27学校経営方針(柳島小)(PDF:230KB)

平成27年度
学 校 経 営 方 針
墨田区立柳島小学校
校 長 早藤 基代孝
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目指す学校像
○子どもが笑顔でいる学校(子どもが喜んで通い、学びたくなる学校)
○教職員が笑顔でいる学校(子どもの学びを支え導き、指導者としての喜びや充実感に満ちた学校)
○保護者・地域が笑顔でいる学校(通わせてよかったことを実感できる、地域の誇りとなる学校)
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目指す児童像
◎よく考えすすんでする子(自ら学び、自ら考え、主体的に判断・行動し、よりよく問題を解決する子ども)
○責任をもってやりぬく子(困難なことから逃げない強さをもち、目標に向かって努力する子ども)
○なかよく力をあわせる子(互いの人格を尊重し、ともに伸びゆくことを目指して、助け合い支え合う子ども)
○心が豊かでじょうぶな子(心身ともに健康で、思いやりがあり、人の気持ちが分かる子ども)
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基本的な考え方
(1) 子どもの真の笑顔を導き出すための教育
一人一人の子どもに内在する「成長する力」を引き出し、よりよい方向に導き、伸ばしていくことが教
育に携わる者の責務である。子どもたちが学びを通して自らの力を伸ばしたとき真の笑顔を見せる。この
笑顔を導き出すために、教育のプロフェッショナルとして、子ども一人一人の姿を見極め、教育内容の質
的向上を目指し努力していきたい。
(2) 互いに切磋琢磨し、協働の姿勢をもつ組織
常に教えることの喜びや楽しさを味わう姿勢をもちたい。そのためには、研修・研鑽を通して個々の教
師としての力量を高めることを怠らず、互いに切磋琢磨しながら高め合う組織でありたい。そして、教育
目標の達成に向けて、社会の要請や保護者の期待等を鋭敏に受け止めながら、創造的な教育活動を展開で
きる協働体でありたい。
(3) 保護者・地域から信頼を受ける教育活動
保護者や地域の方々には、共に子どもの成長を願うという立場から、学校としての説明責任を果たすと
ともに、教育活動に理解・協力・支援をいただきながら、常に信頼される学校づくりに努めていく。また、
様々な教育活動を通して具体的な成果を上げ、その信頼をより確かなものにしていきたい。
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具体的な方策
(1) 確かな学びの定着、学力向上のための学習指導の充実を図る
① 意図的・計画的な教育活動の実践
・年間指導計画 ・学年経営計画 ・学級経営案(専科経営案、保健室経営案、ことばの教室経営案)
・週案 ・PDCAサイクルによる進行管理 ・授業改善プラン
② 研究会や研修への積極的参加による、自己の教師力の向上
・校内研究や区小研、都の研修会、各教科の自主研究会、他校の研究発表会や指導教諭公開授業等
への積極的参加によって、自分自身の「教師力」のスキルアップを図る。
③ 分かる喜び、できる喜びを味わう学習指導の充実
・個性を生かし、一人一人の可能性を伸ばす指導(日本語教室、ことばの教室、少人数指導等)
・基礎的な知識・技能の確実な定着と分かる授業、楽しい授業の実践
(土曜授業、放課後学習教室、柳島学力テスト、東京ベーシック・ドリル、ICTの活用等)
・自ら課題を発見し、主体的に解決する喜びを味わえる授業
(問題解決的な学習、思考力を高める学習、体験的な学習等)
・言語能力・読解力・表現力・コミュニケーション能力等の向上を図る授業
(朝読書や読書ボランティア、図書館司書を活用し、「読書活動」のより一層の充実を図る、外国人
講師(NT)と共に創り上げる外国語活動等)
・褒めて、認めて、励ます指導と評価の実践と学習意欲の喚起
・
「分からない」と自然と言え、つまずきや試行錯誤が当然のこととして受け入れられる学習指導
④ 体力の向上や食育の推進
・特色ある学校づくり推進校(校内研究活動)による体育の授業改善
・体育授業における運動量の確保(1単位時間45分のうち70%以上の運動時間)
・体育的活動や行事の充実(全校的・継続的な取組、トップアスリート教室)
・休み時間にできる限り教職員も子どもと共に遊ぶ。
(積極的な運動遊びへの参加を促す)
・食育リーダーを中心に推進委員会を組織し、学級活動や給食の時間を総合的・計画的に推進する。
(2) 温かみのある環境の中で、楽しく落ち着いた生活ができる
