1月21日(第353号)

2015 年 1 月 21 日 NO353 号
2015 年 1 月 17~18 日、東京 TFT ビルにて、国際 HPH ネット
ワークと全日本民医連の共催により、第 2 回 HPH セミナーが開
催され、民医連内外、国内外から約 300 名の参加で大きく成功
しました。京都民医連からも全日本理事・各法人事業所より
17 名が参加しおおいに学びました。藤末会長挨拶に続き、全
国自治体病院協会の邉見会長、日本プライマリケア連合学会の
丸山理事長の来賓挨拶、日本病院会、日本ヘルスプロモーショ
ン学会、佐久総合病院よりメッセージを受けました。講演は「世
界とアジアの HPH ネットワークの広がりと実践」がテーマでし
た。まず国際 HPH ネットワークのハンヌ・ターネセン氏の「世
界の HPH ネットワークの広がりとヘルスプロモーション病院の展望」では、HPH(ヘルスプロモーションヘルス)の定義と事
例などについて講演。エビデンスに基づいた臨床 HP の研究と実践が WHO の HPH 基準に基づいて日々前進し続けていると話し
ました。次に韓国の京幾道医療院水原病院のアン・ジュヒ氏が「韓国 HPH ネットワークと水原病院 HPH の実践」について講
演。具体的な韓国での実践を日本語で話しました。続いて「アジア発 HPH ネットワークの前進と世界への発信」として、佐
久総合病院と医療生協さいたまの HPH の歴史と実践事例が報告されました。以上の 4 名の演者が再度壇上に上がったパネル
ディスカッションでは、「多忙な中 HPH に力を割く意義は?」「皆さんのやりがいは?」などの質問に、「自分自身と職員
が健康であること」「多忙だが、HP は自分のやりがいを見出す場」「最初は(HPH の責任者を)やれと言われてよくわから
なかったが、部門を越えてスタッフとつながった」などの発言がありました。2 日目は今回より取り入れたポスターセッシ
ョンが 6 会場で行われ、全国の実践を学び、同時並行で国際 HPH ネットワーク認定研修会も開催されました。最後の全体会
は、医学生や共同組織などの参加者からの発言、発表者表彰などを行い閉会となりました。今回初めての参加者からは「自
分たちの日常業務への確信になった」「楽しく取り組むこと、組織の中にきちんと位置づけて取り組むことが大事」などの
感想が出されていました。(第二中央病院 八幡)
1月17日(土)京都アスニーで県連教育委員会主催の管理者研修を開催しまし
た。158名が参加しました。2014年度の研修で4回目となる今回のテーマ
は「職員育成」。全日本民医連副会長の柳沢深志医師を講師に招き、「全日本民
医連教育活動指針(2012年版)に基づく職場づくり」と題して講演していた
だきました。最初に、2013年の「全日本民医連・育ちあいの職場づくり交流
集会」の問題提起の中身を紹介。現実には「実際には余裕がない。現場は大変」
など役職者は悩んでおり、そこに応える内容となっています。その中で、綱領を
実践する職員を育てるには、法人目標から個人目標まで各レベルの目標が一貫し
ていることが大切、職員のいだく疑問を放置しないなど役職者の課題、さらには
役職者の育成と幹部の役割まで語りました。続いて全日本民医連第41回総会方
針の3つの柱の一つ、「人間的な発達ができる組織」と提起した部分を説明。人間がもののように使い捨てにされる時代に、
民医連綱領で掲げる目標実現と一人ひとりの人間として成長の課題が一致できるのが民医連の組織であり、それが人間的な
発達をうながす組織であること、民医連でがんばることで自分の希望も実現する、このことを実感できる組織になるよう意
識的な努力が必要と訴えました。それから今の情勢、「人間がもののように使い捨てにされる時代」について解説しました。
特に「自己責任論」をどう克服するのか、日本国憲法には何が書かれてい
