【P10~11】トピックス(「グリーンプラント森のめぐみ湯前

校知って
「入学楽しみ」
学
湯前小体験入学
TOPICS
〜 町の話題 〜
湯前小学校の体験入学が 2 月 13 日に同校であり、湯前、慈光両保育園の
園児 25 人が教室を見学したり、1、2年生の先輩たちと交流をしたりして
楽しみました。
体験入学はことし4月に入学を控えた園児たちが学校を知って小学校生
活をスムーズに始められるよう毎年行われています。
園児は一人ずつ 2 年生の先輩と手をつないで、先輩たちの教室や、図書室、
職員室などを見学。図書室ではたくさんの本があることに驚いていました。
見学したあと、園児たちはニつのグループに分かれ、クイズ大会やお店屋
さんごっこで1年生のお兄さんお姉さんたちと交流を深めました。1 年生
が自分で考えたクイズを園児に出し、園児は元気に「はい!」と手を挙げク
イズに答えていました。参加した栗原実久さん
(湯前保育園=上里2)は「最
初は分からなかったクイズも、どんどん分かってきて楽しかった。入学す
るのが楽しみ」
と話していました。
イオマスチップで木材を無駄なく活用
バ
「グリーンプラント森のめぐみ湯前」落成式
先輩が出すクイズに手を挙げて答える園児たち
割や課題を再認識
役
そよ風の会新年会
人吉球磨精神保健福祉ボランティア「麦の会」
(地内豊子
代表)の湯前町会員らによる「そよ風の会」の新年会が 1 月
29日中央公民館であり、
22 人がボランティアグループの役
割や人吉球磨の精神医療の課題を学びました。
そよ風の会は当事者の安心できる居場所を作ろうと 8 年
前に設立され、会員は約 15 人。新年会には町保健師や上球
磨包括支援センター職員など会員以外も参加しました。
学習会では人吉市吉田病院の興野康也医師が、
「人吉球磨
の精神保健福祉の課題」や「ボランティアグループに期待さ
情報発信の大切さを学んだ会員ら
れていること」などテーマに講演をしました。
「会の活動や
人の顔をもっとたくさんの人に知ってもらうことが大切」
などの説明に参加者は真剣な顔でメモをとっていました。
地内会長は「たくさんの人が会に協力してくれている。障害者の理解を深めるためにも、もっと顔を出して、活動の
状況をたくさんの人に知ってもらいたい」
と話していました。
作り劇で
「思いやり」
伝える
手
湯前保育園人権教室
湯前保育園の人権教室は 1 月 28 日に同園であり、湯前を
中心とした 8 人の人権擁護委員が 69 人の園児に紙芝居や
手作りの人形劇で協力することや思いやりを持つことの大
切さを伝えました。
同教室は郡内の子どもたちに人権の大切さを伝えるため
に開催されています。紙芝居「ゆっくりゆっくり」では脳性
まひをテーマに思いやりを持つことの大切さを伝えました。
人形劇「スイミー」の人形や小道具はすべて金山充委員(63
=下村)の手作り。園児に合わせたペースでゆっくり話し、
協力することの大切さを伝えました。園児たちは魚の群れ
手作り人形劇で人権の大切さを園児に伝えた
が登場すると「大きい、きれい」と声を上げていました。金
山委員は「人権の内容に合った劇を考えている。練習や台詞覚えは大変だが、園児たちがみんなで力を合わせることの
大切さや、
相手を思いやる気持ちを持ってくれれば」
と話していました。
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ゆのまえ
古城区のゴルフ練習場跡地に造られた協栄木材(株)
(松田
林平代表取締役=本社・鹿児島県鹿児島市)の木質バイオマ
チッパー機を見学した参加者
ス用チップ工場「グリーンプラント森のめぐみ湯前」の落成
式が 2 月 18 日に開かれ、
関係者約 80 人が神事やバイオマスチップを製造する機械の始動式に出席しました。
建設した工場では木質バイオマス発電に使うチップを製造。曲がったり細かったりして使われていない木材や林
にそのまま残されている木材などを機械で削り、6 ㌢角のチップを年間 2 万 5 千㌧ほど作る予定です。建設総額は 2 億
6,000 万円。新しく地元から 2 人が採用され、
現在社員として働いています。
始動式ではチップを製造する機械(チッパー機)を参加者らに披露。参加者は丸太が次々に転がり、機械で削られて
チップができる様子を見学しました。協栄木材の松田社長は「地元にある林地残材、間伐材を有効に活用する。湯前町
民の皆さんから愛され、
経済発展に貢献できる工場にしたい」
とあいさつしました。
しく競って覚える
楽
湯前中で百人一首大会
湯前中学校の百人一首大会は 2 月 13 日、同校体育館で開
かれ、全校生徒 99 人が 16 組に分かれて、枚数を競いながら
楽しく百人一首を学びました。
取り組みは生徒が百人一首を学ぶ場として毎年開かれて
います。同校の生徒は国語の 5 〜 10 分の時間で、20 枚一組
の「5 色百人一首」をして、和歌を覚えています。生徒たちは
平均で 30 〜 40 ほどの和歌を覚えていて、なかにはほぼ全部
の和歌を覚えている生徒もいます。
和歌が詠まれたあと、生徒たちは一斉にかるたに手を伸ば
手を伸ばしてカルタを取る生徒たち
し、かるたを手に入れるとうれしそうにガッツポーズをして
いました。25 枚を獲得し、グループで一番になった渋谷優斗くん(2 年=瀬戸口)は「覚えている和歌を確実に取りに
いった。お手つきもあったけど楽しかった。来年は 40 枚取れるようにもっと和歌を覚えたい」
と話していました。
(湯前中 2 年)最優秀賞
栁 本真那さん
椎葉愛美さん(同1年)優秀賞を受賞
人権作文コンテスト
平成 26 年度全国中学生人権作文コンテスト人吉・球磨大
会は昨年9月にあり、
湯前中学校の柳本真那さん
(2年=馬場)
が最優秀賞、椎葉愛美さん(1 年=中猪)が優秀賞を受賞しま
した。
同コンテストは県地方法務局と県人権擁護委員連合会が
主催。同校では夏休みの宿題として生徒全員が人権作文を
書いています。柳本さんは「人権とは」
、椎葉さんは「言葉の
持つ力」
というタイトルで、
作文を書きました。
受賞に笑顔の椎葉さん
山中弘子人権擁護委員は「二人の作文は作者の優しさ、思
いやりが文章に表れていて、読んだ人に訴える力がある」と講評しました。
「言葉の使い方次第で暴力にも、花束のよう
にもらった人がうれしくもなる」という自分の考えをしっかりと表現した椎葉さんは「何日間も考えて、自分なりに答
えを出した作文。まさか受賞するとは思っていなかったのでとてもうれしい」
と話していました。
ゆのまえ
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