線を取付ることで、各観測点 の座標値を求めます。 測定の点検が出来ますが、測距に誤差があり測角が正しければ、相似図形となり閉合が成立するので注意が必要 です。 60 【データ登録】 ① ヘッドエリアで後視点・器械点座標を指定します。 ・<オプション>入力の設定<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 ・<オプション>入力の設定・<トラバース初点方向角>の設定で、指定方法として「キーボードから角度入力」 を選択している場合は、 「後視点」の座標指定はできません。器械点から後視点への出射または入射角を直接キー ボード入力してください。 ②データグリッドで観測結果を登録します。 ・水平角,水平距離,測点名,座標Noを登録します。 <オプション>入力の設定・<トラバース・入力項目の設定>で「斜距離・鉛直角」を選択している場合は、入 力項目は水平角,斜距離・鉛直角,測点名,座標Noとなります。 ③座標計算を実行する。 ・ヘッドエリア「座標計算」ボタンをクリックすると、設定により観測誤差を{jump 「コンパス法」または「ト ランシット法」で配分し座標計算を実行します。 【留意事項】 ・メニューの<ツール>から「後方交会」を指定し、その結果計算されるポイントを器械点として自動登録する ことが出来ます。 (任意点に器械を設置する) ・閉合トラバースから座標DBに登録された座標データは、座標属性として自動的に「トラバース杭」が設定さ れます。 61 2点結合トラバース 既知点である出発点への距離観測から開始し、もう一つの既知点である結合点へと結ばれる多角路線を生成 することで、各観測点の座標値を求めます。 角度測定に誤差がないものとして、結合差をコンパス法により各観測点座標値に誤差配分します。あくまで、便 宜的な調整方法となりますので精度を要する測定には使用しないことをお勧めします。 225 210゚ ゚ 57.000 T103 150゚ 55. 135 58 .9 96 出発点 ゚ 000 T101 57.000 T102 62 T104 55. 000 結合点 【データ登録】 ① ヘッドエリアで出発点・結合点座標を指定します。 ・<オプション>入力の設定・座標呼び出しキー項目の選択設定により、測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 ・出発点と結合点は必ず異なる座標値を持っていなければなりません。同一座標を指定した場合、観測点座標は 計算できません。 ②データグリッドで観測結果を登録します。 ・第1行目(最初の観測点)では出発点までの距離測定のみを実施します。 (水平距離,測点名,座標Noを登録) ・第2行目からは、水平角,水平距離,測点名,座標Noを登録します。 <オプション>入力の設定・<トラバース・入力項目の設定>で「斜距離・鉛直角を選択している場合は、入力 項目は水平角,斜距離・鉛直角,測点名,座標Noとなります。 ③結合差を確認する。 ・一行のデータを登録する毎に、登録最終行が結合点であると仮定して計算が自動実行されます。 したがって、最終データの登録が完了していない時点に表示される座標値は正しい数値ではありません。現時点 での結合差がヘッドエリアにリアルタイムに表示されますので、それを確認してください。 【留意事項】 ・登録最終行の計算結果(座標値)は必ず「結合点」となるため、登録最終行は自動的に座標登録対象から除外さ れます。 ・2点結合トラバースから座標DBに登録された座標データは、座標属性として自動的に「トラバース杭」が設 定されます。 63 開放トラバース 器械点から観測を開始し開放多角路線を生成、各観測点の座標値を求めます。 結合も閉合もしないため、測定の点検は出来ません。 64 【データ登録】 ① ヘッドエリアで後視点・器械点座標を指定します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 ・<オプション>入力の設定・<トラバース初点方向角>の設定で、指定方法として「キーボードから角度入力」 を選択している場合は、 「後視点」の座標指定はできません。器械点から後視点への出射または入射角を直接キー ボード入力してください。 ②データグリッドで観測結果を登録します。 ・水平角,水平距離,測点名,座標Noを登録します。 <オプション>入力の設定・<トラバース・入力項目の設定>で「斜距離・鉛直角」を選択している場合は、入 力項目は水平角,斜距離・鉛直角,測点名,座標Noとなります。 現在入力している行から別の行に移動した時点で、座標値が計算されます。 【留意事項】 ・データグリッド「モード列」をクリックすることで、開放・放射を切りかえることが出来ます。 「放射モード」を指定すると、手前の「開放指定入力行」からの跳出し点として座標計算されます。 ・メニューの<ツール>から「後方交会」を指定し、その結果計算されるポイントを器械点として自動登録する ことが出来ます。 (任意点に器械を設置する) ・開放トラバースから座標DBに登録された座標データは、座標属性として自動的に「トラバース杭」が設定さ れます。 65 放射トラバース 器械点からの跳ね出し点として放射状に観測し、各観測点の座標値を求めます。 結合も閉合もしないため、測定の点検は出来ません。 66 【データ登録】 ① ヘッドエリアで後視点・器械点座標を指定します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 ・<オプション>入力の設定・<トラバース初点方向角>の設定で、指定方法として「キーボードから角度入力」 を選択している場合は、 「後視点」の座標指定はできません。器械点から後視点への出射または入射角を直接キー ボード入力してください。 ②データグリッドで観測結果を登録します。 ・水平角,水平距離,測点名,座標Noを登録します。 <オプション>入力の設定・<トラバース・入力項目の設定>で「斜距離・鉛直角」を選択している場合は、入 力項目は水平角,斜距離・鉛直角,測点名,座標Noとなります。 現在入力している行から別の行に移動した時点で、座標値が計算されます。 【留意事項】 ・メニューの<ツール>から「後方交会」を指定し、その結果計算されるポイントを器械点として自動登録する ことが出来ます。 (任意点に器械を設置する) ・放射トラバースから座標DBに登録された座標データは、座標属性として自動的に「トラバース杭」が設定さ れます。 67 開放3D 器械点から観測を開始し開放多角路線を生成、各観測点の3次元座標値を求めます。 結合も閉合もしないため、測定の点検は出来ません。 68 【データ登録】 ① ヘッドエリアで後視点・器械点座標を指定します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 ・後視点設置高として後視点目標高を、器械点設置高として器械点器械高を入力します。 ・標高既知点が後視点なのか器械点なのかを「基準高選択ボックス」で選択します。 後視点基準の場合は、 「後視点標高」と、器械点から後視点を視準した「鉛直角」 、または器械点-後視点「比 高」を入力します。 器械点基準の場合は、器械点標高のみを入力します。 ・<オプション>入力の設定・<トラバース初点方向角>の設定で、指定方法として「キーボードから角度入力」 を選択している場合は、 「後視点」の座標指定及び後視点を基準高とははできません。器械点から後視点への出射 または入射角を直接キーボード入力し、器械点標高を入力してください。 ②データグリッドで観測結果を登録します。 ・水平角,水平距離,比高,器械高,目標高,測点名座標Noを登録します。 <オプション>入力の設定・<トラバース・入力項目の設定>で「斜距離・鉛直角」を選択している場合は、入 力項目は水平角,斜距離・鉛直角,器械高,目標高,測点名,座標Noとなります。 現在入力している行から別の行に移動した時点で、座標値が計算されます。 【留意事項】 ・メニューの<ツール>から「後方交会」を指定し、その結果計算されるポイントを器械点として自動登録する ことが出来ます。 (任意点に器械を設置する) ・開放3Dから座標DBに登録された座標データは、座標属性として自動的に「トラバース杭」が設定されます。 69 放射3D 器械点からの跳ね出し点として放射状に観測し、各観測点の3次元座標値を求めます。 結合も閉合もしないため、測定の点検は出来ません。 70 【データ登録】 ① ヘッドエリアで後視点・器械点座標を指定します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 ・後視点設置高として後視点目標高を、器械点設置高として器械点器械高を入力します。 ・標高既知点が後視点なのか器械点なのかを「基準高選択ボックス」で選択します。 後視点基準の場合は、 「後視点標高」と、器械点から後視点を視準した「鉛直角」 、または器械点-後視点「比高」 を入力します。 器械点基準の場合は、器械点標高のみを入力します。 ・<オプション>入力の設定・<トラバース初点方向角>の設定で、指定方法として「キーボードから角度入力」 を選択している場合は、 「後視点」の座標指定及び後視点を基準高とははできません。器械点から後視点への出射 または入射角を直接キーボード入力し、器械点標高を入力してください。 ②データグリッドで観測結果を登録します。 ・水平角,水平距離,比高,目標高,測点名座標Noを登録します。 <オプション>入力の設定・<トラバース・入力項目の設定>で「斜距離・鉛直角」を選択している場合は、入 力項目は水平角,斜距離・鉛直角,目標高,測点名,座標Noとなります。 現在入力している行から別の行に移動した時点で、座標値が計算されます。 【留意事項】 ・メニューの<ツール>から「後方交会」を指定し、その結果計算されるポイントを器械点として自動登録する ことが出来ます。 (任意点に器械を設置する) ・放射3Dから座標DBに登録された座標データは、座標属性として自動的に「トラバース杭」が設定されます。 71 結合トラバース(混合タイプ) 既知4座標である 後視点・器械点・結合点・取付点を指定し、その間に多角結合路線を取付ることで、各観測 点の座標値を求めます。 多角路線間の方向角と座標の結合条件が成立するため、測定の点検が出来ます。 また、結合観測点からは『開放』および『放射』はねだし点の指定、および『開放』はねだし観測点からの『放 射』はねだし点の指定と計算ができます。 後 視点 50 .2 53 器 械点 335 58. A- 1 4 7.8 44 C 5 1.5 D-3 17 476 E 109.7 18 結合 点 00 .0 60 350 40. A-2- 3 D 5 8. A-3 取 付点 0 .00 64 35 6 48 . 5 0.0 0 0 D -1 B A-2 0 .50 32 A -2-2 152 00 .0 52 000 0 38 .00 0 4 2. 4 1. 40 30. A-2- 1 D-2 A 60.00 0 400 2 5. A- 4 42 .00 0 E-1 72 42. 000 E- 2 E- 3 【データ登録】 ① ヘッドエリアで後視点・器械点・結合点・取付点を座標指定します。 ・ <オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、測点名又は座標Noを入力後 [Enter]または[Tab]キーを押すことで、目的とする 座標を呼び出します。 ・<オプション>入力の設定・<トラバース初点方向角>の設定で、指定方法として「キーボードから角度入力」 を選択している場合は、 「後視点」の座標指定はできません。器械点から後視点への出射または入射角および結合 点から取付点への出射または入射角を直接キーボード入力してください。 ②データグリッドで観測結果を登録します。 ・水平角,水平距離,測点名,座標Noを登録します。 <オプション>入力の設定・<トラバース・入力項目の設定>で 斜距離・鉛直角」を選択している場合は、入力 項目は水平角,斜距離・鉛直角,測点名,座標Noとなります。 ・器械点からの観測結果を順次登録し、最終登録行は∠最終観測点・結合点・取付点の「水平角」のみ入力します。 ・モード列の右隅をマウスクリックすることで、 「結合・開放・放射」の観測モード切替が出来ます。ここで「開 放」モードを指定すると、手前にある「結合指定行」または「開放指定行」からの「開放観測指定」となります。 同様に、 「放射」モードを指定すると、手前にある「結合指定行」または「開放指定行」からの「放射観測指定」 となります。 ・ ③座標計算を実行する。 ・ヘッドエリア「座標計算」ボタンをクリックすると、設定により観測誤差を「コンパス法」または「トランシ ット法」で配分し座標計算を実行します。 【留意事項】 ・データグリッドで登録した最終行及びその一つ手前の入力行で計算される座標位置は、いずれも「取付点座標」 の位置と同一です。 ・メニューの<ツール>から「後方交会」を指定し、その結果計算されるポイントを器械点として自動登録する ことが出来ますが、計算の性格上このような器械点設定方法は好ましくありません。 (任意点に器械を設置する) ・結合トラバースから座標DBに登録された座標データは、座標属性として自動的に「トラバース杭」が設定さ れます。 コンパス法:折れ線長に比例して観測差を各測点に配分します。測距と測角精度がほぼ等しいと考えられる場合 に本方式を採用します。 測角精度が測距精度に比べ極めて高い場合に、 トランシット法:節点区間の座標差に比例して誤差を配分します。 本方式を採用します。 73 閉合トラバース(混合タイプ) 器械点から観測を開始し多角路線を生成、最終観測点を器械点とする閉合多角路線を取付ることで、各観測点 の座標値を求めます。 測定の点検が出来ますが、測距に誤差があり測角が正しければ、相似図形となり閉合が成立するので注意が必要 です。 また、閉合観測点からは『開放』および『放射』はねだし点の指定、および『開放』はねだし観測点からの『放 射』はねだし点の指定と計算ができます。 T -4-1 -3 T-4 -1-2 80.2 45 T-4- 3 .3 0 .0 0 000 10 0 T- 4 5 336 .95 8 5 .49 349 158. 057 25 6 T-5 T-3 .26 2 T-9 137.421 00 T- 9-3 10 5. 000 115.000 T-9 -1 T-7- 2 26 1. 28 0 T-7 -1 T-7- 3 T-8 10 0.0 00 00 110.0 T-9 -2 124.000 95. 0 25 4. 77 8 209 T -10 T -9-4 T-4 -1-1 120.000 10 0. 80.000 T-4 -1 T-12 T- 11 T- 4-2 70.000 0 00 T-2 262.323 0 5. 11 T-1 0 00 0. 12 250.736 T- 7 74 256 7 .90 T-6 【データ登録】 ① ヘッドエリアで後視点・器械点座標を指定します。 ・<オプション>入力の設定<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 ・<オプション>入力の設定・<トラバース初点方向角>の設定で、指定方法として「キーボードから角度入力」 を選択している場合は、 「後視点」の座標指定はできません。器械点から後視点への出射または入射角を直接キー ボード入力してください。 ②データグリッドで観測結果を登録します。 ・水平角,水平距離,測点名,座標Noを登録します。 <オプション>入力の設定・<トラバース・入力項目の設定>で「斜距離・鉛直角」を選択している場合は、入 力項目は水平角,斜距離・鉛直角,測点名,座標Noとなります。 ・モード列の右隅をマウスクリックすることで、 「閉合・開放・放射」の観測モード切替が出来ます。ここで「開 放」モードを指定すると、手前にある「閉合指定行」または「開放指定行」からの「開放観測指定」となります。 同様に、 「放射」モードを指定すると、手前にある「閉合指定行」または「開放指定行」からの「放射観測指定」 となります。 ③座標計算を実行する。 ・ヘッドエリア「座標計算」ボタンをクリックすると、設定により観測誤差を{jump 「コンパス法」または「ト ランシット法」で配分し座標計算を実行します。 【留意事項】 ・メニューの<ツール>から「後方交会」を指定し、その結果計算されるポイントを器械点として自動登録する ことが出来ます。 (任意点に器械を設置する) ・閉合トラバースから座標DBに登録された座標データは、座標属性として自動的に「トラバース杭」が設定さ れます。 75 2点結合トラバース(混合タイプ) 既知点である出発点への距離観測から開始し、もう一つの既知点である結合点へと結ばれる多角路線を生成 することで、各観測点の座標値を求めます。 角度測定に誤差がないものとして、結合差をコンパス法により各観測点座標値に誤差配分します。あくまで、便 宜的な調整方法となりますので精度を要する測定には使用しないことをお勧めします。 T10 3-3 T10 3-2 55.000 00 .0 60 T103 45.000 56.993 54. T103 -1 54. 58 .9 9 6 出発 点 995 T101 -4 56.993 T10 2 00 T 101 40.0 00 .0 47 T101 -2 T101 -1 46.000 42.0 00 35.000 00 .0 45 35.000 T101 -2-3 T104 T10 1-3 T10 1-2- 1 T10 1-2- 2 76 995 結 合点 【データ登録】 ① ヘッドエリアで出発点・結合点座標を指定します。 ・<オプション>入力の設定・座標呼び出しキー項目の選択設定により、測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 ・出発点と結合点は必ず異なる座標値を持っていなければなりません。同一座標を指定した場合、観測点座標は 計算できません。 ②データグリッドで観測結果を登録します。 ・第1行目(最初の観測点)では出発点までの距離測定のみを実施します。 (水平距離,測点名,座標Noを登録) ・第2行目からは、水平角,水平距離,測点名,座標Noを登録します。 <オプション>入力の設定・<トラバース・入力項目の設定>で「斜距離・鉛直角を選択している場合は、入力 項目は水平角,斜距離・鉛直角,測点名,座標Noとなります。 ・ モード列の右隅をマウスクリックすることで、「結合・開放・放射」の観測モード切替が出来ます。ここで 「開放」モードを指定すると、手前にある「結合指定行」または「開放指定行」からの「開放観測指定」と なります。同様に、「放射」モードを指定すると、手前にある「結合指定行」または「開放指定行」からの 「放射観測指定」となります。 ③結合差を確認する。 ・ 一行のデータを登録する毎に、登録最終行が結合点であると仮定して計算が自動実行されます。 したがって、最終データの登録が完了していない時点に表示される座標値は正しい数値ではありません。現時点 での結合差がヘッドエリアにリアルタイムに表示されますので、それを確認してください。 【留意事項】 ・登録最終行の計算結果(座標値)は必ず「結合点」となるため、登録最終行は自動的に座標登録対象から除外さ れます。 ・2点結合トラバースから座標DBに登録された座標データは、座標属性として自動的に「トラバース杭」が設 定されます。 77 開放逆計算 測設を実施する杭位置を器械点からの距離と角度へと開放多角逆計算します。 78 【データ登録】 ① ヘッドエリアで後視点・器械点座標を指定します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 ②データグリッドで測設点を登録します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 【留意事項】 ・本業務データグリッドで指定した座標の、座標DBへの登録は出来ません。 ・メニューの<ツール>から「後方交会」を指定し、その結果計算されるポイントを器械点として自動登録する ことが出来ます。 (任意点に器械を設置する) ・データグリッド「トランシット項目」では、<オプション>入力の設定・トラバースで指定した「トランシッ ト精度」で、挟角を丸めて表示します。 トランシット精度(逆計算挟角丸め) 逆計算業務で、求まった挟角を丸めて表示する最小刻み角を設定します。実際に使用するトランシット(トータ ルステーション)の測角最小表示と本設定角を合わしておくと便利です。 合わせの例: トランシットを10秒読みと設定し、 下に合わせる:挟角が15秒の場合、トランシットは10秒となります。 上に合わせる:挟角が15秒の場合、トランシットは20秒となります。 例:放射逆計算で、トランシット精度を10秒に設定した場合 79 放射逆計算 測設を実施する杭位置を器械点からの距離と角度へと逆計算します。 【データ登録】 ① ヘッドエリアで後視点・器械点座標を指定します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 80 ②データグリッドで測設点を登録します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 または、他の業務ウィンドウでデータグリッド(座標情報が登録されている)をコピー、またはCADウィンド ウからプロットをコピーし、逆計算データグリッドに 貼り付けることで迅速な測設点登録を実行できます。 【留意事項】 ・本業務データグリッドで指定した座標の、座標DBへの登録は出来ません。 ・メニューの<ツール>から「後方交会」を指定し、その結果計算されるポイントを器械点として自動登録する ことが出来ます。 (任意点に器械を設置する) ・データグリッド「トランシット項目」では、<オプション>入力の設定・トラバースで指定した「トランシッ ト精度」で、挟角を丸めて表示します。 トランシット精度(逆計算挟角丸め) 逆計算業務で、求まった挟角を丸めて表示する最小刻み角を設定します。実際に使用するトランシット(トータ ルステーション)の測角最小表示と本設定角を合わしておくと便利です。 合わせの例: トランシットを10秒読みと設定し、 下に合わせる:挟角が15秒の場合、トランシットは10秒となります。 上に合わせる:挟角が15秒の場合、トランシットは20秒となります。 例:放射逆計算で、トランシット精度を10秒に設定した場合 【固有操作】 ・<編集>挟角ソートを実行するか、ヘッドエリア をクリックすると、データグリッドの行な らびを挟角の狭い順番に並び替えます。 ・<編集>距離ソートを実行するか、ヘッドエリア をクリックすると、データグリッドの行なら びを器械点位置から近い順番に並び替えます。 81 3次元測設 測設を実施する杭位置を器械点からの距離(水平・斜距離・比高)と角度(水平角・鉛直角)へと逆計算しま す。 82 【データ登録】 ① ヘッドエリアで後視点・器械点座標を指定します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 ②データグリッドで測設点を登録します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 または、他の業務ウィンドウでデータグリッド(座標情報が登録されている)をコピー、またはCADウィンド ウからプロットをコピーし、逆計算データグリッドに 貼り付けることで迅速な測設点登録を実行できます。 【留意事項】 ・本業務データグリッドで指定した座標の、座標DBへの登録は出来ません。 ・メニューの<ツール>から「後方交会」を指定し、その結果計算されるポイントを器械点として自動登録する ことが出来ます。 (任意点に器械を設置する) ・データグリッド「トランシット項目」では、<オプション>入力の設定・トラバースで指定した「トランシッ ト精度」で、挟角を丸めて表示します。 トランシット精度(逆計算挟角丸め) 逆計算業務で、求まった挟角を丸めて表示する最小刻み角を設定します。実際に使用するトランシット(トータ ルステーション)の測角最小表示と本設定角を合わしておくと便利です。 合わせの例: トランシットを10秒読みと設定し、 下に合わせる:挟角が15秒の場合、トランシットは10秒となります。 上に合わせる:挟角が15秒の場合、トランシットは20秒となります。 例:放射逆計算で、トランシット精度を10秒に設定した場合 83 【固有操作】 ・<編集>挟角ソートを実行するか、ヘッドエリア をクリックすると、データグリッドの行な らびを挟角の狭い順番に並び替えます。 ・<編集>距離ソートを実行するか、ヘッドエリア をクリックすると、データグリッドの行なら びを器械点位置から近い順番に並び替えます。 84 路線関連業務の流れ 【業務実行の順番】 1.役杭設置 路線関連全業務では、予め「役杭設置IP法」または「役杭設置要素法」を実行しその路線形状を定義・ファ イル保存しておく必要があります。 2.中間点・拡幅幅杭計算 つづいて 中間点・幅杭拡幅計算 を実行し、その路線に役杭・No杭・+杭及びそれに対応した左右一対の 幅杭を作成します。 (幅杭作成の有無は任意です) さらにこの幅杭に対し、拡幅処理を施すことが出来ます。 3.同断幅杭計算 本業務では、2.で設置した中間点ファイルを指定し、1中心杭から左右横断方向にいくつでも幅杭を作成で きます。 4.縦断計画 路線連動を選択した 縦断計画業務 では、2.で設置した中間点ファイルを指定し、現地地盤高・変化点高・ VCLを入力、計画高や切盛土高を求めます。 5.路肩の高さ 縦断連動を選択した 路肩の高さ 業務で、その縦断が路線連動タイプであれば、路肩までの幅員は2.で計算 された拡幅計算済みの幅員が初期設定されています。 【各業務のデータ連動について】 役杭設置・中間点・同断幅杭は、すべて1:1に対応し、一つの役杭設置ファイルから2つ以上の中間点を作成 することはできません。 また、役杭設置ファイルの内容が更新されると、中間点・同断幅杭やそれから派生した縦断・路肩の高さファイ ルは自動更新されます。 同様に、中間点→同断と自動更新など、派生元となったファイル内容が更新されると、派生先ファイルも自動更 新されます。 したがって、役杭設置ファイルを削除するとそれから派生したすべての路線関連ファイルも同時に削除され、 縦断ファイルでは「路線連動属性」が解除されます。 85 役杭設置IP法 路線開始BP点・路線終端EP点とその間の多角路線を形成するIP点を座標指定又は座標登録し、各IP点 の路線カーブ要素を入力することで、路線形状を決定します。 86 【データ登録】 データグリッドで、BP・EP・IP点とカーブ要素を登録します。 ・すでに座標DBに登録済みの場合は、<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定によ り、測点名又は座標Noを入力後[Enter]または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 未登録の場合は、このデータグリッドで座標情報を新規入力し、それを座標DBへ登録することもできます。 ・各IPにおけるカーブ要素を登録します。各カーブ要素(A1・R・A2)の登録/未登録により色々なカーブ 形状の設定が出来ます。 ①前後にクロソド部を持たない、 「直線-円弧-直線」タイプ A1・A2を未登録とし、R(半径)のみ数値を登録します。 ②前後にクロソド部を持つ基本型「直線-クロソイド-円弧-クロソイド-直線」タイプ A1(第一クロソイドパラメータ) ・R(半径) ・A2(第二クロソイドパラメータ)をを登録します。 87 ③前後にクロソド部のみで形成される凸型「直線-クロソイド-クロソイド-直線」タイプ A1(第一クロソイドパラメータ) ・A2(第二クロソイドパラメータ)を登録し、R(半径)を未登録とします。 ④前部クロソドから円弧-直線へと移行する異形カーブ「直線-クロソイド-円弧-直線」タイプ A1(第一クロソイドパラメータ) ・R(半径)を登録し、A2(第二クロソイドパラメータ)を未登録とします。 88 ⑤直線-円弧-後部クロソイドへと移行する異形カーブ「直線-円弧-クロソイド-直線」タイプ R(半径) ・A2(第二クロソイドパラメータ)を登録し、A1(第一クロソイドパラメータ)を未登録とします。 ⑥直線-直線へと移行する曲線未設置タイプ A1(第一クロソイドパラメータ) ・R(半径) ・A2(第二クロソイドパラメータ)全てを未登録とします。 89 【留意事項】 ・曲線設置エラー クロソイドパラメータ,極率半径等の入力の値で路線が形成できない場合、 データグリッドの表示が赤色に変わ ることで、エラーデータであることを報告します。 ・計算書印刷 メインメニュ-<ファイル>印刷および印刷プレビューからは、 「IP一覧表」と「曲線緒元計算書」の2種類 の出力を得ることが出来ます。 一方 や をクリックしても「曲線緒元計算書」一種類の出力となります。 また他の計算書と異なり、 「曲線緒元計算書」では「出力対象項目」の選択機能はありません。 ・先頭/最終レコードの曲線設置 データグリッドで登録された「先頭行」と「最終行」に曲線要素を登録しても、それは曲線計算対象とはなり ません。 【固有操作】 ・BP点追加距離の指定 本業務終了時、 「BP点追加距離指定」ダイアログが開かれます。 通常BP点は追加距離0m(路線起点)ですが、入力路線が途中から設置されている場合ここにデータグリッド 先頭行の追加距離を入力します。 例:No間隔20mで、今回受注工区がNo.8+6.5から始まっている場合は、データグリッド先頭行の座 標値はNo.8+6.5となります。その場合の「BP点追加距離指定」入力数値は166.5を登録します。 (手前にブレーキが存在しない場合) 90 役杭設置要素法 路線開始点から、各路線形状変化点(役杭)における路線形状要素を登録することで路線形状を決定します。 卵型クロソイドを含む路線やS字カーブなどの、短区間の路線形状再現に向いた業務です。 91 【データ登録】 ・入力できないデータグリッド 役杭設置・要素法業務ウィンドウで表示される「データグリッド」では、キーボードによるデータ登録は出来 ません。キーボード入力によるデータ登録は、ウィンドウ下部に配置してあるエディトボックスから実施してく ださい。 ・先頭データの登録 次データ以降と同様に線形指定入力後、先頭データに限り「追加距離」 「接線方向角」 「座標データの指定」を 実行します。 (2行目以降 追加距離・接線方向角・X・Yは表示専用となります。また座標No・測点名入力に よる座標呼び出しは出来ません) ・データの登録 ①線形指定リストボックスから、 現在の位置からどういった線形形状となつているか、 「直線開始」 ・ 「単曲線」 「K Aクロソイド」 ・ 「KEクロソイド」 ・ 「KAEクロソイド」 ・ 「KEEクロソイド」 ・ 「 曲線未設置」 ・ 「路線終端」の 中から選択し、その後開かれる「要素データ登録ダイアログ」で線形要素数値データを登録します。 ②エディトボックスで、現在位置の「座標No」 ・ 「測点名」を入力後「登録」ボタンをクリックします。線形指 定リストボックスで、 「路線終端」以外を選択している場合、次の行の座標値(X・Y)が計算・登録されます。 行の移動・挿入・削除などは、ウィンドウ上部に配置してある「DBナビゲータ」から実行します。 直線開始 現在の路線接線方向角を保ち、 延長線として直線区間が始まることを指定し ます。 直線区間の長さを登録してください。 単曲線 現在の位置から一定の極率半径を保った円弧路線が始まること を指定します。 円弧カーブの方向を選択し、円弧要素を登録します。円弧形状決 定のために、入力要素選択リストから、今回入力対象とする2要 素のペアを選択してください。 選択できる組み合わせは、IA・R,IA・SL,IA・TL,R・CL,R・SLの6パタ ーンです。 *前後にクロソイド部を持つ円弧カーブの登録時にIAを入力要素の一つとする場合はご注意下さい。 ここで入力するIAは、この円弧カーブ個体のIAをいいます。 前後クロソイドをもつカーブ全体のIA角から前後クロソイドτ値を差し引くと円弧カーブ個体のIA を得ることが出来ます。 92 KAクロソイド(KA→KE) 現在の位置が直線部の終端で、ある一定極率半径持つ円弧部分へと 接続するクロソイド緩和路線が始まることを指定します。クロソイド カーブの方向を選択し、クロソイド要素を登録します。 クロソイド形状決定のために、入力要素選択リストから、今回入力対 象とする2要素のペアを選択してください。選択できる組み合わせは、 A・R,A・L,R・Lの3パターンです。 KEクロソイド(KE→KA) 現在の位置がある一定極率半径持つ円弧部分の終端で、先に有る曲 線区間へとりつける緩和路線が始まることを指定します。クロソイド カーブの方向を選択し、クロソイド要素を登録します。 クロソイド形状決定のために、入力要素選択リストから、今回入力対 象とする2要素のペアを選択してください。選択できる組み合わせは、 A・R,A・L,R・Lの3パターンです。 KAEクロソイド(KAE→KEE) 一定極率半径持つ現在の位置からより小さな極率半径をもつポイン トへとりつけるクロソイド緩和路線が始まることを指定します。クロ ソイドカーブの方向を選択し、クロソイド要素を登録します。 クロソイド形状決定のために、入力要素となる要素は、AとKAER・KEE-Rの3要素を全て入力してください。 (KAE-R>KEE-R) KEEクロソイド(KEE→KAE) 一定極率半径持つ現在の位置からより大きな極率半径をもつポイ ントへとりつけるクロソイド緩和路線が始まることを指定します。ク ロソイドカーブの方向を選択し、クロソイド要素を登録します。 クロソイド形状決定のために、入力要素となる要素は、AとKAER・KEE-Rの3要素を全て入力してください。 (KAE-R>KEE-R) 曲線未設置(ペケ折れ) 現在の路線接線方向角から異なる方向に直線区間を生成します。左 右どちらにに折れるかと、IA角 (折れ角)および直線区間の長さを入力指定します。 93 【留意事項】 ・役杭設置 IP法 登録路線との座標不一致 同一路線をIP法・要素法で再現登録すると結果数値が微妙に異なっている場合があります。 このことは、IP法が前後IPと現在のIP点をまず固定し、その位置関係において曲線を生成するといった計 算手法を採用しているのに対し、要素法は現在の座標位置とそのポイントの路線接線方向角・線形要素から次の 役杭位置を決定するという計算手法の違いから生じるものです。 いい方をかえれば、要素法と比較しIP法は路線全般に対し平均的な計算精度を保持しているといえます。し たがって要素法による路線再現は、IP法ではサポートされていない「卵型クロソイド」が含まれた路線の再現 など、短区間の路線部分再現のために採用すべき手法といえます。 94 中間点生成ウィザード <新規業務>から路線計算 中間点・拡幅幅杭計算 を新規生成したとき、 「中間点設定ウィザード」が開かれ こ のウィンドウから路線中間点・幅杭の初期データの生成方法を指示します。 【データ登録】 ・No杭の設定 路線上に等間隔に配置されるNo杭(ステーション)の杭間隔を指定します。 ここで仮に20mを指定すると、追加距離20m・40m・60m.......とラウンドしたポイントにNo杭No 1・No2・No3とNo杭が初期セットされます。 ・カーブ区間+杭の自動生成 「生成する」を選択しておくと、指定した間隔でカーブ区間に+杭が初期セットされます。 ・センター杭測点名 「この文字を付加」を選択しておくと、測点名規定値の先頭に「入力指定文字列」を付加します。 たとえば、ここでA-という文字を付加と指定すると、No.1はA-No.1にKA-1-1はA-KA-1-A となります。 一つの現場に複数路線が存在する場合、 「この文字を付加」を選択しておくと、測点名からこの杭はどの路線の杭 なの判別がつき便利です。 ・基本幅員の初期値 「この初期値を全体に適応」を選択しておくと、全センター座標に左右1対の幅杭を初期生成します。 道路工事などの場合、ここに車線基本幅員を登録しておくと便利です。 95 中間点・拡幅幅杭計算 役杭設置ファイルで登録された路線情報を元に、中間点生成ウィザードで設定した生成方法により中間点およ び幅杭を生成。+杭追加・削除,拡幅,ブレーキ杭設定など各種編集を実行し必要とする路線関連座標を生成し ます。 96 【入力ウィンドウについて】前ページ図を例として ・データグリッドでは、No6が現在のレコードとなっています。 ・ウィンドウ下部には、No6の幅杭No6RとNo6Lが左右幅杭ボックスに表示されています。 ・データグリッドで現在レコードを移動すると、それに対応し左右幅杭ボックスにはデータグリッド現在行(中 間点)の幅杭が表示されます。 ・データグリッドNoと測点名項目は入力変更できます。 ・役杭の単距離・追加距離は、変更できません。 ・No杭の単距離・追加距離は、通常のデータ登録では変更できません(下記ブレーキ処理による変更) ・+杭の単距離・追加距離は、メインメニュー<指定>で単距離指定が選択されてる場合は単距離の変更が、追 加距離指定が選択されてる場合は追加距離の変更が出来ます。 ・接線方向角,X,Yは計算値表示項目のため、キーボード入力による変更は出来ません。 ・役杭,No杭の行削除はできません。 (+杭は削除できます) ・幅員ボックスの基本幅員,拡幅量,No,測点名はキーボード入力できます。 ・幅員ボックスの幅員,X,Yは計算値表示項目のため、キーボード入力による変更は出来ません。 【中間点業務固有のツールバー】 97 【データ編集】 ・行挿入による、新たな+杭の生成方法 単距離で指定: 追加距離で指定: データグリッドで+杭を生成したい行を現在行とし、DBナビゲータから「挿入」を実行します。 メインメニュー<指定>で「単距離指定」が選択されてる場合は前行からの単距離(離れ距離)を、メインメニ ュー<指定>で「追加距離指定」が選択されてる場合は直接その+杭の追加距離をデータグリッドで入力指定し ます。 ★行挿入後、値を入力しそれを確定するには、[Enter]キーではなく ↓ キーを押してください。 ・選択状態にあるNo杭に+杭を生成 データグリッドで+杭を生成したい行を選択状態とし、メイ ンメニュー<指定>「等間隔+杭を発生」を実行するか上記ス ピードボタンクリックで、+杭間隔ダイアログが開きます。こ こで+杭間隔を指定し「OK」をクリックすると選択No杭に +杭を生成します。 (役杭や+杭が選択状態になっていても、 それに対し+杭を生成することはありません) ・No杭にブレーキ処理を実行 データグリッドでブレーキをかけたいNo杭を一行だけ 選択状態とし、メインメニュー<指定>「ブレーキポイント を指定」を実行するか上記スピードボタンクリックで、追加 距離変更ダイアログが開きます。ここでブレーキ処理後の追 加距離を指定し「OK」をクリックすると処理No杭以降の No杭と+杭の追加距離が更新されます。 (役杭や+杭が選 択状態になっていても、それに対しブレーキをかけることは 出来ません) ・選択範囲に基本幅員をセット データグリッドで基本幅員を設定したい範囲を選択状態とし、 メインメニュー<指定>「基本幅員を設定」を実行するか上記 スピードボタンクリックで、基本幅員設定ダイアログが開きま す。ここ左右幅員を入力後「OK」をクリックすると選択した 範囲に基本幅員が設定され、拡幅量は0.0にリセットされま す。 (左右どちらかだけをセットしたい場合は、基本幅員設定ダ イアログでもう片方の幅員入力エディトボックスを未入力状態 としてください。 ) 98 ・選択範囲を拡幅処理 データグリッドで拡幅を設定したい範囲を選択状態とし、メイ ンメニュー<指定>「拡幅摺り付け計算」を実行するか上記スピ ードボタンクリックで、拡幅摺り付けの指定ダイアログが開きま す。ここで拡幅指定情報を入力後「OK」をクリックすると選択 した範囲に拡幅処理を実行します。 (左右どちらかだけを拡幅処 理したい場合は、拡幅摺り付けの指定ダイアログでもう片方の最 大拡幅量エディトボックスを未入力状態としてください。 ) ・拡幅計算の計算方法 ・拡幅方向 基本幅員から最大幅員へと拡幅していくのか、最大幅員から基本幅員へと戻っていくのか、最大幅員を保って いる区間なのかを選択します。 ・結果登録の制限 拡幅計算の結果を無条件に基本幅員,拡幅量,幅員として登録するか、計算結果の幅員が現在登録されている 幅員より少ない場合は現在値を温存するかを選択します。 林道等で拡幅が未完結 (基本幅員に戻りきらない) のポイントから次のカーブの拡幅が開始している場合などは、 後者の設定とします。 ・拡幅摺付け一連計算 選択状態とした、KA-KE-KE-KAからなる基本 形カーブ区間に、KA(基本幅員)-KE(最大幅員) -KE(最大幅員)-KA(基本幅員)となる拡幅処 理を実行します。 上記以外のカーブ形状や拡幅条件をもつカーブでは本 機能の適応はできません。 メインメニュー<指定>「拡幅摺付け一連計算」を 実行するか上記スピードボタンクリックで、一連拡幅 摺り付けの指定ダイアログが開きます。ここで拡幅指 定情報を入力後「OK」をクリックすると選択した範 囲に拡幅処理を実行します。 (左右どちらかだけを拡 幅処理したい場合は、拡幅摺り付けの指定ダイアログ でもう片方の最大拡幅量エディトボックスを未入力状 態としてください。 ) 99 ・拡幅計算の計算方法 ・結果登録の制限 拡幅計算の結果を無条件に基本幅員,拡幅量,幅員として登録するか、計算結果の幅員が現在登録されている 幅員より少ない場合は現在値を温存するかを選択します。 林道等で拡幅が未完結 (基本幅員に戻りきらない) のポイントから次のカーブの拡幅が開始している場合などは、 後者の設定とします。 ・このカーブ範囲を選択 現在行がカーブ区間内に存在する場合、メインメニュー<編集>「このカーブ範囲を選択」を実行するか上記 スピードボタンクリックで、そのカーブ全体を選択状態とします。 現在行が直線区間に位置している場合は、なにも起こりません。 ・この直線範囲を選択 現在行が直線区間内に存在する場合、メインメニュー<編集>「この直線範囲を選択」を実行するか上記スピ ードボタンクリックで、その直線全体を 選択状態とします。 現在行がカーブ区間に位置している場合は、なにも起こりません。 ・現在行を次のカーブ開始点へと移動する メインメニュー<検索>「次のカーブ開始点へ」を実行するか上記スピードボタンクリックすると、データグ リッド現在行を次のカーブ開始点へと移動することが出来ます。 現在行以降にカーブ区間が存在しない場合は、なにも起こりません。 ・現在行を次の直線開始点へと移動する メインメニュー<検索>「次の直線開始点へ」を実行するか上記スピードボタンクリックすると、データグリ ッド現在行を次の直線開始点へと移動することが出来ます。 現在行以降に直線区間が存在しない場合は、なにも起こりません。 100 ・現在行を手前のカーブ開始点へと移動する メインメニュー<検索>「手前のカーブ開始点へ」を実行するか上記スピードボタンクリックすると、データ グリッド現在行を手前のカーブ開始点へと移動することが出来ます。 現在行までにカーブ区間が存在しない場合は、なにも起こりません。 ・現在行を手前の直線開始点へと移動する メインメニュー<検索>「手前の直線開始点へ」を実行するか上記スピードボタンクリックすると、データグ リッド現在行を手前の直線開始点へと移動することが出来ます。 現在行までに直線区間が存在しない場合は、なにも起こりません。 ・選択範囲にある行から+杭を削除する メインメニュー<編集>「選択範囲の+杭を削除」を実行するか上記スピードボタンクリックすると、選択状 態に有る複数の行の中から+杭だけを削除します。 No杭や役杭が選択状態にあっても、それが削除されることはありません。 ・No杭の杭間隔を再設定する メインメニュー<指定>「No杭の杭間隔再設定」を実行するか上記 スピードボタンクリックすると、杭間隔再設定ダイアログが開かれます。 ここで新たな杭間隔を入力し「OK」をクリックするとNo杭をその間 隔で再設定します。 本操作により、すでに存在する杭が削除されることはありません。たと えば、杭間隔を以前より広くセットした場合、すでに存在したNo杭で 今回No杭位置とならない杭は+杭として再登録されています。 101 【1ポイント】 を利用すると目的とする行へすばやく移動することが出来ます。 を利用すると目的とする範囲をすばやく 選択状態とすることが出来ます。 【留意事項】 ・本業務では「名前をつけて保存」 「切り取り」 「貼り付け」は選択できません。 ・本業務で「コピー」を実行する際に、どのような内容をクリップボードにコピーするか選択ダイアログが開か れます。 ・本業務で「選択範囲をナンバリング」を実行する際に、どのような順番でナンバリングを行うか選択ダイアロ グが開かれます。 102 103 同断 幅杭計算 路線中間点ファイル情報を元に、路線に対し横断方向に数の制限無く幅杭を生成します。 歩道・側溝や構造物の位置決めや、逃げ杭の位置計算をすばやく実行できます。 104 【入力ウィンドウについて】前ページ図を例として ・センターグリッドは、横断登録の位置決め(どのセンターに対する横断か)位置移動のため専用のグリッドで す。センターグリッドでデータの訂正削除追加はできません。 ・センターグリットでは、 「No6」が現在行となっています。したがって左右幅グリッドで登録する情報は、N o6の横断方向に生成される幅杭となります。 ・左右幅グリッドのそれぞれ上部に配置された「ベース幅員エディトボックス」の数値データは、 「中間点 拡幅 幅杭計算」で登録した幅杭の幅員(基本幅員+拡幅量)が表示されています。表示専用エディトで、本業務から この数値を変更することはできません。 ・左右幅グリッドでは、メインメニュー<指定>で「単距離で指定」が選択されてる場合は「前点~」列で、 「追 加距離で指定」が選択されてる場合は「センター~幅員」列により幅杭の位置を入力指定します。 ・メインメニュー<指定>で「単距離で指定」が選択されてる場合、左右幅グリッドの先頭行・ 「前点~」列で入 力する数値は、ベース幅員( 「中間点 拡幅幅杭計算」で登録した幅杭の幅員)からの横断方向シフト量となりま す。 【同断幅杭業務固有のツールバー】 105 【データ編集】 ・このカーブ範囲を選択 センターグリット現在行がカーブ区間内に存在する場合、メインメニュー<編集>「このカーブ範囲を選択」 を実行するか上記スピードボタンクリックで、そのカーブ全体を 選択状態とします。 現在行が直線区間に位置している場合は、なにも起こりません。 ・この直線範囲を選択 センターグリット現在行が直線区間内に存在する場合、メインメニュー<編集>「この直線範囲を選択」を実 行するか上記スピードボタンクリックで、その直線全体を 選択状態とします。 現在行がカーブ区間に位置している場合は、なにも起こりません。 ・現在行を次のカーブ開始点へと移動する メインメニュー<検索>「次のカーブ開始点へ」を実行するか上記スピードボタンクリックすると、センター グリット現在行を次のカーブ開始点へと移動することが出来ます。 現在行以降にカーブ区間が存在しない場合は、なにも起こりません。 ・現在行を次の直線開始点へと移動する メインメニュー<検索>「次の直線開始点へ」を実行するか上記スピードボタンクリックすると、センターグ リット現在行を次の直線開始点へと移動することが出来ます。 現在行以降に直線区間が存在しない場合は、なにも起こりません。 ・現在行を手前のカーブ開始点へと移動する メインメニュー<検索>「手前のカーブ開始点へ」を実行するか上記スピードボタンクリックすると、センタ ーグリット現在行を手前のカーブ開始点へと移動することが出来ます。 現在行までにカーブ区間が存在しない場合は、なにも起こりません。 ・現在行を手前の直線開始点へと移動する メインメニュー<検索>「手前の直線開始点へ」を実行するか上記スピードボタンクリックすると、センター グリット現在行を手前の直線開始点へと移動することが出来ます。 現在行までに直線区間が存在しない場合は、なにも起こりません。 106 ・センターグリッドで選択した範囲に一括して幅杭を生成する センターグリッドで目的とする範囲を選択状態とした後、メイン メニュー<指定>「一連幅杭の新設」を実行するか上記スピードボ タンクリックすると、 「一連幅杭の新設」ダイアログが開かれます。 ここで、幅杭幅員情報を入力後「OK」をクリックすると、センタ ーグリッドで選択状態とした全ての横断方向に新たな幅杭を生成 します。 (左右幅グリッドに新規データが追加されます) ・指定方法で「現最大幅員からのシフト量で指定」を選択する場合は、左右幅グリッドで「前点~」列にデータ 登録を行うことと同じです。 ・指定方法で「センターからの幅員で指定」を選択する場合は、左右幅グリッドで「センター~幅員」列にデー タ登録を行うことと同じです。 【留意事項】 ・本業務には、 「名前を付けて保存」はありません。 ・センターグリッドにクリップボード内容を貼り付けることはできません。 ・センターグリッドにフォーカスがある時にコピーを実行した場合、選択状態に有るセンターに対応する全幅杭 登録情報がクリップボードにコピーされます。 ・センターグリッドにフォーカスがある時に「選択範囲を削除」を実行すると、選択状態に有るセンターに対応 する全幅杭登録情報が削除されます。 (センターグリッドの選択行自体が削除されることはありません) ・センターグリッドにフォーカスがある時に「選択範囲をナン バリング」を実行すると、選択範囲をナンバリングのダイアロ グが開かれます。ここで登録幅杭にどういた順番でナンバリン グを実行するのかを選択後、 「OK」をクリックすると選択状態 に有るセンターに対応する全幅杭登録情報の座標Noがナンバ リングされます。 (センターグリッドの選択行自体がナンバリ ングされることはありません) 107 路線から測設 測設対象路線を「役杭設置業務」で登録した路線ファイルで指定、測設を行いたいポイントをその路線の追加 距離と幅員で指定することで、現在の器械点との位置関係を挟角と水平距離に逆計算します。 中間点や幅杭計算で、予め座標化されていないポイントに対し、杭打ちを実施するときに利用すると便利な業務 です。また、指定した測設点を座標DBへ登録することもできます。 108 【データ登録】 ① 対象路線を指定します。 ・新規業務から新しい計算書として入力を開始した場合、 「ファイルを開くダイアログ」 が開かれます。 ここから、 測設対象とする路線を指定してください。 ② ヘッドエリアで後視点・器械点座標を指定します。 ・<オプション>入力の設定・< 座標呼び出しキー項目の選択>設定により、測点名又は座標Noを入力後 [Enter]または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 ③データグリッドで測設点を登録します。 ・測設点を路線追加距離と幅員で指定します。幅員セルに0.0より大きな値を入力すると「右幅杭」として、 マイナスの値を入力すると「左幅杭」として、また幅員ゼロは路線センター杭として測設点の座標が計算されま す。 【留意事項】 ・メニューの<ツール>から「後方交合」を指定し、その結果計算されるポイントを器械点として自動登録する ことが出来ます。 (任意点に器械を設置する) ・データグリッド「トランシット項目」では、 <オプション>入力の設定・トラバースで指定した「トランシッ ト精度」で、挟角を丸めて表示します。 【固有操作】 ・<編集>挟角ソートを実行するか、ヘッドエリア をクリックすると、データグリッドの行な らびを挟角の狭い順番に並び替えます。 ・<編集>距離ソートを実行するか、ヘッドエリア びを器械点位置から近い順番に並び替えます。 109 をクリックすると、データグリッドの行なら 路線交点計算 対象路線を「役杭設置業務」で登録した路線ファイルで指定、交点計算を行いたい直線を2点の座標入力で指 定します。結果として交点の座標とそのポイントの路線追加距離を得ることが出来ます。 交点が指定した直線の線分内に収まらない(直線の延長線上に交点が求まった)場合は、本業務では交点として いません。 110 【データ登録】 ① 対象路線を指定します。 ・新規業務から新しい計算書として入力を開始した場合、 「ファイルを開くダイアログ」 が開かれます。 ここから、 計算対象とする路線を指定してください。 ② データグリッドで直線を指定します。 ・ <オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、測点名又は座標Noを入力後 [Enter]または[Tab]キーを押すことで、目的とする 座標を呼び出し、P1・P2で直線を決定します。 交点が求まった場合、その座標値と路線追加距離が表示されます。 【固有操作】 ・計算対象路線の変更 ヘッドエリア最上部に、計算対象路線名を表示した「エディトボックス」があります。 ここをクリックすると、 「ファイルを開くダイアログ」が開かれます。ここから、計算対象とする路線を変更指定 してください。 111 路線への一連垂線(逆幅杭計算) 対象路線を「中間点拡幅幅杭業務」で登録した中間点線ファイルで指定、垂線計算を行いたい座標を指定しま す。 結果として路線上に垂線の足を計算し、そのポイントの路線追加距離と垂線長(幅員)を得ることが出来ます。 路線に対する構造物の位置のチェックなどに活用すると便利な業務です。 112 【データ登録】 ① 対象路線を指定します。 ・新規業務から新しい計算書として入力を開始した場合、 「ファイルを開くダイアログ」 が開かれます。 ここから、 計算対象とする路線を指定してください。 ② データグリッドで垂線の頂点を指定します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする 座標を呼び出し、垂線の頂点を決定します。 垂線の足が路線上に求まった場合、その座標値と路線追加距離・垂線長(幅員)が表示されます。 【固有操作】 ・計算対象路線の変更 メインメニュー<指定>「路線ファイル指定」を選択すると「ファイルを開くダイアログ」が開かれます。こ こから、計算対象とする路線を変更指定してください。 ・貼り付けの方法を選択 本業務で「貼り付け」を実行すると、現在のクリップボード内容をどのような方法でデータグリッドに貼り付 けるかの選択ダイアログが開かれます。貼り付け方法を選択後「OK」クリックでデータ貼り付けが実行されま す。 113 縦断計画 路線情報に、現地盤高・変化点高・VCL又はVCRを登録することで路線センター各ポイントの計画高や切 盛り土高を計算します。 また、 「図面を開く」から縦断図を作成することができます。 114 【データ登録】 ① 路線連動縦断の選択 ・新規業務から新しい計算書として入力を開始した場合、路 線連動縦断とするか「連動選択ダイアログ」が開かれます。 ここで、路線連動を選択すると、 「ファイルを開く」ダイアロ グから「路線・中間点ファイル」を読み込むことが出来、X Y座標データや測点名・追加距離など路線に関した全ての情 報が縦断基礎情報として読み込まれます。 ② データグリッドで縦断情報を登録します。 ・路線連動を選択した場合は、測点名と単距離または追加距離の変更登録及び行削除や行の追加・挿入はできま せん。 ・路線非連動を選択した場合は、 ・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、測点名又は座標Noを入力後 [Enter]または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出し縦断ポイントを指定後、単距離または追加距 離を登録してください。 ・現地盤高のわかっているポイントの「現地盤高」を登録します。 ・変化点の高さと、VCL又はVCRを登録します。 グリッド先頭行と最終行には、かならず変化点の高さとしてそのポイントの計画高を登録してください。またそ のポイント(先頭・最終行)にはVCL・VCRの入力設定はできません。 115 ③ 結果の確認。 ・本業務では、データ登録ウィンドウには、計画高や切盛土高は表示されません。 計算書としてプリンタ出力していただくか、印刷のプレビューで画面確認してください。 また、 「図面を開く」からCAD表示して確認いただくことも出来ます。 【留意事項】 ・路線連動タイプでは、行選択範囲を「削除」することも「切り取る」ことも出来ません。 ・本業務で、グリットにクリップボード内容を「貼り付ける」ことは出来ません。 ・ 「コピー」実行時、コピー内容の選択ダイアログが開きます。どういった内容をクリップボードにコピーするか 選択してください。 ・現地盤高未入力のポイントは、前後の現地盤高入力行より比例計算を実行し「推定現地盤高」として計算書に 印刷されます。 ・本業務で「座標DB」に計算結果を登録すると、計算された「計画高」がZ値として登録されます。 116 【縦断業務固有のツールバー】 【縦断図の作成について】 ・路線連動タイプでは、縦断図「帯情報」に「曲線要素」 「拡幅」を自動登録できます。 ・縦断計画ファイルを利用し「路肩の高さ」業務で「路肩の高さ」ファイルを保存済みの場合は、縦断図「帯情 報」に「片勾配」を自動登録できます。 ・メインメニュー<指定>から、縦断出図対象データとして[選択範囲のデータを図化しない] [選択範囲のデー タのみ図化する] [+杭を図化しない]を選択することで、縦断出図対象データを限定することができます。 ・メインメニュー<表示>「図面を開く」から、はじめて「縦断図」を表示する場合やメインメニュー<オプシ ョン>「縦断画面初期設定」を選択すると、縦断図の初期値を設定する「縦断図面情報設定」ダイアログが開か れます。ここから 縦断図面出図条件を設定してください。 117 「縦断図面情報設定」ダイアログ・メインページ ・用紙サイズ 図面用紙サイズを選択し、用紙方向を決定します。 ユーザ用紙サイズを選択すると、規格用紙サイズにないサイズを 直接 mm単位で入力指定できます。 ・自動縮尺 図面の「縦縮尺」 (高さの縮尺)と「横縮尺」を個別に設定します。 「自動縮尺計算」ボタンをクリックすることで、現在の設定状況で用紙に収まる縮尺を自動決定できます。 その他の設定を決定してから、クリックするとより確実です。 ・外枠/内枠 118 ・全体図配置の設定 ・縮尺記号の配置設定 「縦断図面情報設定」ダイアログ・オプションメインページ ・出図データ選択 ・DL情報 119 ・帯情報レイアウト ・目盛の設定 ・未設置情報 ・線情報設定 データ種別ごとに、 「線種」 ・ 「線幅」 ・ 「線色」が設定できます。 120 ・文字情報設定 データ種別ごとに、文字の大きさ・色が設定できます。 自動調整にチェックマークを入れておくと、重なりの生じない文字の大きさや配置位置に自動調整できます。 ・帯情報設定 縦断図には、最大20の帯を配置できます。図面上部から順に配置する帯に貼り込むデータ種別を設定します。 また、上の帯との上下間隔と帯の幅(上下)を設定します。 121 路肩の高さ(片勾配計算) 縦断情報と幅員情報及び横断勾配から路肩高を求めます。 範囲選択により、片勾配計算が実行でき、路線連動タイプの縦断情報であれば幅員情報の自動取込・路肩座標の Z値登録が実行できます。 122 【データ登録】 ① 対象縦断の選択 ・新規業務から新しい計算書として入力を開始した場合、本業務の元となる「縦断計画」ファイルを指定する「フ ァイルを開く」ダイアログが開かれます。対象縦断を指定してください。 ・縦断計画が登録されていない場合、本業務を単独で実行することはできません。 ・元となる縦断計画が「路線中間点」から派生して作成された「路線連動タイプ」の場合、左右幅員の座標No・ 幅員が「路線中間点」から自動登録されます。 ・ 「路線連動タイプ」の場合、左右幅員の座標No・幅員のセル内容をキーボード入力により訂正することは出来 ません。 ② データグリッドで幅員を登録します。 ・ 「路線連動タイプ」の場合、本操作はできません。 「路線連動タイプ」でない場合に限り、幅員情報を登録して ください。 ③ 横断勾配を登録します。 ・横断勾配は、下記の「データ編集」で記述された方法により、行範囲を選択状態とし「一定勾配」や「勾配比 例計算」 「片勾配摺り付け計算」 「一連摺り付け」機能を利用し登録します。 ③ 結果の確認。 ・本業務では、データ登録ウィンドウには、路肩高さは表示されません。また、 「図面を開く」からCAD表示す ることもできません。 (縦断図 片勾配帯情報としてCAD表示されます) 計算書としてプリンタ出力していただくか、印刷のプレビューで画面確認してください。 ・縦断図 片勾配帯情報として本業務の内容を図面上に自動引用できます。 【路肩の高さ業務固有のツールバー】 123 【データ編集】 ・このカーブ範囲を選択 センターグリット現在行がカーブ区間内に存在する場合、メインメニュー<編集>「このカーブ範囲を選択」 を実行するか上記スピードボタンクリックで、そのカーブ全体を 選択状態とします。 現在行が直線区間に位置している場合は、なにも起こりません。 ・この直線範囲を選択 センターグリット現在行が直線区間内に存在する場合、メインメニュー<編集>「この直線範囲を選択」を実 行するか上記スピードボタンクリックで、その直線全体を 選択状態とします。 現在行がカーブ区間に位置している場合は、なにも起こりません。 ・現在行を次のカーブ開始点へと移動する メインメニュー<検索>「次のカーブ開始点へ」を実行するか上記スピードボタンクリックすると、センター グリット現在行を次のカーブ開始点へと移動することが出来ます。 現在行以降にカーブ区間が存在しない場合は、なにも起こりません。 ・現在行を次の直線開始点へと移動する メインメニュー<検索>「次の直線開始点へ」を実行するか上記スピードボタンクリックすると、センターグ リット現在行を次の直線開始点へと移動することが出来ます。 現在行以降に直線区間が存在しない場合は、なにも起こりません。 ・現在行を手前のカーブ開始点へと移動する メインメニュー<検索>「手前のカーブ開始点へ」を実行するか上記スピードボタンクリックすると、センタ ーグリット現在行を手前のカーブ開始点へと移動することが出来ます。 現在行までにカーブ区間が存在しない場合は、なにも起こりません。 ・現在行を手前の直線開始点へと移動する メインメニュー<検索>「手前の直線開始点へ」を実行するか上記スピードボタンクリックすると、センター グリット現在行を手前の直線開始点へと移動することが出来ます。 現在行までに直線区間が存在しない場合は、なにも起こりません。 124 ・選択範囲行に一定した勾配を設定する 目的とする行範囲を選択状態とした後、メインメニュー< 指定>「一定勾配指定」を実行するか上記スピードボタンク リックすると、 「一定勾配指定ダイアログ」が開かれます。 ここで指定したい横断勾配を%で入力し「OK」をクリック すると、選択範囲行にその値が設定されます。 ・選択範囲行に比例計算で勾配を設定する 目的とする行範囲を選択状態とした後、メイ ンメニュー<指定>「比例計算」を実行するか 上記スピードボタンクリックすると、 「勾配比 例指定ダイアログ」が開かれます。ここで対象 幅杭の左右を選択、開始点勾配と終了点勾配を 入力し「OK」をクリックすると、選択範囲行 に比例一次式で横断勾配が設定されます。 ・選択範囲行に片勾配摺り付け計算を実行する 目的とする行範囲を選択状態とした後、 メインメニュー<指定>「摺付」を実行す るか上記スピードボタンクリックすると、 「片勾配摺り付けダイアログ」が開かれま す。ここで摺り付け条件を入力し「OK」 をクリックすると、選択範囲行に片勾配摺 り付け計算で横断勾配が設定されます。 125 ・カーブ区間に標準-最大-最大-標準の一連片勾配摺り付け計算を実行する 目的とするカーブ範囲全体(KA-KE-KE-KA)を行範囲を選択状態とした後、メインメニュー<指定>「摺付[一連 計算]」を実行するか上記スピードボタンクリックすると、 「一連片勾配摺り付けダイアログ」が開かれます。こ こで摺り付け条件を入力し「OK」をクリックすると、選択範囲行に片勾配摺り付け計算で横断勾配が設定され ます。 【留意事項】 ・本業務では、行選択範囲を「削除」することも「切り取る」ことも出来ません。 ・本業務で、グリットにクリップボード内容を「貼り付け」ることは出来ません。 ・ 「コピー」実行時、コピー内容の選択ダイアログが開きます。どういった内容をクリップボードにコピーするか 選択してください。 126 横断作成 路線横断方向に、現地盤高・計画高を登録します。縦断計画が登録されていればその情報を自動引用でき、さ らにその縦断計画が「路線連動タイプ」であれば、本業務で計算される「現地盤線-計画線自動交点」で自動計 算される切り下げ(切り上げ)点や各登録横断変化点を3次元座標として座標DBに登録でき、測設・丁張りデ ータとして活用できます。 127 【登録横断のタイプ分け】 ① 縦断からデータを引用することなく単独でを行う「独立横断タイプ」 。 ・新規業務から新しい計算書として入力を開始した場合、 「縦断連動選択ダイアログ」が開かれます。ここで「い いえ」を指定すると、縦断と関連しない独立した横断情報として登録することができます。 ・センター情報として、測点名・単距離か追加距離およびセンター地盤高を登録する必要があります。 ・登録された横断変化点を座標化することはできません。 ② 縦断からセンター情報を引用して作成される「縦断連動タイプ」の横断 ・新規業務から新しい計算書として入力を開始した場合、 「縦断連動選択ダイアログ」が開かれます。ここで「は い」を指定した後「ファイルを開く」から派生元とする「縦断ファイル」をしていすることで、縦断と連動した 横断情報として登録することができます。 ・センター情報は、DL値以外はすでに登録済みです。行の追加・削除およびDL値以外の登録内容の変更もで きません。 ・連動元の「縦断」が「路線連動タイプ」である場合、登録された横断変化点を3次元座標(X・Y・Z)とし て座標DBに登録できます。また、逆に観測した3次元座標(X・Y・Z)から複数横断を自動一括生成てせき ます。 【データ登録】 ① 横断タイプの選択 ・新規業務から新しい計算書として入力を開始した場合、縦断連動縦断とするか「連動選択ダイアログ」が開か れます。ここで、縦断連動を選択すると、 「ファイルを開く」ダイアログから「縦断計画ファイル」を読み込むこ とが出来、センターグリッドのDL値以外のセル内容を登録済みの状態から業務が開始されます。 128 ② 登録横断種の選択 ・本業務では、1横断上に「現地盤横断情報」1つと、最大5つ の「計画横断情報」を登録することが出来ます。いまから登録 する横断種をセンターグリッド上部に配置した「横断種選択リ スト」から選択指定します。 ③ センター情報の登録 ・ 「独立横断タイプ」では、センター情報として測点名と縦断方向の追加距離または単距離およびセンターの標高 (現地盤高または計画高)とDL値を登録します。 縦断方向の位置を追加距離で指定 縦断方向の位置を前行からの単距離で指定 ・ 「縦断連動タイプ」において入力可能な情報はDL値に限定されます。その他の項目の変更および行の追加・挿 入・削除はできません。 ④ 横断情報の登録 ・左右横断グリットから、センターグリッド現在行の横断方向に横断情報(現地盤高または計画高1~5)を登 録していきます。 ・入力タイプセルで横断入力タイプを選択し、 それに対応したデータ値を入力することで横断情報を登録します。 129 【横断登録業務固有のツールバー】 【データ編集】 ・座標から横断生成 メインメニュー<編集>「座標から横断生成」を実行するか上記スピードボタンクリックで、下記ウィンドウ が開かれます。 ① 対象座標の指定と、条件の設定 開かれたウィンドウのデータグリッドで測点名又は座標Noを入力後[Enter]または[Tab]キーを押すことで、 目的とする座標を呼び出したり、 コピーと貼り付け機能を利用してデータグリッド上に対象座標を登録します。 データグリッドのデータの並び順に対する制限はいっさいありません また、登録対照とする横断面をリストボックスから選択し、横断確定の許容範囲を設定します。 ※許容範囲とは 本業務では、指定された座標から「その横断を生成した元となっている路線」に対して自動的に垂線計算が実 行されます。その結果求まる垂線の足に該当する点の追加距離と「センターグリット」に存在する測点の縦断追 加距離の差がここで指定した範囲内に収まった場合、その垂線長を横断センターからの距離とし、座標値「Z」 を標高として採用します。 130 ② 計算の実行と横断への登録 「計算実行」ボタンをクリックすると、垂線計算が実行され「横断へ登録」ボタンがクリックできるようにな ります。結果を確認後「横断へ登録」ボタンをクリックすると、リストボックスで選択した横断面へ「追加距離 -標高」情報として登録されます。 すでにその横断面に横断情報が登録されていても、該当する「横断追加距離」へデータの挿入・追加が行われま す。 131 ・横断イメージトレーサー 既存の横断図をスキャナーで読み取り、その図上をマウスデジタイズすることで、横断入力数値データへと自 動登録できます。 ・自動で切り盛り総土量の計算を実行し、結果を土量計算書として登録 メインメニュー<編集>「自動土量計算」を実行するか上記スピードボタンクリックで、 「自動土量計算ダイア ログ」が開かれます。 ① 土量補正法として「地山補正・盛土補正・補正なし」のうちから選択し、補正率を設定します。 地山補正とした場合、切土量÷補正率=補正切土量として 盛土補正とした場合、盛土量×補正率=補正盛土量として計算されます。 ② 断面計算対象を選択します。 断面1より断面2が上位に位置した場合、盛土状態と判定します。 ③ 端数を設定した後、 「計算実行」ボタンクリックで計算が実行されます。その後「土量計算書保存」ボタンを クリックすれば、結果明細に名前を付けて「土量計算書」として保存されます。 メニュー《業務を開く》<縦横断>「土量計算」から結果明細を確認することが出来ます。 132 ・選択範囲に一定DL値を登録 センターグリットで対象とする範囲を選択状態とし、 メインメニュー<編集>「選択範囲にDL値を設定す る」を実行するか上記スピードボタンクリックで、 「D L値設定ダイアログ」が開かれます。設定DL値を入 力後「OK」クリックで選択された範囲にDL値が登 録されます。 ・選択範囲を作図対象に追加 センターグリットで対象とする範囲を選択状態とし、メインメニュー<編集>「選択範囲を出図対象とする」 を実行するか上記スピードボタンクリックで、 選択された範囲の横断情報を出図対象に加えます。 (出図対象とな った横断のセンターグリッド行はブルーで表示されます) ・選択範囲を作図対象から除外 センターグリットで対象とする範囲を選択状態とし、メインメニュー<編集>「選択範囲を出図対象から外す」 を実行するか上記スピードボタンクリックで、 選択された範囲の横断情報を出図対象から除外します。 (出図対象 となった横断のセンターグリッド行はブルーで表示されます) ・同断幅杭計算から幅員を読み込み センターグリットで対象とする範囲を選択状態とし、メインメニュー<編集>「同断情報の取り込み」を実行 するか上記スピードボタンクリックで、派生元路線の「同断幅杭情報の幅員値」が左右横断グリッドに計画情報 距離項目として取り込まれます。 ただし「縦断連動タイブ横断」でその派生元となった「縦断」が「路線連動タイプ」であり、なおかつその路線 に「同断幅杭ファイル」が登録されていた場合に限ります。 どの計画情報として取りこむのか、選択ダイアログから指定してください。 133 ・自動交点計算の実行 現地盤線と計画線との交点を自動計算し、求まった交点を「現地盤線の新たな入力行」として自動登録します。 メインメニュー<編集>「地盤・計画線の交点取得」を実行するか上記スピードボタンクリックで、現地盤線と どの計画線との交点計算を実行するのかの「選択ダイアログ」が開かれます。選択後「OK」クリックで求まっ た交点が現地盤線入力行として挿入登録されます。 ・横断登録データを3次元座標として座標DB登録 センターグリッドで選択状態となっている横断変化点登録ポイントすべてを3次元座標値として自動登録しま す。ただし、本機能が選択できるのは、 「縦断連動タイブ横断」でその派生元となった「縦断」が「路線連動タイ プ」である場合に限られます。 本機能は現地盤・計画1~5ごとにそれぞれ実行してください。 ・プラニメータにより、図面から読み取り登録 現地盤情報など、横断情報が数値データとして示されていない場合、コンピュータ接続したプラニメータを利 用し、実際の横断図から読み取り登録することが出来ます。 ① 最初に、メインメニュー<オプション>「通信条件の設定」でプラニメータ設定通信条件とコンピュータ側通 信条件を合わせておきます。 (本設定は、 電源を切っても保存されていますので、 毎回実行する必要はありません) 134 ② コンピュータとプラニメータを通信ケーブルで接続後 メインメニュー<編集>「プラニメータから取りこ み」を実行するか上記スピードボタンクリックで、プラニメータ取りこみダイアログが開かれます。 ③ クリックで、今からどの情報を取り込むのか選択後、 をクリック し受信を開始してください。左右横断を読み取るときは、センター側から外側へと順をおって横断変化点を読み 取ってください。 受信終了指定ダイアログが開かれます。 ④ をクリックした後、プラニメータ取りこみダイアログ上の 「単距離&高低差入力タイプ」へと変換し、左右横断グリットへと登録します。 135 をクリックすると、 【横断図の作成について】 ・横断図として図化できる横断情報は、センター情報にDL値が登録済みで、なおかつ して指定されている横断に限定されます。 作図対象横断と ・メインメニュー<表示>「図面を開く」から、はじめて「横断図」を表示する場合やメインメニュー<オプシ ョン>「横断図の設定」を選択すると、横断図の初期値を設定する「横断図情報設定」ダイアログが開かれます。 ここから 横断図出図条件を設定してください。 「横断図情報設定」ダイアログ・メインページ ・用紙サイズ 図面用紙サイズを選択し、用紙方向を決定します。 ユーザ用紙サイズを選択すると、規格用紙サイズにないサイズを直接m m単位で入力指定できます。 136 ・自動縮尺 図面の「縦縮尺」 (高さの縮尺)と「横縮尺」を個別に設定します。 「自動縮尺計算」ボタンをクリックすることで、現在の設定状況で用紙に収まる縮尺を自動決定できます。 その他の設定を決定してから、クリックするとより確実です。 ・外枠/内枠 「横断図情報設定」ダイアログ・配置ページ 137 ・配置個所の指定 横断数...現在図化対象となっている全横断数 配置数...現在図化できる横断数 (縦×横)-非配置総数 非配置...文字等の設置スペースを確保するた めの余白個所 ・配置方向 下から配置(道路) ・上から配置(河川)の横断配置順を選択します。 ・全体図レイアウトの指定 図面上に配置される複数の横断のレイアウトを決定します。 ボックス...現在配置対象となっている横断 の中で最大の縦横幅を 1ボックスのサイズとします。 「自動配置」ボタンクリックで配置バランス を簡単に整えることが 出来ます。 138 「横断図情報設定」ダイアログ・オプションページ ・線分情報 横断出図データ種ごとに「線種」 ・ 「線幅」 ・ 「線色」を指定します。 ・文字情報 横断出図文字種ごとに「文字高」 ・ 「文字色」を指定します。 139 横断イメージトレーサー CAD画面上に、横断イメージを貼り付け目的とするイメージポイントをマウスでデジタイズすることで、横 断入力グリッドに「標高・追加距離」データとして自動登録します。 ※普通紙に出力した図面を、フラットベットスキャナにより200DPIで読みこんだイメージのデジタイズ実 寸精度は、約±0.3mm前後です。 【最初に】 目的とするイメージポイントを、正確にデジタイズするには、 ① イメージを充分に拡大表示する。 窓枠ズームや中心点ズーム又は「CTRL」+「+」キー押し下げで目的とするイメージ部分を充分拡大表示し ておきましょう。ただし、イメージ表示限界を越えた拡大指示ではイメージが表示されなくなります。その場合 は拡大を取り消して再度適当な拡大倍率を選択しましょう。 ② ガイドラインクロスポイントをマウスクリックしましょう。 ・イメージトレーサーのCAD画面上には、水平・垂直のガイドラインが各1本用意されています。 ・ガイドラインのクロスポイント付近以外をマウスドラッグすると、水平・垂直にガイドラインを移動すること が出来ます。 140 ・ガイドラインのクロスポイント付近をマウスクリックします、その位置が 「タッチ有効範囲」内に収まって いれば、水平垂直ガイドラインのクロスポイントを正確にクリック指定することが出来ます。 【操作方法】 ① デジタイズイメージの貼り付け [横断イメージトレーサー]メニューから、 「イメージ読み込み」を指定すれば「イメージを開くダイアログが開 かれます。ここからデジタイズ対照とするイメージファイルを指定します。 ・ 読み込み可能なファイルタイプは、 「JPEG」または「BMP」です。 ・ イメージファイルは、他のイメージ読み込みソフトにより予めハードディスク上などに保存されている必 要があります。 (工事メイトには、イメージのスキャナー取り込み機能は実装されていません) ・ 「作図メニュー」にある「イメージ貼り付け」で貼り付けたイメージはデジタイズ対象とはなりません。 141 ② デジタイズイメージのサイズを指定 サイズ指定ダイアログで、画面貼り付けサイズを指定した後、 [このイメージを貼り付け]ボタンをクリックする とCAD画面中央にイメージが貼り付けられます。一般的なイメージの貼り付けサイズ推奨値は250mm前後 です。 ② デジタイズ基準点位置をマウス指定 [横断イメージトレーサー]メニュー「第一基準点を指定」を選択した後、イメージ上の標高・幅員既知点をマ ウス指定します、横断情報値入力ダイアログが開かれますのでいま指定した点の変化点情報(左右の選択・幅員・ 標高)を入力指定し「登録ボタン」をクリックします。 (横断に登録チェクボックスをチェックしておくと、基準 点も横断データとして自動登録されます。 ) つづけて、自動的に「第二基準点を指定」モード となります。同様に横断変化点を登録してくださ い。 第一・第二既知点が余りに近い場合、デジタイズ 精度が低くなる可能性があります。 2基準点の指定が完了すれば、そのポイントが + マークで表示され、イメージデジタイズが可能と なります。 142 ③ イメージ上をデジタイズ読み取り [イメージトレーサー]メニュー「横断変化点読み取り」を選択した後、イメージ上の読み取り点をマウス指定 します、横断登録ダイアログが開かれます。 「登録ボタン」をクリックすると、そのポイントが横断グリッドの入力情報として自動登録されます。 (幅員・標高数値はキーボードから入力訂正できます。 幅員を0mとすれば、横断センターの標高として登録さ れます) 143 土量計算 断面間距離・切盛各断面積を登録することで切土量・盛土量・累加土量の計算を実施します。 地山補正・盛土補正・補正なしの選択及び補正率の設定ができます。 また、対照となる横断ファイルを指定しそれをCAD表示することで、CADマウスプラニメータ機能で指定 断面の面積を自動登録することができます。 また、その領域の重心位置を、標高と幅員値として表示します。 144 【キーボードからデータ登録】 ① 補正タイプの選択 補正タイプと補正率を設定します。 地山補正とした場合、切土量÷補正率=補正切土量として 盛土補正とした場合、盛土量×補正率=補正盛土量として計算されます。 ② 断面積の登録 断面間距離・切土断面積・盛土断面積を登録すると、平均断面法により各土量と補正土量及び初点から現在行ま での累加土量が計算・表示されます。 【断面連動横断CADからデータ登録】 ① 補正タイプの選択は、 「キーボードから入力と同一です」 ② 横断登録ファイルと対照横断線の指定 ・メニュー<表示>「横断CADリンク」を選択すると「横断ファイルを開く」ダイアログが表示されます。対 照横断ファイルを指定してください。 ・続いて、CAD表示させる横断線を2つ選択します。 ③ CADマウスプラニメータで断面積を測定し、それを登録する。 ・土量入力ウィンドウ現在行の測点名と一致する1横断がCAD表示されます。 ・現在行の測点名と一致する横断が存在しない場合、CADウィンドウにはなにも表示されません。 土量入力ウィンドウの現在行に表示対象とする横断のセンター測点名を入力してください。 ・土量入力ウィンドウ・データグリッドを移動すると、CADウィンドウは自動的に対照横断を切替え表示しま す。 145 ・CADメニュー<計算業務>「CADプラニメータ」を選択し、対象とする断面変化点を順次クリック指定し ていきます。 ・ 領域指定終了後、ダブルクリックすると「断面積登録ダイアログが開き、指定領域の断面積と重心位置が表示 されます。 切り盛り指定及び、断面積として代入するのか、現在の断面積に加算するのかを指定後「OK」をクリックしま す。 【桁数・端数処理の設定】 メニュー<オプション>「桁数・端数処理の設定」を選択すると、面積・立積・合計値の小数点以下桁数・端数 処理の設定ができます。 146 図心点間距離(幅杭弧長)計算 路線上に存在する断面の図心(擁壁等)横断距離とその路線センター追加距離を指定することで、カーブ区間 における図心間距離(幅杭弧長)を計算します。 この計算から得られる図心点間距離を擁壁展開図などの区間距離として採用することで、カーブイン・アウトを 考慮したより正確な数量を把握することができます。 【データ登録】 ① 対象路線の選択 新規業務から「図心点間距離計算」を選択した場合、対象とする路線ファイルを「ファイルを開く」ダイアログ から選択します。 ※本業務を実行するには、あらかじめ「路線計算」で路線情報を登録しておく必要があります。 ② 図心の路線左右サイトの選択 いまから、登録する図心が路線の左右どちら側に存在するのかを、 「図心-路線サイト」ラジオボックスから指定 します。 (この左右選択は、いつでも変更可能です) 147 ③ 路線上の図心位置を登録する 図心位置を、 「路線センターの追加距離」と「センター・図心間の幅員」として登録していきます。 ※図心位置は、土量計算・横断CADリンク機能で得られる「重心位置」情報から容易に確認できる横断もあり ます。 ④ 計算の実行 「計算の実行」ボタンをクリックすると、現在の登録データから図心間距離を一括計算します。 計算で得られるそのほかの情報として、図心平均・KAからの距離(クロソイド区間の場合) ・各極率半径(R) があります。 ※ご注意下さい。本業務は登録データを更新しても「計算の実行」ボタンをクリック・印刷・プレビューのいず れかの操作をしない限り自動再計算は実施されません。 【留意事項】 ・登録断面の追加距離で、路線中間点が登録済みの場合その「測点名」が初期値として自動採用されます。 ・登録断面間が「役杭」をまたぐ場合、計算実行時その役杭情報が自動挿入されます。 その場合の役杭図心位置は、前後図心位置から比例計算により自動計算されます。 ・直線区間の図心点間距離は計算されません。このことは、直線区間においては「数量計算」に採用される区間 距離が「路線センター区間長」であるケースが圧倒的に多く、結果の視認性を高めるため意図的に非表示として いるためです。 【計算式】 ① 円弧区間 区間長=L×(1±D/R) 但し L:センター区間長 D:図心平均 R:半径 ±:カーブインアウトにより自動切替え ② クロソイド区間(KA~KE区間を例として) 区間長={L1×(1±D/(2×R1)}-{L2×(1±D/(2×R2)} 但し L1:現在のKAからの距離 L2:一つ手前の登録点のKAからの距離 R1:現在の極率半径 R2:一つ手前の登録点の極率半径 D:図心平均 ±:カーブインアウトにより自動切替え ※卵型クロソイドの場合、KAからの距離は「本来存在しない仮想KA」からの距離として表示さ れます。 148 数量計算 各測点における断面積を登録することで、 「平均断面法」または「平均距離法」により立積計算を行います。 また、各測点には同時に複数の断面を登録することが出来、各断面ごとに累加立積に対し、加算していく断面か 減算していく断面かを登録することで、全体累加立積を得ることができます。 【データ登録】 ① 路線連動縦断の選択 ・新規業務から新しい計算書として入力を開始した場合、路線 連動縦断とするか「連動選択ダイアログ」が開かれます。ここ で、路線連動を選択すると、 「ファイルを開く」ダイアログか ら「路線・中間点ファイル」を読み込むことが出来、測点名・ 単距離・追加距離の情報が数量計算基礎情報として読み込まれ ます。 ② データグリッドで断面積を登録します。 ・路線連動を選択した場合は、単距離及び追加距離の変更登録が出来ません。 また、行挿入は出来ますが、挿入された行に「単距離」及び「追加距離」項目は登録できません。挿入行は常に 同断面としての扱いとなります。 不要な行の行削除は出来ます。 ・路線非連動を選択した場合は測点名及び単距離又は追加距離を入力指定してください。 ・行ごとに、断面積を登録します。 149 ③ 結果の確認。 ・本業務では、データ登録ウィンドウには、立積や立積合計計画高や切盛土高は表示されません。また、 「図面を 開く」からCAD表示することもできません。 計算書としてプリンタ出力していただくか、印刷のプレビューで画面確認してください。 【留意事項】 ・路線連動タイプでは、単距離及び追加距離の変更は出来ません。 ・路線連動タイプで、行挿入を実施できるのは同断面として異なる断面積を登録する場合に限られます。 【数量計算固有のツールバー】 【データ編集】 ・距離指定方式の選択(単距離で指定: 追加距離で指定: ) データグリッドにおける距離指定方法を選択します。 メインメニュー<指定>で「単距離指定」が選択されてる場合は前行からの単距離(離れ距離)を、メインメニ ュー<指定>で「追加距離指定」が選択されてる場合は直接その断面の追加距離をデータグリッドで入力指定し ます。 ・立積計算方法の選択(平均断面法で計算: 平均距離法で計算: ) メニュー<指定>「平均断面法で計算」をチェツクするか上記スピードボタンクリックで、立積を「平均断面法」 で計算します。 メニュー<指定>「平均距離法で計算」をチェツクするか上記スピードボタンクリックで、立積を「平均距離法」 で計算します。 150 ・新規断面の追加 メニュー<指定>「断面追加」を実行するか上記スピードボタンクリック で、新規断面追加ダイアログが開かれます。断面の名称(すでに登録され ている名称および空白は許されません)と累加立積に対して加算項目とす るか減算項目とするかを選択後「OK」をクリックすると、その新規断面 に対し入力を開始できます。 ・現在の断面を削除 メニュー<指定>「断面削除」を実行するか上記スピードボタンクリッ クで、断面削除確認ダイアログが開かれます。ここで「はい」を選択す ると、現在入力中の断面を削除することが出来ます。なお、全ての断面 情報を削除することはできません。 (最低1つの断面が必要です) ・現在の断面属性を変更 メニュー<指定>「断面情報更新」を実行するか上記スピードボタンクリッ クで、断面情報変更ダイアログが開かれます。ここから現在入力対象となっ ている断面の「断面名称」や「累加区分」を変更することが出来ます ・断面一覧の表示 メニュー<検索>「断面一覧ウィンドウ」を実行するか上記スピードボタン クリックで、断面情報一覧ダイアログが開かれます。ここから入力対象とし たい「断面」を現在行として「OK」をクリックすると、その断面を入力対 象とすることが出来ます。 151 ・数値桁数や端数処理の設定 メニュー<指定>「丸め・桁数の指定」を実行するか上記スピードボタ ンクリックで、桁・丸め指定ダイアログが開かれます。ここから各数値 項目に対し「表示桁数」 ・ 「端数処理」を設定します。 ・路線連動の解除 メニュー<指定>「路線連動を解除」を実行するか上記スピードボタンクリックで、解除確認ダイアログが開か れます。ここで「はい」を選択することで路線と関連の無い「数量計算」となり、距離項目の自由な変更・追加 が可能となります。 ・入力対象断面の移動 業務ウィンドウのヘッドエリア「断面移動ボタン」クリックで入力対 象断面を前後に移動することが出来ます。 152 区画登録・座標法面積計算 区画(画地)境界点座標を順次指定し、境界点で囲まれた範囲を1区画として登録します。また同時に1区画 ごとの面積を座標法により計算します。 153 【データ登録】 ① ヘッドエリアで区画固有情報を登録します。 ・区画Noを登録します。 一つの区画登録ファイルには、同時に複数の区画を登録できます。言い換えれば、1丈量単位が1区画ファイル とお考えください。 その中から、1区画を特定するための整理番号(伝票番号)を登録します。 区画Noは、入力必須項目で1~9999の範囲で指定します。また、一つの区画登録ファイル内に同一Noの登録は できません。 もし、入力済みNoを再指定した場合は、データグリッド上にその区画情報が読み込まれます。 ・地番の登録 任意入力項目です。 ・求積タイプ選択 宅地または宅地外を選択します。 「宅地」を選択した場合は、面積計算結果として小数点以下3桁を端数切捨てとなります。 「宅地外」を選択した場合は、求まった面積が10㎡以上の場合は小数点以下を切り捨て、10㎡未満の場合は 小数点以下3桁を切り捨てとします。 ・詳細 「詳細」 ボタンをクリックすることで、 所在地や地目所有者情報を登録することが出来ます。 (任意入力項目です) 154 ②データグリッドで区画境界点を登録します。 <オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする 座標を呼び出し区画境界線を順次指定します。 ・登録は区画ごとに、右回り又は左回りのいずれかに統一し順番に指定します。 ③区画を確定し、新たな区画登録に移行する。 ヘッドエリアで、新たな「区画No」またはすでに登録済みの「区画No」を入力した時点で、今まで登録した 区画から別の区画へと入力対象を移行することが出来ます。 【留意事項】 ・本業務データグリッドで指定する座標は、予め座標DBへ登録済みでなければなりません。 (このグリッドから 新たな座標を登録することは出来ません) ・メニューの<編集>から「貼り付け」を指定し、区画境界点座標を登録する場合は注意が必要です。貼り付け られる座標データは区画構成順(右回り又は左回り)に並んでいる必要があります。 【固有操作】 ・メニュー<編集>「区画の削除」を選択すると「削除区画の一覧」ダイアログが表示されます。そこから削除 対象区画を指定し、1区画ごとに削除を実行することが出来ます。 155 ・メニュー<検索>「区画検索ウィンドウ」を選択すると「区画の検索一覧」ダイアログが表示されます。ここ から、地番または現況所有者を検索条件として検索 目的とする区画を指定し「OK」をクリックすると、デー タグリッドにその区画情報が表示されます。 ・CAD画面から区画を登録 (最低1区画もしくは区画構成点を2点以上登録後CAD表示してください) ① メニュー<表示>「図面を開く」から現在の区画登録状況をCAD表示したのち、そのCAD画面上に必要な 座標をコピーします。 ボタンクリックでCad区画登録ダイ ② 続いて、メニュー<計算業務>「区画登録」をクリックするか、 アログが開かれ、CAD画面上で新規区画の登録や既存区画の構成点変更が出来るモードとなります。 156 ③ まず、Cad区画登録ダイアログから区画No・地番・求積タイプを指定します。この時、新しい区画Noを 指定すると新規区画登録となり、また既存区画Noを登録するとその区画構成点変更モードとすることができま す。 ④ CAD画面上の座標プロット点を、 順次マウスで左クリックし、 その点を区画構成点として指定していきます。 又、右クリックすると区画構成点を1点ごと解除することができます。 ⑤ ダブルクリックで、区画登録が実行されます。つづいて、Cad区画登録ダイアログから新たな区画登録を続 行することができます。またこの時右クリックすると、 「CAD画面から区画登録」の操作を終了することができ ます。 157 ヘロン面積・自動三斜 区画登録で登録した区画(画地)に対しヘロン面積計算を実施します。 本業務を新規業務から選択した時点で、区画(=工区)ごとに自動ヘロン分割されています。 158 【データ登録】 ① 対象区画ファイルを選択する メニューーから[新規業務]→[面積]→[ヘロン面積計算-自動三斜]を選択すると、区画ファイル選択ウィン ドウを表示します。計算対象区画を選択してください。 ② 表示桁数・端数処理方法等を設定します。 続けて表示される「計算の設定」ダイアログから、表示桁数・端 数処理・凡例文字等を設定し、 「OK」をクリックすると、指定区 画ファイルに登録されている全区画(工区)に対しヘロン計算が 自動実行されます。 以降ヘロン計算では区画のことを工区と呼びます。 【留意事項】 ・ 「区画登録」をしていないと、ヘロン面積計算は行えません。 ・辺長計算はXY値のみで実行されるため、法面などの斜面積は本業務では計算出来ません。 斜面積のヘロン 面積計算は、 「ヘロン面積計算-辺長指定」や「ヘロン面積-3D座標指定」で計算してしてください。 ・ヘロンを形成する三角形の各頂点を、データグリッドから変更登録することが出来ます。ただし、現在登録中 の工区構成点以外の座標を三角形の頂点として指定することはできません。 ・印刷では、各工区ごとの面積が印刷される「工区別求積表」のほか、 「工種別求積表」を出力することが出来ま す。 各構成三角形ごとに1~99999までの工種属性を付加することが出来、この工種ごとの合計面積が「工種別 求積表」として表示されます。単価の異なる工種ごとの面積明細としての活用などが考えられます。 【ヘロン自動業務固有のツールバー】 159 【データ編集】 ・登録行の並び替えや凡例順の変更 メインメニュー<編集>「ヘロン並び替え」を実行するか上記スピード ボタンクリックで、行順並び変更ダイアログが開きます。ここで並びを変 更したい行をドラグドロップや↑↓ボタンで移動するとも、データグリッ ドの行順を変更することが出来ます。 また、 「同時に凡例も付けかえる」にチェックマークを入れておくことで、 新たな行順で凡例も並びかえることが出来ます。 ・凡例種変更 メインメニュー<編集>「凡例の付け替え」を実行するか上記スピー ドボタンクリックで、凡例付け替えダイアログが開きます。ここで凡例 文字種を選択すると全ての工区に対して、選択凡例文字種へと変更が実 行されます。 ・工種一括登録 工種を一括登録したい行を選択状態とした後、 メ インメニュー<編集>「選択範囲に工種No付加」 を実行するか上記スピードボタンクリックで、 工種 NO付加ダイアログが開きます。 ここで登録対象工 種を現在行とし「OK」をクリックすることで選択 範囲行にその工種が登録されます。 当然データグリッドから一行づつ工種Noをキー ボード入力することもできます。 160 ・自動ヘロン メインメニュー<編集>「自動ヘロン切り」を実行するか上記スピードボタンクリックで、現在の工区に対し ヘロン切りを自動実行します。 初期状態で、すでに自動ヘロンでヘロン生成は完了していますが、手入力で再指定中に再度初期状態に戻す場合 に利用します。 ・工区検索 メインメニュー<検索>「ヘロン検索ウィンドウ」を実行するか上記スピードボタンクリックで、工区一覧ダ イアログが開きます。 データグリッドで表示したい工区を現在行とし「OK」をクリックすると、その工区内容をデータグリッドから 編集することが出来ます。 ・表示桁等の再設定 メインメニュー<オプション>「丸め・桁の 指定」を実行するか上記スピードボタンクリッ クで、計算の設定ダイアログが開きます。 ここで、表示の桁数や端数処理を再設定するこ とができます。 161 ・工種情報の編集 メインメニュー<オプション>「工種情報編集」を実行するか上記スピードボタンクリックで、工種情報登録 ダイアログが開きます。 ここで、工種内容や凡例の形状 凡例表示色などを設定することが出来ます。 162 ヘロン面積・辺長指定 三角形の辺長と三角形どうしの接合形態を指定することで、その合計面積や図面(ヘロン展開図)を作成しま す。また、辺長として「設計値」と「出来高値」を登録することで、設形-出来高面積比較を行うことも出来ま す。 163 【データ登録】 ① ヘッドエリアで先頭三角形の辺長-A方向角を指定する ② 各三角形の辺長・摘要・接合指定を順次入力します。 注:摘要欄には、1文字~14文字の摘要名をかならず登録してください(摘要空欄行は登録できません) 入力された3辺長で三角形が形成できない場合、そこから先の行には進むことはできません。 【接合指定について】 接合指定には、どの三角形のどの辺の左又は右端に、今登録しようとする三角形「辺長A」を接合するかを指 定します。 たとえは、 「①+C」と登録すると、 「①」という摘要名を持つ三角形の「辺長C」の左端に接合、という指定にな ります。 左端接合は「+」で、右端接合は「-」で指定し、つづけて「A」 ・ 「B」 ・ 「C」の内いずれかの1文字を付加しま す。 不正な接合文字を登録した三角形は赤い行で表示され、作図対象とはなりません。また自分の行より後ろの行の 三角形には接合できません。 164 接合指定を空欄で登録すると、規定値で一行上の辺B左端に接合されます。 以下に三角形①に三角形②を接合する場合の「接合指定」例を図示します。 【固有操作】 ・表示桁数等の変更 メインメニュー<オプション>「桁数・丸め設定」を実行すると、 「桁・端数処理設定」ダイアログが開かれま す。ここから、辺長や計算面積の小数点以下表示桁数や丸め処理の方法を指定できます。 ・出来高値の登録 ヘッドエリア「選択」ボックスで「出来高」を選択すると、 データグリツドから「出来高辺長」が登録できます。初期値 として「設形辺長」と同じ値が登録されていますので、設形 値と出来高値が異なる個所にのみその値を登録します。 CAD画面上には、設計-出来高が異なる辺にのみ出来高辺 長が赤色で表示されます。 165 ヘロン面積・3D座標指定 法面等ヘロン展開図を作成する三角形の各頂点を座標指定することで、X・Y・Zの3次元辺長を計算しヘロ ン面積計算を実行します。 また、各三角形の接合位置関係を自動判定しその形状を「ヘロン展開工区ビュー」で確認することが出来ます。 本業務で登録したデータを用い、新規業務<作図>「 ヘロン面積3D座標の展開図を新規作成」から1計算フ ァイル内に登録された複数の工区とその計算書を1枚の図面上に自由に配置しヘロン展開図を作成することがで きます。 166 【工区と工種】 【データ登録】 ① 業務を選択する 新規作成の場合は[新規業務]メニューーから、既存計算書を呼び出す場合は[教務を開く]から[面積]→[ヘ ロン面積-3D座標指定]を選択します。 入力ウィンドが開かれると同時に、その下に「工区ビュー」ウィンドウが開かれています。同時に画面確認しや すい位置へとウィンドウ位置と大きさを調整してください。 ② ヘッドエリアで工区Noと工区名します。 工区毎に数値Noを入力します(必須登録項目) 。またその工区に対し「工区名」も登録してください。 ③ データグリッド1行目の登録 摘要・工種Noに続いて、1三角形の頂点座標を座標Noか「測点名」で指定します。 登録と同時に、 「工区ビュー」ウィンドウにその三角形形状が表示されます。 もし、入力された3座標で三角形が形成できない場合は、行が赤色で表示され、 「工区ビュー」にもその三角形は 表示されません。 ④ データグリッド2行目以降の登録 データ登録の内容そのものは1行目と変わり有りません。 ただし登録三角形の条件として、現在の登録行より手前に登録した三角形のいずれかの辺と3次元空間上で1辺 を共有している必要があります。 また、その辺のどちらかの端点座標が一致している必要があります。 ⑤ 別工区の登録 ヘッドエリアに異なる工区Noを登録すると、別の工区のデータ登録へと移行することができます。 167 【最初の三角形の形状決定の方法について】 「工区ビュー」ウィンドウにおける最初の三角形の形状(回転角)は以下の方法により決定しています。 ・与えられた三角形をXY・ZX・ZY軸平面上に投影した面積を求め、その中で一番広い面積をもつ三角形と 底辺の方向角を合わせます。 ・他の2辺長から求まる2つの交点のうち、投影座標系の頂点と近い点を頂点とし、三角形方向を決定します。 「工区ビュー」ウィンドウで展開工区自体が、傾いた方向へと展開されていても、CAD図面上に貼り付ける際 には、工区回転機能により、希望のイメージどおりに図上貼り付けができるため支障ありません。 ただし、展開イメージがミラーリングされて展開している場合は、第一行目の座標登録の順番を変更してくださ い。 ◎第一行座標登録順の変更によるミラーリング 168 【三角形同士の接合決定の方法について】 「工事メイト」では下記する方法により、各三角形の接合関係を決定しています。 この決定方法を理解いただき、三角形の登録順を決定していただくことで、思いのままの工区展開イメージを作 成していただくことができます。 ① まず、自分の行の直前の行で指定した三角形と接合辺がないか判定し、接合辺が存在し、かつその辺に接合す ることにより、自分より手前に登録された他の三角形と線分交差が発生しない場合、そこに接合します。 ② それ以外の場合、先頭行で指定した三角形から順番に接合辺が存在しないかサーチします。もし接合辺が存在 しかつその辺に接合することにより、自分より手前に登録された他の三角形と線分交差が発生しない場合、そこ に接合します。 もし、自分の行より2行手前までサーチし、接合辺が無い場合は「エラー」となります。 それ以外(線分交差しているが接合辺が存在する)の場合、自分の直前の行に接合辺があればそこに、それ以外 の場合は最後に見つかった共有辺に接合します。 ◎登録順変更による展開接合指定変更例 【固有操作】 ・表示桁数等の変更 メインメニュー<オプション>「桁・丸め設定」を実 行すると、 「桁・端数処理設定」ダイアログが開かれます。 ここから、辺長や計算面積の小数点以下表示桁数や丸め 処理の方法を指定できます。 169 ・工種情報の編集 メインメニュー<オプション>「工種情報編集」 を実行すると、工種情報登録ダイアログが開きます。 ここで、工種内容や凡例の形状 凡例表示色などを設 定することが出来ます。 ・工区一覧 メインメニュー<検索>「工区一覧」を実行す ると工区一覧ダイアログが開きます。 データグリッドで表示したい工区を現在行とし 「OK」をクリックすると、その工区内容をデー タグリッドから編集することが出来ます。 ・工区削除 ・メニュー<編集>「工区削除」を選択すると「削除工区の一覧」ダイアログが表示されます。そこから削除対 象工区を指定し、1工区ごとに削除を実行することが出来ます。 170 三斜面積計算 区画登録で登録した区画(画地)に対し三斜面積計算を実施します。 本業務を新規業務から選択した時点で、区画ごとに自動三斜が形成されています。 171 【データ登録】 ① 対象区画ファイルを選択する メニューーから[新規業務]→[面積]→[三斜面積計算]を選択すると、区画ファイル選択ウィンドウを表示し ます。計算対象区画を選択してください。 ② 表示桁数・端数処理方法等を設定します。 続けて表示される 「計算の設定」 ダイアログから、 表示桁数・端数処理・凡例文字等を設定し、 「OK」 をクリックすると、指定区画ファイルに登録され ている全区画に対し三斜計算が自動実行されます。 【留意事項】 ・ 区画登録をしていないと、三斜面積計算は行えません。 ・三斜を形成する三角形の各頂点を、データグリッドから変更登録することが出来ます。ただし、現在登録中の 工区構成点以外の座標を三角形の頂点として指定することはできません。 【三斜面積計算固有のツールバー】 172 【データ編集】 ・登録行の並び替えや凡例順の変更 メインメニュー<編集>「三斜並び替え」を実行するか上記スピード ボタンクリックで、行順並び変更ダイアログが開きます。ここで並びを 変更したい行をドラグドロップや↑↓ボタンで移動するとも、データグ リッドの行順を変更することが出来ます。 また、 「同時に凡例も付けかえる」にチェックマークを入れておくこと で、新たな行順で凡例も並びかえることが出来ます。 ・凡例種変更 メインメニュー<編集>「凡例の付け替え」を実行するか上記スピー ドボタンクリックで、凡例付け替えダイアログが開きます。ここで凡例 文字種を選択すると全ての工区に対して、選択凡例文字種へと変更が実 行されます。 ・自動三斜 メインメニュー<編集>「自動三斜切り」を実行するか上記スピードボタンクリックで、現在の区画に対し三 斜切りを自動実行します。 初期状態で、すでに自動三斜で三斜生成は完了していますが、手入力で再指定中に再度初期状態に戻す場合に利 用します。 173 ・区画検索 メインメニュー<検索>「三斜一覧ウィンドウ」を実 行するか上記スピードボタンクリックで、区画一覧ダイ アログが開きます。 データグリッドで表示したい区画を現在行とし「OK」 をクリックすると、その区画の三斜内容をデータグリッ ドから編集することが出来ます。 ・表示桁等の再設定 メインメニュー<オプション>「丸め・桁の指定」 を実行するか上記スピードボタンクリックで、計算 の設定ダイアログが開きます。 ここで、表示の桁数や端数処理を再設定することが できます。 174 面積分割-面積指定(線) 区画登録で登録した区画(画地)に対し、分割基準線と分割面積を指定し面積分割計算を実施します。 分割方法として、基準線に対し平行・垂直および角度(方向角)による分割線指定の3方法を選択することが出 来ます。又分割結果を新たな区画(分筆)として同時登録することもできます。 175 【データ登録】 ① 対象区画ファイルを選択する メニューーから[新規業務]→[面積]→[面積分割-面積指定[線] ]を選択すると、区画ファイル選択ウィンド ウを表示します。計算対象区画を選択してください。 ② 分割対象区画を入力指定します。 続けて対象区画をヘッドエリアの区画Noエディトから入力指定します。 ③ 分割方法を選択します。 ・基準線に対して、平行に分割線を生成するには、メニュー「指定」から「平行」を選択するか、スピードバー を選択します。 から ・基準線に対して、垂直に分割線を生成するには、メニュー「指定」から「垂直」を選択するか、スピードバー から を選択します。 ・分割線を方向角で指定するには、メニュー「指定」から「角度」を選択するか、スピードバーから を選択します。 ④ 基準線と分割面積を指定します。 ・平行または垂直を選択した場合は、ヘッドエリアから基準点1及び基準点2を測点名又は座標Noで指定しま す。 ・角度を選択した場合は、ヘツドエリアの方向角に分割線の方向角を指定します。 ・つづいて、分割する面積を入力指定すると、データグリッドに分割点が表示されます。 ④ 結果を登録します。 ・求まった座標に座標Noと測点名を登録し「座標登録」ボタンをクリックすると、座標DBに結果が登録されま す。 ・メニュー「指定」で「区画分割する」が選択 されている場合、分割結果から新たな2区画を 登録するための区画登録ダイアログが開かれ、 ここで新たな区画を自動登録することが出来ま す。 (元の区画が削除されることはありません) ・メニュー「指定」で「元区画構成点に含む」が選択されている場合、分割結果の2座標が「元区画」の区画構 成点として挿入登録されます。 176 【面積分割計算固有のツールバー】 【固有操作】 ・登録データレコードの移動と削除 ヘッドエリア「移動ナビゲータ」で一件手前の登録データ・次の登録データへと移動したり、現在の登録デー タを削除したりすることが出来ます。 177 面積分割-面積指定(点) 178 【データ登録】 ① 対象区画ファイルを選択する メニューーから[新規業務]→[面積]→[面積分割-面積指定[線] ]を選択すると、区画ファイル選択ウィンド ウを表示します。計算対象区画を選択してください。 ② 分割対象区画を入力指定します。 続けて対象区画をヘッドエリアの区画Noエディトから入力指定します。 ③ 分割方法を選択します。 ・指定分割中心点から、右回りに分割線を生成するには、メニュー「指定」から「右回り」を選択するか、スピ ードバーから を選択します。 ・指定分割中心点から、左回りに分割線を生成するには、メニュー「指定」から「左回り」を選択するか、スピ ードバーから を選択します。 ④ 基準点と分割面積を指定します。 ・分割中心点と、分割する面積を入力指定すると、データグリッドに分割点が表示されます。 ④ 結果を登録します。 ・求まった座標に座標Noと測点名を登録し「座標登録」ボタンをクリックすると、座標DBに結果が登録されま す。 ・メニュー「指定」で「区画分割する」が選択されている場 合、分割結果から新たな2区画を登録するための区画登録ダ イアログが開かれ、ここで新たな区画を自動登録することが 出来ます。 (元の区画が削除されることはありません) ・メニュー「指定」で「元区画構成点に含む」が選択されている場合、分割結果の2座標が「元区画」の区画構 成点として挿入登録されます。 179 【面積分割計算固有のツールバー】 【固有操作】 ・登録データレコードの移動と削除 ヘッドエリア「移動ナビゲータ」で一件手前の登録データ・次の登録データへと移動したり、現在の登録デー タを削除したりすることが出来ます。 180 面積分割-距離指定 区画登録で登録した区画(画地)に対し、分割基準線と移動距離を指定し面積分割計算を実施します。 分割方法は、基準線分に対し平行移動及び垂直移動が指定できます。又分割結果を新たな区画(分筆)として同 時登録することもできます。 181 【データ登録】 ① 対象区画ファイルを選択する メニューーから[新規業務]→[面積]→[面積分割-距離指定]を選択すると、区画ファイル選択ウィンドウを 表示します。計算対象区画を選択してください。 ② 分割対象区画を入力指定します。 続けて対象区画をヘッドエリアの区画Noエディトから入力指定します。 ③ 分割方法を選択します。 ・基準線に対して、平行移動で分割線を生成するには、メニュー「指定」から「平行」を選択するか、スピード を選択します。 バーから 基準線分方向に対して、右側に平行移動となります。 ・基準線に対して、垂直に分割線を生成するには、メニュー「指定」から「垂直」を選択するか、スピードバー から を選択します。 基準点1から基準点2に向かって、垂線が移動します。 ④ 基準線と移動量を指定します。 ・ヘッドエリアから基準点1及び基準点2を測点名又は座標Noで指定し、移動距離を指定します。 ⑤ 結果を登録します。 ・求まった座標に座標Noと測点名を登録し「座標登録」ボタンをクリックすると、座標DBに結果が登録されま す。 ・メニュー「指定」で「区画分割する」が選択されている 場合、分割結果から新たな2区画を登録するための区画登 録ダイアログが開かれ、ここで新たな区画を自動登録する ことが出来ます。 (元の区画が削除されることはありませ ん) ・メニュー「指定」で「元区画構成点に含む」が選択されている場合、分割結果の2座標が「元区画」の区画構 成点として挿入登録されます。 182 【面積分割計算固有のツールバー】 【固有操作】 ・登録データレコードの移動と削除 ヘッドエリア「移動ナビゲータ」で一件手前の登録データ・次の登録データへと移動したり、現在の登録デー タを削除したりすることが出来ます。 183 184 面積分割-等分割 区画登録で登録した区画(画地)に対し、分割基準線と等分割数を指定し面積分割計算を実施します。 分割方法として、基準線に対し平行・垂直および角度(方向角)による分割線指定の3方法を選択することが出 来ます。又分割結果を新たな区画(分筆)として同時登録することもできます。 185 【データ登録】 ① 対象区画ファイルを選択する メニューーから[新規業務]→[面積]→[面積分割-等分割]を選択すると、区画ファイル選択ウィンドウを表 示します。計算対象区画を選択してください。 ② 分割対象区画を入力指定します。 続けて対象区画をヘッドエリアの区画Noエディトから入力指定します。 ③ 分割方法を選択します。 ・基準線に対して、平行に分割線を生成するには、メニュー「指定」から「平行」を選択するか、スピードバー を選択します。 から ・基準線に対して、垂直に分割線を生成するには、メニュー「指定」から「垂直」を選択するか、スピードバー を選択します。 から ・分割線を方向角で指定するには、メニュー「指定」から「角度」を選択するか、スピードバーから を選択します。 ④ 基準線と分割面積を指定します。 ・平行または垂直を選択した場合は、ヘッドエリアから基準点1及び基準点2を測点名又は座標Noで指定しま す。 ・角度を選択した場合は、ヘツドエリアの方向角に分割線の方向角を指定します。 ・つづいて、等分割する分割数を入力指定すると、データグリッドに分割点が表示されます。 ④ 結果を登録します。 ・求まった座標に座標Noと測点名を登録し「座標登録」ボタンをクリックすると、座標DBに結果が登録されま す。 ・メニュー「指定」で「区画分割する」が選択されてい る場合、分割結果から新たな2区画を登録するための区 画登録ダイアログが開かれ、ここで新たな区画を自動登 録することが出来ます。 (元の区画が削除されることは ありません) ・メニュー「指定」で「元区画構成点に含む」が選択されている場合、分割結果の2座標が「元区画」の区画構 成点として挿入登録されます。 186 【面積分割計算固有のツールバー】 【固有操作】 ・登録データレコードの移動と削除 ヘッドエリア「移動ナビゲータ」で一件手前の登録データ・次の登録データへと移動したり、現在の登録デー タを削除したりすることが出来ます。 187 展開 舗装 平均幅 路線の左右幅員を入力し、平均幅員×区間距離の総和として登録区間の舗装面積を計算します。 結果を展開図としてCAD編集・出図・保存、またこのCADデータを、展開図パーツとして登録し、他のCA D図面の指定位置へ自由に貼り付けることができます。 【概要】 ・本業務では、初期データとして<路線計算>「中間点・拡幅幅杭計算」ファイルが必須となります。 ・「中間点・拡幅幅杭計算」で設定した左右幅員情報(及び測点名・追加距離・単距離)が初期値として自動登 録されます。 ・実施設計,変更設計(赤書き)の2種類のデータが登録できます。 ・各区間毎に控除面積(マンホール等)の登録ができます。 188 【データ登録】 ① 業務を選択する 新規作成の場合は[新規業務]メニューから、既存計算書を呼び出す場合は[業務を開く]から[面積及び展開] →[展開 舗装 平均幅]を選択します。 新規作成の場合は、「ファイルを開く」ダイアログから、 どの「中間点・拡幅幅杭計算」ファイルを元に展開計算す るのか指定します。(本業務を実行する前に、必ず「中間 点・拡幅幅杭計算」を実行しそれをファイル保存しておく 必要があります) 続けて、読み込み区間指定のダイアログが開かれます。展 開対象とする区間を追加距離で指定します。 ② データを登録する 登録可能な項目は、測点名・追加距離又は単距離・左幅員・右幅員・控除面積です。 センター距離指定方法(単距離又は追加距離)は「センター距離選択」ラジオグループで、また登録データを実施 設計,変更設計(赤書き)へと切り替えるのは「入力選択」ラジオグループから指定します。 189 【固有操作】 ・入力桁数等の設定 メニュー<オプション>「桁・端数処理等の設定」を実行すると、各項目の有 効桁数や端数処理(丸め)を変更することが出来ます。 ・計算書印刷及び「CAD図面」への計算書貼り付けの設定 実施設計・変更設計項目の見出し名称(ユーザ固有の名称へと変更することも出来ます)や印刷順を設定すること ができます。 