るのか、について言及。最後に、教育指針で一番大事にしているのは、組
織の目標と個人の目標がいかに一致しているか。組織のありようとして人
間的な発達ができる組織をつくることで、50年、100年先の民医連運
動を保障するようにとりくもう、と訴えました。講演後は、①自分の所属する職場の民医連らしさについて意見交換しまし
ょう、②それを通じて人間らしい発達のできる組織とは何か考えて見ましょう、をテーマにグループワークを行いました。
参加者のレポートからは、「すべては教育だと感じました」「職員が抱いている疑問に答えていく努力が必要」などが出さ
れました。 研修が終わった翌日にも「あらためて職員が綱領に立ち返った理念教育をすることの重要性を知った」「スタ
ッフにどのように伝えていくのかが管理者として問われている」などの身近な感想が寄せられています。現場の困難さの中
でもやり遂げなければならない職員育成という課題、役職者の役割とは何かについて考えさせられる研修となりました。
1/18(日)大阪・のざと診療所にて近畿水俣病集団検診が行われ、全体で受診者 20 名に対して、医師 8 名、看護師 11 名、
SW8 名、事務 15 名で対応し、国賠訴訟に必要な診断書の作成まで行いました。京都民医連から洛北診療所の山西卓医師と紫
野協立診療所の佐藤秀人医師をはじめ、看護師 3 名、SW3 名、事務 3 名が参加しています。第二中央病院から参加した精神
保健福祉士の福田さんから次の感想が寄せられました。「大阪で開催された近畿水俣集団検診に、SW部会から問診担当と
して中央病院と老健葵の里の相談員の方々と参加しました。「いつでも元気」最新号(2015.2)でも水俣検診のことは紹介
されていますが、今回は前回の検診同様、診断書が訴訟に使用されるということで、問診部分を聴取して完成させるまでに
3時間近く掛けて作成しました。今回初参加となったSWと相談員の方は、その重大性に緊張しつつも検診に来た方にじっ
くり向き合いながら丁寧な問診をされていました。
○第 11 回京都民医連学術運動交流集会
2 月 19 日(木)14:00~京都テルサ
青ひげ先生の聴診器
3 月 5 日(木)18:00~ 開場 18:30 開演
京都府立文化芸術会館ホール
1 月 22(木)~1 月 28 日(水)
月日
1月22日
県連会議日程
木
1月23日
金
1月24日
土
1月25日
日
1月26日
月
1月27日
火
1月28日
水
10:00
14:00
14:30
18:00
18:30
地域包括支援センター長会議 /乾隆地域包括
反核平和委員会 /県連C
京都JB委員会 /県連B-TV
県連医学生委員会 /第二中央病院
アスベスト対策委員会 /県連B
10:00
14:00
15:00
18:00
事務系医師委員会 /県連B
事務3年目研修 /県連A
共闘委員会 /県連B
神経リハビリ研究会実行委員会 /県連B-TV
9:00 卒3研修 /近看
16:00 介護職部会打合せ /県連AB
18:00 介護職部会事例発表会 /県連AB
全日本・府関係会議
全日本中長期経営セミナー /東京
10:00 避難者検診結果報告会 /太子道診療所
9:30 近看委員会 /近看
10:00 経営部 /県連C
11:30 看護部事務局会議 /近看
15:00 看護学生奨学生の集い /県連ABC
18:30 地協水俣病検診実行委員会 /大阪民医連
9:30 県連事務局員会議 /県連B
10:00 看護学会委員会 /県連C
13:00 事務系看護学生委員会 /県連C
14:00 准看移行教育情報センター事務局 /ラボール京都
9:30 事務系常任理事会 /県連B
13:30 リーダー研修委員会 /県連C
14:00 運動部 /県連A
14:00 保健予防委員会 /県連B-TV
16:00 研修医会議 /中央病院
18:00 共済会理事会 /県連B-TV
13:00 看護職就職相談会 /キャンパスプラザ京都