マイクロバブルとは

マイクロバブルとは
水中での直径が1-100 µmの気泡
1) 気液界面積の増大
(直径10 µmでは、10 mmの1000倍)
2) 低い上昇速度
(直径10 µmでは、3 mm/分)
マイクロバブル水
3) 強い帯電性
(pH=7;電位≒-30 mV、
、pH<4;電位>0)
4) 自己加圧効果
(直径10 µmでは、気泡内圧力 + 30 kPa)
など
10 mm
マイクロバブルの顕微鏡写真
Yasuda Lab, Resources & Environment, Chem. Eng., Nagoya-U., Japan
空気マイクロバブル
油滴の凝集
油相
回収
エマルションからの油水分離
空気マイクロバブル表面の親油性、帯
電性、低い上昇速度を利用し、
エマルション中の油滴を付着して上昇
させ、液面で凝集・回収
マイクロ
バブル
油滴
ゆっくり
上昇
親油性
静電引力
オゾンマイクロバブル
発生コストの高く、有害であるオゾンをマイクロバブルにして
効率的に水に溶解
バイオエタノール製造時の着色排水の処理
(通常のオゾン処理では 6 時間必要)
ジオキサン、染料、
DMSOの分解でも
高効率化
0
5
10
15
20
30
40
60 (min)
)
Yasuda Lab, Resources & Environment, Chem. Eng., Nagoya-U., Japan
メタンハイドレートの生成と回収技術の開発
・氷に包まれたメタンで海底数100
m の砂利の中に存在
・氷に包まれたメタンで海底数
・現在の日本の天然ガス消費量の30年分が採掘可能
・現在の日本の天然ガス消費量の 年分が採掘可能
・実用化には、掘削法、分解法、輸送法など回収技術の
開発が不可欠
マイクロバブル発生器を利用してメタンハイドレートを高速製造し、
マイクロバブル発生器を利用してメタンハイドレートを高速製造し、
ガス分離などの技術開発を行う。
地熱発電におけるスケールによる配管閉塞の防止
・日本の地熱資源は世界3位(原発
・日本の地熱資源は世界 位(原発20基分)
位(原発 基分)
・しかし、地熱発電量は世界6位
・しかし、地熱発電量は世界 位
・地熱水温度低下:シリカが配管に析出・閉塞
→ 定期的なメンテナンスが必要
地熱水に超音波
地熱水に超音波を照射して、事前にシリカ重合を促進し、配管
超音波を照射して、事前にシリカ重合を促進し、配管
でのシリカスケールの析出防止の技術開発を行う。