様式第 5 号(第 9 条関係) 論文内容の要旨 報告番号 氏名 浅井修 desarceD laner α-Kloth noiserpxe ni ylrae citebaid yhtaporhpen ni humans dna mice and sti elbisop elor ni yraniru muiclac noitercxe (和訳) 早期糖尿病性腎症での腎臓における α・ ohtolK 発現の低下とその尿中カルシウム排世 に対する役割についての検討 論文内容の要旨 【背景】糖尿病性腎症(DN) では早期より高カルシウム)aC( 尿症を来すことが 知られているが、その詳細な発症機序は不明である。 α-Kloth(KL) 蛋白は、 主に腎臓(遠位尿細管)で発現する膜蛋白で、近年 Ca 代謝に関与することが報 告された。 【目的]われわれは、 DN における腎臓でのKL 蛋白の高Ca 尿症に 対する役割について検討した。 【対象・方法] DN 例( 47 例)を対象に尿中 Ca 排 世について検討し、 IgA腎症(lgA GN) 例( 09 例)および無症候性蛋白尿・血尿 13 例)、同 (MCD) 例62( 例)と比較検討した。また、腎生検を施行しえた DN 例( 程度の腎機能を有する IgAGN 例( 13 例 、 ) MCD 例( 7 例)におけるヒト検体、およ びストレプトゾトシン(STZ) をWild マウスやKL 遺伝子欠損ヘテロマウス-/+LK( )に投与して作成した DN モデノレマウスを用いて、腎臓でのKL 発現と尿中Ca 排 世との関連性について検討した。 【結果}早期(推算糸球体櫨過量 (eGFR) が60 /lm 分/1. 73m 2以上)では、 DN は 、 IgAGN およびMCD 例に比し有意に尿中Ca 排 地量が多く、腎臓でのKL 発現量は有意に低下していた。また重回帰分析で尿 中Ca 排世量は、腎臓でのKL 発現量と有意な負の相関関係を示した。一方で、 STZ が投与されたWild マウスでは、 DN 発症後8週で、非DN マウスに比べて腎 臓でのKL 発現量は約半分に低下、尿中Ca 排世量は有意に増加した。また、 KL 件マウスでは、 STZ 投与前ではWild マウスと比べて尿中 Ca 排池量は同程度 で、あったが、 STZ 投与後では、 KL の更なる低下が惹起される前に尿中Ca 排惜 の増加量が有意に上昇していた。さらに、一過性受容体電位Ca 2+ イオンチャ ネノレ(TRPV5) は、腎臓(遠位尿細管)に発現し尿中 Ca の再吸収に関与すると考え られているが、 TRPV5 を発現させたHuman Embryo Kidney cel(HEK 細胞)に 様々な濃度でKL 遺伝子を導入し、細胞内Ca の取り込みを検討したところ、 KL 発現量に依存してTRPV5 が活性化、同細胞内Ca の取り込みが増加すること を確認した。 【結論] DN では早期から腎臓でのKL 発現は低下し、それが尿 中Ca 排世の増加に関与する可能性が示唆された。
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