授 業 科 目 名 成人看護学実習 【科目名の英文】 必修・ 選択別 単位数 対象 学年 学 期 必修 6 3~4 後~前 曜・限 担 当 教 員 寺町芳子・末弘理惠・脇幸子・ 宮脇美菜子・井上亮 内線 5054 [email protected] Clinical Practice in Adult Nursing 【授業のねらい】 本科目は、成人看護学の授業の一環であり、既習の講義や演習の確認、統合の場として位置づけら れるものである。地域で生活している成人期にある対象を、ライフサイクルや発達の中で多様な価値 観・生活背景を持ち、QOL の向上を目指しセルフケアをしている全人的な存在として捉え、さまざまな 健康レベルに応じて健康の保持増進、疾病予防、健康の回復に向けた看護実践の基礎的能力を養う。 また、さまざまな保健・医療・福祉の場とチーム体制の中で、ヒューマンケアを基本とした看護実践、 看護専門職として看護実践の在り方を探求し続ける能力を養うことをねらいとする。 【具体的な到達目標】 1. 疾患や障害およびその治療が及ぼす対象の健康レベルや生活への影響について、身体的・精神的・ 社会的・スピリチュアルの側面から捉えることができる。 2. 成人期にある対象の健康についてのアセスメントに基づき、セルフケア促進に向けて系統的な看護 を提供することができる。 3. 成人期の対象のセルフケア能力の向上や、健康の保持・増進・回復や一次・二次・三次予防に向け たヘルスケアシステムを理解し、そのヘルスケアシステムの中での看護活動の在り方について考察を 深めることができる。 4.専門職として、根拠に基づいて、倫理的かつ主体的に看護実践をし、自己の看護を振り返り、看護 観を深めることができる。 【授業の内容】 1.さまざまな健康レベルに ある成人への看護実践 2.実習期間 1)慢性期・終末期にある 対象への看護学実習 2)周手術期・急性期にある 対象への看護学実習 3 週間 3 週間 3.実習場所 大分大学医学部附属病院 大分大学医学部附属病院 (病棟、外来診療科、各種医療チーム) (病棟、手術部、集中治療部、救 命救急センター) 緩和ケア病棟、ホスピス 4.実習方法 受け持ち患者を通しての看護実践、見学実習 5.実習記録 成人看護学所定の看護記録 【学生がより深く学ぶための工夫】看護専門職としての意志ある学びを叶えるために、ポートフォーリオ評 価を活用する。また、主体的学習者としてのコンピテンシーを高められるように、実習のプロセスの中での 日々のリフレクションを積み重ねる。学生同士、学生と教員間の対話を大切にする。 【時間外学習】 実習状況に応じて時間外の学習も必要になる場合もある。 【教科書】 成人看護学で使用したテキストなど、必要に応じて適宜紹介する。 【参考書】 成人看護学で使用した配布資料など、必要に応じて適宜紹介する。 【成績評価方法及び評価の割合】 実習の内容・目的・目標を基準として、実習態度、実習記録、レポート、カンファレンスの参画などにつ いて、教員による評価と学生の自己評価を行い、学習成果の到達度を総合的に判定する。 【注意事項】実習前に看護学実習要項を必ず熟読し、必要となるテキスト・資料の準備など主体的な取り組 みを期待する。 【備 考】看護学実習要項(成人看護学実習)、看護学実習要項≪共通編 第 6 版≫を使用する。
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