あすか創建 で働く皆さま!

あすか創建㈱で働く皆さま!
今、稲城市で御社が何をされているかご存知ですか?
今、東京都稲城市長峰二丁目1-1で「あすか
創建稲城事務所(仮称)
」建設計画が進行中なの
です。
(この地への、多摩北部や横浜方面からの公
共交通のアクセスはかなり不便です。
)
御社の計画の予定地は、稲城市の街づくりの考え
方をまとめた都市計画マスタープランで「地域支
援機能集積地」として指定された、緑豊かな住宅
街の中心にある「日用品を扱う商店や飲食店、健
康・福祉など身近な生活サービスを提供する機能
の誘導を目指す土地」です。つまり、分かり易くいえば、その土地は、都市計画ではスーパーマ
ーケットや病院、デイサービス等の近隣住民が日常生活で利用する施設を建設するための用地とされ
ています。そして、同地は、そのための長峰地域で唯一の地域支援機能集積地なのです。
そのような土地で御社が建設を計画している事務所は、地域住民に対し何ら生活サービスや
利便性を提供するものではありません。
「事務所」と称していますが御社の計画する施設の用
途は、100台を超える営業・工事車両の基地(駐車場)であって、また、工事の為の資材
置き場であり、産業廃棄物が集積される場です。稲城市地区計画に言う「快適で魅力ある生
活環境を形成する」
「公益的施設、業務施設、商業施設等」であるとは、とても言えません。
以上からお分かりのように、御社のこの度の計画は、稲城市の都市計画マスタープランや地
区計画*に示された街づくりの考え方、および、この考え方に賛同して街づくり当初に用地を
提供した市民や、移住してきた住民の意思に反するものです。さらに、この計画が実行され
ると、地域住民は永久にこの地に利便性施設・公益的施設を持つことができなくなります。
住民にとって非常に貴重な土地なのです。
これらの理由から、御 社 の計 画 に対 し地 域 住 民 を中 心 に三 千 名 を超 える反 対 署 名 が集 まり
ました。この署名を添えて、御社に計画の再考を求めましたが、御社はこの事業所を「事務所」
と称し、地区計画に「事務所を建築してはならない」という文言がどこにも書かれていない
ので、行政が建設計画を止められないと見越して計画を進めてきました。
そこで、地域住民は、稲城市議会に対し本計画を認めず代替地での実施の指示を求める陳情
を行い、同陳情は平成27年3月の市議会で趣旨採択されました。
趣旨採択とは「趣旨が了解された」
、すなわち「稲城市都市計画マスタープランや地区計画に
不適合な建 設 計 画 を認 めず、代 替 地 での実 施 を指 導 してほしい」という趣 旨 が市 議 会 で了 解
されたということです。しかし、それでもなお御社は計画を強行しています。
そこで更に、市へ 2 件、国土交通省と衆議院へ1件、関連した陳情を行いま
した。(これらの経過については、WEB サイトをご覧ください。)
http://nagamine.org/
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地域住民は御 社 の事 業 そのものを否 定 しているのではありません。稲城市の街づくりに関する
基本的な考え方に何ら合致しない施設をこの地に建設することに反対しているのです。
営業・工事車両の基地や資材置き場や産業廃棄物を集積する施設であれば、そのような施設
の建設にふさわしい場所に建 設 して頂 きたいと主張しているのです。
それでも地域住民は、建設が行われた場合の住環境の悪化を心配して、本計画に関し御社と
の話し合いを、社長を交えて行いたいと申し入れつつ、真摯に行ってきました。
しかしながら、社長は話し合いには全く出席されず、社長が出席されないまま行われた話し
合いの中で、地域住民が最も心配する通学路や 10 トントラック問題などの交通安全問題及び
産業廃棄物等に関して、御社に文書で要望・質問を行いましたが、御社からの回答は、通学
路についての住民要望は却下または事業所稼働後に検討、10 トントラック問題は運送業者次
第、というように住民への配慮が全く感じられませんでした。
また産業廃棄物に関する質問については、(その質問は)「諸官庁からの要請であれば理解で
き」るが、地域住民からの質問としては「過度なご要請」として回答を拒否されました。
更に、御社は、地域住民の総会に招待された際に、この会合は稲城市宅地開発指導要綱が求
める「住民への説明」には該当しないことを了承して参加したにもかかわらず、稲城市に事
前審査願を提出し開発の手続きを進めました。また、御社が約束されている御社主催の住民
説明会は未だに開かれておりません。
これらのことは、我々地域住民の「建設反対」の気持ちを一層強めています。世の中に土地
は数多くあります。わざわざ閑静な住宅街の中心に、本来は建設ができない施設の建設をご
り押しするのではなく、御 社 の施 設 にふさわしい場 所 で、堂 々と本 計 画 を推 進 し、事 業 を推
進 されることを望みます。御社の皆さまが稲城市の現地を見て来ていただければ、このような
地域住民の思いが良くお分かりになると思います。
もし地域住民の反対を押し切り、地域住民の気持ちを踏みにじるような内容の建設計画が強
行された場合、地域住民は御社を同じ地に住まう仲間と決して認めることはなく、建設後も
御社の撤退を求めていくでしょう。
これまで反対のノボリを設置し、稲城市全域を対象として 20000 枚の建設反対のビラを配布
し、WEBサイトも公開しました。陳情と市議会での審議もあり、御社は稲城市では街づく
りの規制の隙間を狙う会社として知る人ぞ知る存在になっています。
このような環境の中で、皆さまは気持ちよく働くことができるでしょうか。
御 社 の常 識 あるご判 断 を求 めます。
以上
2015年6月23日
長峰連合会ファミマ裏土地問題対策委員会
*長峰連合会は、長峰地区の11の自治会・管理組合で構成する連合体です。
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