あんず通信虫さ 8 月号され蚊に刺されるとなぜかゆい？人の血液は空気に触れると固まる性質があります。しかし、それでは蚊にとって不都合なため、だ液を注入します。蚊のだ液には血液の凝固を防ぐ物質や痛みを和らげる物質が含まれているため、そのだ液が入ると皮膚でアレルギー反応を起こします。そのため人はかゆみを感じます。蚊ってこんな生き物日本には 100 種類くらいの蚊がいますが、その中でも人を刺すのは「ヒトスジシマカ」と呼ばれる黒と白のシマシマ模様の蚊（やぶ蚊ともいわれる）、赤みがかかった「アカイエカ」と呼ばれる 2 種類がほとんどです。また､人を刺すのはメスだけで、普段は花の蜜や果汁、樹液などをえさにしていますが、産卵期のメスは高たんぱくの栄養源が必要となるため、人の血液を吸うのです。蚊に刺されやすいタイプって？汗をかいたあと､体温が高い人も刺されやすいといわれています。そのため、体温の高い子供のほうが刺されやすくなります。 ※ただし、これらはあくまでも「それ以外の人は刺されない」というわけではないので､注意してください。刺されてしまったら？かゆくてもなるべく掻かずに、刺された箇所を流水や氷などでしっかり冷やすか、塗り薬を塗るとかゆみはおさまります。あと､幼い子供なら掻いてもキズにならないように爪を短く切っておくことも重要です。化膿するなど、ひどくなってしまったら？広範囲でなければ､市販の塗り薬などで、様子を見てみる。それでも判断に迷ったり、炎症がひどくなったり、広がったりしたら、病院に行き症状にあったお薬を処方してもらいましょう。