ラ コリーナ近江八幡 ― 新たな拠点に込められた 未来の姿とは 未来の子供たちへと手渡す、 憧れのヴィレッジ。 2015 年 の 1 月 、 建 築 家 ・ 藤 森 照 信 氏 に よって設計されオープンした「ラ コリーナ 近江八幡」は、皆様もご存じ「近江八幡日牟 禮ヴィレッジ」から1kmの距離にあり、たね やグループが長きに渡る構想を経てこの地に 店舗を構えたのには、大きな理由があります。 たねやグループCEOの山本昌仁氏は、こう 仰いました。「子供たちに『近江八幡で美し いな』と言ってもらえる存在になりたい」。 また、株式会社クラブハリエ 代表取締役の 山本隆夫氏は、「子供や孫の代になっても完 成しない場所、それがこの地である」と仰い ました。およそ11万5千坪という広大な敷地 は、まさしく代を繋いで生成発展していく、 前たねやグループCEO 山本徳次氏からの プレゼントです。「ヴィレッジとは、企業の 哲学を体感して頂く場である」―そう、佐藤 芳直はいつも発信しています。完成すること のない果てなき理想をめいっぱい描き、これ から先もお客様にたねやグループの哲学を体 感する場であって欲しい。そうした思いの込 められたのが、ラ コリーナ近江八幡と言え るでしょう。 社員一人ひとりの人間性を 高め、未来の理想を描く。 ラ コリーナ近江八幡には、“農”を柱と し、地元とのかかわりや大学との共同研究な ど、世代をこえて人々が自由に語りあい、つ ながりあえる場所「たねや農藝」や、来年春 には本社が移転されるなど、様々な風景が刻 まれています。そして将来的には、多くのパ ティシエ、菓子職人が、自らの専門ショップ をオープンさせ、多くの経営者を育む場所と しての構想も担う場所です。まさしく、社員 一人ひとりが成長し、地域にとってより良い 未来を造る基盤があります。社員の生き方に 責任を持つ―その気概こそが、こうした理想 を現実のものとしたのでしょう。ここから先、 いかなるヴィジョンがひろがっているのか。 今回は山本昌仁氏より、お話頂きます。 ワールド チョコレート マスターズ2015 クラブハリエ小野林 範氏が世界2位! あ人パ世 る財テ界 の育ィト か成シッ !? の エ プ 強をク さ輩ラ は出ス どすの こる に 自発するから、人は成長する。 その確固たる哲学が、より良き 人財を育んでいる。 フランス・パリで2015年10月28日から3日間にわたって開 催されたチョコレート職人(ショコラティエ)の世界チャン ピオンを決める大会「ワールド チョコレート マスターズ (World Chocolate Masters)」にて、クラブハリエの小野林 範氏が2位を受賞されました。小野林範氏はこのほか、「チョ コレートピエス」と「スイート・スナック・オン・ザ・ ゴー」でも部門賞を獲得。世界トップクラスのショコラティ エとして一躍その名が轟きました。たねやグループの一つ、 クラブハリエは、各分野で世界一レベルの技術を持ったシェ フたちの技術集団であり、毎年、国内・海外での技術コンテ ストで入賞しており、日々研鑽しています。今回受賞された 小野林範氏が所属する、株式会社クラブハリエの代表取締役 山本隆夫氏は、人財育成について最も重要な要素として、 “自発できる人間”と話されています。仕事というものは、 やらされるものではなく、自ら求め、常に目の前で起きたこ とを当事者意識を持って臨むことが大切である。自発こそが 成長の根幹であるというその発想の先には、前出のラ コリー ナ近江八幡における取り組みに通ずる部分があります。社員 一人ひとりが自ら運営する専門ショップを持ち、例え女性で あっても自分が望む道を自分で進んでいけるような場所にし ていきたい。今多くの企業が人財難に直面しています。だか らこそ、そこに時間をかけ、道筋を示す。社員の生き方に責 任を持つのが経営者であると、学ばされます。
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