資料 - FUJIFILM Holdings

証券コード
証券コード
4901
4901
富士フイルムグループの成長戦略
富士フイルムホールディングス株式会社
経営企画部 コーポレートコミュニケーション室長
吉澤 ちさと
本資料における業績予想及び将来の予測等に関する記述は、現時点で入手された情報に基づき判断した予想であり、潜在的なリスクや不確実性が
含まれております。従いまして、実際の業績は、様々な要因によりこれらの業績予想とは異なることがありますことをご承知おきください。
目次
富士フイルムホールディングスの概要
事業構造の変化
中期経営計画 VISION2016
業 績/株主還元
2
概要
富士フイルムホールディングスの概要
3
概要
創 立
1934年 (昭和9年) 1月20日
代表取締役会長
代表取締役社長
古森 重隆
中嶋 成博
連結売上高
連結営業利益
連結子会社数
連結従業員数
時価総額
2013年度
2014年度予想
2兆4,400億円 2兆4,800億円
2013年度
2014年度予想
1,408億円
1,700億円
2014年12月末現在
275社
(国内 88社、海外 187社)
2014年12月末現在
80,248人
2015年1月末現在
2兆0,575億円
2015年1月末終値
(株価 3,998円)
4
概要
グローバル
サービス
6%
その他
フォトイメージング
9%
5%
光学・電子映像
プロダクション
サービス
6%
オフィスプリンター
8%
6%
イメージング
ソリューション
3,736億円
ヘルスケア
(15%)
ドキュメント
ソリューション
16%
2013年度
売上高
2兆4,400億円
11,325億円
インフォメーション
ソリューション
(47%)
オフィスプロダクト
9,339億円
(38%)
21%
グラフィックシステム
11%
FPD材料
記録メディア 6%
産業機材他
4%
2%
5
概要
イメージング ソリューション
カラーフィルム/写ルンです
デジタルカメラ
売上高 3,736億円
営業利益 36億円
インスタントカメラ
フォトブック/カラーペーパー
テレビカメラ用レンズ
6
概要
インフォメーション ソリューション
ヘルスケア
予防
診断
化粧品/サプリメント
メディカルシステム
治療
医薬品
売上高 9,339億円
営業利益 729億円
高機能材料
産業機材
フラットパネルディスプレイ材料
電子材料
グラフィックシステム
記録メディア
印刷材料 印刷機器
データ保存用テープ
7
概要
ドキュメント ソリューション
1962年 富士ゼロックス(株)設立
2001年 富士ゼロックス(株)連結子会社化
オフィスプロダクト
オフィスプリンター
複写機 複合機
レーザープリンター
売上高 11,325億円
営業利益 960億円
プロダクションサービス
グローバルサービス
デジタル印刷システム
オフィスの印刷にかかわるコス
ト削減などのコンサルティング
や印刷管理業務を請け負う
サービス
8
事業構造の変化
事業構造の変化
9
事業構造の変化
カラーフィルムの世界総需要推移
■2000年総需を100とした場合の指数
(指数)
100
80
前年比20~30%の
急速な下落
60
40
20
ピーク時
0
93
93
94
94
95
95
96
96
97
97
98
98
99 00年度
01
99
0
1
02
2
03
3
04
4
05
5
06
6
07
7
08
8
09
9
10年度
10 11
10
事業構造の変化
写真分野で培った技術力
写真フィルムの開発、生産を通してさまざまな高度な技術を獲得
有機合成技術
薄膜形成・加工技術
光学技術
解析技術
画像・ソフト技術
メカ・エレキ技術
写真フィルムは化学の芸術品
フィルム断面模式図
保護層
青を感じる層
中間層
緑を感じる層
厚さ
20μm
約
中間層
写真フィルムの発色層は、
毛髪の5分の1程度の厚み
20種類の層
100種類もの化合物
赤を感じる層
写真フィルムを生産できたのは
ハレーション防止層
世界でもわずか
TACフィルム
11
事業構造の変化
新事業分野への展開
写真フィルムの技術を化粧品など、さまざまな分野に応用
機能性化粧品
写真フィルムの主原料は
肌の弾力を維持する
コラーゲン
フィルムの
抗酸化技術を応用
写真用粒子の細かな機能や
安定性を高める
ナノテクノロジーで