190 ・「CAD図面」設定オプション メニュー<表示>「図面を開く」を実行すると「縮尺等の設定」ダイアログが開きます。 ここで、用紙サイズやセンター方向の縮尺・幅員方向の縮尺等、色々な作図初期条件を登録し「OK」ボタンを クリックすると展開図がCAD表示されます。 ・リンク「CAD図面」を展開パーツ部品へと登録する CADウィンドウと本業務データ登録ウィンドウがリア ルタイムリンクしている状態で(メニュー<表示>「図面 を開く」を実行しCAD表示し、本業務データ登録ウィン ドウを閉じていない状態)で、CADウィンドウをアクテ ィブとし、メニュー<編集>「展開パーツとして登録」を 実行するか、CADウィンドウを閉じようとすると「縮尺 等の設定」ダイアログが開きます。 「展開図をパーツ登録」ダイアログが開きます。 ここで名称を設定し登録すると、 他のCAD図面の自由 な指定位置に本展開図及びその計算書を貼り付けること ができます。(予めCADウィンドウ上に計算書を貼り付 けておく必要はありません) 191 展開 舗装 自動へロン 路線の指定区間の左右幅杭点を頂点とする複数の3角形を自動生成し、ヘロン計算式で算出した各三角形面積 の総和として登録区間の舗装面積を計算します。 結果を展開図としてCAD編集・出図・保存、またこのCADデータを、展開図パーツとして登録し、他のCA D図面の指定位置へ自由に貼り付けることができます。 【概要】 ・本業務では、初期データとして<路線計算>「中間点・拡幅幅杭計算」ファイルが必須となります。 ・「中間点・拡幅幅杭計算」で設定した左右幅杭座標情報から各3角形の辺長とその位置関係が初期値として自 動登録されます。 ・実施設計,変更設計(赤書き)の2種類のデータが登録できます。 ・各区間毎に控除面積(マンホール等)の登録ができます。 ・登録行の削除は出来ますが、新たな登録行(三角形情報)を追加及び挿入することは出来ません。 192 【データ登録】 ① 業務を選択する 新規作成の場合は[新規業務]メニューから、既 存計算書を呼び出す場合は[業務を開く]から[面 積及び展開]→[展開 舗装 自動へロン]を選択 します。 新規作成の場合は、「ファイルを開く」ダイアログ から、どの「中間点・拡幅幅杭計算」ファイルを元 に展開計算するのか指定します。(本業務を実行す る前に、必ず「中間点・拡幅幅杭計算」を実行しそ れをファイル保存しておく必要があります) 続けて、読み込み区間指定のダイアログが開かれま す。展開対象とする区間を追加距離で指定し、凡例 の初期値とマーク形状を指定します。 ② データを登録する 登録可能な項目は、測点名・各辺長・控除面積です。 1データを変更登録すると、その三角形と辺や頂点を共有する他の三角形のデータも自動的に更新されます。 ここで辺長数値を変更しても、CAD画面上の3角形の形状が変更されることはありません。 (辺長数値・点名・凡例情報の変更は、リアルタイムにCAD画面上に反映されます) 登録データを実施設計,変更設計(赤書き)へと切り替えるのは「入力選択」ラジオグループから指定します。 【固有操作】 ・入力桁数等の設定 メニュー<オプション>「桁・端数処理等の設定」を実行すると、各項目の有 効桁数や端数処理(丸め)を変更することが出来ます。 193 ・計算書印刷及び「CAD図面」への計算書貼り付けの設定 実施設計・変更設計項目の見出し名称(ユーザ固有の名称へと変更することも出来ます)や印刷順を設定すること ができます。 ・「CAD図面」設定オプション メニュー<表示>「図面を開く」を実行すると「縮尺等の 設定」ダイアログが開きます。 ここで、用紙サイズや縮尺等、作図初期条件を登録し「O K」ボタンをクリックすると展開図がCAD表示されます。 ・リンク「CAD図面」を展開パーツ部品へと登録する CADウィンドウと本業務データ登録ウィンドウがリア ルタイムリンクしている状態で(メニュー<表示>「図面を 開く」を実行しCAD表示し、本業務データ登録ウィンドウ を閉じていない状態)で、CADウィンドウをアクティブと し、メニュー<編集>「展開パーツとして登録」を実行する か、CADウィンドウを閉じようとすると「縮尺等の設定」 ダイアログが開きます。 「展開図をパーツ登録」ダイアログが開きます。 ここで名称を設定し登録すると、他のCAD図面の自由な指 定位置に本展開図及びその計算書を貼り付けることができ ます。(予めCADウィンドウ上に計算書を貼り付けておく 必要はありません) 194 展開 側壁 等 各断面間の測点名・区間距離・断面数値(幅や高さ・断面積等)を登録し平均断面法にて数量計算を実行します。 結果を展開図としてCAD編集・出図・保存、またこのCADデータを、展開図パーツとして登録し、他のCA D図面の指定位置へ自由に貼り付けることができます。 【概要】 ・本業務では、初期データとして<路線計算>「中間点・拡幅幅杭計算」ファイルのセンター測点名,単距離、 またオプション設定により幅員を自動引用することも出来ます(必須ではありません) ・実施設計,変更設計(赤書き)の2種類のデータが登録できます。 195 【断面情報】 1断面幅(入力ウィンドウには幅と表示してありますが、幅以外の 断面数値を登録することができます)には、一つ手前の断面から入っ てきた断面幅(To情報)と次の断面へとつながる断面幅(Fro m情報)の2種類の情報を登録することができます。 したがって登録第一行目のTo情報は登録できません。 初期値として、To情報と同じ数値がFrom情報に自動登録され ます。 【データ登録】 ① 業務を選択する 新規作成の場合は[新規業務]メニューから、既存 計算書を呼び出す場合は[業務を開く]から[面積及 び展開]→[展開 側壁 等]を選択します。 新規作成の場合は、「路線中間点の情報を読み込む か」の確認ダイアログが開きます。 ここで「はい」を選択すると、続けて「ファイルを開 く」ダイアログから、どの「中間点・拡幅幅杭計算」 ファイルから情報を読み込むか選択します。 続けて、読み込み区間指定のダイアログが開かれます。 展開対象とする区間を追加距離で指定し、幅員情報も 初期値として登録するか選択します。 ② データを登録する 登録対象となる項目は、測点名・単距離・To幅(先頭行以外)・From幅です。 また、整列指定で「センターシフト」「下シフト」「上シフト」を選択している場合は、さらにToシフト,From シフト項目も入力対象となります。 登録データを実施設計,変更設計(赤書き)へと切り替えるのは「入力選択」ラジオグループから指定します。 196 【固有操作】 ・入力桁数等の設定 メニュー<オプション>「桁・端数処理等の設定」を実行すると、各項 目の有効桁数や端数処理(丸め)を変更することが出来ます。 ・計算書印刷及び「CAD図面」への計算書貼り付けの設定 実施設計・変更設計項目の見出し名称(ユーザ固有の名称へと変更することも出来ます)や印刷順・幅項目の名 称(ユーザ固有の名称へと変更することも出来ます)などを設定することができます。 ・「CAD図面」設定オプション メニュー<表示>「図面を開く」を 実行すると「縮尺等の設定」ダイアロ グが開きます。 ここで、用紙サイズや各縮尺・寸法線 の位置等、作図初期条件を登録し「O K」ボタンをクリックすると展開図が CAD表示されます。 197 ・「整列」ラジオグループの設定 データ入力ウィンドウ上部にある「整列ラジオグループ」を変更することで、CAD図面の描画形状をリアルタ イムに変更することができます。 「センターシフト」「下シフト」「上シフト」は、どのポ イントを基準に断面位置をシフト表示するかを指定しま す。「下シフト」を例としてFromシフトとToシフト の関係を図説します。 ・リンク「CAD図面」を展開パーツ部品へと登録する CADウィンドウと本業務データ登録ウィンドウがリアル タイムリンクしている状態で(メニュー<表示>「図面を開く」 を実行しCAD表示し、本業務データ登録ウィンドウを閉じて いない状態)で、CADウィンドウをアクティブとし、メニュ ー<編集>「展開パーツとして登録」を実行するか、CADウ ィンドウを閉じようとすると「縮尺等の設定」ダイアログが開 きます。 「展開図をパーツ登録」ダイアログが開きます。 ここで名称を設定し登録すると、他のCAD図面の自由な指定 位置に本展開図及びその計算書を貼り付けることができます。 (予めCADウィンドウ上に計算書を貼り付けておく必要は ありません) 198 展開 擁壁 [天端 基礎厚一定] 天端及び基礎厚が展開区間で一定の場合、その天端及び基礎厚数値と各断面間の測点名・区間距離・法高を登 録し数量計算を実行します。 結果を展開図としてCAD編集・出図・保存、またこのCADデータを、展開図パーツとして登録し、他のCA D図面の指定位置へ自由に貼り付けることができます。 【概要】 ・本業務では、初期データとして<路線計算>「中間点・拡幅幅杭計算」ファイルのセンター測点名,単距離を 自動引用することも出来ます(必須ではありません) ・実施設計,変更設計(赤書き)の2種類のデータが登録できます。 199 【断面情報】 1断面には、一つ手前の断面から入ってきた法高(To情報)と次の断面へとつながる法高(From情報) の2種類の情報を登録することができます。 したがって登録第一行目のTo情報は登録できません。 初期値として、To情報と同じ数値がFrom情報に自動登録されます。 各断面間の区間距離は上距離(天端側)と下距離(基礎側)の2つの距離を登録することができます。 この2つの値が異なる場合、計算には上下距離の平均距離が採用されます。 ① 業務を選択する 新規作成の場合は[新規業務]メニューから、既 存計算書を呼び出す場合は[業務を開く]から[面 積及び展開]→[展開 擁壁 天端基礎厚一定]を 選択します。 新規作成の場合は、「路線中間点の情報を読み込む か」の確認ダイアログが開きます。 ここで「はい」を選択すると、続けて「ファイルを 開く」ダイアログから、どの「中間点・拡幅幅杭計 算」ファイルから情報を読み込むか選択します。 続けて、読み込み区間指定のダイアログが開かれま す。展開対象とする区間を追加距離で指定します。 ② 天端・基礎厚データを登録する ヘッドエリアにある天端・基礎厚項目にその値を登録します。 ③ データを登録する 登録対象となる項目は、測点名・上距離・下距離・To法高(先頭行以外)・From法高です。 また、整列指定で「センターシフト」「下シフト」「上シフト」を選択している場合は、さらにToシフト,From シフト項目も入力対象となります。 登録データを実施設計,変更設計(赤書き)へと切り替えるのは「入力選択」ラジオグループから指定します。 200 【固有操作】 ・入力桁数等の設定 メニュー<オプション>「桁・端数処理等の設定」を実行すると、各項目の 有効桁数や端数処理(丸め)を変更することが出来ます。 ・計算書印刷及び「CAD図面」への計算書貼り付けの設定 実施設計・変更設計項目の見出し名称(ユーザ固有の名称へと変更することも出来ます)や印刷順・幅項目の名 称(ユーザ固有の名称へと変更することも出来ます)などを設定することができます。 ・「CAD図面」設定オプション メニュー<表示>「図面を開く」を実行すると「縮尺等の設定」ダイアログが開きます。 ここで、用紙サイズや各縮尺・赤書き表示方法等、作図初期条件を登録し「OK」ボタンをクリックすると展開 図がCAD表示されます。 201 ・「整列」ラジオグループの設定 データ入力ウィンドウ上部にある「整列ラジオグループ」を変更することで、CAD図面の描画形状をリアル タイムに変更することができます。 「センターシフト」「下シフト」「上シフト」は、どのポイ ントを基準に断面位置をシフト表示するかを指定します。 「上シフト」を例としてFromシフトとToシフトの関係 を図説します。 ・リンク「CAD図面」を展開パーツ部品へと登録する CADウィンドウと本業務データ登録ウィンドウがリアルタイムリンクしている状態で(メニュー<表示> 「図 面を開く」を実行しCAD表示し、本業務データ登録ウィンドウを閉じていない状態)で、CADウィンドウをア クティブとし、メニュー<編集>「展開パーツとして登録」を実行するか、CADウィンドウを閉じようとする と「縮尺等の設定」ダイアログが開きます。 「展開図をパーツ登録」ダイアログが開きます。 ここで名称を設定し登録すると、他のCAD図面の自由な指定位置に本展開図及びその計算書を貼り付けること ができます。(予めCADウィンドウ上に計算書を貼り付けておく必要はありません) 202 展開 擁壁[天端 基礎厚可変] 各断面間の測点名・区間距離・法高に加え、断面毎に天端・基礎厚値を登録し数量計算を実行します。 結果を展開図としてCAD編集・出図・保存、またこのCADデータを、展開図パーツとして登録し、他のCA D図面の指定位置へ自由に貼り付けることができます。 【概要】 ・本業務では、初期データとして<路線計算>「中間点・拡幅幅杭計算」ファイルのセンター測点名,単距離を 自動引用することも出来ます(必須ではありません) ・実施設計,変更設計(赤書き)の2種類のデータが登録できます。 203 【断面情報】 1断面には、一つ手前の断面から入ってきた天端・法高・基礎厚(To情報)と次の断面へとつながる天端・ 法高・基礎厚(From情報)の2種類の情報を登録することができます。 したがって登録第一行目のTo情報は登録できません。 初期値として、To情報と同じ数値がFrom情報に自動登録されます。 各断面間の区間距離は上距離(天端側)と下距離(基礎側)の2つの距離を登録することができます。 この2つの値が異なる場合、計算には上下距離の平均距離が採用されます。 【データ登録】 ① 業務を選択する 新規作成の場合は[新規業務]メニューから、既存計算書を呼び出す場合は[業務を開く]から[面積及び展 開]→[展開 擁壁 天端基礎厚一定]を選択します。 新規作成の場合は、「路線中間点の情報を読み込むか」の確認ダイアログが開きます。 ここで「はい」を選択すると、続けて「ファイルを開く」ダイアログから、どの「中間点・拡幅幅杭計算」ファ イルから情報を読み込むか選択します。 続けて、読み込み区間指定のダイアログが開かれます。展開対象とする区間を追加距離で指定します。 ② データを登録する 登録対象となる項目は、測点名・上距離・下距離・To天端・To法高・To基礎厚(先頭行以外)・From天端・From法 高・From基礎厚です。 また、整列指定で「センターシフト」等シフト指定を選択している場合は、さらにToシフト,Fromシフト項目も 入力対象となります。 登録データを実施設計,変更設計(赤書き)へと切り替えるのは「入力選択」ラジオグループから指定します。 204 【固有操作】 ・入力桁数等の設定 メニュー<オプション>「桁・端数処理等の設定」を実行すると、各項目 の有効桁数や端数処理(丸め)を変更することが出来ます。 ・計算書印刷及び「CAD図面」への計算書貼り付けの設定 実施設計・変更設計項目の見出し名称(ユーザ固有の名称へと変更することも出来ます)や印刷順・幅項目の名 称(ユーザ固有の名称へと変更することも出来ます)などを設定することができます。 ・「CAD図面」設定オプション メニュー<表示>「図面を開く」を実行すると「縮尺等の設定」ダイアログが開きます。 ここで、用紙サイズや各縮尺・赤書き表示方法等、作図初期条件を登録し「OK」ボタンをクリックすると展開 図がCAD表示されます。 205 ・「整列」ラジオグループの設定 データ入力ウィンドウ上部にある「整列ラジオグループ」を変更することで、CAD図面の描画形状をリアル タイムに変更することができます。 「センターシフト」「下シフト」「上シフト」は、ど のポイントを基準に断面位置をシフト表示するかを指 定します。「法下シフト」を例としてFromシフト とToシフトの関係を図説します。 ・リンク「CAD図面」を展開パーツ部品へと登録する CADウィンドウと本業務データ登録ウィンドウがリアルタイムリンクしている状態で(メニュー<表示> 「図 面を開く」を実行しCAD表示し、本業務データ登録ウィンドウを閉じていない状態)で、CADウィンドウをア クティブとし、メニュー<編集>「展開パーツとして登録」を実行するか、CADウィンドウを閉じようとする と「縮尺等の設定」ダイアログが開きます。 「展開図をパーツ登録」ダイアログが開きます。 ここで名称を設定し登録すると、他のCAD図面の自由な指定位置に本展開図及びその計算書を貼り付けること ができます。(予めCADウィンドウ上に計算書を貼り付けておく必要はありません) 206 座標系の変換(4点指定) 基線(P1-P2)で示される座標系から変換線(P1-P2)で指定する座標系へと、入力座標を変換し、新たな 座標として登録します。 【データ登録】 ① ヘッドエリアで基線・変換線を指定します。 ・ <オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、測点名又は座標Noを入力後 [Enter]または[Tab]キーを押すことで、目的とする座標を呼び出します。 P1・P2指定で変換前の座標系を、P3・P4指定で変換後の座標系指定となります。 ②データグリッドで変換前座標を登録します。 ・<オプション>入力の設定<{jump 座標呼び出しキー項目の選択>設定により、測点名又は座標Noを入力後 [Enter]または[Tab]キーを押すことで、目的とする変換前座標を呼び出します。 ・データグリッドに表示された、変換後座標に測点名と座標Noを登録します。 【留意事項】 ・P1~P4座標及び変換前座標は予め座標DBに登録されている必要があります。 ・変換後の座標Noは、必ず変換前座標Noと重複しないNoとしてください。座標Noが重複していると、計 算循環により誤った座標変換が実行されてしまいます。 207 座標系の変換(ヘルマート) 基線点グループで示される座標系から指定点グループで示される座標系へと、入力座標を変換し、新たな座標と して登録します。 変換には、基線点グループ・指定点グループによる最小二乗法変換式が採用されます。 【データ登録】 ① ヘッドエリアグリッドで、基線点座標グループ・指定点座標グループを指定します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする 座標を呼び出します。 ②データグリッドで変換前座標を登録します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする変換前 座標を呼び出します。 ・データグリッドに表示された、変換後座標に測点名と座標Noを登録します。 【留意事項】 ・基準点,指定点グルーブには、最低3ペア以上の座標が指定されている必要があります。 ・基準点,指定点,変換前座標は予め座標DBに登録されている必要があります。 ・変換後の座標Noは、必ず変換前座標Noと重複しないNoとしてください。座標Noが重複していると、計 算循環により誤った座標変換が実行されてしまいます。 208 2直線の交点 指定した2直線の交点を求めます。直線の指定方法は4点・3点1方向・2点2方向が選択できます。又、移動 量を入力することで、指定直線から平行移動した直線の交点を求めることも出来ます。 209 【データ登録】 ① 2直線を指定します。 ・座標指定ボックスで「No」を選択した場合は座標Noを、 「測点 名」を選択した場合は測点名で座標を指定します。 ・直線指定ボックスで、4点を選択した場合はP1,P2 で直線1を、P3,P4で直線2を指定、3点1方向を選 択した場合は、P3と直線2の方向角で直線2を指定し ます。 2点2方向を選択した場合は、P1と直線1の方向角で直線1を、P3と直線2の方向角で直線2を指定します。 ・指定直線からシフトした直線の交点を求る場合は、さらに移動量を入力します。 移動量に0より大きな値を入力した場合は直線方向に対し左にシフト、マイナス値を入力した場合は右シフトと なります。 ② 交点座標を登録します。 ・表示された、交点座標に測点名と座標Noを登録し、 「座標登録」ボタンをクリックすると、座標DBに結果が 登録されます。 【留意事項】 ・P1,P2,P3,P4座標は予め座標DBに登録されている必要があります。 210 円と直線の交点 指定した直線と、中心とその半径で指定される円との交点を求めます。直線の指定方法は2点・1点1方向が選 択できます。 211 【データ登録】 ① 直線と円を指定します。 ・座標指定ボックスで「No」を選択した場合は座標Noを、 「測点 名」を選択した場合は測点名で座標を指定します。 ・直線指定ボックスで、2点を選択した場合はP1,P2で直線 1を、1点1方向を選択した場合は、P1と直線の方向角で直線 を指定します。 ・中心と半径で円を指定します。 ② 交点座標を登録します。 ・表示された、交点座標に測点名と座標Noを登録し、 「座標登録」ボタンをクリックすると、座標DBに結果が 登録されます。 【留意事項】 ・P1,P2,中心座標は予め座標DBに登録されている必要があります。 212 円と円の交点 中心とその半径で指定される2つの円の交点を求めます。 213 【データ登録】 ① 2円を指定します。 ・座標指定ボックスで「No」を選択した場合は座標Noを、 「測点 名」を選択した場合は測点名で座標を指定します。 ・中心と半径で円を指定します。 ② 交点座標を登録します。 ・表示された、交点座標に測点名と座標Noを登録し、 「座標登録」ボタンをクリックすると、座標DBに結果が 登録されます。 【留意事項】 ・中心座標は予め座標DBに登録されている必要があります。 214 連続移動交点 各指定点で示される折れ線と幅員指定により、連続した移動交点を求めます。 【データ登録】 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする指定点 座標を呼び出します。 ・幅員指定ボックスで左幅員を指定した場合は左方向シフト量を、右幅員を指定した場合は右方向シフト量を、 幅員として入力します。 【留意事項】 ・指定点は予め座標DBに登録されている必要があります。 215 クロソイド交点 ヘッドエリアで指定されるクロソイド線又はその幅杭線と、データグリッドから2座標点で指定される直線の 交点を求めます。 【データ登録】 ① ヘッドエリアでクロソイド線及びその幅杭線を指定します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とするKA指定点座標を呼び出します。 ・クロソイド形状をA・R・Lのうちいずれか2つで指定し、右回りか左回りかを選択します。 ・幅員情報として「なし」を選択した場合は、クロソイド線との直接交点が求まります。 ・幅員として「左または右幅員」を選択した場合は、その幅員線と直線の交点、及びその交点を垂線頂点として、 クロソイド上に垂線の足を求めることが出来ます。 ・幅員には、KA,KE幅員および拡幅計算方法を指定することで、拡幅要素を加味することが出来ます。 ② 交点座標を登録します。 ・表示された、交点座標および垂線の足座標に測点名と座標Noを登録します。 ・交点又は垂線の足情報として、XY座標値のほか「KAからの距離」が求まります。 216 内外分点-直線 ヘッドエリアの始点・終点で指定される直線上およびその延長線上に、始点からの距離を指定することで新た な座標を求めます。 さらにその点からのシフト距離を指定することで、幅杭点を求めることも出来ます。 【データ登録】 ① ヘッドエリアで直線を指定します。 ・ <オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、測点名又は座標Noを入力後 [Enter]または[Tab]キーを押すことで、目的とする始点及び終点指定点座標を呼び出します。 ② データグリッドから内外分点を登録します。 ・ 「距離指定方法ボックス」で「単距離」を指定した場合は、一つ手前の指定点からの単距離を、 「追加距離」を 指定した場合は始点からの追加距離を入力します。 ・幅杭点を求める場合は、さらにオフセットを入力します。0より大きな値を登録すると「左幅杭」が、マイナ ス値を入力すれば「右幅杭」を求めることが出来ます。 217 218 内外分点-円弧 ヘッドエリアの始点・終点および円上点指定、又は始点・終点および半径と右左回りのいずれかで指定される 円弧上およびその延長線上に、始点からの弧長距離を指定することで新たな座標を求めます。 さらにその点からのシフト距離を指定することで、幅杭点を求めることも出来ます。 219 【データ登録】 ① ヘッドエリアで円弧を指定します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする始点及び終点指定点 座標を呼び出します。 ・ 「円弧指定ボックス」で3点指定を選択している場合は、さらにその円弧上に存在する点(弧上点)を<オプシ ョン>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter]または[Tab] キーを押すことで、呼び出します。 ・ 「円弧指定ボックス」で2点と半径を選択している場合は、半径とその円弧の向きを左回りか右回りかで選択し ます。 ② データグリッドから内外分点を登録します。 ・ 「距離指定方法ボックス」で「単距離」を指定した場合は、一つ手前の指定点からの単距離を、 「追加距離」を 指定した場合は始点からの追加距離(弧長)を入力します。 ・幅杭点を求める場合は、さらにオフセットを入力します。0より大きな値を登録すると「左幅杭」が、マイナ ス値を入力すれば「右幅杭」を求めることが出来ます。 220 隅切り-直線 ∠P1-頂点-P2指定したコーナーに直線の隅切り点を求めます。 221 ① 隅切りを指定します。 ・座標指定ボックスで「No」を選択した場合は座標Noを、 「測点名」を選択した場合は測点名で頂点,P1, P2の各座標を指定します。 ・隅切り指定ボックスで「隅切り長」を選択した場合は隅切り長を、 「脚長」を選択した場合は脚長を指定します。 ② 隅切点座標を登録します。 ・表示された、隅切点座標に測点名と座標Noを登録し、 「座標登録」ボタンをクリックすると、座標DBに結果 が登録されます。 【留意事項】 ・頂点,P1,P2座標は予め座標DBに登録されている必要があります。 222 隅切り-円弧 ∠P1-頂点-P2指定したコーナーに円弧の隅切り点を求めます。 223 【データ登録】 ① 隅切りを指定します。 ・座標指定ボックスで「No」を選択した場合は座標Noを、 「測点名」を選択した場合は測点名で頂点,P1, P2の各座標を指定します。 ・隅切り指定ボックスで「半径」を選択した場合は隅切り円弧の半径を、 「脚長」を選択した場合は脚長を指定し ます。 ② 隅切点座標を登録します。 ・表示された、隅切点座標に測点名と座標Noを登録し、 「座標登録」ボタンをクリックすると、座標DBに結果 が登録されます。 【留意事項】 ・頂点,P1,P2座標は予め座標DBに登録されている必要があります。 224 直線への垂線 ヘッドエリアの始点・終点で指定される直線上およびその延長線上に、指定点で指定される点から垂線をおろ すことで新たな座標を求めます。 【データ登録】 ① ヘッドエリアで直線を指定します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする始点及び終点指定点座標を呼び出します。 ② データグリッドから垂線の頂点を指定します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、垂線の頂点とする指定点 座標を呼び出します。 225 円弧への垂線 ヘッドエリアの始点・終点および円上点指定、又は始点・終点および半径と右左回りのいずれかで指定される 円弧上およびその延長線上に、指定点から垂線を指定することで垂線の足をの座標を求めます。 【データ登録】 ① ヘッドエリアで円弧を指定します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とする始点及び終点指定点座標を呼び出します。 ・ 「円弧指定ボックス」で3点指定を選択している場合は、さらにその円弧上に存在する点(弧上点)を <オプ ション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、測点名又は座標Noを入力後[Enter]または [Tab]キーを押すことで、呼び出します。 ・ 「円弧指定ボックス」で2点と半径を選択している場合は、半径とその円弧の向きを左回りか右回りかで選択し ます。 ② データグリッドから垂線の頂点を指定します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、垂線の頂点とする指定点 座標を呼び出します。 226 クロソイドへの垂線 ヘッドエリアで指定されるクロソイド上に、指定点から垂線を指定することで垂線の足をの座標を求めます。 【データ登録】 ① ヘッドエリアで円弧を指定します。 ・<オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、 測点名又は座標Noを入力後[Enter] または[Tab]キーを押すことで、目的とするKA指定点座標を呼び出します。 ・クロソイド形状をA・R・Lのうちいずれか2つで指定し、右回りか左回りかを選択します。 ② データグリッドから垂線の頂点を指定します。 ・ <オプション>入力の設定・<座標呼び出しキー項目の選択>設定により、測点名又は座標Noを入力後 [Enter]または[Tab]キーを押すことで、垂線の頂点とする指定点座標を呼び出します。 227 後方交会 現在の位置から、2既知点までの距離とその挟角を指定することで、現在位置の座標値を計算します。 【データ登録】 ① 既知点座標と挟角を指定します。 ・座標指定ボックスで「No」を選択した場合は座標Noを、 「測点名」を選択した場合は測点名で2既知点の座 標を指定します。 ・∠既知点1-新点-既知点2の挟角を入力します。 ② 新点座標を登録します。 ・表示された、新点座標に測点名と座標Noを登録し、 「登録」ボタンをクリックすると、座標DBに結果が登録 されます。 【留意事項】 ・既知点1,既知点2座標は予め座標DBに登録されている必要があります。 ・本業務は、各種トラバース計算及び逆計算業務から割り込み計算として実行することが出来ます。その場合「登 録」をクリックすることで、既知点1を「後視点座標」として、新点を「器械点座標」として自動登録することが 出来ます。 ・計算の性格上、挟角が極端に鋭角である場合や180゜に近い場合、基礎データの誤差から反映される計算結 果誤差が極端に大きくなりますのでご注意下さい。 228 平行線 P1・P2の2点で指定される線分から、左右に指定距離だけ並行移動した2座標を計算します。 【データ登録】 ① 基線を指定します。 ・座標指定ボックスで「No」を選択した場合は座標Noを、 「測点名」を選択した場合は測点名でP1,P2の 2座標を指定します。 ・移動方向ボックスから左右どちらに平行移動するか選択した後、平行移動距離を指定します。 ② 新点座標を登録します。 ・表示された、新点座標に測点名と座標Noを登録し、 「座標登録」ボタンをクリックすると、座標DBに結果が 登録されます。 【留意事項】 ・P1,P2座標は予め座標DBに登録されている必要があります。 229 3点円 指定されるP1・P2・P3の3点上を通る円を計算し、中心座標とその円の半径を求めます。 【データ登録】 ① 円情報を指定します。 ・座標指定ボックスで「No」を選択した場合は座標Noを、 「測点名」を選択した場合は測点名でP1,P2, P3の3座標を指定します。 ② 新点座標を登録します。 ・表示された、新点中心座標に測点名と座標Noを登録し、 「座標登録」ボタンをクリックすると、座標DBに結 果が登録されます。 【留意事項】 ・P1,P2,P3座標は予め座標DBに登録されている必要があります。 230 手帳・ICカードへ座標送信 シャープ通信ケーブルCE-150TSを使い、座標情報を「手帳ICカード」へ送信します。 【操作手順】 ① 電子手帳とパソコンをCE-150TSケーブルで接続(RS-232C接続)します。 ② メニュー<オプション>「通信ポートの設定」で、現在の接続ポートと一致していることを確認します。 ③ データグリッドでNo・X・Y・測点名を入力するか、座標入力画面や他の計算業務から座標情報をコピーし、 データグリットに 貼り付け、送信座標情報を登録します。 ④ まず先に「電子手帳」で「座標受信」を選択し、電子手帳が受信待ちの状態とします。 ⑤ メニュー<ファイル>「座標情報送信」を選択するか、 をクリックすると、通信が開始されます。 ⑥ 完了ダイアログが表示されると受信完了です。 「OK」をクリックしてください。 【留意事項】 ・本業務データグリッドで、測点名やNo入力による座標DBからの座標呼び出し機能はありません。 ( コピー と貼り付けを活用してください) ・送信を開始してから、60秒経過しても「電子手帳」から応答がない場合、送信を中断します。 ・Z項目を送ることは出来ません。また、漢字測点名を送信することは出来ません。 ・測点名が12文字以上の文字数を持つものは、13文字以降が自動カットされます。 ・本業務実行中は、他の「通信業務」を実行することは出来ません。 231 手帳・ICカードから座標受信 シャープ通信ケーブルCE-150TSを使い、座標情報を「手帳ICカード」から受信します。 【操作手順】 ① 電子手帳とパソコンをCE-150TSケーブルで接続(RS-232C接続)します。 ② メニュー<オプション>「通信ポートの設定」で、現在の接続ポートと一致していることを確認します。 ③ まず先に「電子手帳」で「座標送信」を選択し、電子手帳が送信待ちの状態とします。 ④ メニュー<ファイル>「座標情報受信」を選択するか、 をクリックすると、通信が開始されます。 ⑤ 完了ダイアログが表示されると受信完了です。 「OK」をクリックしてください。 ⑥ 受信した座標情報には「座標No」が登録されていません、メニュー<編集>「全て選択」後「選択範囲をナ ンバリング」でNo付加した後、 「座標DB」へ結果を登録することが出来ます。 【留意事項】 ・受信を開始してから、60秒経過しても「電子手帳」から応答がない場合、受信完了と判断します。 ・本業務実行中は、他の「通信業務」を実行することは出来ません。 232 手帳・ICカードから観測受信 シャープ通信ケーブルCE-150TSを使い、観測情報を「手帳ICカード」から受信します。 【操作手順】 ① 電子手帳とパソコンをCE-150TSケーブルで接続(RS-232C接続)します。 ② メニュー<オプション>「通信ポートの設定」で、現在の接続ポートと一致していることを確認します。 ③ まず先に「電子手帳」で「観測値送信」を選択し、電子手帳が送信待ちの状態とします。 ④ メニュー<ファイル>「電子手帳から観測値受信」を選択するか、 をクリックすると、通信が開始さ れます。 ⑤ 完了ダイアログが表示されると受信完了です。 「OK」をクリックしてください。 ⑥ 受信データをコピーし、各種トラバース入力画面へ直接貼り付けることもできます。また、観測値ファイルと してファイルとして保存することも出来ます。 【留意事項】 ・受信を開始してから、60秒経過しても「電子手帳」から応答がない場合、受信完了と判断します。 ・本業務実行中は、他の「通信業務」を実行することは出来ません。 ・本業務で保存したファイルは、メニュー<業務を開く>「通信」 ・観測データから開くことが出来ます。 233 トータルステーションとの通信条件の設定 トータルステーションと座標を送受信及び観測値受信業務を実行する際に、 通信条件をトータルステーションと 完全に一致しておく必要があります。本設定ウィンドウは「TSへ座標送信」 ・ 「TSから座標受信」 ・ 「TSから 観測値受信」の3業務から、メニュー<オプション>「通信条件設定」を選択することで開くことができます。 【設定内容】 ・トータルステーション,データコレクタの名前 接続するトータルステーション機種名を選択します。固有機種名がこのリストにない場合は、 「APA標準」を 選択し、トータルステーション側でも「標準フォーマット(APA)通信モード」を選択します。 ・通信ポート トータルステーションと接続するRS-232Cケーブルを接続するPCポートNoを選択します。 ・ボーレート(通信スピード) トータルステーションで設定されている数値と同一の値を選択します。この数値が大きければ大きいほど高速 通信が可能となります。 ・データ長,ストップビット,パリティービット,フロー制御 トータルステーションで設定されている数値と同一の値を選択します。 234 【留意事項】 ・PENTAX PTS・ITSと接続する場合は、フロー制御「ハードワイヤ項目」にチェックをいれてくだ さい。 ・トータルステーション機種名として「PCS-100」を選択した場合、 「プロトコルの有無」 ・ 「フォーマットの選 択」ラジオボックスが選択可能になります。PCS側「データ転送設定」で設定した値と同一の設定としてくだ さい。 (PCS側で、フォーマットにAPAを選択した場合、プロトコルは必ず「有り」を選択してください) ※推奨設定 プロトコル有り DC2フォーマット ・ 「PCS-100」には、PCと座標を送受信できるタイプと、PCへ座標を送信する機能をもたないタイプがあり ます。PCS-100操作パネル[F1]と[F2]を同時に押し下げた後電源を投入するとPCSディスプレイにバ ージョン情報が表示されます。 「V.321」以上が表示がされる「PCS-100」は座標を送受信できるタイプです。 「V.321」未満が表示がされる「PCS-100」からは、PCに座標を送信することはできません。 「V.321」未満が表示がされる「PCS-100」では、工事メイトの設定を「プロトコル」有り・ 「フォーマット」は「DC2」を選択してください。 (PC→TS座標送信のみ機能します) ・Nicon DTM-Sシリーズ及びNST-HGと接続する場合は、データ長:8ビット,ストップビット: 1ビット,パリティー:無し と設定してください。 ・TOPCONフォーマットで座標を送受信する場合、トータルステーション側の設定は「XYZ」としてくだ さい。 また、通信設定でCRLFをoffからONに変更してください。 235 TSへ座標送信 座標情報受信・保存機能付き各社トータルステーションへ座標情報を一括送信します。 【操作手順】 ① トータルステーションとパソコンを接続ケーブルで接続(RS-232C接続)します。 ② メニュー<オプション>「通信条件の設定」で、通信条件がトータルステーション側の設定と完全に一致して いるか確認してください。 (一度設定しておけば、その内容は保存登録されています。 ) ③ 座標入力画面や他の計算業務から座標情報をコピーし、データグリットに貼り付け、送信座標情報を登録しま す。 ④ トータルステーションを座標受信状態とします。 ⑤ メニュー<ファイル>「座標送信開始」を選択するか、 をクリックすると、通信が開始されます。 ⑥ 完了ダイアログが表示されると受信完了です。 「OK」をクリックしてください。 【留意事項】 ・本業務データグリッドに、キーボードから入力することは出来ません。 コピーと貼り付けにより座標情報を登 録してください。 ・メニュー<ファイル>「APAファイルとして保存」を選択するか、 をクリックすると、 「ファイル 保存」のダイアログが開かれます。本操作実行により、座標情報をAPA形式ファイルとして保存登録すること が出来ます。 (保存する先をカードとすることで、 PCカードスロットルを介して各社カード搭載TSのカードに 座標情報を登録することができます。 ) ・本業務実行中は、他の「通信業務」を実行することは出来ません。 236 TSから座標受信 座標情報保存・送信機能付き各社トータルステーションから座標情報を一括受信します。 【操作手順】 ① トータルステーションとパソコンを接続ケーブルで接続(RS-232C接続)します。 ② メニュー<オプション>「通信条件の設定」で、通信条件がトータルステーション側の設定と完全に一致して いるか確認してください。 (一度設定しておけば、その内容は保存登録されています。 ) ③ トータルステーションを座標送信状態とします。 ④ メニュー<ファイル>「座標受信開始」を選択するか、 をクリックすると、通信が開始されます。 ⑥ 完了ダイアログが表示されると受信完了です。 「OK」をクリックしてください。 【留意事項】 ・メニュー<ファイル>「カード(ファイル)から読み込み」を選択するか、 をクリックし読み込み対 象機種名を選択すると、 「ファイルを開く」のダイアログが開かれます。本操作実行により、座標情報をPCカー ドスロットルを介して各社カード搭載TSのカードから座標情報を読み込むことができます。 ・本業務実行中は、他の「通信業務」を実行することは出来ません。 237 TSから観測受信 観測情報保存・送信機能付き各社トータルステーションから観測情報を一括受信します。 【操作手順】 ① トータルステーションとパソコンを接続ケーブルで接続(RS-232C接続)します。 ② メニュー<オプション>「通信条件の設定」で、通信条件がトータルステーション側の設定と完全に一致して いるか確認してください。 (一度設定しておけば、その内容は保存登録されています。 ) ③ トータルステーションを観測値送信状態とします。 ④ メニュー<ファイル>「観測受信開始」を選択するか、 をクリックすると、通信が開始されます。 ⑥ 完了ダイアログが表示されると受信完了です。 「OK」をクリックしてください。 【留意事項】 ・メニュー<ファイル>「カード(ファイル)から読み込み」を選択するか、 をクリックし読み込み対 象機種名を選択すると、 「ファイルを開く」のダイアログが開かれます。本操作実行により、座標情報をPCカー ドスロットルを介して各社カード搭載TSのカードから座標情報を読み込むことができます。 ・本業務実行中は、他の「通信業務」を実行することは出来ません。 238 路線情報をGF道路パッケージカードへ転送 工事メイト「路線計算業務」で登録した路線情報を、株式会社ニコンジオテックス「道路パッケージ」で読み込 み利用できる形式に変換し、GFデータカードへ転送します。 【制限事項】 ・変換対象となる路線情報は、<路線計算>「役杭設置 IP法」により登録した路線であり、且つ「路線中間点・ 拡幅幅杭計算」によりNo杭情報を生成しファイル保存された路線情報に限定されます。 ・変換登録される座標値情報は、役杭とNo杭に限定されます。(+杭及び幅杭は変換登録されません) ・凸型(クロソイド-クロソイド)や直線-円弧-クロソイド-直線(またはその逆)のカーブ要素をもつ路線 を変換することはできません。 ・カーブ終端(EC及びKA)が、路線終端(EP)と同一点となる路線は「道路測量パッケージ」で正常認知 できません。 【操作手順】 ① 業務を選択する [新規業務]または[業務を開く]メニューから、[路線情報をGF道路Pカードへ展開 を選択します。 ② 変換対象とする路線ファイルを指定する 「対象路線ファイルを指定」ボタンをクリックし、「ファイルを開く」ダイアログに表示される路線ファイルの 中から変換対象とするファイルを指定します。 ③ GFカードへデータを変換登録する 「ファイル書き出し」ボタンをクリックし、「ファイル保存」ダイアログの「保存する場所」からカードリーダ 上に装着してあるGFデータカードのルートフォルダ上を指定しファイル保存します。 239 路線情報をGF工事測量ミニカードへ転送 工事メイト「路線計算業務」で登録した路線情報を、株式会社ニコンジオテックス「工事測量ミニ」で読み込み 利用できる形式に変換し、GFデータカードへ転送します。 【制限事項】 ・変換対象となる路線情報は、<路線計算>「役杭設置 IP法」により登録した路線に限定されます。 ・変換対象となる路線情報が、「路線中間点・拡幅幅杭計算」により計算・ファイル保存されていない場合、本 業務でNo杭のスパンを入力指定する必要があります。 【操作手順】 ① 業務を選択する [新規業務]または[業務を開く]メニューから、[路線情報を工事測量ミニカードへ展開 を選択します。 ② 変換対象とする路線ファイルを指定する 「対象路線ファイルを指定」ボタンをクリックし、「ファイルを開く」ダイアログに表示される路線ファイルの 中から変換対象とするファイルを指定します。 対象路線に「路線中間点・拡幅幅杭計算」が実行されていない場合、続けてNo杭スパンを入力指定する必要が あります。 ③ GFカードへデータを変換登録する 「ファイル書き出し」ボタンをクリックし、「ファイル保存」ダイアログの「保存する場所」からカードリーダ 上に装着してあるGFデータカードにある「CENT」フォルダ内にファイル保存します。 240 観測履歴・手簿の作成 「TSから観測値受信」で保存した、 「観測生データ」から「観測データファイル」へと変換を実行します。ま た本業務メニュー「印刷」から観測履歴簿や観測手簿をプリントアウトすることも出来ます。 【データ編集】 ・業務情報の編集 ヘッドエリア「業務名」ボタンをクリックすると「業務データ更新ダイアログ」が開き、そこから業務情報の 編集が出来ます。 ・業務情報の移動 ヘッドエリア「業務名」ボタンの左 をクリックするとデータグリッドに表示される対象「業務」を 変更することが出来ます。 241 ・業務一覧の表示 ヘッドエリア業務移動ボタンの左 をクリックすると登録され ている「業務一覧」が表示され、そこで表示対象業務を指定すること が出来ます。 ・器械点情報の編集 ヘッドエリア 「器械点名」 ボタンをクリックすると 「器 械点データ更新ダイアログ」が開き、そこから器械点情 報の編集が出来ます。 ・器械点情報の移動 ヘッドエリア「器械点名」ボタンの左 をクリックするとデータグリッドに表示される対象「器械点」 を変更することが出来ます。 ・器械点一覧の表示 ヘッドエリア業務移動ボタンの左 をクリックすると登録さ れている「器械点一覧」が表示され、そこで表示対象器械点を指定 することが出来ます。 ・観測データファイルに変換 メニュー<ファイル>「履歴を観 測データに変換」を選択すると、現 在の器械点における観測値を観測 データへと変換することが出来ま す。観測データ変換は器械点毎に実 行してください。 242 観測データ 「手帳・ICカードから観測値受信」で保存した「観測データファイル」を開きます。また、<観測履歴・手 簿>業務で、 「観測生データ」から「観測データファイル」へと変換したを「観測データファイル」も同様に開く ことが出来、このデータをコピーし各種トラバース入力画面に貼り付けを実行することで「観測データ」から「座 標データ」へと変換することが出来ます。 243 プラニメータ読み取り プラニメータをケーブル接続(RS-232C)し、図面から座標データを登録します。 【操作手順】 ① プラニメータとパソコンを接続ケーブルで接続(RS-232C接続)します。 ② メニュー<オプション>「通信条件の設定」で、通信条件がプラニメータ側の設定と完全に一致しているか確 認してください。 (一度設定しておけば、その内容は保存登録されています。 ) ③ プラニメータを「コンピュータ接続」モードとし、 「座標送信状態」とします。 ④ メニュー<ファイル>「座標受信開始」を選択するか、 をクリックすると「受信終了指示ダイアログ」 が開かれ、通信が開始されます。 プラニメータから1座標ごとに座標を送信してください。プラニメータの「キャンセル」ボタンを押すと直前に 受信したデータを取り消すこともできます。 ⑤ 「座標受信終了」ポタンクリックでプラニメータとの通信を終了した後、測点名や座標Noを登録し、座標D Bへ登録してください。 244 【留意事項】 ・プラニメータはメートル単位・小数点以下3桁指定で、データを送信してください。 ・プラニメータから受信可能なデータ種類は、座標データに限られます。 ・通信を開始してから、60秒経過しても「プラニメータ」から応答がない場合、通信を終了します。 ・本業務実行中は、他の「通信業務」を実行することは出来ません。 245 CADの基本操作 図面を開く 工事メイトでは、各種計算業務実行中 メニュー<表示>「図面を開く」からその業務の登録データ状況をつね にリアルタイムに反映する「計算業務とリアルタイムにリンクしたCAD画面」を開くことが出来ます。 また、メニュー<新規業務>「作図」 ・ProCad作図(または平面図その1)から、まったくデータ登録されていない 「白紙」のCAD画面を開くことも、以前に作図し保存登録した「図面」を、メニュー<業務を開く>「作図」 ・ ProCad作図(または平面図その1)からよびだすこともできます。 通常はCADはProCad作図を選択してください、ProCad作図は「平面図その1」 の完全上位互換で、より多機能・高精度なCAD編集ができます。 【各種計算業務から図面を開く】 【新規図面を作成する】 メニュー<新規業務>「作図」 ・ProCad作図を選択すると、 「新しい図面の初期値」ダイアログが開きます。そこ で、今から作成する「新規図面」の測量中心座標と縮尺の入力後「OK」をクリックすると、まだなにもデータ 登録のない白紙の「CAD図面」が開かれます。 そこに、 「他業務座標情報」や「他図面のオプジェクト」をからコピーしここへ「貼り付け」や、 「結線」などを 施し1枚の図面として仕上げていくことが出来ます。 246 【以前に登録保存してある図面を呼び出す】 メニュー<業務を開く>「作図」 ・ProCad作図を選択すると、 「ファイルを開く」ダイアログが開かれます。 そこで以前保存登録してある図面ファイルを指定し、CAD画面に呼び出すことが出来ます。 247 CAD図面の基本設定を行う メニュー<設定>「用紙縮尺等の設定」を選択するか、 かれます。 クリックで「図面情報の設定」ダイアログが開 そこから用紙サイズ・縮尺など、CAD図面としての基本的条件を設定・変更することが出来ます。 ・用紙サイズ 用紙サイズとして、A0~A5・B0~B5の規格サイズの他、ユー ザ用紙サイズを選択すれば、長さと高さを直接入力指定できます。 また、その用紙の配置方向を選択します ・縮尺 縮尺を設定します。ここで入力指定を選択すれば、下の入力ボックスか ら選択リストにない縮尺を指定することもできます。 248 ・画面回転角 用紙に対し、描画図形を回転して配置する場合、回転角を入力します。 ・グリッド CAD画面上に、グリッド(格子点)を表示するか、 またその形状・間隔及び表示色選択します。グリッ ドは、表示しておいてプリントアウトされることは ありません。 グリッドを表示しておけばそれを基 準に、線分を引いたり、移動指定を行うことができ ます。また、グリッド表示に設定していても、画面 上のグリッド間隔があまりに狭くなる場合、グリツ ド表示はされなくなります。 ・選択オブジェクト色 結線・測点名・プロツトマーク(総称してオブジェ クトといいます)を選択状態としたときに、そのオ プシェクトが選択状態であることを示す「固有色」 を選択します。 ・タッチ有効範囲 結線・測点名・プロツトマーク(総称してオブジェクトといいます) を逐次選択する場合、選択有効とできるマウス中心からの有効範囲 をドット単位で指定します。 249 ・図面枠 用紙端に枠線を入れることができ、その形態をここで設定します。 また、 「外枠・内枠」を設定しておくと、その間にトンボ線・座標を出力(印刷時)することも出来ます。 250 CAD画面を構成するオブジェクト CAD画面上には、プロツトマーク・結線・測点名......など、さまざまなデータが配置されます。 「工事メイト」では、このようなデータ全てを総称して、 「オブジェクト」と呼びます。 【オブジェクトの種類】 ① プロットマーク ・座標の存在を表すマークです。40余種のマークタイプからその形状を選択できます。 ② 測点名 ・座標の測点名がプロツトマークの近くに表示されます。プロットマークとの間隔の初期値はプロットマークの タイプ別に設定されています。 ③ 結線 ・プロットマーク(座標)間を結ぶ線分です。各計算業務から「図面を開く」でCAD図面を開いた場合、その 計算状況に応じた結線が初期値として引かれています。また、ユーザ操作により結線を追加あるいは削除するこ とが出来ます。 結線は線種として、実線・破線3種・一点鎖線2種・二点鎖線2種の7線種を持ちます。 ④ 辺長文字 ・結線に対する線分長をメートル単位で表示します。 (測量座標系実寸) ⑤ 方向角文字 ・結線に対応する方向角を度分秒単位で表示します。 (測量座標系) ⑥ 塗潰し ・指定多角閉空間を任意色で塗潰します。 ⑦ 固定文字・連動文字 ・任意文字を図面上に配置できます。固定文字は図面タイトル・表題として、連動文字は図形を説明する注釈用 に使われます。 (挙動の違いを下記します) ⑧ 線分・固定線分 ・任意線分を図面上に配置できます。 ⑨ イメージ ・デジカメ写真などのイメージファイルを任意倍率で任意位置に貼り付けできます。 【連動文字/固定文字 線分/固定線分の違い】 用紙位置を移動すれば、固定文字と固定線分は用紙の移動と同様に移動します。言い換えれば、これら2つの オブジェクトは用紙の定位置に固定されたオブジェクトといえます。 (用紙座標系を共有) 一方、連動文字と線分はプロットマークや結線との位置関係を保ちつづけます。言い換えれば、これら2つの オブジェクトは測量座標位置で決定されるオブジェクトといえます。 (測量座標系を共有) 251 描画モード・位置・倍率を変更する 「工事メイト」では、メニュー<表示>またはツールバー「表示」に配置しているボタンをクリックすること で、描画モードの切替え・拡大や縮小・表示位置移動・用紙移動などを実行することが出来ます。 【描画モードの変更】 ・ 「アウトライン」モード(初期値)を選択すると、測点名・プロットマークは実際のオブジェクトの大きさを反 映せず、視認しやすい大きさで表示されます。また測点名は実際に配置されている位置と異なり、つねにプロッ トマーク左上に表示されます。固定文字・連動文字・辺長文字・方向角文字はこのモードでは表示されません。 ただし、 「詳細モード」と比較し「高速描画」となります。このモードの利用は、図形状況を迅速に把握すると いった場合に適しており、 「編集作業中」においては、このモードを選択することは適しておりません。 ・ 「詳細」モードを選択すると、実際プリントアウトした時のイメージを忠実に画面上で再現します。 (線の太さ は再現されません) ただし、文字内容が確認できないほど縮小表示される場合に限り、文字列はその配置位置を四角の枠で代替表示 し内容を表示することはありません。描画スピードは「アウトラインモード」と比較し若干低速となりますが、 作図・編集作業中は本モードを選択しておくことをおすすめします。 252 【上空表示】 ・ 「上空表示」を選択すると、現在CAD上に読み込まれている全データを対象に略図表示したウィンドウが開か れます。 ・ 「上空表示」ウィンドウ上で左クリックすると、 「描画位置」移動モードとなります。メインのCAD画面で表 示したい範囲を指定後左クリックで決定してください。 ・ 「上空表示」ウィンドウ上でダブルクリックすると、 「用紙位置」移動モードとなります。用紙を再配置したい 範囲を指定後左クリックで決定してください。 【窓枠ズーム】 ・ 「窓枠ズーム」を選択し、拡大表示したいエリアの左上と右下をマウス指定すると、そのエリアが拡大表示され ます。 253 【中心点ズーム】 ・ 「中心点ズーム」を選択し、拡大表示したいエリアの中心を指定し、拡大したいエリア端をマウス指定すると、 そのエリアが拡大表示されます。 【キーボード操作による拡大と縮小】 ・ 「CTRL」を押しながら、 「+」キーをクリックするごとに画面を拡大表示します。 ・ 「CTRL」を押しながら、 「-」キーをクリックするごとに画面を拡大表示します。 【ズームキャンセル】 ・ 「ズームキャンセル」を選択すると、拡大表示した直前の倍率・表示位置へと復帰します。最大10段階までの 拡大指定を記憶していますので、複数回指定で何段階か前の画面状態へと復帰することもできます。 254 【ベースに戻る】 ・ 「ベースに戻る」を選択すると、拡大していない初期状態へといっぺんにもどすことが出来ます。 【画面を用紙に合わせる】 ・画面4隅と用紙4隅の位置を合わせます。拡大・縮小は解除されます。 255 【クリック移動】 ・移動元(ここを)をマウスクリック後、移動先(ここへ)をマウスクリックします。 【リアルタイム移動】 ・移動元(ここを)をドラッグしたまま、移動方向へマウス移動すると画像を表示したまま移動することができ ます。 256 【用紙移動】 ・用紙移動を選択すると、用紙全体が、ウィンドウの約1/4の大きさになるように自動縮小し、赤線で図面枠 がマウス移動できます。新たな用紙位置をマウスクリックで指定します。 (この後、 「図面を用紙に合わせる」で ウィンドウいっぱいに図面を表示するとよいでしょう) 257 オブジェクトを選択状態とする 「工事メイト」では、オブジェクトを削除・属性変更・移動等の編集作業を実行する前に、対象となるオブジ ェクトを予め選択状態としておく必要があります。 【オブジェクトの選択方法】 ① 選択対象オブジェクトの指定 ・メニュー<設定>「対象オブジェクト」で選択対象とするオブジェクト種にチェックマークを入れておくか、 ツールバー「選択対象オブジェクト」の対象ボタンをクリックし、ボタンダウン状態としておきます。 (ダウン状 態にあるボタンを再度クリックするとボタンアップし選択対象を解除できます) ② 逐次選択・四角完全包括....など選択方法を指定し、オブジェクトを指定します ・メニュー<編集>「オブジェクト選択・ 解除」から選択方法を指定するか、ツー ルバー「オブジェクトの選択と解除」か ら選択方法を選択し、つづけて対象オブ ジェクトをそれぞれの方法で選択状態と します。 258 逐次選択.......対象とするオブジェクトを1オブジェクト毎に、マウス左クリックで指定します。すでに選択オ ブジェクトとなっているものを解除するには、 「シフトキー」を押しながら左クリックします。右クリックまたは 他の業務を選択した時点で、本業務を終了します。 ※文字のマウス指定ヒット位置 下記の○の場所のいずれかをマウスクリックすれば、文字選択が出来ます。 四角完全包括による選択.......領域を左上-右下の2点でマウス指定します。 その領域内に完全に含まれるオブ ジェクトが選択状態となります。右下指定時に「シフトキー」を押しながら左クリックするとすでに選択オブジ ェクトとなっているものを解除します。 また、右下クリック指定時に右ボタンクリックすれば左上再指定モードへと復帰し、左上指定時に右ボタンクリ ックすれば本業務を終了します。他の業務を選択することでも、本業務を終了することができます。 259 四角部分包括による選択.......領域を左上-右下の2点でマウス指定します。 その領域内にすこしでもかかって いるオブジェクトが選択状態となります。右下指定時に「シフトキー」を押しながら左クリックするとすでに選 択オブジェクトとなっているものを解除します。 また、右下クリック指定時に右ボタンクリックすれば左上再指定モードへと復帰し、左上指定時に右ボタンクリ ックすれば本業務を終了します。他の業務を選択することでも、本業務を終了することができます。 多角完全包括による選択.......マウス左クリックで、領域を「多角形閉空間」として指定します。ダブルクリッ クで領域決定すれば、その領域に完全に含まれるオブジェクトが選択状態となります。ダブルクリック時に「シ フトキー」が押されていればすでに選択オブジェクトとなっているものを解除します。 また、領域指定時、右ボタンクリックすれば直前の指定点を取り消すことが出来ます。初点指定時に右ボタンク リックすれば本業務を終了します。他の業務を選択することでも、本業務を終了することができます。 多角部分包括による選択.......マウス左クリックで、領域を「多角形閉空間」として指定します。ダブルクリッ クで領域決定すれば、その領域にすこしでもかかっているオブジェクトが選択状態となります。ダブルクリック 時に「シフトキー」が押されていればすでに選択オブジェクトとなっているものを解除します。 また、領域指定時、右ボタンクリックすれば直前の指定点を取り消すことが出来ます。初点指定時に右ボタンク リックすれば本業務を終了します。他の業務を選択することでも、本業務を終了することができます。 260 線分追加と「指定方法」の選択 図面に線分を追加する業務を例として、指定方法の使い分けを説明します。 クリックで「線分追加」ウィンドウが開かれます。 メニュー<作図>「線分追加」を指定するか、 そこから、線種・線幅・線描画色を選択した後、図上で線分 折れ点 とするポイントを順次クリック指定しま す。 (青色の仮線分が表示されます)ダブルクリックで決定すれば線分が図上に生成されます。 【指定方法】 「線分追加」業務を例にとれば、 「折れ点」とするポイントを指定する際に「何を頼りに 折れ点 指定するのか」 が、メニュー<設定>「指定方法」 、またはツールバー「各種設定1」から選択することができます。 261 ① フリー指定 ・フリーを選択すると、マウスクリックしたポイントをそのまま「指定ポイント」として採用します。 いいかえれば、フリーハンドで折れ線を書いていくモードです。 ② プロットタッチ ・プロットタッチを選択すると、プロットマークに限定して「指定ポイント」とすることが出来ます。 マウスでプロットマーク付近をクリック指定し、それが 「タッチ有効範囲」内に収まっていれば、プロットマー ク中心点を「指定ポイント」して採用します。 ③ タッチ ・タッチを選択すると、現在選択対象としているオブジェクトに限定して、 「指定ポイント」とすることが出来ま す。 マウスでオブジェクト付近をクリック指定し、それが「タッチ有効範囲」内に収まっていて、なおかつそれが 「選 択対象オブジェクト」として指定されていれば、そのポイントを「指定ポイント」して採用します。 線分や結線を指定した場合、線分端点(あるいは折れ点)をマウスクリックすれば、端点を指定点とします。そ れ以外は、線上のポイントを指定点とします。 262 ④ グリッドタッチ ・グリッドタッチを選択すると、グリッド表示点に限定して、 「指定ポイント」とすることが出来ます。 マウスでグリッド付近をクリック指定し、それが 「タッチ有効範囲」内に収まっていれば、そのグリッド位置を 「指定ポイント」して採用します。 (グリッドが表示されていることが前提条件です) ⑤ グループタッチ(線分追加業務では、グルーブタッチは選択できません) ・グループタッチを選択すると、そのグループと同じグループに属する1オブジェクトを選択することで、その グルーブに属し、なおかつ現在「選択対象オブジェクト」として指定されているオブジェクト全てが 選択状態と なります。 263 結線追加 メニュー<作図>「結線追加」を選択するか、 ことが出来ます。 をクリックすると、プロットマーク間に結線を生成する 【操作方法】 ① 結線のパターンを選択します ・結線追加の条件ウィンドウで、線種・線幅・線描画色を設定します。また「辺長」 ・ 「方向角」オプションをチ ェックしておけば、その結線に対し、辺長文字や方向角文字を生成することもできます。 ② プロット間を指定する。 ・結線追加を選択すると、 「 指定モード」は自動的に「プロットタッチ」となっています。プロット間を次々と マウスクリックします。 プロットでないポイントをダブルクリックすると「結線」が生成されます。 指定途中で「右クリック」すれば、直前の指定点を取り消すことができます。 ② 結線追加業務を終了する。 をもう一度クリックする。 ・ダウン状態に有る ・初点指定時に、CAD画面上で右クリックする。 ・他の業務を選択する。 のうち、いずれかを実行すれば、 「結線追加」業務を終了することができます。 264 クリック点にプロット追加 メニュー<作図>「クリック点にプロット追加」を選択するか、 意位置にプロットマークを生成することが出来ます。 をクリックすると、CAD図面上の任 【操作方法】 プロットマークを新設したい位置にマウスカーソルを移動し左クリックすると、その位置にプロットマークが生 成されます。 右クリックするか、なにか他の業務を選択すれば本業務を終了することができます。 固定線分追加 メニュー<作図>「固定線分追加」を選択するか、 をクリックすると、図上に固定線分を追加すること が出来、これを内枠・外枠以外の図面枠や表題枠として利用できます。 【操作方法】 ・指定方法として「マウス指定」を選択すれば、操作方法は「線分追加」業務と同一です。 ・指定方法として「キーボード」を選択すれば、用紙左右上下中央からのシフト長(用紙サイズ mm単位)と線 分方向・線分長を指定して、固定線登録が出来ます。 「表題枠」を作成するときに、指定方法として採用すると便利です。 265 塗潰し領域の追加 メニュー<作図>「塗潰し領域追加」を選択するか、 塗潰すことが出来ます。 をクリックすると、図上の任意領域を自由な色で 【操作方法】 ・塗潰し色を指定方法として、赤・緑・青の三原色割合で指定します。数値指定する場合は、0~255までの 範囲で指定してください。また、ディスプレイ上の色と「プリントアウト時の色」ではイメージが異なる場合が ありますのでご注意下さい。 ・ 「マスク塗潰し」とすると、図上に配置したメッシュ線を消すことが出来ます。 ・境界線を引きたくない場合は、境界色「白」を指定してください。 ・図上で塗潰し領域を、多角閉空間として順次指定していきます。ダブルクリックで領域が決定され、塗潰しが 実行されます。 (ダブルクリックしたポイントは領域として指定されることはありません) ・領域指定時、右クリックで直前の指定点を取り消すことが出来ます。 ・たとえば、指定方法をプロットタッチとすると、区画(画地)領域を正確に色付けすることが出来ます。 ※ペンプロッタ出力図面に対しては、塗潰し領域を生成しないでください。出図に非常に時間がかかり、プロッ ターによってはペン先を破損する恐れがあります。 266 連動文字の追加 メニュー<作図>「連動文字追加」を選択するか、 をクリックすると、図上に連動文字を配置すること ができ、作図データに対する説明文として利用することが出来ます。 【操作方法】 ・文字列内容をキーボードから登録します。 ・文字の大きさ(高さ)と色が指定できます。また、{bmc ..\Img\Cad\Font_Btn.bmp}をクリックすると「フォン ト」ダイアログから、フォントタイプ・太字や下線付きなどのオプション指定・ポイント数による文字サイズ指 定などが実行できます。 ・文字を図上にマウス指定で配置します。 「指定方法」としては、 「フリー」か「グリッドタッチ」が適当と考え られます。 ※ペンプロッタ出力時、プロッタドライバーにより「太字指定文字」を「袋文字」で書くドライバーがあります。 267 固定文字の追加 メニュー<作図>「固定文字追加」を選択するか、 をクリックすると、図上に固定文字を配置すること ができ、図面に「タイトル」や「表題」を書くことが出来ます。 【操作方法】 ・文字列内容をキーボードから登録します。 ・文字の大きさ(高さ)と色が指定できます。また、 をクリックすると「フォント」ダイアログから、フ ォントタイプ・太字や下線付きなどのオプション指定・ポイント数による文字サイズ指定などが実行できます。 ・指定方法として「マウス指定」を選択すれば、操作方法は「連動文字追加」業務と同一です。 ・指定方法として「キーボード」を選択すれば、用紙左右上下中央からのシフト長(用紙サイズ mm単位)を指 定して、文字位置調整が出来ます。 「表題」を作成するときに、指定方法として採用すると便利です。 ※ペンプロッタ出力時、プロッタドライバーにより「太字指定文字」を「袋文字」で書くドライバーがあります。 268 測点名の追加 測点名をつけたいプロットマークを「 選択状態」とした後、メニュー<作図>「測点名追加」を選択するか、 をクリックすると、プロツトマーク左上に測点名文字が追加されます。 辺長文字の追加 辺長表示をする結線を「選択状態」とした後、メニュー<作図>「辺長文字追加」を選択するか、 リックすると、結線に辺長文字が追加されます。 をク 方向角文字の追加 方向角表示をする結線を「選択状態」とした後、メニュー<作図>「方向角文字追加」を選択するか、 クリックすると、結線に方向角文字が追加されます。 269 を イメージ貼り付け メニュー<作図>「イメージ貼り付け」を選択するか、 上にイメージを貼りつけます。 をクリック イメージファイルを指定し、図面 【操作方法】 ① 貼り付け対象イメージの指定 ・ 「イメージ貼り付け」を選択すると「イメージファイルを開く」ダイアログが開きます。 目的とするイメージが保存されている「ドライブ」 ・ 「フォルダー」を指定し、対象イメージファイルを開きます。 ・読み込み可能なイメージファイル形式は、JPEG(デジタルカメラなどで標準とされる形式)およびBMP (Window's標準形式)の2フォーマットです。 270 ② 貼り付けイメージの大きさを指定 ・ 「貼り付けイメージ指定」が開かれます。そこで貼り付け後のイメージの幅をミリメートル単位で指定します。 (入力イメージ幅からイメージの高さが自動計算されます) ・つづいて、 「このイメージを貼り付け」ボタンをクリックしてください。 ・「イメージを開く」ボタンをクリックすると、対象イメージを指定しなおすことが出来ます。 ③ 貼り付け位置を指定 ・図上に表示される「ボックスカーソル」で貼り付け位置をマウス指定します。 左クリックで位置決定する場合、 「タッチフリー」 ・ 「プロットタッチ」 ・ 「オブジェクトタッチ」 「グリッドタッチ」 を選択することが出来ます。 ・右クリックをすると「イメージ貼り付け」をキャンセルすることができます。 【留意事項】 ・貼り付けた「イメージ」を選択状態とし、オブジェクトの移動を指定することで表示位置を変更することが出 来ます。 ・貼り付けた「イメージ」を選択状態とし、削除を指定することでイメージを削除することが出来ます。 ・一枚の図面に一度に貼り付け可能なイメージファイルの最大数は10枚です ・イメージを貼り付けた図面を「ペンプロッター」で出図することは出来ません ・一部旧形式のプリンタドライバでは、正常なイメージ出図が出来ない場合があります。 そのようなときは、プリンタメーカーからリリースされている最新プリンタドライバを再セットアップいただく ことで、ほとんどの場合解決可能です。 271 重複サーチ 対象とする文字列を「選択状態」とした後、メニュー<作図>「重複サーチ」を選択するか、 クすると、重複文字を連続的に移動編集できます。 をクリッ 【操作方法】 ① 対象文字を選択状態とします ② 「重複サーチ」 を指定すると、 重複文字を自動的に探し出し編集しやすい倍率まで自動的に拡大表示されます。 文字位置移動モードとなっていますの、新たに配置したい位置へと移動後クリックで決定します。 次の重複個所が続いて表示されます。 ③ 全てのサーチ/移動が終了すれば、元の画面倍率へと復帰します。 272 自動逃げ メニュー<作図>「自動逃げ」を選択するか、 をクリックすると、他のオブジェクトと重複している測 点名の表示位置を、重複の無い位置へと自動的に再配置します。 再配置できない場合は、もっとも重複件数の少ない位置へと配置されます。 273 計算書貼りつけ メニュー<作図>「計算書貼り付け」を選択するか、 をクリックすると、現在リアルタイムリンクし ている「計算業務」の計算書を図面上に貼り付けることができます。 ※本操作は、CAD画面がその元となった「計算業務」とリアルタイムリンクしている場合にのみ有効です。 計算業務ウィンドウを閉じた場合や、一回保存しておいた「図面」を再度開いた場合などには、計算書貼り込み は実行できません。 (プロット座標リスト貼り付けとなります) 【操作方法】 ① ニュー<作図>「計算書貼り込み」を選択するか、 でマウス指定します。 をクリックした後、計算書スペースを左上・右下 ② 領域指定終了(右下位置クリック指定)と同時に「計算書貼り付け」ダイアログがひらかれます。計算書の書 式を設定後「OK」ボタンをクリックします。 ③ 計算書が図上に貼り付けられます。 計算書の文字は固定文字、罫線は固定線です。またこの計算書(固定文字と固定線の集まり)は同じグルーブ としてグループ化が自動登録されています。 274 プロット座標リスト貼り付け <新規業務>または<業務を開く>から平面図を呼び出し、メニュー<作図>「計算書貼り込み」を選択する をクリックすると、現在図上に配置されているプロットマークの「座標リスト」を面上に貼り付ける か、 ことができます。 ※本操作はCAD画面がその元となった「計算業務」とリアルタイムリンクしている場合には実行できません。 計算業務ウィンドウを閉じるか、一回保存しておいた「図面」を再度開いた後に、 「計算書貼り込み」を選択すれ ば「座標リスト」を図上貼り付けすることが出来ます。 【操作方法】 をクリックすると、 「座標リスト貼り付け」ダイア ① ニュー<作図>「計算書貼り込み」を選択するか、 ログがひらかれます。計算書の書式を設定後「計算書貼り付け位置を指定」ボタンをクリックします。 ② 領域指定ボックスが表示されます。計算書貼り付け位置まで移動し左クリックします。 ③ 座標リストが図上に貼り付けられます。 座標リストの文字は固定文字、罫線は固定線です。またこの座標リスト(固定文字と固定線の集まり)は同じ グルーブとしてグループ化が自動登録されています。 275 方位マークを付ける メニュー<作図>「方位マーク」を選択するか、 ができます。 をクリックすると、図上に方位マークを配置すること 【操作方法】 ・形状(タイプ1~4),サイズ,線幅,描画色を指定します。 ・図上に配置したい位置を、マウスクリックで指定します。 ・一度配置した方位マークを消したい場合は、再度本業務を選択し「表示する」のチェックマークを外します。 元に戻す・やり直し メニュー<編集>「元に戻す」を選択するか、 をクリックすると、直前の編集作業を取り消します。 また、メニュー<編集>「やり直し」を選択するか、 をクリックすると、その「元に戻す」動作を取り消 します。 その図面に最初に編集を加えた段階から現在までの全ての動作を記憶しているため、 「元に戻す」 「やり直し」 に回数制限はありません。 276 コピーと貼り付け 「工事メイト」では、CAD画面上でも「コピー」 ・ 「貼り付け」をサポートしており、図面間のコピー貼り付 けや「計算業務ウィンドウ」とまた「他のアプリレーションソフト」とのコピー/貼り付けが実行できます。 【CAD画面間のコピーと貼り付け】 ・コピー元の「CAD画面」で、コピー対象とするオブジェクトを選択状態とし、 「コピー」を実行します。 ・貼り付け先の「CAD画面」にうつり、 「貼り付け」を実行します。 ・貼り付け先のCAD画面上にオブジェクトが合成されます。 (コピー元測量座標位置と同じ場所に貼り付きます) 【CAD画面でコピーした座標情報を「計算業務ウィンドウ」に貼り付け】 ・CAD画面から「計算業務ウィンドウ」に貼り付け可能なオブジェクトは「座標情報」に限られます。 ・コピー元の「CAD画面」で、対象とするプロットマークを選択状態とし、 「コピー」を実行します。 ・ 「計算業務ウィンドウ」に貼り付けると「座標情報」がそこに貼りつきます。 277 【CAD画面でコピーした座標情報を「他のソフトウエア」に貼り付け】 ・CAD画面から「他のソフトウエア」に貼り付け可能なオブジェクトは「座標情報」に限られます。 ・コピー元の「CAD画面」で、対象とするプロットマークを選択状態とし、 「コピー」を実行します。 ・ 「他のソフトウエア」に貼り付けると「座標情報」がそこに貼りつきます。 【「計算業務ウィンドウ」や「座標検索ウィンドウ」でコピーした座標情報をCAD画面に貼り付け】 ・ 「計算業務ウィンドウ」からCAD画面に貼り付け可能なオブジェクトは「座標情報」に限られます。 ・コピー元の「計算業務ウィンドウ」で、対象とする行情報を「コピー」を実行します。 ・ 「CAD画面」に貼り付けるとプロットマークと測点名がそこに貼りつきます。 278 【他のウィンドウズソフトでコピーした座標情報をCAD画面に貼り付け】 ・ 「他のソフト」からCAD画面に貼り付け可能なオブジェクトは「座標情報」に限られます。 ・コピー元の「他のソフト」で、対象とする座標情報を「コピー」を実行します。 ・ 「CAD画面」に貼り付けるとプロットマークと測点名がそこに貼りつきます。 279 切り取り・削除 対象とするオブジェクトを 選択状態とした後「切り取り」または「削除」を実行すると、選択していたオブジ ェクトを画面上から取り去ることができます。 「切り取り」を実行した場合は、座標情報が「クリップボード」にコピーされます。 280 文字位置移動 メニュー<編集>「文字位置移動」を選択するか、 単に移動することが出来ます。 をクリックすると、マウス指定で文字表示位置を簡 【操作方法】 ○位置を移動する ・マウスで移動対象文字をクリック指定します。 測点名文字をヒットすれば、対応するプロットマークも選択状態表示となります。 (辺長,方向角文字は結線が 選択状態となります) ・移動したい位置でクリックすればその位置に文字が移動します。 ・つづけて、文字指移動指定ができます。 ・マウス右クリックか、他の業務を選択すると「文字位置移動」が終了します。 ○文字を回転する ・文字移動中に<Sift>キーを押しながら左クリックすると、文字回転モードに移行します。 ・回転指定中に左クリックすると、現在の状態で文字位置を決定します。 ・<Sift>キーを押しながら回転指定をすると、文字回転角を15゜刻みで指定することができます。 本機能により、文字を正確に水平又は垂直及び30゜や45゜といった角度へと回転することができます。 ・回転指定中に<Sift>キーを押しながら左クリックすると、現在の文字回転方向で、再度文字位置移動モ ードとなります。 281 引き出し線付き文字(引き出し線を付加した文字移動・回転を実施します) メニュー<編集>「引き出し線付き文字」を選択するか、 付きで文字表示位置を簡単に移動することが出来ます。 をクリックすると、マウス指定で引き出し線 【操作方法】 ○引き出し線機能を指定する ・引き出し線付き文字として移動する、引出し線の起点(矢印の先)を移動する、引き出し線を消去するの3動 作のうちから、機能選択してください。 ・文字のどこから線を発生するのか、また下線を文字に付加(左下・右下指定時のみ)指定、矢印の形状や引き 出し線の線幅・色・線種が指定できます。 ・ 「文字指定の開始」ボタンをクリックすると、一時的に本ダイアログが隠され文字指定モードとなります。 ○引き出し線付きで文字を移動する ・引き出し線付き文字として移動する文字を指定及びその移動や回転方法は、 「文字位置移動」業務と同じです。 ○引き出し線の起点を移動する ・引き出し線起点を変更したい文字をクリック指定すると(引き出し起点をクリック指定するのではなく)起点 移動モードとなります。 282 ○引き出し線を消去する ・引き出し線消去モード時に文字をクリック指定すると、その引き出し線を消去することができます。 ○引き出し線機能を変更する ・文字指定時、 「右クリック」で再度「引き出し線指定ダイアログ」を開くことが出来ます。 ※測点名文字と引き出し線の起点の関係 ・ 「測点名文字」の引き出し線起点は、その座標プロットマークの中心です。 ただし、起点変更をしない限りその矢印発生起点は「プロットマーク境界線」で自動的にフィクスされます。 283 オブジェクト移動(文字などの場所を移動する) 対象とするオブジェクトを 選択状態とした後、メニュー<編集>「オブジェクト移動」を選択するか、 をクリックしたのち、移動元を指定し続いて移動先を指定します。 オブジェクト回転(文字などを回転する) 対象とするオブジェクトを選択状態とした後、メニュー<編集>「オブジェクト回転」を選択するか、 クリックしたのち、 回転中心を指定し続いて 回転起点を指定、回転方向を 指定します。 284 を プロット移動による変形(プロットを移動し、それを端点とする結線を変形する) メニュー<編集>「変形・プロット移動変形」を選択するか、 マークをマウス指定します。 をクリックした後、対象とするプロット 新たな位置へ移動後左クリックするとその位置にプロットマークが移動し、それを端点としてもつ結線(直線に 限定)が変形されます。 ※ 結線長等が変更されても、辺長文字・方向角文字の内容は自動更新されません。 線分移動による変形(線分を移動し、端点を共有する線分を変形する) メニュー<編集>「変形・線分移動変形」を選択するか、 指定します。 をクリックした後、対象とする線分をマウス 新たな位置へ移動後左クリックするとその位置に線分が移動し、それと端点を共有する線分(直線に限定)が変 形されます。 ※ 結線長等が変更されても、辺長文字・方向角文字の内容は自動更新されません。 285 プロット属性変更(プロットマークのタイプ・サイズ・色等を変更する) 対象とするプロットマークを 選択状態とした後、メニュー<編集>「プロット属性変更」を選択するか、 をクリックしたのち、マークタイプ・サイズ・色・線幅を指定し「OK」をクリックしてください。 結線・線分・固定線分の属性変更(線種・線幅・線色等を変更する) 対象とする結線を選択状態とした後、メニュー<編集>「結線属性変更」を選択するか、 たのち、線種・色・線幅を指定し「OK」をクリックしてください。 ※線分・固定線分も同様です 286 をクリックし 文字属性変更(文字のフォントタイプ・サイズ・色等を変更する) 対象とする文字列を 選択状態とした後、メニュー<編集>「文字属性変更」を選択するか、 クしたのち、サイズ・色等を指定し「OK」をクリックしてください。 をクリッ をクリックすると「フォント」ダイアログから、フォントタイプ・太字や下線付きなどのオプション指定・ ポイント数による文字サイズ指定などが実行できます。 文字列内容の変更(文字表示内容を変更する) メニュー<編集>「文字列内容の変更」を選択するか、 クリック指定します。 をクリックしたのち、内容変更したい文字列を ダイアログから変更後の文字列を登録しOKをクリックしてください。 をクリックすると「フォント」ダイアログから、フォントタイプ・太字や下線付きなどのオプション指定・ ポイント数による文字サイズ指定などが実行できます。 287 グループ化・グループ解除 ・対象とするオブジェクトを 選択状態とした後、メニュー<編集>「グループ化」を選択するか、 リックすると、それらのオブジェクトは1つのグループとして登録されます。 ・対象とするオブジェクトを 選択状態とした後、メニュー<編集>「グループ解除」を選択するか、 をク を クリックすると、そのオブジェクトをグループの中から除外します。 ・グループとして登録したオブジェクトは、その中の1つのオブジェクトを「グループタッチ」から選択すると、 全てのオブジェクトが選択状態となります。 ・計算書(固定文字と固定線の集まり)は、自動的に1グループとして登録されています。 288 CADプラニメータ(マウス指定領域を求積する) マウス指定した閉空間の面積(測量座標系実面 積)を表示することができます。 【操作方法】 ① メニュー<計算業務>「CADプラニメータ」 を選択するか、 をクリックすると、多角閉 空間マウス指定モードとなります。 初期状態では、プロット・結線・自由線を対象と した「オブジェクトタッチモード」となります。 左クリックで新たな閉空間構成点を指定します。 右クリックで1構成点毎にキャンセルすること が出来ます。 ② 領域指定終了後ダブルクリックするとその領 域が空色で一時的に塗潰され、面積が表示されま す。 ③ つづけて、新たな求積領域指定モードとなり を ます。何か他の業務を選択するか、再度 クリックすると、この業務が解除されます。 289 交点(マウス指定した2線分の交点及び線分を生成する) マウス指定した2線分の交点を生成します。 交点として生成されたプロットマークで、その元となった線分を分断したり、延長線として新たな線分を生成す ることができます。 【操作方法】 をクリックすると、交点生成条件ウィンドウが開きま ① メニュー<計算業務>「交点」を選択するか、 す。生成条件を指定した後「線分指定ボタン」をクリックすると、このウィンドウが閉じられ、結線・自由線・ 固定線に限定された「タッチモード」となります。 ・延長線分を生成........元となる線分の延長線上に交点が生成された場合、元となった線分端点-交点間に新 たな線分を作成します。 ・交点で線分分割........元となる線分内に交点が生成された場合、元となった線分の両端点と交点間に新たな 2線分を生成し、元となった線分を削除します。 ② 交点を生成する第一線分を左クリックでマウス指定します。この時右クリックすると、第一線分指定モードが 解除され、交点生成条件ウィンドウを再度開くことが出来ます。 ③ 第一線分指定に続き、第2線分を左クリックでマウス指定すると交点が生成され、②の操作モードへと戻りま す。 第二線分を指定せず右クリックを実行すると、指定していた第一線分は解除され②の操作モードへと戻ることが 出来ます。 ④ 何か他の業務を選択するか、交点生成条件ウィンドウから「閉じる」をクリックすると、交点生成業務が解除 されます。 290 垂線(マウス指定した線分・プロット点間に垂線及び垂線の足を生成する) マウス指定した線分とプロットで垂線を生成します。 垂線の足として生成されたプロットマークで、その元となった線分を分断したり、延長線として新たな線分を生 成することができます。 【操作方法】 をクリックすると、垂線生成条件ウィンドウが開きま ① メニュー<計算業務>「垂線」を選択するか、 す。生成条件を指定した後「線分指定ボタン」をクリックすると、このウィンドウが閉じられ、結線・自由線・ 固定線に限定された「タッチモード」となります。 ・延長線分を生成........元となる線分の延長線上に垂線の足が生成された場合、元となった線分端点-垂線の 足間に新たな線分を作成します。 ・垂線足で線分分割........元となる線分内に垂線の足が生成された場合、元となった線分の両端点と足座標間 に新たな2線分を生成し、元となった線分を削除します。 ② 垂線を生成する線分を左クリックでマウス指定します。 この時右クリックすると、 線分指定モードが解除され、 垂線生成条件ウィンドウを再度開くことが出来ます。 ③ 線分指定に続き、垂線頂点とするプロットマークを左クリックでマウス指定すると垂線が生成され、②の操作 モードへと戻ります。 プロツトマークを指定せず右クリックを実行すると、指定していた線分は解除され②の操作モードへと戻ること が出来ます。 ④ 何か他の業務を選択するか、垂線生成条件ウィンドウから「閉じる」をクリックすると、垂線生成業務が解除 されます。 291 平行線(マウス指定した線分に平行な線分を生成する) マウス指定した線分に平行な線分を生成します。 平行線は、一度に複数生成することが出来、その間隔や属性(タイプ・色・線幅)も指定することができます。 元となる線分種として、結線・自由線・固定線が指定でき、新たに生成される平行線も元となった線分種属性を 引き継ぎます。 【操作方法】 ① メニュー<計算業務>「平行線」を選択するか、 をクリックすると、平行線条件ウィンドウが開きま す。平行線の間隔や発生本数・線分属性を指定した後「基線指定ボタン」をクリックすると、このウィンドウが 閉じられ、結線・自由線・固定線に限定された「タッチモード」となります。 ② 平行線を生成する基線を左クリックでマウス指定します。この時右クリックすると、基線指定モードが解除さ れ、平行線条件ウィンドウを再度開くことが出来ます。 ③ 基線指定に続き、左クリックで平行線を発生する側をマウス指定すると平行線が生成され、②の操作モードへ と戻ります。 右クリックを実行すると、指定していた基線は解除され②の操作モードへと戻ることが出来ます。 ④ 何か他の業務を選択するか、平行線条件ウィンドウから「閉じる」をクリックすると、平行線生成業務が解除 されます。 292 Pro Cad作図 Pro Cadの概要 ・「ProCad」は「平面図その1」の持つCAD編集機能を全て持っています。 ・パラメトリックマスタから、指定した擁壁やプロック積みなどの「基本パラメトリック部品」を呼 び出し、寸法を指定することで希望する形状へと変更後、CAD図面にそのパーツを貼り付けること が出来ます。 また、そのパーツに対応した「数量計算書」をCAD図面上に貼り付けることも出来ます。 ・32層の レイヤー構造を持ち、それぞれのレイヤー毎に「表示対象」 ・ 「編集対象」 ・ 「印刷対象」の可否を設定 することが出来ます。 ・印刷時に、 「方眼メッシュ」を同時印刷することが出来ます。またその原点を変更することも出来ます。 ・選択した複数のオブジェクトを1部品として登録でき、それを呼び出して図上の任意位置に任意倍率で 貼り付 けることができます。 ・ [面積及び展開]メニューにある「展開 舗装平均幅」・「展開 舗装自動ヘロン」・「展開 側壁等」・「展開 擁 壁 天端基礎厚一定」・「展開 擁壁 天端基礎厚可変」業務のいずれかの「図面を開く」業務から開かれたCAD ウィンドウで登録した「展開図パーツ」を呼び出し、図面上の任意位置に任意倍率で貼り付けることができます。 ・ 任意に指定した矩形範囲のオブジェクトを「拡張メタファイル」形式で、クリップボード又はファイルへ保 存できます。 このメタファイルは、Microsoft Excel Word PowerPointなど多くのアプリケーションへと貼り付け又は挿入でき ます。 ・CAD上の計算業務「交点」「垂線」「平行線」で生成したプロットや、他のアプリケーションから貼り付け たプロット情報を「座標データベース」へと登録します。 ・比率,角度,%などのキーボードからの数値入力指定により線分が生成できます。 ・各種寸法線の生成ができます。 ・その他、線分の伸縮,円弧の追加,円追加などの作図機能が強化されています。 ・工事メイトのほとんどの計算業務から「図面を開く」を指定した場合、 「ProCad」モードでCAD図面が 開かれます。 293 レイヤー構造とその編集 ProCadは、32層のレイヤーが存在し、各オブジェクトにはそれぞれ1~32のレイヤー属性が付加されて います。 レイヤー機能とは、透明フィルムの上に線やプロットを描き、各透明フィルムをどう重ね合わすかで実際の画面 描画状態などを調整することをいいます。 【レイヤーの設定】 メニュー<設定>「レイヤーの設定」を選択するか、 をクリックすると、 「レイヤー設定ダイアログ」が開 かれます。 ・アクティブレイヤーとは、プロットや結線など新たなオブジェク トを追加する場合にそオブジェクトが配置されるレイヤーのことを 言います。現在アクティブレイヤーとして指定されているレイヤー を非表示にすることは出来ません。 ※例外として、計算業務と連動しているCAD図面へ計算業務から 自動的にオブジェクトの追加が実施される場合に限り、レイヤーN o1に自動的に追加されます。 ・このダイアログから、個々のレイヤーに対し、表示・編集・印刷 の可否を設定することができます。 【オブジェクトのレイヤー移動】 対象とするオブジェクトを選択状態とした後、メニュー<編集>「このレイヤーに移動」を選択すると、 「この レイヤーに移動設定ダイアログ」が開かれます。移動するレイヤーのNoを入力指定してください。 294 複数のオブジェクトを1つの部品として登録する 一回作成した擁壁などを部品として登録しておくと、後でそれを呼び出し図面の別の部分に貼り付けたり、又 は異なるCAD図面へ任意倍率で貼り付けることが出来ます。 【部品として登録手順】 部品として登録する複数のオブジェクトを 選択状態とした後、メニュー<編集>「部品として登録」を選択す るか、 をクリックすると、 「部品登録」ダイアログが開かれます。 ・部品を呼び出し貼り付けるための基準点を、CAD図面上でマウス指定します。 この時「タッチモード」でそのポイントを指定しておくと、部品貼り付けの時、正確な位置に貼り付け可能とす ることができます。 ・ダイアログから、その部品の名称や備考等を入力した後、 「登録実行」ボタンをクリックすると部品登録が完了 します。 295 登録部品を呼び出し、図面に貼り付ける 登録部品は、図面上の任意位置に任意倍率で貼り付けることができます。 【操作手順】 ① メニュー<編集>「部品の貼り込み」を選択すると、 「部品登録」ダイアログが開かれます。 ② 「DBナビゲータ」操作、またはNo及び名称エディトに値を入力(呼び出しキー指定により)し、貼り付け 対象とする部品を呼び出します。 ③ 貼り付け基準サイズを選択します。 ・ 「登録時サイズ」を選択すると、現在の縮尺には関係なくその部品を登録した時の用紙上のサイズで部品が貼 り付けられます。 ・ 「実測サイズ」を選択すると、現在の用紙縮尺で部品サイズを再計算します。 (1/100で登録した部品を 1/200の図面に貼り付けるとサイズが1/2となります) ④ 貼り込み倍率を設定します。 基準サイズで指定したサイズに対し、さらに伸縮倍率を設定することができます。 ⑤ 文字拡大縮小の設定 文字も拡大/縮小チェックボックスをチェックしておくと、貼り付け倍率にしたがって文字サイズも拡大縮小 することができます。 296 ⑥ 貼り付け基準位置とするポイントを、CAD画面上でマウス指定します。 この時「タッチモード」としておくことで正確な位置へ部品を貼り付けることができます。 マウス指定完了と同時に、部品がCAD図面上に仮セットされ、 「貼込実行」ボタンがクリック可能となります。 ⑦ 「貼込実行」ボタンクリックで部品が貼り付けられます。 「貼り込み位置指定」をクリックすれば、部品貼り付けは実行されず、貼り付け位置指定モードに戻ることが できます。 297 展開図パーツの貼り付け [面積及び展開]メニューにある「展開 舗装平均幅」・「展開 舗装自動ヘロン」・「展開 側壁等」・「展開 擁 壁 天端基礎厚一定」・「展開 擁壁 天端基礎厚可変」業務のいずれかの「図面を開く」業務から開かれたCAD ウィンドウで登録した「展開図パーツ」を呼び出し、図面上の任意位置に任意倍率で貼り付けます。 【操作手順】 ⓪ 予め「展開 舗装平均幅」・「展開 舗装自動ヘロン」・「展開 側壁等」・「展開 擁壁 天端基礎厚一定」・ 「展開 擁壁 天端基礎厚可変」業務のいずれかの「図面を開く」業務から開かれたCADウィンドウで、<編集 >「展開図パーツとして登録」を実行し対象展開図及びその計算書を登録しておきます。 ① メニュー<編集>「展開図バーツの貼り込み」を選択すると、「展開図パーツ貼り付け」ダイアログが開かれ ます。 ② 「DBナビゲータ」操作、またはNo及び名称エディトに値を入力(呼び出しキー指定により)し、貼り付け 対象とする部品を呼び出します。 ③ 貼り付け基準サイズを選択します。 ・「登録時サイズ」を選択すると、現在の縮尺には関係なくその部品を登録した時の用紙上のサイズで部品が 貼り付けられます。 ・「実測サイズ」を選択すると、現在の用紙縮尺で部品サイズを再計算します。(1/100で登録した部品 を1/200の図面に貼り付けるとサイズが1/2となります) ④ 貼り込み倍率を設定します。 基準サイズで指定したサイズに対し、さらに伸縮倍率を設定することができます。 ⑤ 文字拡大縮小の設定 文字も拡大/縮小チェックボックスをチェックしておくと、貼り付け倍率にしたがって文字サイズも拡大縮小 することができます。 298 ⑥ 貼り付けの開始 「展開図パーツ貼り付け」ダイアログにある「展開図の貼付」ボタンをクリックすると、本ダイアログは一時的 に非表示となり、指定展開図イメージがマウスカーソルとともに移動していきます。 貼り付け基準位置とするポイントを、CAD画面上でマウス指定するとそのポイントに展開図が貼り付けられま す。 この時「タッチモード」としておくことで正確な位置へ展開パーツを貼り付けることができます。 ⑦ 「計算書」の貼り付け 展開図パーツの貼り付け位置をマウス左クリックで決定するか、マウス右クリックで貼り付けをキャンセルす ると、「展開図パーツ貼り付け」ダイアログが再度表示されます。 「展開図パーツ貼り付け」ダイアログにある「計算書の貼付」ボタンをクリックすると、本ダイアログは一時的 に非表示となり、指定計算書イメージがマウスカーソルとともに移動していきます。 CAD画面上でマウス指定するとそのポイントに計算書がが貼り付けられます。 ⑦ 展開図パーツの貼り付け業務の終了 「展開図パーツ貼り付け」ダイアログにある「終了」ボタンをクリックするか、何か他の業務を選択すると、 展開図パーツの貼り付け業務を終了することができます。 299 指定範囲を拡張メタファイル形式でコピー マウスで指定した矩形範囲を指定した倍率に伸縮し「拡張メタファイル形式」で、クリップボードメモリ又 はファイルへとコピーします。 この拡張メタファイルを「Microsoft Excel」など他のアプリケーションに貼り付けても、その 印刷品質・精度は保たれます。 【拡張メタファイルについて】 ・拡張メタファイルは、マイクロソフト Excel Word PowerPoint あるいは Adobe Illustratorなど多くのアプ リケーションへと貼り付けることができます。 ・「工事メイト」では、拡張メタファイルの画像解像度を「現在印刷対象としているプリンタ(又はプロッタ)」 と同一解像度へと内部設定しています。 したがって印刷対象となっているプリンタの解像度が高いほど、高解像度のメタファイルを生成することができ ます。 ・生成メタファイルをクリップボードへと格納する場合は、貼り付け対象とするアプリケーションを事前に起動 しておく必要があります。 ・Cad上に貼り付けられたイメージ(デジカメ写真等)も、拡張メタファイルへと出力可能ですが、カラーバラ ンスが乱れる場合があります。 300 【操作方法】 貼り付け対象とするアプリケーションとして「Microsoft Excel 2000」を例に説明します。 ① メニュー<編集>・「指定矩形範囲を拡張メタファイル形式でコピー」を選択し、コピー対象とする範囲の左 上と右下をマウスクリックで、指定します。 ② 「メタファイル情報 保存」ダイアログが開きます。 クリップボードへコピーするか又はファイルとして保存するかを選択し、貼り付けオブジェクトのサイズを縮 小・拡大する場合、その率を%で指定します。 たとえば、ここで50%を指定すると現在の縮尺が1/500の場合、実測寸法10mの線分はExcelで印刷した 場合10mmの線分となります。(Excel側でこのイメージの拡大・縮小操作をしない場合) クリップボードへと格納する場合は、「OK」ボタンをクリックする前に、Excelを事前に起動しておく必 要があります。 「メタファイルに保存」を選択した場合、「ファイル保存」のダイアログが開かれます。ここで保存ファイルの 場所と名前を指定してください。 301 ③ 「クリップボードにコピー」を選択した場合 既に起動しておいたExcelをアクティブとした後、貼り付けたい位置へとカーソルを移動後メニュー<編 集>・「形式を指定して貼り付け」を選択し、開かれたダイアログから「拡張メタファイル」を指定後「OK」 ボタンをクリックします。 「メタファイルに保存」を選択した場合 Excelを起動し、貼り付けたい位置へとカーソルを移動後指定矩形範囲を拡張メタファイル形式でコピー」 を選択し、メニュー<挿入>「図」(ファイルから)を実行し、「図の挿入」ダイアログから先ほど保存したフ ァイルを指定します。(ファイル拡張子はemfです) 302 選択プロットを座標DBへ登録 CAD上の計算業務「交点」「垂線」「平行線」で生成したプロットや、他のアプリケーションから貼り付け たプロット情報を「座標データベース」へと登録します。 【操作手順】 ① 予め登録対象とするプロットを選択状態としておきます。 ② メニュー<編集>「選択プロットを座標DBへ登録」を実行すると対象プロットを座標データベースへ登録し ます。 ・プロット情報に座標Noが登録されている場合、その座標Noの座標値が本登録内容に更新されます。 ・プロット情報に座標Noが登録されていない場合、座標データベースの末尾に新たな座標Noをもつ座標データと して追加されます。 ・プロット情報に測点名が登録されていない場合、 このプロット情報の座標Noが測点名として自動登録されます。 303 方眼線の基準位置を設定する ProCadでは、印刷時に方眼線を付加することができます。またその方眼線の基準位置を指定することも できます。 【方眼線について】 ・方眼線は印刷時に付加されるだけで、それを画面確認することはできません。 ・方眼線基準位置と、画面上のグリッド発生基準位置は同一ポイントとなります。 ・メモリ増設を行っていないページプリンタやプロッタで方眼線を伴う出図を行った場合、メモリ不足のため不 完全な印刷となる場合があります。 【方眼線基準位置の設定】 ① メニュー<設定>「方眼線基準位置の設定」を選択するか、 定」ダイアログが開かれます。 をクリックすると、 「方眼線基準位置の設 ② CAD画面上の指定位置をマウスクリックすると、 「基準位置確定」ボタンがクリック可能となります。 (例: タッチモードで、DL線をクリック指定) ③ 「基準位置確定」ボタンがクリックで位置が確定され、そのポイントを基準としてからグリッドが表示されま す。 304 角度や比率などの指定により、線分を生成する 生成する線分の長さと、角度・比率・%のキーボード指定により、結線または線分の生成ができます。 構造物などを図上に生成する場合、活用すると便利な機能です。 【業務の概要】 ・メニュー<作図>「線分・結線追加Ex」を選択するか、{bmc ..\Img\\Cad2\LineEx_Btn.bmp} をクリックす ると、 「線分追加Ex」ダイアログが開かれます。 ・Cad画面上で線分開始初点をクリック指定します。 (初点が確定されていなければ、 「角度」 ・ 「1:n」 ・ 「% 指定」などの機能は選択されません。 ・上記機能ポタンを利用する線分追加及び、結線・自由線の選択肢が追加されていること以外は、 「線分追加」と 同一操作で線分・結線を生成することができます。 ・設定した連続線分の確定は、CAD画面上をマウスダブルクリックすることで指定します。 (ダブルクリックし た場所への線分は、生成されません) 【角度指定で線分を生成する】 ① 「角度指定」ボタンクリックで、 「線分指定・角 度」ダイアログが開かれます。 ② 角度と線分長を指定して、 「追加」ボタンをクリ ックすると線分が追加設定されます。 ③ 「一つ戻る」ボタンクリックで、一つ前の線分 指定へと復帰できます。 「閉じる」ボタンをクリッ クすれば、 「線分指定・角度」ダイアログを閉じる ことができます。 305 【1:nの比率指定で線分を生成する】 ① 「1:n指定」ボタンクリックで、 「線分指定・1:n」ダ イアログが開かれます。 ② 線分の方向・指定方法・n比と高さ(又は幅)を指定 して、 「追加」ボタンをクリックすると線分が追加設定さ れます。 ③ 「一つ戻る」ボタンクリックで、一つ前の線分指定へ と復帰できます。「閉じる」ボタンをクリックすれば、 「線分指定・1:n」ダイアログを閉じることができます。 【%指定で線分を生成する】 ① 「%指定」ボタンクリックで、 「線分指定・%指定」 ダイアログが開かれます。 ② 線分の方向・%(マイナス値で下方向)値・長さを 指定して、 「追加」ボタンをクリックすると線分が追加 設定されます。 ③ 「一つ戻る」ボタンクリックで、一つ前の線分指定 へと復帰できます。 「閉じる」ボタンをクリックすれば、 「線分指定・%指定」ダイアログを閉じることができま す。 【一回設定した線分の線長を再設定する】 ① 第2線分設定以降に「%指定」ボタンをクリックすると、 「線分指定・長さを指定」ダイアログが開かれます。 ② 設定線分の長さのみを再設定することができます。 306 2線分指定による、延長線生成や線分カット処理 指定した2線分の交点へと線分を延長したり、その交点で線分をカットすることができます。 【業務の概要】 ・メニュー<作図>「線分・結線接合」を選択するか、 かれます。 をクリックすると、 「線分接合」ダイアログが開 ・第一指定線分のみをその対象とするか、指定した2線分とも処理の対象とするのかを選択後、対象2線分をC ad画面上でマウス指定します。 ・線分の延長線上に交点が生成された場合、そのポイントまで線分を延長します。 ・線分上に交点が生成された場合、その線分をクリックした側の線分を残し、交点からもう一方の端点までの線 分をカットします。 【パターン1:第1線分のみ延長する】 【パターン2:第1線分延長と第2線分のカット1】 【パターン3:第1線分延長と第2線分のカット2】 307 寸法線の生成 線分や2点指定により、さまざまな寸法線を生成します。 【業務の概要】 ・メニュー<作図>「寸法線追加」を選択するか、 れます。 をクリックすると、 「寸法線追加」ダイアログが開か ・寸法線条件を設定後、Cad画面上で線分やプロット点を指定し、つづけて寸法線を配置するポイントをマウ ス指定することで寸法線を生成することができます。 【さまざまな寸法線】 308 【寸法補助線の呼び名】 【寸法線自動配置とマウス指定】 ・寸法線の種類で、線分または2点を選択している場合、 「配置位置の設定」から「寸法線自動配置」とするか、 マウスでその位置を指定するのかが選択できます。 ・自動配置を選択した場合、 「寸法線情報」で設定した寸法線配置位置に寸法線が生成されます。 線分やプロット点を指定した後、CAD画面で寸法線を発生する側をマウスクリック指定してください。 ・ 「マウス指定」とした場合、寸法線配置位置で指定した値は無視され、マウスで指定した位置に寸法線を生成す ることができます。 他の寸法線と配置高を揃えたい場合に利用すると便利です。 309 【寸法線情報の編集】 ・ 「寸法線情報の編集」ボタンをクリックすると「寸法線 生成条件の設定」ダイアログが開きます。 ・ここで、寸法線の標準・挟みタイプの選択や補助線の サイズやタイプを細かく設定することができます。 ・上記の寸法線配置で「自動配置」を選択している場合、 足線長生成タイプで「足線長で指定」を選択することは できません。 【角度や円弧弧長などの寸法補助線情報】 ・角度文字は第1指定線分から第2指定線分へと、常に時計回りに生成されます。 ・角度文字や円弧弧長文字での挟タイプの定義、寸法補助線の定義は下図の通りです。 310 円弧の追加 3点指定又は2点と半径指定で円弧線分を生成します。 ・メニュー<作図>「円弧追加」を選択するか、 す。 をクリックすると、 「円弧追加」ダイアログが開かれま 【3点指定】 ・円弧始点と終端をマウスクリック指定した後、弧上点をマウス指定することで、円弧線分を追加します。 【2点と半径指定】 ・円弧半径を入力し始点をマウスクリック指定した後、円弧終端をマウス指定することで、円弧線分を追加しま す。 311 円の追加 3点指定・中心と円上点・中心と直径指定で円線分を生成します。 ・メニュー<作図>「円追加」を選択するか、 をクリックすると、 「円追加」ダイアログが開かれます。 【3点指定】 ・円を形成する3点ををマウスクリック指定し、円線分を追加します。 【中心とマウス半径指定】 ・円中心点ををマウスクリック指定した後、円半径をマウス指定することで、円線分を追加します。 【中心と直径指定】 ・円の直径を入力指定した後、中心点ををマウスクリックし、円線分を追加します。 312 パラメトリック機能の概要 擁壁やプロック積み・水路などよく利用する「断面形状」を「断面パラメトリックマスター」に登録しておけ ば、そのパラメトリックマスタを呼び出し,「寸法数値」を登録するだけで希望する断面形状へと変更することが 出来ます。 そうして作成した断面形状や、それに対応した「数量計算書」を図面の任意の場所に自由に貼り付けることが できます。 ・メニュー<パラメトリック機能>を選択すると、各種「パラメトリック機能」を選択することが出来ます。 313 図面に貼り付けたい断面の元となるパラメトリックを指定する 元となるパラメトリックは、メインメニュー<パラメトリック機能>「新規作成床掘り有り」または新規作成 床掘り無し」を選択し、指定した「断面パラメトリックマスター」から新規に作成することが出来ます。 また「既存断面を開く」を選択すると、以前に登録した「断面パラメトリック」ファイルを呼び出すことがで きます。 ・「既存断面を開く」を選択する....以前に登録した断面とほぼ同じ形状を持った断面を貼り付ける場合に利用 すれば便利です。 例:傾斜や法長等が同一寸法で、天端のみが違う断面を登録する。 【断面の新規作成】 ・「新規作成床掘り有り」または新規作成床掘り無し」を選択すると、新規作成断面「種類の選択」ダイアログ が開かれます。 区分「擁壁」「ブロック積み」「水路・側溝」「その他」を選択後、元とする断面を指定、「作成開 始」ボタンをクリックすると、指定した断面の「オブジェクト定義」CADウィンドウが開かれます。 314 ・「床掘り有り」を選択すれば、「断面マスタ」で登録した全情報が「オブジェクト定義」CADウ ィンドウに展開されます。 ・「床掘り無し」を選択すれば、(設定されていれば)床掘り属性を設定したオブジェクトを除き「断 面マスタ」で登録した情報が「オブジェクト定義」CADウィンドウ上に展開されます。 パラメトリック 断面形状の変更と「数量計算書」のカスタマイズ等 パラメトリック断面「オブジェクト定義」CADウィンドウから該当寸法情報を登録することで、希 望する断面形状へと変更することが出来ます。 また、あらかじめ「パラメトリックマスタ」に登録されている「計算書」の内容を変更したり計算 項目を追加・削除することが出来ます。 ・これら「オブジェクト定義」CADの固有機能は、メインメニュー<断面定義>項目から選択する ことが出来ます。 315 【寸法 マウス指定】 ・ 「寸法・マウス指定」をメニュー選択後CAD画面上の<寸法数値文字>をマウスクリックすると、 寸法情報の登録ダイアログが開かれます。 ・そこで、変更したい寸法数値を入力し「OK」をクリックすると、指定した寸法へと断面形状を変 更することが出来ます。 ・赤色で表示されている<寸法数値文字>は、他の寸法情報を元に再計算により決定される寸法情報 で、入力指定することは出来ません。 例:水路左内側の傾斜を変更する 316 【寸法 キーボード指定】 ・「寸法・キーボード入力」をメニュー選択すると、「寸法数値入力」ウィンドウが開かれます。 ・CAD画面の寸法記号と対応する行の数値を入力すると、指定した寸法へと断面形状を変更するこ とが出来ます。 ・「寸法数値入力」ウィンドウのグリット現在行に対応するCAD画面の寸法記号がマゼンタで識別 表示されています。 ・赤色で表示されている<寸法記号文字>は、他の寸法情報を元に再計算により決定される寸法情報 で、入力指定することは出来ません。 例:水路開口部の寸法を変更する 317 【計算書のカスタマイズ】 ・「計算書のカスタマイズ」をメニュー選択し、Pro_Cadに貼り付ける計算書の内容を変更す ることが出来ます。 ・「変数式」中で指定できる変数項目は、寸法記号または現在行より上の行で登録した変数です。 ・毎回同様の変更をする必要がある場合は、本機能を用いず「断面パラメトリックマスタの登録」の 計算書情報を変更してください。 ・変数式や単位等の詳しい操作方法は、「断面パラメトリックマスタの登録」<計算書情報定義>を 参照してください。 【貼り付け基準位置の指定】 ・Pro_Cadに貼り付ける基準となるポイントをマウス指定します。 ・本業務で貼り付け基準位置を設定しない限り、Pro_Cad画面への貼り付けは実行できません。 ・CADウィンドウ上の貼り付け基準位置は、+で表示されます。 318 【現在形状でマスタ再登録】 ・マスタに登録されている寸法数値より、今回設定変更した寸法数値による断面形状の方が将来的に 見て、より多く出現されると考えられる場合本機能を選択します。 ・本機能によりマスタに登録されている寸法数値の初期値が、今回設定変更した寸法数値と同一とな ります。 ・本機能は<パラメトリック機能>「新規作成床掘り有り」または新規作成床掘り無し」からオブジェクト定 義」CADウィンドウを開いた場合に限り指定することが出来ます。 【Tips】 ・寸法指定時、寸法数値や記号が「小さすぎる」または「大きすぎる」場合、メニュー<設定>「用 紙縮尺の設定」から適当な縮尺へと変更してください。 ・本「オブジェクト定義」CADウィンドウでは、上記機能以外の一般的なCAD編集機能は無意味 です。 ・本「オブジェクト定義」CADウィンドウと、それを呼び出した「Pro_Cad」ウィンドウは、 その情報が1対1の関係で「工事メイト」プログラム内部で結びついています。 ・したがって、「Pro_Cad」から同時に複数の「オブジェクト定義」CADウィンドウを呼び 出すことは出来ません。 ・また、呼び出し元「Pro_Cad」以外のCadウィンドウへの断面貼り付けを実行することは できません。 319 パラメトリック 断面を「Pro_Cad」上に貼り付ける Pro_Cadメニュー<パラメトリック機能>「断面の貼り付け」を指定すれば、パラメトリック断面「オブジェクト定 義」CADで定義した断面を、Pro_Cad上へと貼り付けることができます。 ・「オブジェクト定義」CADを開いたまま、Pro_Cadウィンドウをアクティブにしてください。 ・「オブジェクト定義」CADで「貼り付け基準位置」を指定していない場合、本機能は実行できません。 【貼り付け条件の設定】 ・本業務選択により、「貼り付け条件の設定」ダイアログが開かれます。 ・「縮尺の設定」から、現在のPro_CAD図面縮尺へと変更するか、「オブジェクト定義」CAD縮尺のまま 貼り付けるかを選択できます。 ・「左右を反転する」にチェックマークを入れておくと、左右反転形状として貼り付けることができます。 ・「寸法情報を除く」にチェックマークを入れておくと、寸法導線や寸法数値を除いて貼り付けることが出来 ます。 「1:N」の勾配情報や一部寸法導線は、本設定でも除くことは出来ません。 「1:N」は「方向角文字」として、除くことの出来ない寸法導線は「結線」属性で登録されています。貼り付け 実施後、必要に応じオブジェクトの選択・削除機能により削除してください。 320 【貼り付けの実行】 ・「貼り付け条件の設定」ダイアログでOKをクリックすると、断面貼り付け位置指定モードとなります。 ・自動的にタッチモードとなり、プロット・線分端点・線分上へとスナップショットすることが出来ます。 ・自由な任意位置へと貼り付ける場合は、モードを「タッチフリー」や「グリッドタッチ」へと変更してください。 321 断面の数量計算書を「Pro_Cad」上に貼り付ける Pro_Cadメニュー<パラメトリック機能>「計算書の貼り付け」を指定すれば、パラメトリック断面「オブジェクト定 義」CADで定義した断面に対応した「計算書」を、Pro_Cad上へと貼り付けることができます。 ・「オブジェクト定義」CADを開いたまま、Pro_Cadウィンドウをアクティブにしてください。 ・「オブジェクト定義」CADで「貼り付け基準位置」を指定していない場合、本機能は実行できません。 【貼り付け条件の設定】 ・本業務選択により、「計算書貼り付け」ダイアログが開かれます。 ・計算書文字の大きさや、罫線の有無・出力対象項目の選択等を本ダイアログから設定することが出来ま す。 【貼り付けの実行】 ・「計算書貼り付け」ダイアログでOKをクリックすると、計算書貼り付け位置指定モードとなります。 ・自動的に「タッチフリー」モードとなります。グリッドや他オブジェクトを基準に貼り付ける場合は、モードを 変更してください。 