第38回日本古武道演武大会 無雙直傳英信流居合術

第38回日本古武道演武大会!
無雙直傳英信流居合術
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(1)大会の抱負!
日本古武道は世界でも類のない優れた伝統武術遺産、無形文化財です。!
先師より継承する当流儀武術技法の奥義を日々怠ること無く修練を通して心身を鍛え人
格形成を目差し「技と心、教養」の継承、保存伝承に努め邁進して参りました。!
現代では薄れている国家、民族、歴史に誇りを持ち忘己利他の精神、武士道を此処に精
武の誠を当流儀居合術の形にこめて一門一心で表演します。!
ご高覧を戴ければ幸甚です。!
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(2)由来!
流祖は足利時代末期、永禄年間の奥州の住人林崎甚助源重信である。亡父の敵を討たん
として、林崎明神に祈願し、居合の妙理を悟り林崎夢想流と称し敵討ちを果たした。!
此の流派は重信流とも称し、以来幾多の分流を生み、中でも第7代 長谷川主税助英信は
古伝の技に独創を加え、其の術が、精妙であった事から長谷川英信流とも呼ばれ、また
無雙直傳英信流とも称せられた。!
延宝2年 第9代林六太夫安政が土佐藩に仕え、英信流は土佐に流布した。!
以降土佐藩はこれを門外不出の流儀として庇護し、傳承してきた。!
第17代大江正路子敬が武道の衰退を憂慮し、全国に当流を流布、教伝に努力した。!
土佐藩主の流れを
む第18代山内豊健は(居合詳説)を発刊、第19代河野兼光は東京都豊
島区に明武館を創設、第20代尾上政美これを継承、関口高明が第21代を継ぐ。!
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(3)系譜!
初代―林崎甚助源重信 !
二代―田宮平兵衛業正 !
三代―長野無楽入道槿槫斎 !
四代―百々軍兵衛光重 !
五代―蟻川正左衛宗績 !
六代―万野団右衛門信定 !
七代―長谷川主税助英信!
八代―荒井勢哲清信!
九代―林六太夫守政 !
十代―林安太夫安政 !
十一代―大黒元右衛門清勝 !
十二代ー林益之丞政誠 !
十三代―依田万蔵敬勝 !
十四代―林弥太郎政敬 !
十五代―容村亀之丞自雄!
十六代―後藤孫兵衛正亮!
十七代―大江正路子敬!
十八代―山内豊健!
十九代―河野兼光!
二十代―尾上政美!
二十一代―関口髙明!
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(4)流儀の特徴!
当流儀は我が心中に敵を設けて真剣を以って行う刀術である。!
修練は仮想敵を想定して行なう。又、相手と 付き木刀、居合刀、刃引き真剣、真剣で
の太刀打ち、詰め居合等の形を行う。長きは短く短きは長く重きは軽く軽きは重く、大
強速軽、刀刃を上にして帯刀し、抜刀は鯉口を見せず抜き手を早く居合術の生命である
必殺の 放れ抜き付け切り下す。鍔元から八寸を残し一気に切っ先三寸の 手、迅速で
納刀する。刀操術に依り身体の運用を行い心胆を鍛え錬磨する心術、高度の精神武術で
あり座居合(正座、立膝)立ち居合刀法がある。!
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当流儀道歌!
居合とは心に勝つが居合なり、人に逆ふを非刀と知れ。!
わがみち乃居合ひとすじ、ざつだんに知らぬ兵法 人にかたるな。!
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居合修身を座右の銘とする。!
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(5)演武者!
第21代 関口髙明!
主席師範 藤井勝子!
副主席師範 野口冨久子!
助教精修剣士 小引律子!
助教精修剣士 小島恵子!
助教精修剣士 清水延子!
助教精修剣士 関口髙一!
助教精修剣士 関口心明!
助教精修剣士 金景煥!
本部精修剣士 牧田みのり!
本部精修剣士 ダニエル・トラウナー!
本部精修剣士 トーマス・ウルフ!
本部精修剣士 関口大雨波之進!
本部精修剣士 中野園子!
本部精修剣士 韓載錫!
本部精修剣士 山崎寛郎!
本部精修剣士 尾上政人!
精修剣士 ハピエル・アルベルディ!
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(6)演武内容!
据物試斬 巻藁を仮標として自由想定で試斬する。!
当流儀より抜粋の居合術及び抜粋の当流組み太刀を行う。!
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(7)活動状況!
当流儀本部のある東京を中心に全国規模で、国外では韓国を始め世界中に当流儀を普及
流布する。!
修錬は公共施設を含む一般有料施設を借用して毎日行い、見学は自由で入門者に差別な
く当流儀を学び心身を錬成、術を通し技芸を高め人格形成を極める事に向上向学精武す
る人達に門戸を開く。!
流儀の振興、保存伝承流布は自らが道を歩き国の内外を問わず、歩く大小様々な道の場
に於いて文武、武士道を説き、実技を披露、指導を行う事で、普及流布を継続途上にあ
る。!
世界中の人々に当流儀を通し友情を育て尊敬、敬愛の念を持ち「一心」友好の絆を深め
平成18年から念願の世界大会一心、家族の集いを実現、開催に至る。!
更に真の平和と文化の発展、繁栄に共存共栄、共生の道に努める途上に在り。!
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(8)稽古場及び支部!
第21代道場本部 高明塾!
毎日 午後6時~午後9時 都内及び近県!
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国外道場!
世界の主要国を中心に全世界の国々に広く普及流布、更に世界の隅々まで普及流布を展
開継続を続ける。!
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