成分の浸透力を向上
酸化制御なし
従来
新ナノテク
25年後
酸化制御あり
エイジングケアシリーズ アスタリフト
12
中期経営計画 VISION2016
中期経営計画 VISION2016
13
中期経営計画 VISION2016
コンセプト
安定的な利益・キャッシュ創出
中長期的に安定成長できるビジネスポートフォリオの充実
中長期的に安定成長できるビジネスポートフォリオの充実
M&Aも
コア事業の成長加速
M&Aも活用した
活用したコア事業の成長加速
①ヘルスケア
ライフ
メディカル
医薬品
サイエンス
システム
全事業における
収益性の向上
③ドキュメント
②高機能材料
株主還元の強化
配当金
自社株買い
「過去最高益」の達成、ROE
の向上
「過去最高益」の達成、ROEの向上
安定的に創出できるキャッシュを生かし、利益をさらに拡大
今後も持続的な成長で社会に貢献できる企業へ
14
中期経営計画 VISION2016
業績目標
2013年度
2013年度
売上高 (億円)
2016
年度)
2016年度 (対2013
(対2013年度)
24,400
営業利益 (億円)
1,408
営業利益率 (%)
5.8
当社株主帰属
当期純利益 (億円)
810
26,300
過去最高
過去最高
2018年度に
2,200 (+56.3%)
8.4 (+2.6ポイント)
4.2
ROE (%)
(+7.8%)
10%を目指す
1,200 (+48.1%)
7.0 (+2.8ポイント)
8%を目指す
為替:米ドル100円、ユーロ135円 銀価格:76,000円/kg
為替感応度(営業利益、年間):米ドル10億円、ユーロ8億円
-
ROE 7%達成
営業利益目標必達
戦略的投資による利益上乗せ
株主還元強化
15
中期経営計画 VISION2016
①ヘルスケア
売上高
4,400億円(2016年度目標)
3,820億円(2013年度実績)
人々の健康を「予防」「診断」「治療」の側面からトータルにサポート
<診断>
メディカルシステム事業
当社が得意とする「画像」の技術を活かして
医療現場を支える機器やシステムを提供
(X線フィルム・X線画像診断装置
医療IT・内視鏡・超音波・体外診断)
<予防>
ライフサイエンス事業
<治療>
医薬品事業
総合的な健康維持、女性の美しさへの
貢献として、機能性化粧品・サプリメントを提供
写真事業を通じて培った高い技術と
医薬品のグループ会社とのシナジーで
独自の医薬品事業を展開
16
中期経営計画 VISION2016
①ヘルスケア
売上高
ライフサイエンス事業
<予防>
4,400億円(2016年度目標)
3,820億円(2013年度実績)
「“トータルエイジングケアブランド”アスタリフト」を中心に、売上拡大を目指す
機能性化粧品
サプリメント
アスタリフト
シリーズ
ぽっこりをすっきりに
ぽっこりをすっきりに
メタバリアシリーズ
アスタリフトシリーズに
「ヘアケアシリーズ」が仲間入り
肌、髪、体を総合的にケアする
トータルエイジングケアブランドへ
さらにハツラツとし
た軽快な毎日
さらにハツラツとした
新グルコサミン&コラーゲン
アスタリフト スカルプフォーカス
ルナメア
しっかりと休息したい方をサポートするサプリメント
オキシバリア すっとね
アスタリフト ホワイト
17
中期経営計画 VISION2016
①ヘルスケア
売上高
4,400億円(2016年度目標)
3,820億円(2013年度実績)
メディカルシステム事業
<診断>
内視鏡・超音波診断装置・医療ITの成長領域で、売上高2桁%成長を
実現し、メディカルシステム事業全体で、営業利益率10%を目指す。
内視鏡
超音波診断装置
世界シェア2位
医療ITネットワーク
ハイエンド超音波画像診断装置
「X-Porte」
鼻から入れる経鼻内視鏡や、レーザー
光源搭載内視鏡システム「LASEREO」
など差別化製品で市場を拡大
次世代 携帯型超音波
画像診断装置
「FUJIFILM FC1」
成長が見込まれる携帯型超音波診断装置の市
場でSonoSite社と、富士フイルムの画像技術
のシナジー効果を最大化した製品を展開
18
中期経営計画 VISION2016
①ヘルスケア
売上高
メディカルシステム事業
<診断>
4,400億円(2016年度目標)
3,820億円(2013年度実績)
医療IT・内視鏡・超音波診断装置の成長領域で、売上高2桁%成長を