322 断面パラメトリックマスタ登録 擁壁や側溝など図面中に作成されるオブジェクトのうち、その寸法や角度を変更するだけで汎用的に活用でき る部品は、パラメトリックマスターとして登録しておくと便利です。 工事メイトProでは、これらの代表的な部品のいくつかを断面マスターとして登録済みです。 しかしこれら以外にこのような部品が必要となったときは、本業務によりユーザ様ご自身がパラメトリックマス ターを新規作成することができます。 【断面マスター登録の概要】 ① 断面区分を選択し、その名称を登録する。 メインメニュー<新規業務>または<業務を開く>・「作図」{断面パラメトリックマスタ登録} を選択し、部品区分と名称を入力または選択します。 ② オブジェクトの初期形状を作成する。 ①により開かれた構造図マスターCAD画面上で、「結線追加Ex」「円弧追加」「円追加」「各 種計算」により、そのオブジェクトの初期形状を表わす線分を作成します。 ③ 寸法情報を登録 CADメインメニュー<マスター情報の登録>「寸法情報の定義」を選択し、形状決定要素となる 寸方情報(各種寸法線と寸法指定記号)を登録します。 ④ 測点名発生と図面調整 プロット点に測点名を自動追加します。構造図マスタCADでは、測点名はシステム側で自動的に 生成され、ユーザサイトでの測点名変更はできません。 また、測点名とプロット点の位置関係,測点名やプロットマークの大きさ,線分の太さ等の細部体裁 をここで整えた後、パラメータの登録を円滑に実施するため図面をプリントアウトしておきます。 ⑤ パラメータの登録 CADメインメニュー<マスター情報の登録>「パラメータ登録」を選択、②で作成したオブジェ クトのプロットマーク座標位置を確定する数式を登録します。 ⑥ パラメトリック動作テスト いったん本「構造図マスターCAD」を登録後終了します。 新たなPro_Cadを開き、そのメニュー「パラメトリック機能」・<新規作成>から今回作成し たパラメトリック部品を選択し、動作チェックを実施します。もし不具合があれば①から繰り返し、 不具合個所を修正します。 ⑦ 計算書情報定義 「構造図マスターCAD」メニュー<マスター情報の登録>「計算書情報定義」を選択し、寸法情 報をもとに、求めたい計算書の項目名・計算式等を定義します。 323 例題サンプルマスタの完成形 本ヘルプで説明に用いるサンプルマスターの完成形を下に図示します。 サンプルとしては、比較的シンプルな重力式擁壁を取り上げています。 また、より複雑なマスターを作成するためのテクニックも記述してありますので、そちらもご参照ください。 324 マスター登録の開始 メインメニュー<新規業務>または<業務を開く>・「作図」{断面パラメトリックマスタ登録} を選択すると、「構造物マスターメンテナンス」ダイアログが開かれます。 【マスターメンテナンス ダイアログの操作】 ・区分コンボボックスから、今回対象とする区分を選択します。 ・修正の場合は、現在レコードを対象とするマスター名の位置へと移動し、「メンテ実行」ボタンを クリックします。 ・あるマスタを元とし新たにマスタを登録したい場合は、現在レコードを対象とするマスター名の位 置へと移動し、「複写後訂正」ボタンをクリックします。 ・新規にマスタを登録する場合は、現在行を最下行の未入力位置へと移動するか「DBナビゲータ」 の「レコード挿入」ボタンをクリックし、対象マスタの名称を登録した後「メンテ実行」ボタンをク リックします。 ・現在のパラメトリックマスタDBを他のフォルダへとコピーするには、 ルダの場所指定ダイアログ」からその場所を指定します。 をクリック後「フォ ・他のフォルダにあるパラメトリックマスタDBからマスタを一括追加登録するには、 ック後「フォルダの場所指定ダイアログ」からその場所を指定します。 をクリ 【例題サンプル作成開始】 区分として「擁壁」を選択後、レコード位置を最下行・未入力位置へと移動し、名称として「練習」 と入力後「メンテ実行」ボタンをクリックしてください。 325 初期形状の作成 マスタ登録の開始操作により、構造図マスタCADが開かれます。 ここでオブジェクトの形状を作図していきます。 【マスタオブジェクトの条件】 ・マスタ定義できるオブジェクトは、プロット,プロット間結線(直線),両端点にプロットを持つ 円弧,プロットを中心点とする円の4種類に限定されます。 ・作図は、「結線追加Ex」,「円弧追加」,「円追加」,「交点」,「垂線」,「平行線」および オブジェクト削除などを用いて行います。 ・作図におけるオブジェクト指定モードのほとんどは「プロットタッチ」モードとなります。 【サンプルマスタの作成】 ① 縮尺等の設定 作図されるマスタ初期サイズに合わせ縮尺を設定します。またその縮尺に合わせグリット間隔を調 整し、画面を適当な倍率へとルーペ拡大しておきます。 今回の小型擁壁では、縮尺1/25,グリッド間隔5㎜としました。 ② 結線追加Exによる結線・プロットの作図の開始 構造図マスタCADの結線追加Exの線分種別は「結線で登録」に固定されています。線分の線種・太 さ等を設定後、初点のみグリットタッチで決定しました。 326 ③ 結線追加Exによる結線・プロットの作図の実際 角度指定,1:n指定により、上図の状態まで作図しました。 P6,P7点は寸法線引出しの必要上生成する必要があります。 また、ここでP10からP1へ1:n指定で閉合しなかった点に注意ください。 もし1:n指定で閉合とした場合は、P1点と同じ位置にもう一つプロットが生成されてしまい不具合が生じま す。同様の理由で、P10~P3への結線もされていません。 ④ 結線・プロットの作図の完成 残ったP1~P10とP3~P10間結線は、「プロットタッチ」で指定後、ダブルクリックで決定します。 327 【円弧・円追加】 円弧開始点,終点指定および円の中心指定とも、かならず「プロットタッチ」で指定してください。 【複雑なオブジェクト形状の定義】 一見複雑な形状のオブジェクトも、計算業務の「平行線」・「交点」・「垂線」等を併用し、後に不要な線分 やプロット点を削除することで簡単に定義することができます。 328 寸法情報の登録 CADメインメニュー<マスター情報の登録>「寸法情報の定義」を選択し、形状決定要素となる 寸法情報(各種寸法線と寸法指定記号)を登録します。 【拡張された寸法線発生条件】 ・寸法線情報定義ダイアログでは寸法線種類で「線分」を指定したときに、「1:n」「n:1」「%」 の情報が発生できるように拡張されています。 ・生成条件ダイアログからは、寸法線のタイプで「左挟みタイプ」「右挟みタイプ」が指定できるよ うに拡張されています。 329 【寸法線情報登録の基本】 寸法線の発生元オブジェクトを指定し、発生位置をマウス指定すると寸法属性設定ダイアログが開 かれます。 ・変数名:その寸法情報を特定する名称で1つのマスタ部品中で変数名の重複は許されません。第 一文字はアルファベット(1バイト系)で以降の文字はアルファベット,数字,漢字が使用できます。 出来るだけ簡潔な名前を登録してください。 ・指定方法:その寸法数値が入力により決定されるものか、または他のオブジェクト形状から逆に 計算されて決定されるものかを選択します。 ・床掘り属性:寸法線が床掘り数値を表わすものであれば、ここにチェックマークを入れておきま す。 【サンプルマスタの作成】 ・「1:N」寸法のみ小数点以下2桁指定で、それ以外はmm単位で0桁指定としています。 ・他の操作は、Pro_Cadの{jump 寸法線発生,HID00000467}とほぼ同一です。寸法線記号文字 高は、指定した寸法線文字高の2倍と自動設定されます。 ・下図の例では、寸法線タイプ「右挟み」で水平寸法線を2点指定、寸法線配置位置のマウス指定時 に「寸法G線の導主線」をオブジェクトタッチとしています。 330 【サンプルマスタの寸法情報の完成】 ・下図にサンプルマスタの寸法情報完成イメージを示します。 計算属性をもつ寸法線(赤色記号文字):H2,G,I 床掘り属性をもつ寸法線:X1,X2,Y1,Y2,Z1,Z2 【寸法線発生のやり直しと削除】 ・直前の失敗を訂正する 331 ・いったん発生させた寸法線を削除する 通常の寸法記号は「方向角文字属性」が、円弧弧長および挟角記号には「連動文字属性」がセット されいます。 選択対象をこれら対象文字属性とし、寸法記号を選択状態に変更・削除を実行すると、対象寸法記 号・寸法数値・導線(寸法補助線)を一括して削除することが出来ます。 【その他 寸法情報についての留意事項】 ・オブジェクトの中に円弧が含まれる場合その半径を、また円が含まれる場合その直径か半径を、寸 法情報として登録しておく必要があります。 332 測点名発生と図面調整 プロット点に測点名を自動追加します。構造図マスタCADでは、測点名はシステム側で自動的に 生成され、ユーザサイトでの測点名変更はできません。 また、測点名とプロット点の位置関係,測点名やプロットマークの大きさ,線分の太さ等の細部体裁 をここで整えた後、パラメータの登録を円滑に実施するため図面をプリントアウトしておきます。 【測点名発生基準】 ・プロット点には、必ずそのオブジェクトを確定するための測点名が必要です。 ・測点名の発生は<マスター情報の登録>「点名自動登録」の実行、または「パラメータ登録」選択 時自動的に実行されます。 ・点名は"P"からはじまり、以降の文字にはプロットが発生した順に一連番号がふられます。 ・この操作以外に、ユーザサイトで点名を変更してはいけません。 【測点名の大きさ 位置等の調整】 点名を発生させたままであれば、その文字が大きすぎる、またプロット点と点名の関係が図面上で 確定し難いなどの問題が発生します。 作図編集作業により、これらの問題を解決します。 333 パラメータの登録 ※重要!! 寸法数値の変更により、各プロット点がどのように移動すればよいかを定義します。定義には、三角 関数や逆三角関数などの一般的な数学関数のほか、ピタゴラスの定理・交点・トラバースなどの独自 組み込み関数の利用や、一時的なワーク変数の利用ができます。 【登録の基本】 ○項目名 項目名にはプロット点の座標値を示す「座標変数名」、または「計算属性を登録した寸法変数名」 および計算の過程に一時的に値を保存するための「ワーク変数名」が入力されます。 ・座標変数名 :"プロット点測点名"+"_"+"XまたはY"と表記します。 たとえばP1のX座標の位置を示す場合、P1_Xとなります。 ・寸法変数名 :寸法記号そのものです。ただし指定できるのは、指定方法として計算属性を登録した 寸法情報に限定されます。 ・ワーク変数名:第一文字がアルファベットではじまり2文字目以降はアルファベット,数値,漢字で 指定できます。ただし、座標変数名,寸法変数名および寸法記号と同一の名前を登録 することはできません。 ○変数式および代入値 変数式および代入値には、左辺変数を計算するための数式または数値を入力します。自分の位置す る行より上で定義された変数、および指定方法として入力属性を登録した寸法記号を式の中に含める ことが出来ます 下図に例題のパラメータ登録スタート行を図示します。 ・通常 先頭行と2行目には、原点とするプロット点のXY座標変数名とその座標値を数値で登録し ます。 ・3行目以降の変数式には、左辺を表わす式が登録され一般的には数値自体がその中に含まれること はありません。 334 【数値式の四則演算優先順位】 ・数値式は乗算除算が加算減算に優先して実行されます。 2+3*6 → 答え:20 2*3+6 → 答え:12 ・()で括ると乗除,加減順位より()内が優先して演算が実行されます。 (2+3)*6 → 答え:30 2*(3+6) → 答え:18 ・順位が同一の場合は、左辺から右辺へと演算が実行されます。←注意 2+3-6 → 答え:-1 2-3-6 → 答え:5 (3-6=-3, 2--3=5) 【利用できる組み込み関数】 ・SIN(A).........角度Aのサイン(正弦)を計算します。 以下 角度は度分秒単位で与えます(例:SIN(45.1505)→サイン45度15分5秒) ・COS(A).........角度Aのコサイン(余弦)を計算します。 ・TAN(A).........角度Aのタンジェント(正接)を計算します。 ・ARCSIN(A)......アークサイン(逆正弦)を計算します。 Aは-1~1 までの範囲でなければなりません。 ・ARCCOS(A)......アークコサイン(逆余弦)を計算します。Aは-1~1 までの範囲でなければなりません。 ・ARCTAN(A)......アークタンジェント(逆正接)を計算します。 ・ATAN2(A,B).....A/B のアークタンジェントを計算します。Bが0に近くても正しい結果が得られます。 A とB ともに 0 にセットされると,結果を返しません。 ・DEGADD(A,B)....度分秒単位で与えられた A と B の加算値を度分秒単位で計算します。 結果は常に 0゚0'0" ~ 360゚0'0"にフィクスされます。 ・DEGSUB(A,B)....度分秒単位で与えられた Aから B を減算した値を度分秒単位で計算します。 結果は常に 0゚0'0" ~ 360゚0'0"にフィクスされます。 ・DMSTORAD(A)....60進角度数値からラジアン値を計算します。 ・RADTODMS(A)....ラジアン値から60進角度数値を計算します。 ・LN(A)..........A の自然対数を計算します。 ・LOG(A).........A の常用対数(底 10 の対数)を計算します。 ・EXP(A).........指数関数 e の x 乗を計算します。 ・SQR(A).........A の二乗を計算します。 ・PW(A,B)........A のB 乗を計算します。 ・SQRT(A)........A の平方根を計算します。 ・HYPOT(A,B).....hypot は,次の 2 つの式を満たす値 C を計算します。 C*C=(A*A)+(B*B) かつ C >= 0 2辺の長さがそれぞれAとBであれば,これは直角三角形の斜辺の長さに等しくなります。 ・LINESSET(X0,Y0,X1,Y1,X2,Y2,X3,Y3) ...X0Y0-X1Y1で示される線分とX2Y2-X3Y3で示される線分の交点を内部変数に登録し ます。 ・TRAV(X0,Y0,X1,Y1,A,B) ...X0Y0を器械点 X1,Y1を後視点とし、水平角A 距離Bだけシフトした座標を内部変数 に登録します。 ・GETPEG(A)....LINESSETとTRAV関数で計算された座標値を返します。Aの値が0の場合はX座標値 を、1の場合はY座標値が返されます。 335 【サンプルマスタのパラメータ一覧】 336 【よく使用される式や高度な式設定サンプル】 337 パラメトリック動作テスト いままで作成したマスタにパラメータ登録もれや計算式の設定ミスが無いかチェックを行います。 また、登録数値の初期値調整も実施します。 【動作テスト手順】 ① 構造図マスタCADを登録後終了し 「構造物マスターメンテナンス」 ダイアログもいったん閉じます。 ② 新規業務・<作図>・「Pro_Cad」を開き、<パメトリック機能>・「新規作成-床掘り有り」からい ま作成したマスタを開きます。 ③ もし、登録ミスがあれば図形を正常に表示することが出来ません。 その場合は、下図手順により問題点の確認ができるケースが多くありますので試してください。 基礎部分のパラメータ設定忘れであることが推察されます。 【登録数値の初期値調整】 たとえば、寸法をSLで指定する線分を1:nで作図した場合SL数値初期値に小数点以下端数が 発生することがあります。 このような数値初期値をつぎの手順で調整します。 ① <寸法 キーボート入力>を選択し、上記数値を訂正入力します。 ② メニュー<断面定義>「現在形状でマスター再登録」を実行します。 ※ マスター登録「複写後訂正」と本操作を合わせて活用すれば、同じパラメトリック定義をもち初 期寸法の異なるマスターを簡単に作成することができます。 338 計算書情報の定義 「構造図マスターCAD」メニュー<マスター情報の登録>「計算書情報定義」を選択し、寸法情 報をもとに、求めたい計算書の項目名・計算式等を定義します。 【定義要領】 ・延長変数 LEN:計算書情報には、変数名 LENという延長変数が初期セットされています。 「オブジェクト定義」CAD<断面定義>「{jump 計算書のカスタマイズ,HID00000475}」で指定さ れる「?m当り」の数値が代入されます。(初期値10.0) ・ 名 称:計算書名称項目に表示する文字列を入力します。 ・ 変数名:ここで変数名を登録すると、現在行より下行の変数式内でそれを指定・値を代入することができます。 ・ 変数式:変数式の登録要領や利用できる組み込み関数は「パラメータの登録」と同一です。 ただし、この中に記述できる変数は、寸法変数,自分より上の行で登録したワーク変数に限定され、 座標変数をここに引用することは出来ません。 ・小数点以下:数値の表示小数点以下桁数を指定します。 ・端数処理:切り上げ・切り捨て・四捨五入をリストから選択します。 ・単位:㎡・m3・m・mm・cmをリストから選択します。 ・床掘り:床掘り数量に関する項目となるものはここに○を、それ以外は×をリストから選択します。 ・印刷:計算書に印刷する行にはここに○を、ワーク変数定義行など印刷対象とならない行では×をリストから 選択します。 339 イメージトレーサー(読み込みイメージをデジタイズ) CAD画面上に、デジタイズイメージを貼り付け目的とするイメージポイントをマウスでデジタイズすること でプロットマークを生成。 また、その値を座標データベースへ座標値として登録します。 ※普通紙に出力した図面を、フラットベットスキャナにより200DPIで読みこんだイメージのデジタイズ実 寸精度は、約±0.3%前後です。 【最初に】 目的とするイメージポイントを、正確にデジタイズするには、 ① イメージを充分に拡大表示する。 窓枠ズームや中心点ズーム又は「CTRL」+「+」キー押し下げで目的とするイメージ部分を充分拡大表示 しておきましょう。ただし、イメージ表示限界を越えた拡大指示ではイメージが表示されなくなります。その場 合は拡大を取り消して再度適当な拡大倍率を選択しましょう。 ② ガイドラインクロスポイントをマウスクリッ クしましょう。 ・イメージトレーサーのCAD画面上には、水 平・垂直のガイドラインが各1本用意されていま す。 ・ガイドラインのクロスポイント付近以外をマウ スドラッグすると、水平・垂直にガイドラインを 移動することが出来ます。 ・ガイドラインのクロスポイント付近をマウスク リックします、その位置が「タッチ有効範囲」内 に収まっていれば、水平垂直ガイドラインのクロ スポイントを正確にクリック指定することが出 来ます。 340 【操作方法】 ① デジタイズイメージの貼り付け [イメージトレーサー]メニューから、 「イメージ読み込み」を指定すれば「イメージを開くダイアログが開かれ ます。ここからデジタイズ対照とするイメージファイルを指定します。 ・読み込み可能なファイルタイプは、 「JPEG」または「BMP」です。 ・イメージファイルは、他のイメージ読み込みソフトにより予めハードディスク上などに保存されている必要 があります。 (工事メイトには、イメージのスキャナー取り込み機能は実装されていません) ・ 「作図メニュー」にある「イメージ貼り付け」で貼り付けたイメージはデジタイズ対象とはなりません。 ② デジタイズイメージのサイズを指定 サイズ指定ダイアログで、画面貼り付けサイズを指定した後、 [このイメージを貼り付け]ボタンをクリックする とCAD画面中央にイメージが貼り付けられます。一般的なイメージの貼り付けサイズ推奨値は250mm前後 です。 341 ③ デジタイズ基準点位置をマウス指定 [イメージトレーサー]メニュー「第一基準点を指 定」を選択した後、イメージ上の座標値既知点をマ ウス指定します、座標値入力ダイアログが開かれま すのでいま指定した点の座標値を入力指定し「登録 ボタン」 をクリックします。 (座標DBに登録チェク ボックスをチェックしておくと座標DBにその値が 自動登録されます。 ) つづけて、自動的に「第二基準点を指定」モードと なります。同様に座標既知点を登録してください。 第一・第二既知点が余りに近い場合、デジタイズ精 度が低くなる可能性があります。 2基準点の指定が完了すれば、そのポイントが + マークで表示され、イメージデジタイズが可能とな ります。 ④ イメージ上をデジタイズ読み取り [イメージトレーサー]メニュー「座標読み取り」 を選択した後、イメージ上の読み取り点をマウス 指定します、座標読み取りダイアログが開かれま す。測点名を入力し「登録ボタン」をクリックす ると、そのポイントにプロットマークが生成され ます。(座標DBに登録チェクボックスをチェッ クしておくと座標DBにその値が自動登録されま す。 ) 【応用機能】 ・必要なポイントを「座標読み取り」で生成した後、計算業務メニュー <Cadプラニメータ>を選択し、指定 領域の面積を知ることが出来ます。 ・ [新規業務]<作図>「ProCad作図」メニューを選択し、新規図面を生成後、コピーと貼り付け機能によりイメ ージトレーサー図面から一般的なCAD図面を簡単に新規生成することが出来ます。 ( [イメージトレーサー]CAD図面では、縮尺をユーザ指定することが出来ないため、それをそのまま一般図面 として出図しても意味があまりありません) 342 ヘロン面積3D座標の展開図を新規作成 <面積> ヘロン面積-3D座標指定で登録した情報をもとに、ヘロン面積展開図を新規作成します。 本業務で作成したCADデータを、いったん保存登録すれば通常の「平面図その1」ファイルとして保存されま す。したがって、 「業務を開く」メニューには本業務は搭載されません。 一旦登録した展開図を再度読み込むには、新規業務<CAD>「ProCad作図」で新規図面を生成後、メニュー <ファイル>「平面図その1(ヘロン3D展開図)を開く」実行してください。 【業務の開始】 [新規業務]メニューーから、本業務を選択すれと「ヘロン面積-3D座標指定」で登録した計算ファイルの「 フ ァイルを開く」ダイアログが表示されます。 その中から、今回新規作成する展開図の元とする計算ファイルを指定してください。 指定が終わると、なにも図画されていない新規のCADウィンドウが開かれます。 343 【平面図-その1から追加された業務】 本業務に新規搭載されている工区や各計算書貼り付け機能 以外の、編集・作図等の機能は「平面図その1」と同一です。 新規搭載業務は、メニュー・ 「ヘロン展開図を作成」にまと めてメニュー登録されています。 【工区ブロックを貼り付け】 ① 業務を選択し、貼り付け対象工区を決定する メニュー・ 「ヘロン展開図を作成」から「工区ブロ ックを貼り付け」を選択すると、 「図面に貼り付け る工区を選択指定」ダイアログが開かれます。 工区Noエデットに対象工区Noを登録するか、 「DBナビゲータ」を操作し対象工区を表示させ ます。 ② 工区のイメージを回転する 回転角エディトに角度を入力指定し「Entar」または「Tab」キーを押すと、その角度で工区イメージが 回転表示されます。 図面貼り付けしたときのイメージへと回転指定してください。 344 ③ 図上の任意位置に貼り付ける 「この工区を貼り付け」ボタンをクリックすると、 「図面 に貼り付ける工区を選択指定」ダイアログが一旦非表示 となり、貼り付け領域がマウスカーソルとして矩形表示 されます。 左クリックで位置決定・右クリックでキャンセル・ 「Si ft」キーを押しながら左クリックで領域回転指定へと 移行することが出来ます。 左クリックで位置決定する場合、 「タッチフリー」 ・ 「プロ ットタッチ」 ・ 「オブジェクトタッチ」 「グリッドタッチ」 を選択することが出来ます。 ④ 次の工区を貼り付ける 貼り付け位置を決定するか、右クリックでキャンセルをすると、 「図面に貼り付ける工区を選択指定」ダイアログ が再表示されます。工区Noエデットに、対象工区Noを登録するか、 「DBナビゲータ」を操作したい対象工区 を表示さた後、②からの操作を繰り返します。 「閉じる」ボタンをクリックするか、 「他の業務」を選択すると「工区ブロック貼り付け業務」を終了することが できます。 【求積表を貼り付け】 ① 業務を選択し、貼り付け対象工区・工種を決定する メニュー・ 「ヘロン展開図を作成」から「工区別求積表を貼 り付け」または「工種別求積表を貼り付け」を選択すると、 「求積表を貼り付け」ダイアログが開かれます。 そのウィンドウのデータグリッドから今回貼り付け対象と する「工区」または「工種」を選択状態とします。 ※一回の操作でに複数の工区・工種を貼り付けることは出 来ません。 文字の大きさの選択や計算書レイアウト選択等の機能は一般の「 計算書貼り付け」ダイアログ機能と同一です。 345 ② 図上の任意位置に「求積表」を貼り付ける 「計算書貼り付け位置を決定」ボタンをクリックす ると、 「求積表を貼り付け」 ダイアログが一旦非表示 となり、貼り付け領域がマウスカーソルとして矩形 表示されます。 左クリックで位置決定・右クリックでキャンセル・ 「Sift」キーを押しながら左クリックで領域回 転指定へと移行することが出来ます。 左クリックで位置決定する場合、 「タッチフリー」 ・ 「プロットタッチ」 ・ 「オブジェクトタッチ」 「グリッ ドタッチ」を選択することが出来ます。 ③ 次の工区・工種を貼り付ける 貼り付け位置を決定するか、右クリックでキャンセルをすると、 「求積表を貼り付け」ダイアログが再表示されま す。データグリッドから今回貼り付け対象とする「工区」または「工種」を選択状態とし②からの操作を繰り返 します。 「閉じる」ボタンをクリックするか、 「他の業務」を選択すると「求積表貼り付け業務」を終了することができま す。 【総括表を貼り付け】 ① 業務を選択し、計算書レイアウトを決定する メニュー・ 「ヘロン展開図を作成」から「工区総 括表を貼り付け」または「工種総括表を貼り付け」 を選択すると、 「総括表を貼り付け」ダイアログ が開かれます。 文字の大きさの選択や計算書レイアウト選択等 の機能は一般の「計算書貼り付け」ダイアログ機 能と同一です。 346 ② 図上の任意位置に「総括表」を貼り付ける 「計算書貼り付け位置を決定」ボタンをクリックする と、 「総括表を貼り付け」ダイアログが閉じられ、貼 り付け領域がマウスカーソルとして矩形表示されま す。 左クリックで位置決定・右クリックでキャンセル・ 「S ift」キーを押しながら左クリックで領域回転指定 へと移行することが出来ます。 左クリックで位置決定する場合、タッチフリー」 ・ 「プ ロットタッチ」 ・ 「オブジェクトタッチ」 「グリッドタ ッチ」を選択することが出来ます。 位置決定するか右クリックキャンセルすると本業務が終了します。 347 スマートカルク(変数付き関数電卓テーブル) 代入値や設定数値式の結果を変数として登録でき、それを変数式内の変数として指定できる計算表です。 登録できる変数の数に制限はありません。代入値や数値式の変更や追加により瞬時に自動再計算されます。 また、数値関数や条件関数をその中に組み込むことが出来、そのテーブルの保存や呼び出し、結果の印刷や「C AD図面」への貼り付けが実施できます。 348 【登録操作の概要】 ・項目名(省略化) ・変数名(自分より下の行でその結果を利用しなければ省略可)を入力します。 ・変数に代入する数値、または自分より上の行で登録した変数名や数値および組み込み関数からなる式を、 「変数 式又は代入値」行に登録します。 ・CAD図面に貼り付け対象とする(又はプリンタから印刷対象とする)場合は、印刷行で○を選択します。 (対 象以外の場合は、×を選択) ・行を移動した時点で、全登録行が自動再計算されます。 ・計算不能な行(1/0.0等)には、評価行に が表示され、その行の変数には、0.0が代入されます 【利用できる組み込み関数】 ・SIN(A).........角度Aのサイン(正弦)を計算します。 以下 角度は度分秒単位で与えます(例:SIN(45.1505)→サイン45度15分5秒) ・COS(A).........角度Aのコサイン(余弦)を計算します。 ・TAN(A).........角度Aのタンジェント(正接)を計算します。 ・ARCSIN(A)......アークサイン(逆正弦)を計算します。 Aは-1~1 までの範囲でなければなりません。 ・ARCCOS(A)......アークコサイン(逆余弦)を計算します。Aは-1~1 までの範囲でなければなりません。 ・ARCTAN(A)......アークタンジェント(逆正接)を計算します。 ・ATAN2(A,B).....A/B のアークタンジェントを計算します。Bが0近くても正しい結果が得られます。 A とB ともに 0 にセットされると,結果を返しません。 ・DEGADD(A,B)....度分秒単位で与えられた A と B の加算値を度分秒単位で計算します。 結果は常に 0゚0'0" ~ 360゚0'0"にフィクスされます。 ・DEGSUB(A,B)....度分秒単位で与えられた Aから B を減算した値を度分秒単位で計算します。 結果は常に 0゚0'0" ~ 360゚0'0"にフィクスされます。 ・LN(A)..........A の自然対数を計算します。 ・LOG(A).........A の常用対数(底 10 の対数)を計算します。 ・EXP(A).........指数関数 e の x 乗を計算します。 ・SQR(A).........A の二乗を計算します。 ・PW(A,B)........A のB 乗を計算します。 ・SQRT(A)........A の平方根を計算します。 ・HYPOT(A,B).....hypot は,次の 2 つの式を満たす値 C を計算します。 C*C=(A*A)+(B*B) かつ C >= 0 2辺の長さがそれぞれAとBであれば,これは直角三角形の斜辺の長さに等しくなります。 349 ・IF(A,B,C)......条件式 A が成り立つ場合 B を返し、成り立たない場合 C を返します。 条件式内に指定できる演算子は以下の通りです。 A1 == A2 A1とA2が等しい場合、成立します。 A1 >= A2 A1とA2が等しいかA1がA2より大きい場合、成立します。 A1 > A2 A1がA2より大きい場合、成立します。 A1 <= A2 A1とA2が等しいかA1がA2より小さな場合、成立します。 A1 < A2 A1がA2より小さい場合、成立します。 A1 != A2 A1とA2が等しくない場合、成立します。 使用例: X = 100 Y = 50 A = 4; B = 2; IF(X >= Y, A * B, A / B) → X>=Yが成立するため、8を返します。 IF(X == Y, A + B, B - A) → X==Yが成立しないため、-2を返します。 【変数の指定】 ・変数名は、1バイト文字のアルファベット及び_(アンダスコート)で始まり、2文字目以降は数値及び漢字(2 バイト文字)も使用できます。 ・変数名のアルファベットに対する大文字小文字は区別されません。 ・全体の文字数は16文字以内で指定し、組み込み関数名と同じ変数名は指定できません。 例: ABC → Ok _斜辺 → Ok A101 → Ok 1A → NG 斜辺 → NG SIN → NG 【変数式又は代入値の指定】 ・変数式内に組み込む変数は、自分より上の行でそれが宣言されていなければなりません。 ・+ - / * ()などの演算子の優先順位は、一般的な数値演算優先順位に従います。 例: 2 + 4 / 8 → 2.5 が答えとなります。 (2 + 4) / 8 → 0.75が答えとなります。 350 【テーブルの保存や読み込み】 ・登録した計算テーブルを保存する又は読みこむ場合は、ウィンドウ下部に配置されたイメージボタンをクリッ クしてください。 メインメニュー項目や、ツールバー内のスマートボタンからは指示できませんのでご注意下さい。 【CAD画面への貼り付け】 ・CADウィンドウがアクティブな場合、 「図面に貼り付け」イメージボタンをクリックするとこの計算テーブル をCAD図面に貼り付けることが出来ます。 ・貼り付け対象となる行は、データグリッドの印刷列に ○ を登録した行に限定されます。 ・開いた「計算書貼り付けダイアログ」で条件設定を実施した後、このダイアログの「OK」ボタンクリックで貼 り付け位置指定モードとなります。 (この間、一時的に「スマートカルクウィンドウ」は隠されます) ・CADウィンドウ上の貼り付け位置をマウスでクリックするとそこに計算テーブルが貼り付けられ、同時に「ス マートカルクウィンドウ」が再表示されます。 351 データ保守 データ保守の概要 「工事メイト」では、全ての「計算業務」や「CAD図面」が閉じられた状態(現場フォルダー決定直後の状 態)からメニュー<ファイル>を選択することで、不要なファイルの削除・他のCAD/測量ソフトとのデータ 交換・データの退避復旧など「データ保守」に関する業務を選択することが出来ます。 現場選択 「工事メイト」を終了することなく、他の 現場フォルダーへと処理対象を変更できます。 計算書削除 現在選択されている「現場フォルダー」に登録されている「計算書」や「図面」のなかから不要となったもの を削除します。 データコンバート SIMA→工事メイト 測量ソフト共通フォーマット形式の「座標情報」を「工事メイト」形式に変換し、座標データベースへ登録し ます。 データコンバート 工事メイト→SIMA 「工事メイト」形式「座標情報」を、測量ソフト共通フォーマット形式の座標リストに変換します。 データコンバート 工事メイト→DXF 「工事メイト」 ・ 「平面図その1」で作成したCAD図面ファイルからDXF(CAD標準フォーマット)ファイ ルに変換します。 データコンバート 工事メイト(ProCad)→DXF 「工事メイト」 ・ 「ProCad」で作成したCAD図面ファイルからDXF(CAD標準フォーマット)ファ イルに変換します。 現場フォルダーの削除 不要となった「現場フォルダー」 (その中に登録してある計算書も全て)を削除します。 ルートフォルダー変更 「工事メイト」を終了することなく、他のルートフォルダーへと移動します。 現場フォルダー退避 「現場フォルダー」全体を、他のホルダー・他のドライブ・ネットワーク上の別のコンピュータなど指定した場 所にバックアップコピーします。 退避フォルダーから復旧 別の場所に退避したファイルから「工事メイト」の「現場フォルダー」へと復旧し、現在の親フォルダー下に 登録します。 通信ポートの設定 トータルステーションやプラニメータと接続する通信ポートNoの初期値を登録します。 352 計算書削除 現在選択されている「現場フォルダー」に登録されている「計算書」や「図面」のなかから不要となったもの を削除します。 【操作手順】 ① 「計算書の種類」リストから対象業務を選択すると、そこに登録してある計算書のファイル名一覧が「削除す る計算書の選択」リストとして表示されます。 ② その中から削除対象とする計算書を選択し、 「ごみ箱」へ移すのか「直接削除」するのか選択後、 「削除実行」 ボタンをクリックします。 353 データコンバート・SIMA→工事メイト 測量ソフト共通フォーマット形式の「座標情報」を「工事メイト」形式に変換し、座標データベースへ登録し ます。 【操作手順】 ① メニュー<ファイル>「SIMAファイルを開 く」または クリックで「ファイルを開く」ダ イアログが開きます。対象SIMAファイルをそこ から読み込んでください。 ② メニュー<編集>「座標DBに登録」を実行す ると、座標DBに登録することができます。 データコンバート・工事メイト→SIMA 「工事メイト」形式「座標情報」を、測量ソフト共通フォーマット形式の座標リストに変換します。 【操作手順】 ① 「座標入力」や「各種計算業務」画面からデー タをコピーし、本ウィンドウに貼り付けます。 ② メニュー<ファイル>「SIMAファイルに書 き出し」または クリックで「ファイル保存」 ダイアログが開きます。ファイル保存場所とファイ ル名を入力し保存してください。 354 データコンバート・工事メイト→DXF 工事メイト」 ・ 「平面図その1」で作成したCAD図面ファイルからDXF(CAD標準フォーマット)ファイル に変換します。 【操作手順】 ① 「ファイルを開く」ダイアログ から、対象図面ファイルを開きます。 ② メニュー<ファイル>「DXF ファイル変換」を選択すると、 「フ ァイル保存」ダイアログが開きます。 ファイル保存場所とファイル名を 入力し保存してください。 データコンバート・工事メイト(ProCad)→DXF 工事メイト」 ・ 「ProCad」で作成したCAD図面ファイルからDXF(CAD標準フォーマット)ファイ ルに変換します。 【操作手順】 ① 「ファイルを開く」ダイアログか ら、対象図面ファイルを開きます。 ② メニュー<ファイル>「DXFフ ァイル変換」を選択すると、 「ファイ ル保存」ダイアログが開きます。フ ァイル保存場所とファイル名を入力 し保存してください。 355 データコンバート・工事メイト→SXF 工事メイト」で作成したCAD図面ファイルから、SXF(電子納品CAD図面フォーマット)フ ァイルに変換します。 【必須操作】 SXF変換を実行するため、最低限 入力または 操作が必要な項目です。 ① 「図面名」の登録 変換図面の名称を、256文字以内で登録しま す。この情報は変換SXFファイル内部に保存さ れます。この欄が空白(または「入力してくださ い」のまま)の場合、「SXF変換開始」ボタン をクリックすることはできません。 ② 「作成者名」の登録 作成者の名前を、256文字以内で登録します。 この情報は変換SXFファイル内部に保存されま す。この欄が空白(または「入力してください」 のまま)の場合、「SXF変換開始」ボタンをク リックすることはできません。 ③ 「作成者所属」の登録 作成者の所属名を、256文字以内で登録します。この情報は変換SXFファイル内部に保存されます。この 欄が空白(または「入力してください」のまま)の場合、「SXF変換開始」ボタンをクリックすることはでき ません。 ④ 「変換対象ファイル」の指定 「変換対象ファイルを指定」ボタンをクリックし、「ファイルを開く」ダイアログからSXFファイルに変換 する「工事メイト図面ファイル」を一つ指定します。(一回に複数ファイルを同時指定することはできません ⑤ SXF変換出力の実行 「SXF変換出力開始」ボタンをクリックし、「ファイルを保存」ダイアログから、SXFファイルを保存す る場所とSXFファイル名を指定し変換を実行します。 ①~④の手順が完了していなければ、「SXF変換出力開始」ボタンはクリックすることができません。 