文部科学省 地域イノベーション戦略支援プログラム 健やかな少子高齢化社会の構築をリードする北陸ライフサイエンスクラスター(H25〜29年度) 地域イノベーション戦略の中核を担う研究者の集積 研究課題⑥ 生活習慣病の発症・進展における 新規ターゲットとしてのToxic AGEs (TAGE)の関与とその阻止 金沢医科大学 総合医学研究所 研究代表者:教授 竹内正義 招へい研究者:特定助教 逆井(坂井)亜紀子 研究室HP: h)p://mri-‐ages.kanazawa-‐med.labos.ac/one/ 蛋白質糖化研究による加齢、生活習慣病と食生活について(動画): h)ps://www.youtube.com/watch?v=elvc7eo3KJQ 研究開発の背景 TAGE 食事等で摂った 身体を構成する 糖 蛋白質 TAGE ( ( ( (Jinno(M,(Takeuchi(M(et#al.,(Hum.#Reprod.(26:(604((2011)) 糖化反応 NASH 蛋白質が変性 TAGE 終末糖化産物(AGEs )の生成 TAGE 肌のたるみ/くすみの原因に (NASH:非アルコール性脂肪肝炎) 糖尿病 合併症 高血圧 認知症 がん 不妊症 NASH 竹内,金沢医大誌 37: 141 (2012) 改変 TAGE NASH TAGE NASH / ( ( ( (Hyogo(H,(Takeuchi(M(et#al.,#J.#Gastroenterol.#Hepatol.#22:( 1112((2007),((J.#Gastroenterol.#45:(750((2010)()( TAGE WHO ( ( (Kong(SY,(Takeuchi(M(et#al.,#Cancer#Epidemiol#Biomarkers#Prev.#2015(Sep( 24.[Epub(ahead(of(print])( TAGEOAGEs RAGE) NASH ( ( (Takino(J,(SakasaiOSakai(A,(Takeuchi(M(et#al.,#World##J##Hepatol.#7&(23)((in( press))( 私達の体の内では、主食(ご飯やパン、麺類など)の他、飲み物やお菓子などに含ま れている砂糖や果糖ぶどう糖液糖などの糖類の多量摂取によって、体内でタンパク質が 糖化され、AGEsと呼ばれる物質が過剰に生成される。AGEsのなかでも、「TAGE」と呼 ばれる物質は非常に強い細胞障害性を示し、糖尿病やガンなど様々な生活習慣病を発 症 し た り 、 病 態 を 進 展 さ せ る 事 が 明 ら か に な っ て き て い る 。 文部科学省 地域イノベーション戦略支援プログラム 健やかな少子高齢化社会の構築をリードする北陸ライフサイエンスクラスター 資料 研究開発の概要 TAGE抗体を用いた体液中のTAGE量測定による疾患診断 TAGE TAGE TAGE TAGE % % % ELISA TAGE TAGE % TAGE測定事業 TAGE毒性抑制化合物の発見 生活習慣病の予防・改善 当研究室では、TAGE抗体を用いた研究により、様々な生活習慣病の発症/進展と血 中TAGE量の正の相関、および細胞内TAGE蓄積による細胞毒性機序を解明しつつあ る。そこで独自性および優位性をもつ「TAGE抗体による測定事業」と、「TAGE毒性抑 制化合物の発見」を研究の柱として、生活習慣病の早期発見と治療・予防を目指し、国 民 の 健 康 生 活 に 寄 与 す る こ と を 目 的 と す る 。 文部科学省 地域イノベーション戦略支援プログラム 健やかな少子高齢化社会の構築をリードする北陸ライフサイエンスクラスター 資料
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