実現し、メディカルシステム事業全体で、営業利益率10%を目指す。
医療ITネットワーク
国内シェア1位 世界シェア2位(当社推定)
当社の診断機器、他社の機器とも連携し、病院内の画像や情報を取り込む医療ITシステム
医療ITネットワーク
電子カルテ
患者情報
医療IT
IVD
(体外診断)
体外診断システム
「富士ドライケム
IMMUNO AG1」
X線画像診断
装置
医用画像情報
ネットワークシステム
「SYNAPSE]
超音波画像診断装置
乳がん検査用デジタル
X線撮影装置
「AMULET Innovality 」
内視鏡
経鼻内視鏡
他病院・クリニック
次世代 携帯型超音波
画像診断装置
「FUJIFILM FC1」
19
中期経営計画 VISION2016
①ヘルスケア
売上高
4,400億円(2016年度目標)
3,820億円(2013年度実績)
医薬品事業
<治療>
基盤技術を活かし、低分子分野、バイオ分野、再生医療分野と幅広く展開
富山化学工業などのM&Aを推進し、医薬品事業の事業基盤を確立
今後2~3年は、バイオ医薬品受託製造事業などの売上拡大
新薬開発を加速
FF-21101
FF-10502
抗がん剤(難治性固形がん) 抗がん剤(難治性固形がん)
世界トップレベルのがんセンターである米国
「MDアンダーソンがんセンター」と共同で開発を推進
FF-10501
抗がん剤(血液がん)
T-817MA
アルツハイマー型認知症治療薬
アビガン錠(T-705)
抗インフルエンザウイルス薬
米国最大のアルツハイマー型認知症の研究機関と共同で
臨床試験を実施/京都大学iPS細胞研究所と共同研究
エボラ出血熱への効果も期待
2018年以降には既存のパイプラインから新薬が貢献、収益の柱の事業へ
20
中期経営計画 VISION2016
体中に感染が拡大する前に
使用する必要があると言われる。
既存の治療薬とは作用が異なり、
ある程度感染が広がったあとでも
効果が期待できる。
全世界的な課題であるエボラ出血熱の対応へ
・エボラウイルスは
、インフルエンザウイルス
と同じタイプ。
エボラウイルスは、
インフルエンザウイルスと
同じタイプ。
そのため、アビガン錠はエボラ
出血熱への効果も期待
への効果も期待できる
できる。
。
そのため、アビガン錠はエボラ出血熱
12月よりギニア政府、フランス政府による臨床試験を実施中。
・エボラ出血熱の迅速診断システムの技術の確立に向け
今年2月にフランスの公的研究機関と共同研究契約を締結
21
中期経営計画 VISION2016
②高機能材料
2,360億円(2016年度目標)
2,180億円(2013年度実績)
売上高
技術力を生かして、市場のニーズにマッチする
収益性の高い新製品をタイムリーに投入していくことで利益拡大
フラットパネルディスプレイ材料
1 偏光板保護フィルム
TVやパソコンなどの液晶に欠かせない、
美しい映像を映すためのフィルムを提供
1
2
「フジタック」
世界シェア約70%
1
2 視野角拡大フィルム
「WVフィルム」
世界シェア100%
※フラットパネルディスプレイの断面構造図
産業機材
タッチパネル用センサーフィルムや
太陽電池用バックシートなど
成長分野で新規事業を創出
※TN-TFT LCDの例
電子材料
半導体の製造などに
使われる材料
22
中期経営計画 VISION2016
③ドキュメント
売上高
12,400億円(2016年度目標)
11,325億円(2013年度実績)
成長性と収益性を両立させ、営業利益率10%以上を目指す
事業戦略
富士ゼロックスが得意とする大企業・官公庁向けの強化と
中国・新興国など成長領域のボリュームゾーンへの進出
プロダクションサービスやグローバルサービスなどの
成長事業を強化
ローエンド・量販ビジネス拡大の加速
中国・新興国へのリソースシフトによる成長加速
2013年に稼動開始した、
ベトナムの新生産拠点
体質強化
成長性と収益性の両立のため、事業体質強化を加速
23
中期経営計画 VISION2016
キャッシュの効率的な活用/株主還元の強化
目標とする営業利益の達成に加え、戦略的投資による利益成長の加速、
目標とする営業利益の達成に加え、
株主還元の強化によりROE7%を実現
3年間での
フリー・キャッシュ・
フローのイメージ
株主還元
(配当+
(配当+自社株買い)
2016年度までの