356 【オプション設定】 SXF変換の対象や形式・変換仕様を指定する項目です。 (A)変換元 現場フォルダの変更 「変換元 現場フォルダの変更」ボタンをクリックすると、変換対象とする「工事メイト図面ファイル」を保 存してある「現場フォルダ」を指定変更することができます。 (B)変換元ファイル種別の選択 「変換対象ファイルを指定」ボタンをクリックしたときに、表示される工事メイト図面一覧を、「工事メイト」 ProCad業務で保存したファイル群とするか、「平面図その1」業務で保存したファイル群とするかを選択 指定します。 (C)SXFファイル形式の選択 出力成果のSXFファイルフォーマットを、SFC(フィーチャコメントモード)またはP21(AP202 モード)どちらにするのか、選択指定します。 「SFC」を指定した場合変換出力されるファイル拡張子は「sfc」が、「P21」の場合は「P21」が自動的に 付加されます。 (D)背景色等の変換指定 「工事メイト」では、背景色は白色に固定されています。しかしSXFファイルでは背景色を「黒色」に指定 することができます。 そのような指定が想定される場合、本ラジオグループボックスから「背景色を黒色と仮定し、黒色オブジェクト を白色に変換出力」を選択してください。 (E)クロソイド曲線の扱い方 SXFファイルではクロソイド曲線をサポートしていません。本ラジオグループボックスから「連続した折線 に変換」を指定すれば、連続折れ線としてクロソイド曲線軌跡を擬似的にSXFファイル上に再現できます。折 線1線分の線分長を0.5mm~50.0mmの範囲で指定してください。この数値が小さいほどクロソイド曲線軌跡を より正確にトレースすることができます。(SXFファイルのファイル容量は、より多くを消費します) (F)結線端点とプロットマーク 「工事メイト」では、座標プロット間を結ぶ線分(結線)の両端点座標数値はプロットマークの中心座標となっ ています。 本ラジオグループボックスから「マークとの交点でフィックス」を指定すれば、両端点座標数値をプロットマー クと線分の交点座標へと変換しSXF出力することができます。 (プロットマークの内部にまで線分が伸びること を防ぐことができます) 「処理しない」を指定すると、線分端点は両プロットマークの中心座標となり、SXFファイルを再現表示する CADアプリケーションによってはプロットマーク描画領域内部まで線分が描画されることが想定されます。 357 現場フォルダー削除 不要となった「現場フォルダー」 (その中に登録してある計算書も全て)を削除します。 【操作手順】 現在登録されている「現場フォルダー」の一覧が表示されます。その中から削除対象とするフォルダーを選択 し、 「ごみ箱」へ移すのか「直接削除」するのか選択後、 「削除実行」ボタンをクリックします。 (現在、自分が作業対象として指定しているフォルダーは削除指定できません。他の現場フォルダーに移ってか ら削除してください) 358 現場フォルダー退避 「現場フォルダー」全体を、別のフォルダ・ディスク・ネットワーク上の別のコンピュータなどに、バックア ップコピーします。 【パックアップ手順】 ● 現在登録されている「現場フォルダー」の一覧がコンボボックスに登録されます。その中からバックアップ退 避対象とするフォルダーを選択し、 「退避の実行」ボタンをクリックします。 ★現在選択している「現場フォルダー」をバックアップすることはできません。(一覧に登録されていません)こ の場合は、いったん別の現場を選択しなおした後、本業務を実行してください。 【パックアップ先の指定】 ●どの場所にバックアップコピーを作成するか指定するには、 「退避場所の指定」ボタンをクリックし、開かれる 「フォルダの参照」ウィンドウからその場所を指定します。指定した場所の中に(下図の例では、C:\BackUp\現場 フォルダのバックアップ)の中に、各バックアップフォルダが生成されます。一番最初に「現場フォルダの退避」 を実行すると、 「フォルダの参照」ウィンドウが自動的に開かれます。 359 圧縮フォルダーから復旧 退避したファイルから「工事メイト」で活用できる「現場フォルダー」へと復旧し、現在の親フォルダー下に 登録します。 【操作手順】 ● 退避フォルダの一覧リストの中から、対象とするフォルダ名を指定し、 「復旧の実行」ボタンをクリックして ください。 ★現在選択している現場と同じ名前の退避フォルダを指定することはできません。(リストに表示されません)こ の場合は、いったん別の現場を選択しなおした後、本業務を実行してください。 【パックアップ先の指定】 ● どの場所のバックアップフォルダから、復旧するか指定するには、 「退避場所の指定」ボタンをクリックし、 開かれる「フォルダの参照」ウィンドウからその場所を指定します。指定した場所の中に(下図の例では、 C:\BackUp\現場フォルダのバックアップ)の中にある、各バックアップフォルダから復旧が実行されます。 360 通信ポートの設定 トータルステーションやプラニメータとケーブル接続する場合の、通信ポートNoを設定します。 361 P A R T 3 実践演習編 362 実践演習の内容 本編では、インストールにより自動的にセットされる「サンプル現場-A」のデータを使い、次の手順で 実業務に則した内容の演習を行います。 ① 路線 工事メイト 業務メニュー 路線形状の再現..............................<路線計算>「役杭設置IP法」 路線中間点生成と幅杭拡幅計算................<路線計算>「拡幅幅杭計算」 1路線センターから複数幅杭の生成............<路線計算>「同断幅杭計算」 ② 逆計算............................................<逆計算>「放射逆計算」 ③ TSへの座標送信(ケーブル通信)..................<通信>「TSへ座標送信」 ④ 縦横断 縦断の把握と縦断図生成......................<縦横断>「縦断計画EX」 横断のデータ登録と横断図生成................<縦横断>「横断生成」 断面パラメトリック..........................<作図>「Pro_Cad」 工事メイトの起動と現場選択 「工事メイト」を起動し、現場選択ウィンドウで「サンプル現場-A」をマウスで指定しダブルクリック で決定してください。(または「OK」ボタンをクリックしてください) 363 路線演習手順 1.路線形状の再現 路線形状は、以下の通りです。 BP,各IP,EP座標は、座標DBに登録済です。 BP点の追加距離は0mとします。 測点名 BP IP-1 IP-2 IP-3 EP A1 R 80 100 100 A2 80 100 80 80 100 80 ① 新規業務から、路線・路線設置IP法を選択します。 ② データグリッド「測点名」に「BP」(英大文字)と入力し、エンターキーを押します。 BP座標が呼び出され、XY座標値が呼び出されます。 座標登録してあれば、測点名でもNOでもその座標を呼び出せることを確認してください。 一行下に移動し、つづけて、EPを登録します。 下行には移動せず、EPを現在レコード位置としてください。 ★③<検索>「座標検索」をメニュー選択、又は をクリックし、座標検索ウィンドウを開きます。 「絞込み方法」の「杭種」にのみチェククマークを入れ、「杭種選択」で「IP点」をチェックし、「検 索実行」ボタンをクリックします。 続けて でこの3行を選択し、 します。 「路線設置IP法」ウィンドウをアクティブウィン ドウとした後、 ます。 コピーと貼り付け機能により、効率よくデータ登録 できることが確認できました。 座標検索ウィンドウを閉じます。 364 (③省略の場合は、すべての座標の測点名をキーボード入力し呼び出します) ④ つづけて、下図のようにデータを登録していきます。 現時点では、IP-2のA1,A2 パラメータは未入力としておきます ⑤ <表示>「図面を開く」をクリックし、現 在の状況をCAD表示し、入力グリッドと CADウィンドウが同時に確認できる位 置・サイズへと調整します。 ⑥ CAD画面IP-2付近を拡大表示した後、データグリッドからIP-2の前後パラメータを登録し ます。(A1:100 A2:100) 登録と同時にCADにも、前後クロソイドが生成されていることを確認し、データの変更をリアルタ イムに感知し、CAD表示内容が自動更新されていることを確認します。 365 ★⑦ CADウィンドウをアクティブとし表示を「詳細表示」と変更、結線と測点名が重複していること を 示します。「自動逃げ」を実行、測点名位置が結線と重複しない位置へと再配置されていることを 説明、「リアルタイム移動」で他の測点名も再配置されていることを確認します。 「文字位置移動」で1文字列ごとに移動することも当然出来ます。 ⑧ CADウィンドウを閉じ、入力ウィンドウも閉じます。IP座標は座標DBへは登録せずとし、ファイ ル名として適当な名前(ここではA-1)を登録し、ファイルを保存します。BP点の追加距離を0m とします。 2.路線中間点と幅杭計算(拡幅処理を含む) 概要:1.で登録した路線に中間点を生成します。 また、中間点としてカーブ区間には5メートルごとの +杭および任意点への+杭を発生します。 同時に、車線端に相当する幅杭を生成しカーブ区間への拡幅処理を施します。 ① 新規業務から、<路線>・中間点 拡幅幅杭計算 を選択し、 「開く」ダイアログから先ほど登録した「A -1」を指定すると、 「初期条件設定」ダイアロ グが開かれます。 No杭(ステーション)間隔:20m カーブ区間+杭自動生成:生成する 5mピッチ 基本幅員:有り 左 20m 右 30m とします。 366 ②「DBナビゲータ」により先頭レコードに移動し、画面構成(グリッドにはセンターの座標情報が表示 され、現在レコードの中間点に対応する 幅杭座標情報がウィンドウ下部のエディ トボックス群に表示されていること)を 確認してください。 つづいて、 ↓ キーかマウスホイー ル操作によりレコードを下げ、No杭・ 役杭・カーブ区間には+杭が発生し、そ れに対応した幅杭も自動的に生成されて いることを確認します。 ※No.7+10を現在行としてください。 ③「DBナビゲータ」で一行挿入、空白行の「単距離」列に3を入力し ↓ キーを押します。 ( Enter キーで確定すると、カーソルが最下行まで移動してしまいます。必ず ↓ キーで確定します) 自動的にNo.3+8.0の+杭が計算され、それに対応する幅杭も生成されます。 (任意距離への+杭生成も簡単に実行できることを確認します) ★④「追加距離指定」ボタンをクリック後任意行を1行挿入、今度は「追加距離」列へ数値を入力し ↓ キーを押します。(1行上追加距離 ≦ 入力追加距離 ≦ 一行下追加距離) +杭の位置指定が、「単距離」でも「追加距離」でも指定できることを確認します。 ⑤カーブ区間の幅杭拡幅計算を実行します。今回の路線は3カーブとも基本形カーブであり、特殊な場合 を除き拡幅開始終了点は自動決定できることになります。(KAで開始KEで最大拡幅量へ) 「DB」ナビゲータで先頭レコードへ戻り、「次のカーブ」ボタンでKA-1-1 へ移動し「このカーブ」で KA-1-1~KA-1-2 区間を選択状態とします。 (↓カーソル操作で、 レコードを移動しカーブ開始点を見つけShift+↓カーソル操作でカーブ終了点 まで選択していく通常操作を、ボタン2タッチで実行できます) 367 ⑥「一連拡幅」ボタンをクリックし、左右 最大拡幅量・計算方法・制限を下図の設定、 OKをクリックします。 計算方法:緩和とは ⊿W=⊿Wmax×(4A3-3A4) 但しA=⊿L/L で表わされる拡幅計算式で主にクロソイド 区間における拡幅計算に採用されます。 「手前のカーブ」 でKA-1-1へと戻り、 ↓カーソルにより下行に移動していくに従 い拡幅量が増大し、KE-1-1で最大幅 員に到達・KE-1-2までは最大拡幅量 が設定され・KE-1-2をすぎると拡幅 量減少・KA-1-2で基本幅員へと戻っ ていることを確認します。 ⑦続いて、「次のカーブ」でKA-2-1へ移動「このカーブ」・「一連拡幅」・そのままの条件値で「O K」、「次のカーブ」でKA-3-1へ移動「このカーブ」・「一連拡幅」・そのままの条件値で「OK」 とし、3カーブの拡幅処理が短時間でオートマティックに実行できることを体感してください。 → → 368 ★⑧<ファイル>「印刷」中間点印刷を選択し、印刷の設定ダイアログ「印刷の項目と内容」ページで印 刷対象項目とその順番が自由に選択できることを確認します。 例として、下図では「接線方向角」を印刷対象から削除し末尾に「測点名」を追加しています。 その後、ダイアログ下部のプレビューボタンをクリックしてください。 ⑨(⑧を省略した場合は、直接「印刷のプレビュー」ボタンをクリックしてください) 表示された計算書プレビュー上を何回か左クリックし確認しやすい倍率まで拡大表示します。 確認後プレビュー画面上部の「閉じる」と表示してあるボタンをクリックします。 ★⑩「図面を開く」からCAD表示し「詳細 表示」 とした後第一カーブ付近を拡大した後、 中間点入力ウィンドウをアクティブとし先頭 レコードに戻り、「次のカーブ」・「このカ ーブ」・「+杭の削除」を実行し「入力ウィ ンドウ」と「CAD表示」がリアルタイムリ ンクしていることを確認後CAD画面を閉じ ます。 ⑪ 「閉じる」を選択し、結果をファイルに書き込み終了します。 ※実際の業務では、「すべて選択」「座標Noを振る」により座標Noを登録した後、生成座標を「座標 DB」へと登録します。 369 3.1路線センターから複数幅杭の生成 概要:2.で登録した路線中間点に対し、1センターから複数の幅杭(逃げ杭・方向杭)座標を生成します。 ① 新規業務<路線計算>「同断幅杭計算」を選択し、先ほどの「A-1」を指定します。 ② 本業務の入力グリッド操作を理解するために、ヘルプファイルを利用します。 「F1」キーを押すことで、現在業務内容を説明しているヘルプページへ直接ジャンプします。 「イメージ」が多用されたヘルプで、業務内容の詳細が簡単に把握できることを確認するとともに、入力 グリッド操作を理解します。 ③<オプション>「入力の設定」を選択、幅杭の 測点名初期値を「幅員を付加する」に設定してお きます。 ④センターグリッドで適当なセンターへ移動した後、「単距離指定」・「追加距離指定」を切り替えなが ら横断方向にいくつかの幅杭を生成します。 370 ⑤センターグリッドをアクティブとし、「すべて選択」で全センターを選択状態とし「削除」を実行、ウ ィンドウを初期(未入力)状態へと戻します。 再度「すべて選択」で全センターを選択状態とし「幅杭一括生成」を選択、「現最大幅員からのシフト量 で指定」を選び、左幅のみ 1.5Mを登録し実行します。 拡幅シフトが反映された「歩道」や「側溝」の幅杭点を一括生成することが出来ます。 センターグリットで先頭行にジャンプ後、一行毎に移動し全センターに対しベース幅員から1.5Mシフ トした幅杭が生成されていることを確認します。 また「センターからの幅員」を選べば、センターから○メートルの逃げ杭を一括生成することも出来ます。 ウィンドウを閉じ、本演習を終了します。 371 逆計算演習手順 逆計算演習では、「逆計算」という単純・明快な業務手順を通じ、CADイメージを活用した器械点・ 測設点の登録,CADへの計算書貼り付け,CAD図面合成,Excelデータの活用といった「工事メ イト」応用機能を学習します。 ①<業務を開く>「作図」・Pro_Cad作図を選択し「路線-1」を開きます。 今回、BP~SP付近までの左幅杭の逆計算を実施することとします。<新規業務>「逆計算」・放射逆 計算を選択します。 ★②逆計算ウィンドウをアクティブとし<検索>「座標検索ウィンドウ」を選択、「絞込み方法」を「杭 種」と「位置範囲」とします。 杭種ページでは、「トラバース」にチェックマークを入れた後、位置範囲を「KE-1-1」から半径 200M 以内とし検索実行ボタンをクリックすると、その条件を満たす座標群がグリッドに表示されます。 「すべて選択」とし「コピー」します。 372 CADウィンドウをアクティブとし、「貼り付け」ます。 この結果より、T-2を後視点にT-12を器械点に設定することが妥当と判断されます。 「座標検索ウィンドウ」をアクティブとしT-2をクリック後「後視点へ」ボタンをクリック、続いて T-12 をクリック後「器械点へ」ボタンをクリックし、後視点・器械点を「座標検索ウィンドウ」から指定しま す。 「座標検索ウィンドウ」を閉じます。 ③逆計算ウィンドウをアクティブとします。 (②を省略した場合は、後視点測点名T-2 器械点測点名T-12 を直接入力指定してください) 通常データグリッドの測点名入力(または座標No入力)により、測設点をキーボード指定しますが、今 回はCAD図面からその測設点を指定することとします。 CADウィンドウをアクティブとし、対象「プロット」を選択、オブジェクト選択方法として「多角部分 包括」を指定後下図範囲をマウスクリックで指定、ダブルクリックで決定し、コピーします。 373 ④逆計算書ウィンドウをアクティブとし、入力グリッドへと貼り付けます。 <オプション>「入力の設定」でトランシット精度を10秒読みとし、挟角ソートを実行します。 CAD図面からデータ登録出来ること・挟角を手持ちトータルステーション表示へと丸めることが出来る こと・後視点0セットから順番に測設できるようにデータの並び替えが出来るなど便利な機能が装備され ていることを説明します。 ⑤「図面を開く」でCAD表示した後、<作図>「計算書の貼り込み」を実行。計算書貼り付け予定領域 の左上をクリック後右下クリックで範囲を指定します。 印刷項目を選択後、OKをクリック。貼り付けた部分を拡大表示し内容を確認します。 374 ★⑥逆計算CAD画面「ベースへ戻る」を実行した後、「すべて選択」を指定「多角部分包括」で下図範 囲を選択しコピーします。 路線CAD画面をアクティブとし、貼り付けます。 今までの演習で、「入力ウィンドウ」→CAD,CAD→「入力ウィンドウ」,CAD→CADとデータ のコピーと貼り付けが自在に実行できることを確認しました。 ★⑦エクセルを起動し、フォルダ「Gwgcdat」<サンプル現場-A>内にある「Excel座標リ スト」を開き、シート表示部分を上部へ移動、下図範囲を選択状態としコピーします。 路線CAD画面へ貼り付け、プロットマークが追加されたことを確認します。 375 ★⑧再度エクセルシートの同一範囲をコピーし「逆計算」入力グリッドに貼り付ければ、Excelから の測設点自動登録となり、CADリアルタイムリンクで逆計算CADウィンドウにもそれが反映されてい ることを確認します。 全てのCADウィンドウと逆計算ウィンドウなどを閉じ、本演習を終わってください。 本「逆計算演習」は、「逆計算」という簡単な業務を通じて工事メイトのデータの柔軟性と応用力の高さ・ 迅速正確なデータ登録という事柄を、Windowsのデータのコピーと貼り付けという機能を例として 学習することが目的でした。 376 TSへの座標送信(ケーブル通信) 概要:トータルステーションへ座標情報を送信します。 ① 新規業務<通信>「TSへ座標送信」を選択し、<オプション>「通信条件の設定」を実行します。 今回は、各社 TS の多くが搭載しているAPA標準フォーマットを例に説明しています。 トータルステーション:APA標準 ボーレート:4800 データ長:8 ビット ストップビット:1 ビット パリティー:無し フロー制御:Xon/off とハードワイヤを選択 としておきます。 ※トータルステーション側も通信設定で上記設定へと変更してください。 ② TSとケーブル接続し、座標入力画面(他の業務でも可)からデータをコピーし、通信「データグリッ ド」へと貼り付けた後、「送信開始」ボタンをクリックしダイアログ表示メッセージにしたがってデータ 送信を開始してください。 377 縦横断 1.縦断の把握と縦断図作成 概要:縦断計画により、設計図にはない路線センターの計画高や切り盛り土高を求めることができます。 また、後述の「横断」座標化機能を活用するためには、路線→縦断→横断へとデータ連動することが必須 となります。 縦断図の作図機会は横断図ほど頻度の高いものではありませんが、手書きの場合作図工数が非常に膨大と なります。工事メイトを利用することで、オートマチックに縦断図が得られることを体感してください。 ①新規業務から、<縦横断>「縦断計画」を選択、「路線連動」を選択し「路線-1」を「開く」ダイアロ グから指定します。 ②路線連動としたため測点名・単距離・追加距離をはじめ、内部的には座標情報・平面曲線要素・拡幅処 理済の幅杭情報が内部保持されていることとなります。 わかっている「現地盤高」(施工前の地盤高)と変化点の高さとそのポイントのVCL(又はVCR)を 登録していくことを「F1」キーによるヘルプ表示画面を用い確認します。 ※縦断ではデータ登録数(現地盤高)が非常に多くなるため、実際のデータ登録は行いません。 378 ③現在の「縦断」入力ウィンドウを閉じ(保存しない)、業務を開く<縦横断>「縦断計画」を選択、「新 しい縦断計画-1」を開きます。 ④<表示>「図面を開く」で縦断図を作成します。「縦断図情報設定」ダイアログの「オプションページ」 にある「DL値」を14Mへ「目盛り上限」を25Mへと変更、「変化点の円タイプ」を楕円へと変更し たのち、メインページへ戻り「自動縮尺」ボタンをクリックします。 また「F1」キーでヘルプを表示し、ヘルプ表示画面を色々クリックしヘルプの内容を確認してもよいでし ょう。 (ヘルプに表示されているダイアログ画面り「ページタグ」によるヘルプ切り替えも面白い) 「OK」クリックすると、縦断図がCAD表示されます。「詳細表示」へと変更後「帯情報」や各部分を 拡大表示し、内容を確認します。CAD画面と「縦断入力画面」を閉じます。(保存せず) 379 2.横断データ登録と横断図作成 ○ 横断図は、土量面積・法長・構造物位置確定・丁張設定の基本となる重要な図面です。 ○ その重要性から、現地検測・設計変更・再作図などの頻度が多くなる業務となります。 (設計図に示されている横断現地盤情報の精度は信用できない場合が多い) ○ 横断情報が数値データとして渡される事例は少なく、プラニメータ等使用による図 面からのスケールアップを必要とする機会が多いため 精度確保に細心の注意を必要とし ます。 ○ 丁張 法面切上げなど、 「計画-現況地盤」の交差ポイント確定を事前に計算しておく 必要があります。 (普通では、設計図に数値情報はあまり記載されていません) 『横断登録の基本』 ① メニュー<新規業務>「縦横断」 《横断作成》を実行「縦断連動」を選択後、連動縦断として、 「新しい縦断計画1」を指定します。 ② センターグリッド上部に配置された横断線選択のコンボボックスをクリックし、ここの切替え で入力対象横断種を切替えできること、また1横断に対し複数計画線を登録しておくことが出来、 各種検討に便利に活用できます。 「計画線1」を指定します。 380 ③センターグリッドで、行位置を「BP-X」から「No.2」まで一行ごとに順次下げていきます。 それにともない左横断・右横断グリッドに表示される「%」列の数値や「単距離」数値が変化する ことを確認、%は片勾配連動・単距離は拡幅連動が自動的に行われた結果であること確認します。 ④左右どちらかの「横断データグリッド」の入力タイプ行をクリックし、入力行毎にさまざまな入 力タイプを自在に切替えることができ便利であることを確認します。 『指定座標群から複数の横断線を自動一括生成』 ・万一 横断設計図の精度が悪く、図面からもとめた丁張切出点等の位置が狂っていた場合、多大 な手戻り工事・損害の原因となります。 ・そのようなことを未然に防止するため、現地横断を自らの手で再度観測し正確な横断データを確 保しておく必要が多々あります。 ・昨今のトータルステーションでは、観測した測距・測角値をトータルステーション内に記憶して おく機能をもったものや、観測点を直接座標値として記憶保存できるタイプのものが多くあります。 ・工事メイトでは、このようなトータルステーションとケーブル接続し、現地登録した座標値や観 測データを一括してコンピュータ内へ転送する機能をもっております。 もし座標値ではなく観測値を転送した場合は、 「トラバース3D」業務により簡単にX・Y・Zの 座標値へと変換することもできます。 ・トータルステーションで横断変化点を順次観測し座標データとして登録しておけば、その座標値 から複数横断変化点情報として一括自動生成する機能の学習が、本演習の「座標から横断生成」と なっています。 (BPの横断・No.1 の横断・No.2 の横断............を一括して自動生成) 381 ①センターグリッド上部に配置された横断線選択のコンボボックスをクリックし、登録対象横断種 を「現地盤線」へと変更してください。※かならず実行 センターグリッドで先頭行「BP-X」と移動後、現在横断データが未登録状態であることを確認 します。 ②メニュー<編集>「座標から横断生成」を選択すると、 「座標から横断生成」ウィンドウが開か れます。 「垂線足±追加距離の許容値」に0.020m 位を設定します。(実業務ではもっと大きな値となり ます) ※「工事メイト」内部処理では、登録した座標がどの横断変化点に該当するかを判定するため、そ の横断の元となった路線センターに対し、登録座標から路線への一連垂線計算が自動実行されます。 その結果もとまった垂線足の路線センター追加距離と、各横断センターの路線追加距離の較差がこ こで指定した許容値内に収まっていた場合、登録座標がその横断の変化点として自動判定されます。 (観測誤差の吸収と不正値登録の防止) 382 ③スピードボタン をクリックし、座標入力ウィンドウを表示。 座標No.9001~9052を「Sift」キーを押しながら、 「↓」キーで選択状態とした後、 「コピー」します。 座標入力ウィンドウを閉じたのち、 「座標から横断生成」ウィンドウへ「貼り付け」ます。 ④「計算実行」ボタンをクリックすると、結果が表示されます。 計算追加距離と確定された「追加距離」 ・左右幅員の設定・幅員が決定されています。 ⑤ 「横断へ登録」ボタンを押すと、計算データから横断変化点情報への転送が開始されます。 転送終了後、 「座標から横断生成」ウィンドウを閉じます。 左右横断グリッドにデータが自動登録されていることを確認し、センターグリッドで先頭行「BP ...... -X」~「No.2」へと順次押し下げていき、この4つの横断に対し該当データが一括登録され ........ ていることを確認してください。 383 ⑥センターグリッド上部のコンボボックスから登録対象横断種を「計画1」へと変更します。 まったく同様の手順で、 「座標から横断生成」を選択、 「座標から横断生成」ウィンドウに座標No. 9054~9076をコピー/貼り付けします。 「計算実行」 ・「横断へ登録」で計画線1へも自動登録します。 ※実際は、このように現況と計画を座標から同時登録する機会は少ないと考えられます。 今回の演習では、繰り返し実行することで本機能の便宜・有効性を確認するとともに、データ自動 登録による時間短縮をねらいとしています。 『横断イメージトレーサー』 ・数値化されていない項目の多い横断図から数値データを起したい場合や、断面面積計測のため、 デジタイザーやプラニメータを活用する頻度は比較的多いと考えられます。 ・しかし、デジタイザーは設置スペースや導入コスト面で、またプラニメータにおいては計測精度 が低下しやすいといった難点があります。 ・イメージスキャナーを用い、横断図をイメージファイルとしてコンピュータ内に登録しておけば、 本業務実行によりイメージから横断変化点情報へと簡単に自動登録することが出来ます。 ・B2原図から、A3 普通紙に部分コピーした横断図を 200DPIの解像度でフラットベットスキ ャナーからスキャンしたイメージを用い、本「横断イメージトレーサー」機能によりデジタイズし た場合の平均精度は用紙実寸換算±0.3mmと非常に高精度な結果が得られ、またデジタイザや プラニメータと違いだれが操作しても同じ精度を得られるといったメリットがあります。 ① センターのコンボボックスで「現地盤線」を選択した後、センターグリッドでNo.5 まで移動 してください。※かならず実行 ②メニュー<編集>「横断イメージトレーサー」を選択すると、白紙のCADウィンドウが開かれ ます。 ③メニュー<横断トレーサー>「イメージ読み込み」を選択すると、ピクチャーオープンダイアロ グが開かれます。 ファイルの場所から?ドライブのフォルダ<Gwgcdat>の中に有るフォルダ<サンプル現 場-A>のなかにある、 「横断.jpg」を選択します。 384 ④貼り付けイメージに指定ダイアログから、貼り付け幅として300mm 位に指定した後、 「このイメージを貼り付け」ボタンをクリックします。 ⑤メニュー<横断トレーサー>「第一基準点指定」をクリックし、センター・現地盤線付近を充分拡大し (CTRL+”+”などで)下図位置をクリック後、幅員0 標高23.941とし、 「横断に登録」のチェ ックを外します。 ⑥自動的に「第2基準点指定」モードになります。いったん「ベースに戻る」で拡大を解除後、左幅員路 肩付近を拡大し、下図の位置をクリック、左・幅員4・標高21.029とします。 385 ⑦メニュー<横断トレーサー>「横断変化点読み取り」を選択した後、イメージを充分に拡大し(微調整 は CTRL+'+')、現況横断変化点を順次クリックし登録します。 ⑧数点登録した後、イメージトレース画面を閉じます。いま読み取った情報が、横断登録グリットに「幅 員-標高データ」として登録されていることを確認します。 『横断線間の自動交点実行』 ・現況地盤線と計画線の交点、たとえば切り土部においてこのポイントは「丁張」の法面切り下げ 開始の基準ポイントとなります。 ・通常の「横断図」には、このポイントの数値情報は記載されておらず、図面からスケールアップ するか、計算によりそのポイントを事前に確定しておく必要があります。 ・ 「工事メイト」では、このポイントを交点計算により自動的に数値化し、現地盤線の登録変化点 として自動登録することができます。 ・さらにこの変化点をX・Y・Zの座標値へと自動変換し、座標DBへ登録できます。 そうしておけば、トータルステーションを用い「丁張」作業を迅速に遂行することができます。 (座 標をTSへ一括送信) 386 ①入力対象を「現地盤線」へとコンボボックスで指定し、センター情報のグリッドを先頭行(BP -X)へと移動後、左右横断グリッドの境界線(水平スプリッター)を上へとドラッグ、右横断グ リッドが充分余裕をもって表示されるように位置調整します。 現在登録行数が5行(5 つの横断変化点)あることを確認します。 ②メニュー<編集>「地盤・計画線の交点取得」を選択、 「計画1」を計算対象横断種として指定 し計算を実行すれば交点計算により、横断変化点が3データ追加されたことが確認されます。 387 『横断図の作成』 ① センター情報グリッドの「BP-X」から「No.2」までの4行を「Sift」+「↓」 で選択状態とした後、メニュー<編集>「選択範囲にDL値を設定する」を指定。 DL値として8.0mを登録します。 ② 同様に、 「BP-X」から「No.2」までを再び選択状態とし、メニュー<編集>「選択範囲 を出図対象とする」を実行します。 ③メニュー<表示>「図面を開く」を選択すれば、作図条件ウィンドウが開かれます。 用紙サイズをA3 へ、用紙外枠を上下左右 10mm 内枠オフセットを上下左右 20mm と設定します。 ④「配置」ページタグをクリックし配置ページを表示した後、配置指定を「縦2」 ・ 「横2」と指定 し、メインページへ戻り「自動縮尺」ボタンをクリックします。 続いて「配置」ページにある「自動配置」ボタンをクリック、用紙下端・左端からを50mm ボックス~ボックスをいずれも20mm へと設定し「Ok」をクリックします。 ⑤「OK」ボタンクリックで横断図が出図されます。 「詳細表示」へと変更し、拡大表示してみて ください。 その後、横断CAD画面を閉じます。 388 3.工事メイト「断面パラメトリック」 1..概要 ・基本断面(マスター)として擁壁・ブロック積み・水路・側溝など、建設省・各県関連の構造物・2次 製品を70種以上初期登録しています。 ・基本断面を呼び出し、変更対象『寸法数値文字をマウス指定』、または寸法入力表から寸法数値 を変更登録すると、構造物形状がリアルタイムに自動変形します。 対応する数量計算書数値も自動更新されます。 ・ProCad図面の任意位置へ構造物とその数量計算書を貼り付けます。 ・既存断面マスターを元とし、ご利用者自身の操作で新たな断面マスターや計算書マスターの作 成、およびまったく新規の状態からこれら断面マスターの作成がビジュアル操作で簡単に実行で きます。 2.特徴 ・優れたユーザインタフェイス ○ 図上の寸法数値をマウスクリックし、寸法変更 個所をダイレクトに指定できます。 他社「展開システム」で一般的に採用されている 「寸法記号-入力表」方式では、その寸法記号が 断面のどの個所をさしているのか判別する無駄な 労力を必要とします。 工事メイトは、この「表入力形式」も同時搭載し ておりますが、表現在入力行に対応する「図面上 の寸法記号」が選択強調色に自動変更されるため、 この労力を半減することができます。 ○ 断面形状リアルタイム自動変更 工事メイトでは、1寸法を変更登録すると同時に 断面形状もリアルタイムに自動変形されます。 一方他社「展開システム」では、「決定」「実行」 などの確定操作を行わない限り断面形状は変更さ れず、どこをどのように変更指定したのかを、その 形状からリアルタイムに判定することができませ ん。 389 ・測量CADと連動しているため「応用機能」が豊富 他社「展開システム」と同様に、新規図面に「断面形状」と「その数量計算書」を次々と貼り付けていく ことも可能です。 また、「3D座標から複数横断一括生成」や「横断イメージトレーサー」などの便利な機能を活用し作 成した横断元図へ、それを貼り付けていくことで現況断面・計画断面の詳細を簡単に作図できます。 つづけて、CADプラニメータ機能から特定断面の面積や重心位置を簡単に求める、あるいは貼り 付け構造物と現況線との交点をCAD上で求めるなど、他社「展開システム」では実現できない多彩な 応用が可能となります。 ・利用者自身の操作で新規断面マスターを簡単定義できます。 質問:基本断面はいくつ用意しておけばよいでしょう? 答え:いくつあっても足りません。(当然パラメトリック機能の無い部品を、ソフトメーカサイトで何千 何万作っても役に立ちません) 質問:ソフトメーカは要望する新規基本断面をすぐに供給してくれるでしょうか? 答え:ソフトメーカの姿勢次第ですが、一般的にソフト納期がその工事工期に間に合わない、また有 償対応となる場合があることなどが予想されます。 工事メイトでは独自のスマートカルクデータベースエンジンの実装により、ユーザサイトで新規断面マ スタの作成がビジュアル操作で簡単に実現できます。 また、出荷時標準搭載されている「断面マスタ」もこのエンジンにより、100%ノンプログラミングで登録 されていることからもご理解いただける通り、複雑な形状をもつ部品もごく短時間で作成することができ ます。 390 断面パラメトリック貼り付け機能の演習 1.工事メイトを起動、現場フォルダー「サンプル現場-A」を選択、<業務を開く> 「作図」 {ProCad}を選択、 「横断元図」を開きます。 2.メニュー<パラメトリック機能>「新規作成-床掘有り」を選択し、開かれた「種類の選択」 ダイアログから「水路・側溝」を選 択「L型水路-1」を指定後、作成 開始ボタンをクリックします。 391 3.<断面定義>「寸法-マウス指定」を選択、水路上部高 700mmをマウスクリックし、 寸法を500へ変更後エンターキーを2回押します。 形状がリアルタイムに変更されたことを確認します。 4.<断面定義>「貼り付け基準点の指定」を選択、水路右上端 部をマウス指定します。 自動的に「タッチモード」へと変更されているため、水路右上端 が正確にスナップショットされていることを確認してください。 5.オブジェクト定義CADを開いたまま、ProCadをアクティブとし<パラメトリック機能 >「断面の貼り付け」を指定、ダイアログボックから「現在の縮尺に変更」 ・ 「左右を反転する」 ・ 「寸 法情報を除く」を選択し、 「OK」ボタンを押します。 392 6.水路の形をしたマウスカーソルを「右車線端」へと位置付けクリック指定すると、水路断面がP roCad画面指定場所へと貼り付きます。 7.断面定義Cadを閉じると、自動的に「種類の選択」ダイアログが現れます。 今度は、区分をブロック積みへと変更し「ブロック積み-4」を作成します。 8.3の手順と同様に下図の寸法を順次変更後、4と同様の手順で貼り付け基準位置を決定します。 図形の大きさは拡大縮小表示や縮尺変更で確認しやすい大きさへ順次変更するとよいでしょう。 (フルキーボードでは CTRLと同時に'-'や'+'キーを押すと倍率変更ができます) 変更数値 ① 0.2 → 0.35 ② 200 → 350 ③ 100 → 200 ④ 2000→5000 393 9.5および6と同様の手順で、ProCad図面の水路基礎材の右下端へとスナップショットし ます。 (貼り付け条件の指定で 左右反転チェックは必 ず外してください) 10.指定方法を「タッチ」から「フリー」に変更後、ProCadメニュー<パラメトリック機能 >「計算書の貼り付け」を選択し、ブロック積み基礎の下方に計算書を貼り付けます。 (印刷項目の 指定で算式の有無等の指定変更をするとよいでしょう) 394 11.同様の手順で、区分「ブロック積み」で「石積み-A-7」を選択し、 勾配を 1:0.39へ 高さを2500へ ブロック幅を200へと変更後 現況右法面部へ貼 り付けます。 12.同様に、区分「ブロック積み」で「ブロック積み-13 擁壁C」を選択し、寸法変更無しで、 下図の位置に貼り付けます。 13.ProCadメニュー<計算業務>「Cadプラニメータ」を選択、左擁壁基礎外周をマウス で指定しダブルクリックで決定。面積と重心位置プロットを生成します。 395 14.<作図>「寸法線」から「2点指定」 ・ 「水平線」を選択し、重心点プロットと横断センター 計画点を指定すれば、擁壁基礎の図心幅員を簡単に求めることができます。 (面積文字は、文字属性 変更により文字サイズを大きくしてあ ります) 396
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