① あいさつや返事、正しい言葉遣いの徹底を図り、よりよい人間関係をつくる。
(教職員も自らあいさつ、
「オアシス・サ(おはようございます、ありがとう、しつれいします、すみま
せん、さようなら)」
、
「はい、~です」
「~くん、~さん」の定着)
② 道徳の時間を確実に確保し、指導の充実を図る。特に、
「他者を思いやる心」を育むとともに、
「自分を
大切にする心」(自尊感情)を育てる。
※ 東京オリンピック・パラリンピックに向け、外国語活動や国際理解教育、道徳等の時間を通して、外
国人をおもてなししたり、英語でコミュニケーションを図ったりする力も育てていく。
③ アイチェック(教育心理検査)を活用して、学校への適応状況や人間関係を把握し、いじめや不登校、
学級崩壊等の未然防止や課題解決に努める。
④ 暴力やいじめ、差別を絶対に許さない厳しい指導、誤りや失敗を許す温かい指導を全教職員で共通理解
し、厳しさと温かさのある一貫した生活指導を進める。
※ いじめ防止対策基本方針の策定やいじめ防止授業の公開を通し、保護者や地域への理解啓発を図る。
⑤ 障害をもつ子ども及びその保護者や、配慮を要する子ども及びその保護者について、「特別支援教育委
員会」を中心に教職員・関係機関が共通理解し、協力して指導する体制を確立する。また、「特別支援
教室」への派遣教員との情報交換等を通して、学級内での効果的な指導方法(授業のユニバーサルデザ
イン化など)を身に付ける。
⑥ 子どもたち一人一人の個性を生かし育てる学級・専科・保健室・ことばの教室の経営に努める。
⑦ 人とかかわる力を育てるため、異校種(幼・保・中)や異学年との交流(登校班、仲良し班の活動等)
を計画的に工夫し、好ましい人間関係を築く。
⑧ 金管バンドやわんぱく相撲、PTA・青少年育成委員会行事などへの積極的な参加・活動を通して、地
域に根ざす豊かな心を育てる。
⑨ 芝生の校庭やビオトープをはじめ、校舎内外の環境整備と美化を心がけ、豊かな情操を育てる。
(3) 健康で安全な生活ができる
① 校内・校外における学習活動における不審者に対する十分な安全対策を構築し、訓練等を通して児童の
安全確保に努める。
② 子どもたち一人一人が様々な危機の状況に対応できるよう、セーフティ教室や交通安全教室をはじめ、
毎月の避難訓練と安全指導を工夫して実施する。
③ 施設・設備の安全に留意し、全教職員による日常的な点検を行う。また、定期的・計画的な点検により、
安全な学校生活の維持に努める。
④ 子ども自ら健康と安全に努めるよう、家庭・地域にも啓発し、子どもを取り巻く家庭や地域全体の自覚
と意欲を喚起する。
⑤ 体力向上を年間計画に位置付け、運動に親しむ態度と健康な体づくりを進める。
(4) 開かれた学校として、家庭・地域との連携と信頼関係を大切にする
① 学校行事や授業を積極的に公開し、地域に開かれた学校に努める。
② 学校だよりや学年・学級だより、ホームページ等を通して、情報を積極的に提供し、家庭や地域の理解
を得るよう努める。
③ 学校運営連絡協議会を通して、学校・保護者・地域の相互理解を図り、よりよい教育活動を実践できる
学校、より地域に開かれた学校にしていく。
④ 外部評価に対して次年度の教育計画の方向を示し、保護者・地域から誤解されることのない信頼される
学校づくりに努める。
⑤ 地域の方々からの理解と協力を得ながら、学校支援ネットワーク事業や保護者・地域の人材活用を積極
的に進め、教育活動に生かしていく。
⑥ 幼保小中一貫教育をより一層推進し、教職員の連携や幼児・児童・生徒の交流活動を活性化させる。
(5) 公立学校の教職員であることを自覚し、児童や保護者、地域の期待と信頼に応える
① 自己申告書を基に、自ら学び、自覚と誇りをもって職務を遂行する。
② 公務員としての立場を自覚し、信用失墜行為や服務違反の防止に努める。
(出勤・退勤時刻等定められた法令や規則の遵守、体罰や不適切な指導の禁止、個人情報の保護、会計
事故防止、教職員にふさわしい服装や言葉遣い、接遇マナー、誠意をもった対応等)
③ 校内予算や光熱費等は区民の税金で賄われていることを自覚し、学校全体でコスト削減意識を高める。
(業務の効率化、適正な予算執行、節電、節水、リサイクル等)
④ PTAや地域の行事に積極的に参加し、
「地域」の学校づくりに努める。
※PTA行事…総会、歓送迎会、新年賀詞交歓会、合同ラジオ体操、夏のお楽しみ会、
(柳島まつり)、
スポーツ大会、ビーチボールバレー大会等
※地域行事…わんぱく相撲、各町会秋祭り、すみだまつり、柳島ボランティアまつり
⑤ 常に子どものことが話題となる、明るさの中にもけじめのある学校をつくるよう努力する。