3年間で
2016年度までの3
総額 2,3
程度
2,300億円
00億円程度
M&A投資
M&A投資
2013年度末
現金及び現金同等物
残高
2013年度末
これまでの事業基盤を生かし、
さらなる利益成長を加速させる
ための投資
2016年度末までの累計
24
業 績/株主還元
業 績/株主還元
25
業 績/株主還元
2014年度 業績予想
(単位:億円)
2013年度
2014年度 (予想)
対前年度
売上高
24,400
100.0%
24,800
100.0%
400
+1.6%
営業利益
1,408
5.8%
1,700
6.9%
292
+20.7%
税金等調整前
当期純利益
1,572
6.4%
1,900
7.7%
328
+20.9%
当社株主帰属
当期純利益
810
3.3%
1,100
4.4%
290
+35.8%
売上高:
当社の成長の柱である、ヘルスケア分野やドキュメント分野を中心
に増収予想
営業利益: ヘルスケア分野やドキュメント分野における増益の他、デジタルカメラ
などの事業改善、減価償却方法の変更などにより増益を予想
26
業 績/株主還元
2014年度9ヶ月累計 業績 (2014年4月~12月)
(単位:億円)
2013年度
9ヶ月累計
2014年度
9ヶ月累計
対前年度
17,744
100%
18,152
100%
408
+2.3%
996
5.6%
1,244
6.9%
248
+24.9%
税金等調整前四半期純利益
1,142
6.4%
1,532
8.4%
390
+34.1%
当社株主帰属四半期純利益
625
3.5%
939
5.2%
314
+50.2%
売上高
営業利益
9ヶ月累計業績のポイント
9ヶ月累計業績のポイント
・フォトイメージング、メディカルシステム、電子材料、ドキュメントなどの売上が好調に推移
・各事業の収益改善、および減価償却方法の変更も寄与し、増益
・デジタルカメラの高級機種へのシフトに伴う販売台数減少によって、売上減少
27
業 績/株主還元
直近の株価推移
株価は2012
年後半から上昇傾向を維持
株価は2012年後半から上昇傾向を維持
中期経営計画VISION2016
の目標達成などにより
中期経営計画VISION2016の目標達成などにより
さらなる企業価値の向上へ
出典 : 富士フイルムホールディングス(株)株主・投資家情報ページ
28
業 績/株主還元
2014年度 配当金
配当性向を25%以上に設定
2014年度は、1株あたり60円(中間25円、期末35円)に増配
60円
50円
40円
35円
30円
当初予定からも
10円増額
記念配当
10円
普通配当
40円
25円
09年度
50円
10年度
11年度
自社株買い実施
12年度
13年度
14年度
14年度(予)
(当初予定)
取得株式数(上限): 1,600万株(対 発行済株式総数※ 3.3%) ※自己株式を除く
取得価額(上限) : 500億円
取得期間
: 2015年1月29日~2015年7月31日
29
業 績/株主還元
2015年度 株主優待
対象株主
保有株式数
保有年数 (基準日現在)
制限無し
100株以上
基準日
3月31日
優待内容
ヘルスケア商品トライアルキット進呈 (お申込み制)
ヘルスケア商品優待割引 (お申込み制)
9月30日 ヘルスケア商品優待割引
1年以上
100株以上
3年以上
500株以上
※
※
※
※
(お申込み制)
9月30日 フォトブック作成クーポン券(1,000円分)進呈
3月31日 ヘルスケア商品進呈(お申込み制)
9月30日 フォトブック作成クーポン券(4,000円分)進呈
1年以上、3年以上保有とは、基準日現在の株主名簿上で、当初取得日が1年前、3年前の同日以前の株主様です。
フォトブック作成クーポン券は、保有年数、保有株式数に応じて、1,000円と4,000円のいずれかを郵送いたします。
2015年3月31日現在の株主名簿に記載された株主様より適用いたします。
詳しくは、当社「株主・投資家情報」ウェブサイトをご覧ください。
当社「株主・投資家情報」ウェブサイト
http://www.fujifilmholdings.com/ja/investors/index.html
30
富士フイルムは、生み出しつづけます。
人々の心が躍る革新的な「技術」「製品」「サービス」を。
明日のビジネスや生活の可能性を拡げるチカラになるために。
