田村 圭子 - 社会技術研究開発センター

田村 圭子
H22年度採択課題
新潟大学危機管理室 教授
1
サービス科学の本質
科学をサービス化する
工学的
アプローチ
Research
Society
社会科学的
アプローチ
サービスを科学する
被災者生活再建
支援システム
構築の流れ
10年以上にわたって、
被災自治体での実装を
通じて進化し続ける
3
グッドデザイン賞 受賞
審査委員の評価
り災証明をもらう事は 非
常に大変な現実があり、そ
れを支援してくれる点や、
支援が行き届いているかど
うかを把握でき、実際支援
を行う自治体の業務負担を
軽減するなど、現場の現状
に則した開発が高く評価で
きる。
また状況を一目して分かり
やすいピクトグラムにした
点も同様に評価できる。
4
世界防災会議「経団連の提言書」
19の技術が紹介
防災・減災に資する技術等の
普及・開発促進に向けて
5
イノベーションを実現する
• 産官学連携チームで実施する
• 企業:優れた実行力でサービスを実現し、競争
力を発揮
• 行政:ローカルエキスパートとしての価値を発
揮
• 研究者:分断された技術やサービスを最適配
置
• Core Capabilityを磨く
6
Core Capability
高
戦略上の重要性
コア能力に付加価値
競争優位に必要
(これだけでは
競合に対して
差別化を実現しない)
固有のスキル・知識
(ブラックボックス化
できる)
補完能力
実現能力
コア能力
Supplemental Capabilities
Enabling Capabilities
Core Capabilities
• コア能力
(長所)他者は同じレベルで持ち得ない。真にコア能力を駆使した商品、サービス開
発ができれば、当然他者は模倣できない
(短所)コアの強みゆえに、それ以外のことはできなくなってしまうコア・リジディティ
(コアの硬直性)に陥いる
一條 和生, 2004,企業変革のプロフェッショナル
7
D. Leonard, 1995, Wellsprings of Knowledge
Core Capability
高
戦略上の重要性
競争優位に必要
(これだけでは
競合に対して
差別化を実現しない)
固有のスキル・知識
(ブラックボックス化
できる)
補完能力
実現能力
コア能力
Supplemental Capabilities
Enabling Capabilities
Core Capabilities
コア能力に付加価値
調査票デザイン
手修正アプリ
プライバシーボタン
行政ユーザーによる
掲示板
被災者台帳
による
被災者
生活再建
支援
システム
内閣府基準の指標化
建物被害
認定調査
●プロジェクト
マネジメント
モデルの共有
位置情報のQRコード化
調査結果の
DB化
Geo Wrap技術
り災証明書
発行
●業務管理ツール
EXCELLを活用したユーザー
インタラクションツール
被災者支援
業務管理
●業務の標準化
Geo Wrap技術
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個別努力
課題解決
産官学連携で実施
◆ガバナンス(Governance) の整備・構築
◆運用フローの標準化(SOP: Standard Operation Procedure)
◆テクノロジ COTS(Commercial Off The Shelf)の導入
◆研修・訓練 ブリーフィングブックの活用
◆実際の利活用場面の拡充
段階的な整備:リーダーシップ・計画・組織
間連携・システム整備・文書化
チーム活動
共通目標
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具体的な目標
• サービス・サイエンスとは、科学、経営、工学
の応用的領域であり、企業など組織が他者と
一体となり利益(価値)を生み出す
• 過去に分断された商品・サービスを個々のユ
ーザーのニーズに合わせて、提供する
• 技術革新によって、意味が無くなる
• 変革を生むための組織作り。ローカルエキス
パートの育成
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