ご静聴ありがとうございました
【お問い合わせ】
富士フイルムホールディングス(株)
経営企画部 コーポレートコミュニケーション室
メールアドレス [email protected]
電話番号 (03)6271-1111 (大代表)
【参考】 グループ体制
持株会社
事業会社
100%
関係会社
75%
関係会社
シェアードサービス会社
66%
100%
関係会社
32
【参考】 企業理念
わたしたちは、
先進・独自の技術をもって、
最高品質の商品やサービスを提供する事により、
社会の文化・科学・技術・産業の発展、
健康増進、環境保持に貢献し、
人々の生活の質のさらなる向上に寄与します。
33
【参考】 グローバル展開
グローバル展開
新興国を中心に現地法人設立による販売体制強化などにより、
売上・シェア拡大を目指す
2013年度地域別売上高
地域別売上高比率推移
(%)
60
アジア他
アジア他
6,736億円
(27.6%)
欧州
日本
日本
日本
10,369億円
(42.5%)
10,369億円
(42.5%)
2,928億円
(12.0%) 米州
4,367億円
(17.9%)
30
アジア他
米州
欧州
0 03 04 05 06 07 08 09 10
11 12 13
(年度)
34
【参考】 主な戦略的M&A
主な戦略的M&A
戦略的M&Aの実施により、既存分野の成長促進と新事業分野の事業基盤を確立
時期
事業領域
内容
2006年2月
民生用
インクジェットプリンター向けインク染料のトップメーカーであるAvecia Inkjet Limitedを買収
インクジェット
2006年7月
産業用
産業用インクジェットプリンター用ヘッドメーカー、米国Dimatix, Inc. を買収
インクジェット
2006年10月
ヘルスケア
㈱第一ラジオアイソトープ研究所(現 富士フイルムRIファーマ(株))の全株式を取得し、
完全子会社化
2008年3月
ヘルスケア
富山化学工業(株)を株式公開買付により連結子会社化
2011年2月
ヘルスケア
バイオ医薬品受託製造のリーディングカンパニー2社の全株式を米国メルク社から取得
2012年3月
ヘルスケア
超音波診断装置の大手企業 米国 SonoSite, Inc.の買収
2012年8月
ドキュメント
オーストラリア最大のビジネスサービスプロバイダー Salmat LimitedのBPO事業を買収
2014年
ヘルスケア
バイオ医薬品受託製造でワクチン製造に強みを持つ、Kalon Biotherapeutics, LLC(米国
テキサス州、以下Kalon社)を買収
2014年
ヘルスケア
国内で再生医療製品の承認を取得し事業展開する唯一のバイオベンチャー企業
ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)を連結子会社化
35
【参考】 医薬品事業会社一覧
低分子医薬
バイオ医薬
富山化学工業
FUJIFILM Diosynth
Biotechnologies
低分子医薬品の開発・生産
富士フイルム
ファインケミカルズ
医薬品原料の生産
富士フイルムファーマ
医薬品の開発・販売
富士フイルムの
コア技術
合成技術
解析技術
設計技術
独自のナノ
テクノロジー
Kalon Biotherapeutics
バイオ医薬品の生産
富士フイルムRIファーマ
放射性医薬品の開発・販売
画像診断
技術
高品質・
コラーゲン
生産技術 活用技術
ペルセウス
プロテオミクス
抗体医薬品の探索
再生医療
ジャパン・ティッシュ・
エンジニアリング(J-TEC)
再生医療製品の開発
富士フイルム
医薬品・ヘルスケア研究所
連結子会社
協和キリン富士フイルム
バイオロジクス
バイオシミラー医薬品の開発
非連結関係会社(持分法適用会社)
36
【参考】 再生医療
国による研究開発・普及の促進など、将来性が高い再生医療の業界をリード
【再生医療の3要素】
【稲作】
種子/苗
田植え
(移植)
育苗
(培養)
実り
(治癒)
サイトカイン
細胞
肥料
三つが揃わなければ
立派な稲は育たない
足場
苗床
培養
富士フイルムの再生医療の事業展開
- 独自開発リコンビナントペプチド(RCP)による
細胞外マトリックス(足場材)の製品化
3要素が揃わなければ
臓器/組織は出来ない
- ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)
を2014年度に連結子会社化し、グループ間
シナジーを最大化
臓器/組織
37
【参考】 富士フイルムグループのパイプライン
開発番号
バイオ
薬効・適応症
地域
開発段階
備考
日本
承認済み
米国
PhⅢ実施中
国防省の助成金により臨床試験実
施中
国内はジェニナック錠として上市済
み
2014年3月承認(アビガン錠Ⓡ)
T-705
抗インフルエンザウィルス剤
経口
T-3811
キノロン系合成抗菌剤
経口
中国
承認申請中
T-2307
抗真菌剤
注射
米国
PhⅠ終了
T-817MA
アルツハイマー型認知症治療剤
経口
米国
PhⅡ実施中
Alzheimer’s Disease Cooperative
Study(ADCS)と臨床試験実施中
日本
PhⅡ実施中
京都大学iPS細胞研究所との共同研
究によりバイオマーカーの探索・特定
を目指す
T-4288
マクロライド系抗菌剤
経口
日本
PhⅡ実施中
ITK-1
去勢抵抗性前立腺がん治療剤
注射
日本
PⅢ実施中
経口
日本
PhⅠ実施中
米国
PhⅠ実施中
FF-10501 再発・難治性骨髄異形性症候群治療剤
バイオ
剤形
FF-21101
進行・再発非小細胞肺がん/
膵がん治療剤(Armed抗体)
注射
米/欧/
日
非臨床試験実施中 MDアンダーソンがんセンター(米国)
と臨床開発推進中
FF-10502
進行・再発膵がん/卵巣がん治療剤
注射
米/欧/
日
非臨床試験実施中
F-1311
前立腺がん診断薬(放射性医薬品)
日本
PhⅠ実施中
※持分法適用会社の協和キリン富士フイルムバイオロジクスのFKB327(アダリムマブバイオシミラー)は、米国、その他でPhⅢ実施中。
FKB238(ベバシズマブバイオシミラー)は、欧州でPhⅠ実施中。
38
【参考】 製品紹介
メディカルシステム事業
経鼻内視鏡
鼻から通す極細の内視鏡。
ノドを通る時「おえっ」となりにくく、患者さんの身体への
負担を抑えられます。
直径1.5ミリの特殊レンズやFUJIFILM独自の画像処理
技術で、病変の早期発見と診断の質の向上に貢献して
います。
経鼻内視鏡
従来の内視鏡
従来に比べて4ミリも先端が細くなりました。
39
【参考】 製品紹介
メディカルシステム事業
【類似症例検索システム】 SYNAPSE Case Match
静岡県立静岡がんセンターと共同開発した「SYNAPSE Case Match(シナプス ケー
スマッチ)」は、人工知能の技術を用いて医師の画像診断をサポートする世界で初め
ての「類似症例検索システム」です。
過去の症例データベースから、病変の特徴が似ている症例を瞬時に検索し、似てい
る順に表示するシステムです。医師は、表示された画像を参考にしながら、CT画像
の診断を行うことができます。
40
【参考】 製品紹介
メディカルシステム事業
IVD=In Vitro Diagnostics(体外診断)
フィルムタイプのドライ試薬に血液等の検体を滴下し、専用アナライザーを使って
インフルエンザ等をどこでも、だれでも、すぐに検査できる体外診断システムを展開。
企業CMでも
おなじみ
41
【参考】 製品紹介
ライフサイエンス事業
アスタリフト
2012年9月に全面リニューアル。
理想の素肌美を実現するために、“美しい写真”
のために培ってきた独自技術を生かし、お肌の
エイジングサインをケアする化粧品です。
アスタリフト ホワイト
2013年3月に「美白に希望を。」を
キャッチコピーに新スキンケアブランドと
して誕生。
シミや肌のくすみなど肌の悩みを持つ
幅広い年齢層の女性に向けた美白効
果の高い機能性化粧品です。
ルナメア
2012年7月に、肌ストレスの悩みを解決する
新スキンケアシリーズとして誕生。
独自の光解析技術で「肌の見え方と光の関係」
を解明し、透明感のある明るく健やかな肌へと
導きます。
ルナメアAC(アクネケア)
2013年9月に、大人ニキビ
ケアシリーズとして新登場。
大人ニキビを封じ込め、み
ずみずしくツルンとした健や
かな素肌へ整えます。
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【参考】 製品紹介
ライフサイエンス事業
サプリメントシリーズ
メタバリアスリム/
メタバリアスリムプレミアム
メタバリアNEO
頑張らないダイエットを応援
ダイエットサポートサプリメント
オキシバリア
いつもイキイキ色あせない毎日をサポート
DHA・EPA&アスタキサンチン
新グルコサミン&コラーゲン
DHAを効率的に補給、いきいきとした毎日をサポート
さらにハツラツと軽快に行動したい人に
レスベラトロール in オキシバリア
ロングライフサポートサプリメント
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【参考】 製品紹介
フラットパネルディスプレイ材料事業
TACフィルム
液晶ディスプレイの偏光板保護フィルム。
テレビの画像をゆがめないためには、光学的に
均一でまっすぐに光を通すことが絶対条件です。
この製造技術を持つ企業は、世界でもわずか
しか存在しません。
TACフィルムは
光をゆがめない
ため、シマ模様
を生じさせない。
一般的な
透明フィルム
TACフィルム
WVフィルム
液晶ディスプレイ※の視野角拡大フィルム。
テレビの画面をナナメから見るときに、画面が
白っぽくなったり黒っぽくなったりして見えるのを
防ぐことができます。
※TNモード
右:WVフィルム
未使用
左:WVフィルム
使用
44
【参考】 製品紹介
フォトイメージング事業
Year Album
1年間撮りだめた写真を1冊にまとめられる。
独自の画像解析技術を活用したソフトウエア「イメージ
オーガナイザー」で撮影した画像の日付情報、人物の顔、
ピント、明るさ、画像の類似度などを解析し、自動的に
セレクトし(スマートセレクト機能)、時系列順であることは
もちろん、大きくするなどメリハリのある最適なレイアウト
(スマートレイアウト機能)することができ、最短5分で作成
が可能に。
45
【参考】 製品紹介
フォトイメージング事業
インスタントフォトシステム
インスタントカメラ“チェキ”
撮ったその場でプリントできる
スマートフォン対応でさらに広がる“チェキ”の世界
“スマホdeチェキ”「instax SHARE SP-1」 は、スマートフォンに
インストールした専用ア プリを使って画像データをワイヤレス
で送信し、スピーディにチェキフィルム にプリントできます。専用
アプリには、 ソーシャル・ネットワーキング・サービ スとの連携サ
ービスの他、撮影時の 時間や天気、場所が印字できる機能
などが備わり、プリントの楽しみがさらに 広がります。
46
【参考】 2014年度 連結業績予想
(単位:億円)
2013年度
2014年度 (予想)
対前年度
24,400
100.0%
24,800
100.0%
400
+1.6%
営業利益
1,408
5.8%
1,700
6.9%
292
+20.7%
税金等調整前
当期純利益
1,572
6.4%
1,900
7.7%
328
+20.9%
当社株主帰属
当期純利益
810
3.3%
1,100
4.4%
290
+35.8%
1株当たり
当社株主帰属
当期純利益
168.07円
228.15円
60.08円
為替 :米ドル
:ユーロ
100円
134円
110円
140円
10円安
6円安
売上高
*2014年度 営業利益 為替感応度 米ドル:10億円、ユーロ8億円
原材料価格(銀): 80,000円/kg
47
【参考】 売上・利益推移
売上高と営業利益の推移 <年度>
売上高
営業利益
売上高(億円)
営業利益(億円)
30,000
3,000
24,400
25,000
22,171
21,953
24,800
2,500
22,147
20,000
2,000
1,700
1,600
15,000
1,408
1,364
1,129
1,500
1,141
10,000
1,000
5,000
500
0
0
-5,000
-500
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度(予想)
48
【参考】 2014年度9ヶ月累計 セグメント別:連結売上高/営業利益
(単位:億円)
売上高
9ヵ月累計
(億円)
対前年度
8,000
2013年度
2014年度
イメージング
2,781
2,765
-16 (-0.5%)
6,000
インフォメーション
6,711
6,832
121 (+1.8%)
4,000
ドキュメント
8,252
8,555
303 (+3.7%)
17,744
18,152
408 (+2.3%)
合計
売上高
(9ヶ月)
2,781 2,765
2,000
0
営業利益
9ヵ月累計
対前年度
2013年度
2014年度
イメージング
-15
174
189 (黒字化)
インフォメーション
535
564
29 (+5.5%)
’13 ‘14
イメージング
(億円)
800
全社/連結調整
合計
709
732
-233
-226
996
1,244
’13 ‘14
インフォメー
ション
’13 ‘14
ドキュメント
732
709 [8.5%]
[8.5%]
営業利益
564
535 [8.2%]
600 [営業利益率]
[8.0%]
(9ヶ月)
400
174
[6.3%]
200
ドキュメント
8,555
6,711 6,832
*セグメント間取引消去後
(単位:億円)
8,252
23 (+3.3%)
7
0
-15
[-0.5%]
248 (+24.9%)
’13 ‘14
イメージング
’13 ‘14
インフォメー
ション
’13 ‘14
ドキュメント
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【参考】 富士フイルムのCSR
富士フイルムの考えるCSRとは、誠実かつ公正な事業活動を通じて企業理念を
実践し、ビジョンを実現することにより、社会の持続可能な発展に貢献することです。
わたしたちは、経済的・法的責任を果たすことはもとより、
1
グローバルおよび地域のさまざまな環境・社会課題を認識し、事業活動
を通してその解決に向けた価値を提供していきます。
2
私たちの事業プロセスが環境・社会に与える影響を常に評価し、その
継続的な改善を進めるとともに、社会にポジティブな影響を広めてい
きます。
3
ステークホルダーとのコミュニケーションを通して、社会の要請や期待
に適切に応えているか、私たちの活動を常に見直していきます。
4
積極的に情報開示を進め、企業の透明性を高めます。
50
【参考】 富士フイルムのCSR
新コーポレートスローガン
「Value from Innovation」のもと、
中期CSR計画
Sustainable Value Plan 2016を策定
革新的な技術、製品、サービスを通じて
社会に「新たな価値」を提供することで
社会課題を解決し、
“持続可能な社会の発展”
に貢献する企業を目指す
外部からの評価
富士フイルムグループは、「持続可能な発展」に向けた
CSR活動を積極的に推進している企業グループとして、
外部機関より以下の評価を受けています。
FTSE4Good Global Index への組み入れ
Dow Jones Sustainability Indexes 2013/14への組み入れ
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【参考】 ホームページ お役立ち情報
株主・投資家情報
http://www.fujifilmholdings.com/ja/investors/index.html
個人投資家向けサイト
http://www.fujifilmholdings.com/ja/investors/individual/index.html
アニュアルレポート2014
http://www.fujifilmholdings.com/ja/investors/annual_reports/2014
/index.html
経営方針、決算情報や事業紹介など、
富士フイルムグループについて
ご理解を深めていただくための
スタートページです。
個人投資家の皆様に向けて、
事業内容、戦略等を分かりやすく
紹介しています。
最新版のアニュアルレポートです。
ウェブ上でご覧いただけます。
(印刷物では作成しておりません。)
FAQ
よくいただくご質問の事例を
http://www.fujifilmholdings.com/ja/investors/individual/faq/index.html 挙げています。
お問い合わせ
その他、各ご質問はこちらより
https://www.fujifilmholdings.com/ja/investors/contact/form/index.html 受けております。
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